匂いのいい花束。ANNEXE。

おねぎとピーマンの辛口ファッション・チェック!

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8月も中旬、炎天下の日曜日の午後、
珍しくおねぎとピーマンが表参道のカフェのテラスに鎮座ましましている。
二人がプライベートでこうして揃うのは珍しい。
おねぎは冷たい紅茶をストレートで、ピーマンはエスプレッソ……。
互いに道行く人々を眺めて物思いに耽っている。

O  「チョッと!ピーマン!いい加減にやめてっ!」
P  「あら、何のことよ……。
    そんなことよりおねぎこそその日傘やめてくれる?
    幾ら暑いって言ったってここはカフェのテラス、
    しかも日陰よ。しかも黒のレース!」
O  「あら、いいじゃないの、色白だけがアタシの取り柄なんだもん。 
    日焼けなんかしてみてご覧なさい。
    出汁がタップリ染みたガンモドキみたいになっちゃうじゃない!
    そんなことよりブッツブツブツブツ、
    道行く人を見ながら独り言はやめて!
    アナタ、どうせいつものクセで
    辛口ファッション・チェックやってんのね?」
P  「あら、イヤだ……やっぱりクセって抜けないのね……。
    だけどおねぎ、あれってどう思う?」
O  「どれ、あぁ……最近、流行っているスパッツのことでしょう?」
P  「チョッとぉ!スパッツって言うのやめてくれる?(笑)」
O  「あら、じゃぁなんて言うのよ、あの黒いヤツ。」
P  「あれはね、レギンスって言うの、レ・ギ・ン・ス・!」
O  「レギンスぅ?何よそれ。
    ウルトラマンに出て来る怪獣の名前みたいじゃない。
    山口百恵が『絶体絶命』の時に履いていたのはスパッツよ!」
P  「それはそうだけど、今はレギンスって言うの!」
O  「ふぅ〜ン、
    だったらオバケのQ太郎も履いているわよ、レギンス(笑)」
P  「オバケのQ太郎?あのね、誰がそんなこと知っていると思う?」
O  「がハハハハハハ……。
    オバケのQ太郎が衣装を脱ぐとスパッツ履いてんのよ。」
P  「ねぇねぇ、オバケのQ太郎の衣装って何よ、何なのよ!(笑)」
O  「あら、あの白いのは衣装なのよ。Q太郎は着替えを一杯もってんの。
    あら、イヤだ、ピーマン知らないの?(笑)だけどさ、
    あんなの履いたってスタイルが悪いのは隠せないわよねぇ。」
P  「そう、黒で足が締まって見えるって言うけど嘘!
    全ぇ〜ん然!かえって格好悪ぅ〜い足の形が丸見えよ!」
O  「太いお大根やO脚がゴロッと出ちゃって
    格好悪いったらありゃしない。」
P  「でも冷房がキツい時に暖かくていいみたいよ。」
O  「あぁ〜ら!
    だったら薄手のストールかなにか持ち歩いた方が優雅じゃないの。
    ほら、ピーマン、あの子!
    アタシ、あのアッパッパァみたいのも嫌いよ!」
P  「おねぎ、お願い、アレはチュニックっ!(笑)」
O  「がはははははは……イヤだ、ピーマン、声裏返ってる。」
P  「所で、おねぎ、あそこの子が履いている
    デニムをロールアップしているのはどう思う?」
O  「あぁ、アレ……アレはイモね、イモ。
    問題外。都会の子はしないわよ。」
P  「そうよねぇ、何であんなのが流行ったのかしら……。
    まぁ、100人ロールアップして
    似合っている子は1人くらいなものね。」
O  「今じゃバカみたいに学生も学ランのズボンの裾を捲っているのよ!」
P  「ダメなのよ、普通に履いていた今までのデニムをロールアップしても。
    キチンとデザイン考えないと。細目のデニムを脹ら脛の所まで……。
    普通のストレートは全くの問題外!考えられないわね。
    最近の子はセンスいいと思っていたんだけれど……。」
O  「アタシもやってみようかしら……。
    ダメだわ、内股が出ちゃうわね!(笑)」
P  「最近はスッカリ影をひそめたけれど、
    若い女がブラジャーのストラップをワザと見せるのもイヤだったわぁ。」
O  「アレは暑苦しくって不潔よね。
    ピタぁ〜っと肌にくっ付いてね。
    透明ならいいってもんじゃないもの。」
P  「見せる下着っつったってねぇ(笑)
    そう、見たくない人だって沢山いるのよ。」
O  「見せる下着って言えば男の子の腰履き!」
P  「あのズボンの腰履き……あれってどうにかならないかしら?」
    不潔よねぇ……汚ったないパンツなんか見たくないわ!」
O  「そう、見たくないもの汚ったない柄パン!
    Hくんのパンツだったら見たいけど……がハハハハ。」
P  「おねぎ、相変わらずあんたもバカねぇ。」
O  「ウルサい、ピーマン!
    だけどアレって一体どう言う仕組みになってんのかしら?
    ねぇ、ピーマン、どう思う?どうしてズリ落ちないんだと思う?」
P  「そうなのよ。外人みたいにヒップがポォ〜ンと出ている訳じゃないし、
    どこで止まっているのかしら?
    きっと、腰の所で縫い付けてあるのよ(笑)」
O  「モデルみたいに綺麗な子の腰履き&パンツは是非、見てみたけど、
    その辺のガキンちょのはゴメン被りたいわ。」
P  「この前なんか膝上5センチの所に股間が来ている子がいたわよ!
    精々、見せても下着のゴムの部分まで、
    どのブランドかがポイントよぉ。カルバン・クラインは当り前、
    D&Gかアルマーニ、ベストはアバクロかしら?
    まぁ、まともな子はしないわね、腰履きなんか。
    ジャスト・サイズの洋服に身を包んだ人って綺麗よねぇ……。
    それにしても最近の若者には理解に苦しむことの多いことよ。」
O  「そうっ!電車内の化粧、腰履き、ミュールをカンカンカンカン、
    男の眉剃り&アニメ・ヘアに女のアニメ声、
    強烈に汚らしくてケバいメイク、レギンス……。」
P  「車内化粧は今度ボロクソに酷評するとして……。」
O  「ピーマン、最近じゃぁ『スカート男子』つーのもいるみたいよ!」
P  「………………。」

P  「おねぎ!」
O  「ピーマン!」
O&P「世も末よぉ!」

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5年目のスタートに相応しくおねぎとピーマンの登場です(笑)
おねぎとピーマンの辛口ファッションチェック。
毒々しく華やかに、ポイズンちょっぴり、
独断と偏見に満ち満ちています(笑)

おねぎとピーマンが言うように、
幾らファッションとは言え、最近は変な物が流行していますね。

それは個人の好みでしょう?ブノワ。さんだけの意見ですよ。
ハイハイ、ごもっとも。だけど言わせて貰います、やっぱり変だもの。
そう感じるのは年のせい?ハイハイ、それでも結構です、
でも、やっぱり主張します。おかしいもの。
若者には若者の主張があるんですよ。
そうですね、誰も否定はしていないけど、美しくないもの。

20代前半の女の子の友達に男の子の腰履きについて聞いてみました。
今時の彼女達も腰履きもやっぱり度を越すとやっぱり「?」だそうです。
男の友達に女性のレギンスについて聞いてみました。
一発で却下、やっぱりあれは不格好だそうです(笑)
黒じゃなくて色やデザインを変え、
上手く上に着るものと組み合わせてお洒落をしている人もいます。
僕の親友でデザイナーの男の子は、
「腰履きする人は信用出来ない!」と、言い切ります。
勿論、美的感覚においてと言う意味なんですけどね。

写真はニューヨーク、ソーホーにあるデニム屋さん。
それはそれは夢のようなデニムが勢揃い……。
ハッキリ言ってお高かったです。
ニューヨーク中を歩き廻り、棒のようになった足で店内に入った僕は、
元来のホワイト・デニム好きのハズなのに、
疲労困憊、試着する気になれず、泣く泣く諦めて帰って来た覚えがあります。
店員のお兄さんの素晴らしく均整の取れた身体に履かれたデニムの美しいこと!
腰履き?そんなものしていません。裾を捲り上げ?ご冗談でしょう(笑)

洋服のデザインや流行の着こなしがその人を美しく見せるのではないのです。
その人の生き様が美しい洋服の着こなしをさせる……本末転倒ですね。
シンプル・イズ・ベスト、全ての余分を削ぎ落としてこそお洒落なのです。


草々

2009年8月13日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-08-13 00:00 | 向き向きの花束。