匂いのいい花束。ANNEXE。

チーズとフォンデュ……おねぎとピーマン。

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 何かいい事があったのか、鼻歌まじりで帰宅、玄関を開けたピーマン、
 フワァッと漂ういい匂いに一言……。

P   「あらぁ、いい匂い!」
O   「あら、ピーマン、早いじゃないの、お帰り。
     買って来てくれたでしょうねぇ、アレ?」
P   「勿論よ、ヴーヴ・クリコ2本でしょう。」
O   「そうよ、アンタ、タダ飯喰らうんだからそれくらい当たり前よ!」
P   「ちょっと!タダ飯って言うのは聞き捨てならないわねぇ!」
O   「だってそうじゃない。
     今日の材料代は全部アタシ持ち、アンタは喰らうだけ!」
P   「やめてっ!その喰らうって言うの!」

 おねぎ、手にしていたワイン・グラスをピーマンに差し出す。
 こうしておねぎはいつもワインを飲みながら料理をするのだ。
 ピーマン、ワインを貰って思わずその先の悪態を言いそびれる……。

O   「まぁいいわよ。さぁてっと。そろそろ準備が出来たっと。」
P   「ところで、おねぎ。この香ばしいチーズに匂いはなぁに?」
O   「うふふふふ……わざとらしいわねぇ、分かっているクセに聞いちゃって!
     今夜の晩ご飯はチーズ・フォンデュよっ!」
P   「チーズ・フォンデュ!あぁら、アナタいつだったか
    『鍋と焼き肉は料理じゃないのよ!』って偉そうに言ってなかった?(笑)」
O   「あらっ!聞き捨てならないわねぇ。
     そうよ、鍋と焼き肉は料理じゃないわ。」
     だってグツグツ煮るかジュゥジュゥ焼くかでしょう?
     料理じゃないじゃない!」
P   「あら、おねぎ。
     チーズ・フォンデュだって溶けたチーズに具を絡めて食べるだけじゃない。」
O   「バっカねぇ!見てご覧なさいよ、この丁寧に下拵えされた豪華な具!
     野菜を牛肉で巻いて、海苔を鶏肉で巻き、竹輪にズッキーニを差し込んで、
     ホタテと海老もバターでソテーしたわ。」
P   「フン、あとはプチ・トマトとウズラの卵は出しただけ、
     アスパラガスやブロッコリー、ミニ・ウィンナーは茹でただけじゃないの。」
O   「アナタよく言うわねぇ……これだけのことを一体、誰がやるって言うのよ!
     いいのよ、誰も食べてくれなんて頼んでいないんだから。」
P   「あらっ!アンタはスグに脅迫するのね!」
O   「ウルサい、ピーマン!」
P   「所で、肝心要のパンはどうしたのよ、パン、パンっ!」
O   「あっ!いっけない、パン買って来るの忘れた!」
P   「バカ!どこの世界にパンがないチーズ・フォンデュがあるのよ!」
O   「フン!あるのよ!こ・こ・に・!アタシが作ったチーズ・フォンデュぅ!」
P   「仕方ないわね、アタシが買って来てあげる。
     どのくらい必要?何人分?」
O   「あら、今夜のディナーはアタシとアナタの二人だけよ。」
P   「チョッとぉ、嘘でしょう?それって寂しすぎるわ!」
O   「それこそ仕方ないわよ、
     アタシ達が好きな男って、皆、家に帰っちゃうんですもの。」
P   「そうよねぇ……皆、家族や恋人がいる……。」

P   「おねぎ!」
O   「ピーマン!」
O&P 「アタシ達は因果だねぇ……。」

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チーズ・フォンデュ……本場スイスで食べたチーズ・フォンデュは、
僕が想像していたものとは全く違う代物でした……具はパンのみ!(笑)
でも、鍋にしろ焼き肉にしろ、皆でテーブルを囲んで食べるのは楽しいです。
写真は残念ながらキャンセルになってしまったチーズ・フォンデュの具(笑)
面倒臭いから溶かしたチーズなしでこのまま食べてしまいました(笑)
奥の一皿は僕の手作りポテト・サラダ……これがまた絶品なのです。
そして、最後を飾るのは、泣く子も黙る名物の「薔薇餃子」。
タイ料理の夕べだろうと、和食の夕べだろうと、
イタリアンだろうとフレンチだろうと、
その日のテーマに関係なく漏れなく最後について来るのは「薔薇餃子」(笑)
だって、皆さんのリクエストが凄いんですもん。


草々

2009年6月15日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-06-14 14:40 | バベットの晩餐会。