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匂いのいい花束。ANNEXE。

肉食系男子だよ(笑)

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口元まで持って行ったビールのグラスを置いて友人が言います。

 「肉、好きだねぇ……。」

先日、遊びに来た友人と家の近くの中華でご飯を食べ、
食事の前に何品かツマミで頼み、チョッと足りなかったのでもう一品、
どうするか迷った挙げ句に僕が、

 「ねぇ、チャーシューにしようよ!」

と、言った時の友人の台詞です(笑)

 「……そぅ?……肉、好きかなぁ……。」

そう言ったものの、そう言えば食べていますねぇ、肉(笑)
でも、肉ばかり食べている訳ではありませんよ。
その分、野菜はタップリ摂っていますからね!
でも、やっぱり肉が好きかも……肉食系男子?(爆)

そう言われて Macintosh の iPhoto をザザァ〜ッと見てみると、
出て来るわ出て来るわ肉料理の写真が!(笑)
何だかスッカリ目が肉になってしまったので、
今日は印象的だった肉料理の写真で記事を書いてみようかな?
だって、このブログはお料理系ブログだし(笑)
肉料理って言ってもタルタル・ステーキ・オン・パレードなんだけれど……。


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先ず、1枚目は四谷荒木町の
「Sucure Sale/スクレ・サレ」で戴いたタルタル・ステーキ。
これは薬味を自分で混ぜるタイプじゃなくて既に調理してあるタイプ。
今まで食べたタルタル・ステーキの中で一番美味でした。
可成りの量の薬味が入っていて刺激的ではありますが、
今の所、僕のNo.1タルタル・ステーキ。
味、量、盛り付け……どれを取っても完璧の一皿。


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2枚目はパリの「Cafe des Musees」で食べたタルタル・ステーキ。
僕が考えるオーソドックスなタルタル・ステーキはこれ。
「ローマの休日」の時に、オードリー・ヘプバーンが体重を落とすため、
毎日〜タルタル・ステーキを食べたと言う話しは有名です。
きっとこんな感じじゃなかったかと想像するのです。
一つ贅沢を言えば、肉をもう少し細かく叩いて欲しいかな。


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3枚目がある意味もっとも強烈だったタルタル・ステーキ。
これ、肉の量が大人の男の拳2個分くらいありました(笑)
しかもこのポテトの量!パリ3区の「Chez Paul」……下街の名ビストロの一皿。
肉食系日本男児、これは意地で完食いたしました!(笑)


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4枚目は一番、変わり種のタルタル・ステーキ。
パリのマレ地区の名物レストラン、
「Le Dos de la Baleine」のランチ・タイムに食べました。
良くあるでしょう?メニューが黒板に書いてあるタイプのレストラン。
勿論、このレストランも手書きで物凄く解読し辛いの(笑)

 「あっ!タルタルあるじゃん!」

と、頼んでみて、後でゆっくり黒板を見直すと、そこには、
タルタル・ナンチャラって書いてあります……「?????!」
僕の心細くも貧弱なフランス語でも知っていました。
そのナンチャラはラムだったんですねぇ……ラム?ラムのタルタル!(笑)
どうしようか物凄く迷いました。キャンセルするか、意を決して食べるか……。
所が!これが物凄く美味と来ているんです!
薬味はタップリ入っていますし、微かにカレーの風味がしました。
矢張り、ラムの臭さを消すのに苦労しているみたいですね。


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フランスに行く主な理由は薔薇だったりするんですが、
そんな薔薇のシーズンでも合間に食べるのはタルタル・ステーキ!(笑)
5枚目のタルタル・ステーキのレストランは,
ブローニュの森の外れにある薔薇ファン垂涎の聖地、
バがテル公園の入口にあるレストランです。
行かれた方はお分かりだと思いますが、物凄く敷居が高いレストラン(笑)
入ってしまえば何て言うことないんですが、
矢張りここでもニース風サラダとタルタル・ステーキ。
美味しかったけれど、もう少し薬味が欲しいかな……。
確か、マスタードで食べた記憶があります。
薔薇を見た後にタルタル・ステーキ?
だって、薔薇じゃお腹は一杯になりませんからね(笑)


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6枚目もタルタル・ステーキ!(笑)
パリとノルマンディーで薔薇を見て、
今度はリヨンのギヨー社を尋ねた時に食べたタルタル・ステーキ。
これはポール・ボキューズのレストラン「L'EST」のランチ。
シンプルだけれど飾りがなくて力強いタルタル・ステーキ。
写真のようにポテト・フライト野菜が必ず添えてあります。
働くギャルソン達のサービスも温かくていい感じです。


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7枚目のタルタル・ステーキは、
六本木の「Aux Bacchanales」で食べたタルタル・ステーキ。
ここには極上のサービスをする女性、Yさんがいます。
予約する時には必ず彼女のテリトリーの席をお願いするほど。
調理する前に好きな薬味を聞きに来てくれます。
だから出来上がりは自分の好みになる訳ですね。
肉食系男子は、この日は前菜に田舎風パテを頼んだんでしたっけ(笑)

 「前菜とメイン……肉、肉でおかしいですか?」

と、聞くと、

 「全ぇ〜ん然!」

と、件の女性スタッフYさん。
そうですよね、パテは豚肉、タルタル・ステーキは牛肉だもの(笑)


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8枚目は京都のビストロで食べたタルタル・ステーキ。
レストラン勤務の親友Yくんを京都に尋ね、
大学院に通う京都在住(当時)のKくんと3人でテーブルを囲みました。
Yくんは最近、僕に全然アイスクリームを送ってくれないYくん(笑)
Kくんは頭脳明晰、そう、香道仲間のハンサムくんです。
この隠れ家的なレストラン「ビストロ・ボンモルソー」、
どの料理も素晴らしいのですが、特に、
美味しいタルタル・ステーキを食べさせることで有名らしいです。


本当はまだまだあるんですよ……。
ニューヨークで食べたものは今一つだったけれど、
そう言えば、焼き肉に行っても必ずユッケを頼む僕でした(笑)

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タルタル・ステーキではないけれど、僕が大感激したのは、
女優の結城美栄子さんの旦那さまの猪野佳久さんのロースト・ビーフ。
これは美味い!どこぞの高級ホテルのレストランのロースト・ビーフなんか、
とても水っぽくて食べられたもんじゃありません(笑)
中はレアなんだけれど、血がタップリっていう感じがなくていいんです。
あまり生々しく血だらけもねぇ……。
毎日〜食べたいくらいの絶品ロースト・ビーフ。
シンプルに煮きり醤油で戴きます。


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数年前、友人と2人でスペインを旅しました。
パリからスペイン入りしたんですが、先ずはマドリッドへ。
ホテルに荷物をブン投げ、取る物も取り敢えず、
入ったレストランで頼んだのはイベリコ・ハム(笑)
どうです、見て下さい、どうよ、この盛り!手前の皿の白い部分、
ここはお皿を持つために親指がかかっていました。
後は全面、ハム、ハム、ハム、イベリコ・ハム!
しかも切り方が分厚い!裏が透けるような日本の切り方とは違います(笑)
大層、気に入ってしまった僕達は、
入るレストランで必ずイベリコ・ハムを頼んでいましたっけ。


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ニューヨークではこんなハンバーガーも食べました。
確か、この時も言われたんでしたっけ……。

 「肉、好きだねぇ……。」って(笑)

だってね、そんなに下調べもしないニューヨークの旅、
行き当りばったりのレストランで頼むものと言えば……。
ランチに気軽に入ったレストランで食べるものと言えば……ねぇ(笑)
そうだ、到着の晩、プラプラと散歩して、
エンパイヤ・ステートビルの下でもハンバーガー食べたんだっけ……。


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スペインはグラナダのパラドール。
パラドールとは国の歴史的建造物を国が買い上げてホテルにしたもの。
この時はアルハンブラ宮殿の敷地内のホテル・アメリカに泊まったんですが、
夕飯だけは同じ敷地内にあるパラドールで食べました。
先ずは前菜にサラダとガスパチョ、メインはフィレ・ステーキ。
フィレ・ステーキ……一番、安心して頼めるでしょう?
イヤだものね、気取って訳の分からないもの頼んで、
保温のシルバーの蓋を取ってみたら内臓だったなんて……。


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最後の1枚は、散々、肉を食べて来て、
往生際が悪いと言うかなんと言うか、帰国する最後の日、
パリのシャルル・ド・ドール空港2で食べるシャトーブリアン・ステーキ。
これを食べないとパリに来た気がしません……って、もう帰るのにね(笑)


こうして見ると本当に、肉、肉、肉、肉……。
天敵で脂身大好きのAさんの肉好きを笑ってはいられない?
でも、シッカリと野菜も摂っていますから大丈夫(笑)
はぁ……もっと日本でも気軽に、
タルタル・ステーキを食べられる店が出来るといいのになぁ……。

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そうそう、1枚目の写真は、
いつも親切にして下さっているお宅でのバーベキュー。
焼きたての肉と盛り沢山の野菜……凄く自然な持て成しなんです。
肉と野菜のバランス、色彩感覚……ご夫婦の感覚そのもの。
気取らず、飾らず、僕がどんな状況にあろうと温かく親切なご夫婦。
客である事を忘れて寛いじゃって……いつもついつい長っ尻!(笑)


草々

2010年9月2日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2010-09-02 00:00 | バベットの晩餐会。