もっと勉強しないとね!
ここに引っ越して来る前は大きな国道沿いに住んでいました。
チョッと歩いて丁目が変わると瀟洒な高級住宅街。
僕が住んでいた所は普通の住宅街(笑)まぁまぁ、便利なんだけれど、
何か一つもの足らない感じ……そう、買い物がねぇ……。
駅近くには大きなスーパーマーケットがあったんだけれど、
チョッとサンダルを引っ掛けて用を足しに行く感じじゃなかったし……。
一番、困ったのが、外食をする店が皆無だったこと。
マクドナルドや大手のファミリーレストランはあったけれど、
イタリアン?フレンチ?……そんな気取った店は皆無(笑)
普通、どこの街にもある蕎麦屋や寿司屋、中華の店などが寂しかったです。
美味しい想い出って思い出すだけで思わず顔が綻ぶものだけれど、
その街の驚愕の想い出の数々を幾つか!(笑)
先ず、蕎麦屋。
友人が遊びに来て初めて入った蕎麦屋。
僕は力うどん、友人はきつね蕎麦を頼みました。
うぅ〜ん……何で汁がこんなに黒くてこんなに塩っぱいの?
なぁ〜んて思いながら、食べ終わった友人の器を見ると、
そこには汁に浮かんだ油揚げが1枚……しかも一口齧ってある。
「ねぇ、きつね頼んで何でおあげ食べないの?」
「うん……あげが冷蔵庫臭いんだよねぇ……。」
そんなの序の口で(笑)もう一軒の蕎麦屋は、
ガラガラッと引き戸を開けた瞬間に扉閉めちゃいました(笑)
だって、もうもうと立ちこめる紫煙の中で、
サラリーマンが大声で騒いでんるんだもの。
それから潰れちゃった寿司屋(笑)まぁ、当たり前なんですけど……。
そこも友人と初めて入ってみたのね。
カウンターに座って何か刺身でも切って貰おうかと思ったら、
ケースの中には手ぬぐいがザァ〜ッとかかっていて、
アレもない、コレもない……要するに、ネタがないのね。
じゃぁ、しょうがない……タコを切って貰ったんだけれど、
そのタコが、僕の長い生涯でも最も不味い代物の一つ!(笑)
(もう一つはロンドンで食べたインド料理ね!)
何だろう、味がどうのこうのって言う前に、
その噛んだ食感が不気味なの……そう!ゴムタイヤみたい!(爆)
勿論、僕が如何に変わり者でもゴムタイヤは齧ったことないけれど……。
このゴムタイヤ・タコは友人との語り草になっていて、
如何にしたらあんな食感が出せるかよく笑いながら話したものです。
多分、冷凍、解凍、冷凍、解凍……繰り返したんでしょうね。
まぁ、その後に頼んだものがどんなものだったかは容易に想像が付くでしょう?
無い無い尽くしでようやく頼んだ甘エビ。
これは殻が付いたままで、主人がその場で剥き出したから新鮮かとお思いきや、
何と生臭い甘エビだったことか!僕のお腹って物凄く丈夫!(笑)
早々に立ち去ったことは言うまでもありません。
きっと、握りの松竹梅、それからチラシ寿司くらいしかやっていなかった?
美味しい豚カツ屋はありました。
チョッと衛生的にどうかなって思う節もあったけれどね。
それから女将さんが強烈に下品だけれど美味しい鰻屋とか(笑)
僕ね、思うんですけど、
食べ物屋さんって、もっともっと出歩いて、
同業者の作る物を食べて学んだ方がいいですね。
如何に自分が作っているものが不味いか。
お金を取っちゃいけないモノか分かろうと言うものです。
申し訳ないけど、スーパーマーケットで蕎麦を買って、
自分で出汁とって作った方が数段美味しいもの。
まかり間違えばカップ麺の方が美味しい時もある(笑)
世の中には色々な嗜好があるし、
コレじゃなきゃいけないって言う物はないけれど、
あまりにもヒド過ぎるものが多過ぎます。犯罪的に不味い!
お金取るんだものプロですよね。もっと学習しなきゃ!
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写真は、昨日、生まれて初めて作ってみた焼売(笑)
何ででしょうね?焼売って作ったことなかったんです。
餃子はあれほど作っているのにねぇ……あまり好きじゃないってこと?
好きじゃないって言うよりも、
美味しい焼売に当たったことがないって言うことかもしれません。
デカイだけが売りの焼売や餃子……それもチョッと「?」だし。
だって、具と皮の関係って微妙で一番大事だと思うから。
初めて作った焼売、凄く美味しかったです。
材料は豚肉と玉葱と……。
カニも椎茸も海老も余計なものは何も入っていません。
小さくて一口サイズ。ホンワリして肉汁がタップリで……。
友人は感激して言います。
「餃子と焼売の店やれば?」って(苦笑)
そりゃぁ美味しいよ。手伝わずに食べるだけだもの(笑)
でもね、悪いけど、そこいらの中華のものより美味しいぜぃ!
草々
2011年6月16日
ブノワ。
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