園ちゃんが変わった……。
園ちゃんが変わった……。
ここ数ヶ月、まるで別人のように性格が変わってしまいました。
どう変わったかと言うと、スッカリ子供みたいになっちゃったんです。
原因はきん……そう、きんのせいでお園の性格が変わってしまいました。
思えば、お園がウチにやって来た時には先住猫の染香と朝子がいました。
持ち前の人懐っこさでアッと言う間に染香に取り入り、
染香が「シャァシャァ」鳴こうが猫パンチを繰り出そうが、
染香が居眠りをしている間にコッソリと忍び寄って行って、
染香が気付かぬ間に枕にしてしまうほど(笑)
染香も染香で、持ち前の面倒見の良さを発揮して、
いつも一緒にお園といてあげていましたっけ……。
その染香が天国に召され、気が付くと、染香の最後の日々にやって来た小芳と
他の猫には我関せず、ゴーイング・マイウェイの朝子の3匹。
そこに今度はきんがやって来て……お園としては自分の居場所の確保、
ビクビクちゃんの小芳に相手をしてくれない朝子、
そして新入りの気に入らないきんが周りにいて心休まる時がなかったのでしょうね。
さて、数年が経ち、きんが持ち前の天真爛漫さを発揮しだし、
追いかけられても虐められてもお園に付かず離れずの毎日。
とうとうここ数ヶ月はきんを枕にして眠るまでに、
そして、お互いに毛繕いをするまでになりました。
今までお園が他の猫の毛繕いをした事は皆無、
人間に可愛がって貰う事はあっても、猫同士の愛情に飢え、
お園の方も他の猫に親愛の情を示す事はなかったのです。
最近では、姿が見えないなぁ……と、思って、
布団をそっと捲ってみれば、そこには丸くなったお園ときんの姿が(笑)
よく、クルクル変わる物事の例えで「女心と秋の空」って言いますが、
僕はそこに「猫の気持ち」を加えてみたいです。
今となっては笑い話ですけど、まるで「ガンバの大冒険」のノロイのように、
小芳ときんの前に立ちはだかって神経がピリピリしていたお園が嘘のよう(笑)
表情も優しくなり、心なしか体付きも一回り小さくなったようです。
鳴き声も一際可愛らしくなったようです。
連日繰り広げられるお園ときんの大運動会(笑)
疲れると2匹で丸くなって寝ている姿を見るのは何とも幸せな気分です。
草々
2010年2月14日
ブノワ。
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