匂いのいい花束。ANNEXE。

なんだかなぁ……。

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先日のこと、仕事が早く終わったので、
近くの街の大手家電量販店まで買い物に行って来ました。
お目当てはクーラーと電話(笑)いい加減、買わなきゃね、電話。

僕は元々細かい所にはこだわらないタイプです。
どちらかと言えば、性能よりもデザイン重視のタイプ(笑)
勿論、最低限の性能は完備した上でのデザイン重視ですけどね。
そんな訳で、昔からオーディオはソニーの製品を愛用して来ました。

クーラーですけど、先ずは性能はどこも五十歩百歩として、
やっぱり形や大きさから入っちゃうんですよねぇ……。
電話はあらかじめ決めてありました。液晶がオレンジに光るP社のもの。

そんなこんなで2時間近くその店にいたんですが、
なければないで見ないテレビを買おうかどうするか迷っている時に、
フト足が止まって「アバター」をやっているプラズマの前で、
見るつもりもないのについつい30分近く画面に見入っていました。
うぅ〜む……細部まで良く描かれているけれどそれだけ(笑)
それ以上でもないしそれ以下でもない……アカデミーは正しい答えを出しました。
やっぱり、先ず、技術ありき。技術を見せるための映画に見えてしまうのは、
僕だけじゃないんじゃないかな?あなたはどう思いますか?

隣りではサッカー・ワールドカップの「日本対カメルーン戦」を3Dで……。
試してみましたよ、3Dのサッカー観戦(笑)
テレビから2メートルくらい離れた所に3Dの眼鏡が設置されています。

 「へぇ……結構、立体的じゃない。
  うぅ〜ン、立体的なのはテロップだけ?
  ボールがこっちに飛び出して来る訳じゃないのね?」

どうなんでしょう、テレビを3Dにする必要あるんでしょうか?
絵が飛び出す前に先ずは中身なんじゃないかなぁ……。
見るに耐える番組がどれだけあるか甚だ疑問です。



僕、思うんです。最新技術だか何だか知らないけれど、
それって、人間が持っている一番の美点である
「想像力」を殺しているんじゃないかって……。
便利なことって誰しも望むことですが、便利=本能の麻痺なんじゃないかって。
便利を追求するあまり、一番、大切なことをなくしているんじゃないかって……。

今や日本を代表する文化とまで言われている,
マンガ(アニメ)を僕が毛嫌いする理由……。
暴論だけれど、自分で想像する部分が極端に少ないからなんです。
文字だけの小説を読み、自分で主人公の姿を作り上げ、
主人公が暮らす街並を想像する……行間を探り、一つ一つに色付けし、
自分だけの世界を構築する。何百年もの時空を駆け巡り、
小説を元に世界でたった一つの「自分の世界」を作り上げる……。
その想像力がどれだけ自分を高め、感覚を鋭くするか計り知れません。
全てを与えられている世界から何も生まれない……僕はそう思うのです。
3Dの映画に批判的なのもその辺からです。

お釣りを取り忘れれば券売機が警告を発し、
洗濯が終われば機械が親切に教えてくれる。風呂の追い炊きをすれば機械が喋り、
PCに写真を取り込んでカメラの取り外しを忘れれば機械に怒られる……。
アラームなんて当たり前、機械の介助なければ僕達は生きて行けないの?(笑)
想像力がなくなり勘が鈍る……人としての本能がなくなって行く……。

その昔、映画館の肘掛けから匂いが出る映画もありましたっけ。
余計なお世話……勿論、そんなものスグに廃れますよね。
3Dも流行もの?アトラクション……僕はそう思います。

結局、テレビはまだ買わない事にしました。買う機種は決めてあるんですよ。
ワールド・カップが終わったら少しは安くなるのかな?
地上デジタルなんてどうでもいいんだけれど、
取り敢えず、そんな感じでしょうか……。


草々

2010年6月30日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2010-06-30 00:00 | 向き向きの花束。