匂いのいい花束。ANNEXE。

セーヌに通じる道は、香り高い文化の匂い。

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拝啓

先日の台風以来、随分と過ごしやすい日が続いています。
Rさん、その後、お元気にお過ごしですか?

僕は、そろそろ近付いて来たパリ行きの準備に追われています。
今回は12日間です。ゆっくりと秋のパリと満喫するか、
はたまた、いつものように駆け足でギュウギュウ詰めのパリになるか(笑)
既に、予定表は一杯です。今回は、ジュネーヴの親友夫妻を訪ね、
南仏のアヴィニヨンに一泊旅行をする積りです。
先日、一眼レフのデジカメの最高級品を買いましたから、
重たいカメラを担いで、朝から晩まで歩き回る事になるでしょう。
今回は、デジカメに加えてフィルム・カメラも持って行く積りなんです。
デジカメを使って1年半、便利さに驚くと同時に
フィルムのカメラでしか再現出来ないものがある事に気付きました。
両方とも重たいカメラですから大変なんですけど
ここら辺で、もう一度、フィルムのカメラに戻ってみるのもいいかなぁ……と。

僕は、毎回、旅の想い出を一冊のアルバムに纏めています。
いい写真が撮れた時には写真専用のアルバムを一冊。
デジカメではプリントに引き伸ばしたりしませんから、
この所は専らスクラップ・ブック専門でしたけど。
アルバムは、パリの4区にあるステーショナリー屋さんで買います。
rue du Pont Louis-Phillippeの「Melodies Graphiques」というお店で、
イタリア製のものが殆どですが、アルバム、レターセット、カード、
インク、ペン、絵具……おおよそ、紙にまつわるものは全部揃っています。
趣味もいいし、お土産を探すのにももってこいなんですよ。
この通りには、他にも紙専門の店があったりしてチョッピリ、ハイソな感じ。
日本の和紙文化とは違う、洋紙の文化も面白いものです。

写真は、店内にディスプレーされていた羽根ペン。
一本700円くらいですかね……最近は専らメールで用件を済ませていますが、
この店に来ると、改めて手書きの手紙の持つ暖かさに触れる事が出来ます。
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上の小さな写真は、レジカウンターのムッシュ・Eric de Tugny。
今、包装しているのは、前回の僕の戦利品の数々です(笑)
イタリア製の皮表紙のフォト・アルバム、レターセット、
封書に使うシーリングワックス、金属製の栞……。
ムッシュ・Eric de Tugnyは素晴しい画家でもあり、
店のカードになっているイラストも彼の作品です。いつも笑顔を絶やさず、
分からない事には親切にアドヴァイスをしてくれる優しい紳士です。
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それからまた、彼はカリグラフィーの達人でもあり、カウンターの背後の壁には、
店のお客さんから届いた手紙が飾ってあります。宛名の部分を見て下さい、
どれも皆、意匠を凝らした素晴しいものばかりだと思いませんか。
皆さん、ムッシュに見て貰いたくて腕を振るうんですね……。


敬具

2005年10月3日


ブノワ。


[Melodies Graphiques/
10, rue du Pont Louis-Philippe 75007 Paris/01 42 74 57 68]

★皆さんご存知の「駒場バラ園」さんが今年一杯で規模を縮小されます。
 現在、近くの新公園予定地に「駒場バラ園」さんの貴重な薔薇を移植する
 署名運動が始まっています。HPを見て趣旨に賛同された方は、
 HP右側の「最新記事」の上から二番目に、是非、コメントを書き込んで下さい。
 ヨロシクお願いいたします。
[新・駒場バラ園を作る会]

ほっとけない 世界のまずしさ

http://hottokenai.jp/index.html
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by raindropsonroses | 2005-10-03 00:00 | 旅の栞。