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匂いのいい花束。ANNEXE。

恥じらいの感覚。

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 「チッ…………。」

冴子は5本目の煙草をもみ消した。
禁煙……考えたこともない。煙草がなかったらアタシは一体どうなっちゃうんだろう?
一箱1000円になっても煙草だけは絶対に止められない……。
6本目に火を点けて、その温かい炎の色味を見た途端にまたイラっと来た。
この肌寒くなって来た10月に、喫煙と言うだけでテラス席に座らされてご立腹なのだ。
最近、冷え性がヒドい……冷え性=年齢を感じちゃってさらにご機嫌が悪くなる。
そのイライラが消された煙草の吸い殻に現れている。
ロクすっぽ吸ってもいないのに消された煙草……灰皿の中でボロボロだ。

冴子は今日は物凄く機嫌が悪いのだ。朝から猛烈に腹が立って仕方がない。
怒りのあまり大好きな化粧をする手も疎かになってしまった……。
化粧命のアタシなのに……そのことも怒りを倍増させる原因になっている。
その怒りの大元と言うのは、中学校以来、男が切れたことがない冴子だが、
次の男が見付かるまでの積りで軽い乗りで付き合っていた亮二に、
どうやら女がいるらしいのだ……しかも随分と前から……。
浮気されていたことを怒ると言うより、全く気が付かなかったこと……。
勘がいいことが売りの冴子はそのことの方がショックだった。
あの不器用そうな亮二がいとも簡単にアタシを騙していたとは……。
異様にプライドが高い冴子にとってこれは一大事、青天の霹靂なのだ。
この冴子さまが二股かけられた?……まさか、まさか!あり得ない!
男なんてこっちから振るもの、この冴子さまが捨てられるだなんて……。
目の前が真っ白になり、怒髪天を突く……冷静になるまで何日かかったことか。
どうオトシマエをつけてやるか考えていたら化粧の乗りも悪い(怒)

実は冴子は今までに3回の整形手術を受けている。
初めはチョッと軽い気持ちで受けたプチ整形が段々エスカレート。
メスだけは絶対にいれないと決めていたのだが、その決心は何処?
チョッとスッピンでは街を歩けなくなってしまっているのだ……。
どうせ今日、待ち合わせしているのはアホの真二だからどうでもいいけれど……。

 「あっ、アイツようやく来やがった!」

いつものことながら弟分?冴子は舎弟と思っている真二が遅れて向こうからやって来た。
真二がこっちを見ているのを承知で、ワザと時計に目をやる。
まったく、真二の時間の観念って一体どうなっているんだろう?
この前は13分、今日は21分も遅れて来やがった……。
全てにおいていい加減で適当な冴子だが、時間だけは正確だ。
それに、この前あれほど注意したのにまだパンツを腰で履いている!
腰と言うよりはそのもっと下……じゃなくっても短い足が……今度、後ろからズリ下げてやろうか。
また懲りずにオークションで落としたニセモノのアバクロのボクサー・ブリーフ履いてる……。
あんなものどうせ中国で大量に作っているものに決まってる。
もっとも、まがい物の真二にはお似合いだ。本物を履いていたってニセモノに見えるもの。
あの小走りの仕方!まるで指パッチンをするポール牧のように内股でヨロヨロしながら……。
真二が走る姿を見ると足を引っ掛けたくなって仕方がない冴子だった。
冴子のムシャクシャした怒りはさらに沸点が高くなった。


 冴子「アンタ!時計見てご覧!その似合わないロレックス伊達じゃないだろう?
    今、何時だと思ってんのさ。アタシをこんなに待たせてアンタも大物になったねぇ。
    大体そのロレックス、インチキだろ?若いのにロレックスなんてジジ臭いんだよ。」

謝りの言葉を言う前にピシャリと先制攻撃を受けた真二は面食らった。
それに何でニセモノって分かったんだろう……タイで買った偽ロレックス……。

 冴子「ご覧よ、もうコーヒー1杯飲み終わっちゃったからね。
    アタシ、おかわりしようかな……そうだ、本日のケーキ・セットにしようっと!」
 真二「ハイ、お好きなものを頼んで下さい。宜しかったら今日は僕が奢ります。」
 冴子「宜しかったら?そんなこと言わなくても奢るの当たり前じゃん!」

雲行きが怪しい……相当お怒りだ。真二はいつものことながら心底震え上がった。
冴子を怒らせるととんでもない事になるのに決まっているからだ。
早く何とかなだめすかして機嫌を直して貰わないと……。

 真二「冴子さん、今日もお綺麗ですね!」
 冴子「アンタ、もしかしてバカ?そんなの決まってんじゃん。
    それよりズルい魂胆、見え見えだよ。アタシはそんなのに騙されないから。」

キッパリと言い放った冴子、6本目の煙草をグジャグジャにもみ消した。

 真二「イヤだなぁ、冴子さん……アッ!ケーキ何にするか決まりました?」
 冴子「いいよそんな事どうでも、それよりお願いがあんのよねぇ……。」

冴子は思い切りの猫なで声に満面の笑みで真二にシナを作った。
声が1オクターブ高くなっている。まるで猫の目のようにコロコロと態度を変え、
秋の空のように表情を変えるのが冴子の十八番だった。
辞書で「豹変」と引くと「冴子」と出ているに違いない。
アタシは大女優、アタシの手管に全ての男は落ちると思っている……。
 
真二はその言葉に心底凍りついた。
マズい……マジ、マズい……冴子が猫なで声を出すとロクなことはない……。

 冴子「ねぇ、金、貸してくんない?」
 真二「はぁ?!」
 冴子「30万でいいや。」
 真二「いいやって!僕にそんな金あると思います?」

真二は悲鳴に近い声をあげた。税金ゴッソリ引かれて手取り24万円なのに……。
それに冴子にお金を貸すと絶対に戻って来ないのだ。
今までに幾ら貢いだろう……オマケにいつも怒鳴り散らされている……。

 冴子「アンタ、今、アタシのこと綺麗って言ったよね?
    そのアタシがもっと綺麗になるんだからいいじゃん。
    アタシが綺麗になったらアンタも鼻高いじゃん?30万なんてお安いもんだよ。」

オレの鼻?どうしてオレの鼻?
何で自分の鼻が高くなるのか全く分からない真二だった。

 真二「待って下さい、待って下さい!冴子さんまた整形するんっすか?
    もう十分お綺麗じゃないですか……それに、まだ今月の給料は出ていないんですよ!」
 冴子「フフフフフフ……アタシが何も知らないと思ってんの?
    アンタ、パチンコで幾ら儲けたのさ?」
 真二「うっ…………冴子さんどうしてそれを……。」
 冴子「アタシ、あそこのパーラー・マハラジャの子に粉かけてるから……お見通しだよ!
    それにさぁ、アンタは泡銭入るとスグに金遣い荒くなるし。」
 真二「冴子さん、そんなにお綺麗なのに今度は一体どこをどうするって言うんです?」
 冴子「お綺麗なのは分かってんだよ。アタシねぇ、今度はこの鼻の先をチョッと尖らせたいのよ。
    アゴはやらない。マドンナを見てご覧。失敗すると縄文式土器みたいになっちゃうから。
    それから涙袋を大きくしたいの……潤んだ大きな瞳……。
    どう、それって若く見えると思わない?」
 真二「いやいやいやいや……今のままで充分ですって!」
 冴子「あ・の・ね・! 充分か充分じゃないかはアタシが決めるんだよ!
    貸すの、貸さないの?貸さなくても別にいいんだよ。
    でも貸さなかったら分かっているね?確かこの前一緒に歩いていたのは……。」
 真二「あぁぁぁぁぁ……分かりましたよ……ズルいなぁ冴子さん……。」
 冴子「いいじゃないの、アンタどうせ泡銭をあんな下らない、
    何とか言う群れ群れの小娘たちに注ぎ込むんだろう?
    何だっけ?BCG48?KGB69だっけ?SOB???何つーんだっけ。
    あんな得体の知れないガキに金使うことないよ。」
 真二「違います、違います!AKB48です!それに冴子さんキチンと名前を言って下さい!」
    フォーティーエイトです!シジュウハチじゃありません!
    シジュウハチは冴子さんの実年齢……。」
 冴子「バカ!それ以上言ったら殺すよ!それにね、名前なんて何だっていいのよ。
    アタシには関係ないもん。アタシ好みのイケメンが48人揃ってみなよ。
    そりゃぁ、アタシだってドカンとお金使わせて貰うけどさ。
    第一、アンタ、その何とか48って何の略だか知ってんの?
    アンタたちみたいなおバカに『アッカンベェー・シジュウハチ』っつーんだ。
    所でさ、アンタ、今度の新しいCD、一体、何枚買ったのさ。」
 真二「えぇと……それは……。」
 冴子「もしかしておバカに盛大に50枚くらい?」
 真二「止めて下さい!僕はもっともっと真剣に彼女たちのファンなんです!
    ……100枚……買いました。」
 冴子「アンタ、この前は女の下着買ってオマケのポスター貰ったって?
    ハッキリ言って異常だよね。その若さで薄汚い事しなさんな。
    その面で女の下着売り場ウロウロしたんだ。どう?女の下着の触り心地は?
    どうせウットリ&ニヤニヤしてたんだろ?」
 真二「実は……2回買いに行きました。だってポスター欲しかったから……1枚は保存用。」
 冴子「アンタ、どうしようもないバカだね!そう言うのを金をドブに捨てるっつーんだよ!」
 真二「だって……。」
 冴子「だってじゃないよ。総選挙?応募券?握手会?何だいそれ。
    3000円出してみなよ、アタシが握手してやるからさ。
    大体、女の下着3000円分でポスターをプレゼントって一体!
    第一、そんな企画する方もあざといし金儲け主義露骨!拝金主義見え見え!
   『全く予期しなかったファンが大挙押し掛けて来ました!』つーなら分かるけど、
    初めから男の客を当てこんだ企画だろ?考えたヤツ不潔だわ。
    で、その買った下着どうしたのさ……アンタ、まさか・・・・・・。
    そんなもんに金使って一体、何の見返りがあるって言うんだい?
    アンタさ、金使うからには見返りがないとねぇ……それが世の中の常識、法則ってんだ。」
 真二「冴子さん!チョッと言わせて貰っていいですか?」
 冴子「あらららら、なになに?アタシにタテつく気?戦争になるよ。」
 真二「冴子さん、この前、羽田に行っていませんでした?」
 冴子「………………。」

冴子が口ごもった……こんな冴子を見るの初めての真二は勢いに乗って……。

 真二「冴子さん、最近ハマっていますねぇ、チャン・ドン……。」
 冴子「ドンゴン言うな!グ・ン・ソ・ク・!グンソクじゃ!グンちゃん可愛い……♥」

冴子はいきなり30年遡って18歳の乙女に戻ってしまった。
夢見る夢子、タイムマシンに乗った冴子……。
このままどこかに行ったきり帰って来なければいいのに……。

 真二「あの人、整形していますよねぇ……化粧もしてるしっ!
    気色ワルっ!男は目の下にアイラインなんかいれませんよ!」
 
いきなり現実に引き戻された冴子、怒りの沸点が一気に200度に。

 冴子「アンタ、マジ、バカ?化粧?何が悪いの?
    アンタだってその眉どうしちゃったの?女より細くて薄いじゃん!
    眉をイジるって言うことはキチンと描き足すことを前程としなきゃいけないんだよ!
    日本の男だって化粧してんじゃん、スカート履いてんじゃん。
    この前なんかレギンス履いてるヤツ見たわ……しかもその上にスカート!
    すね毛どうなっちゃってんの?脇毛も剃ってる!
    あぁぁぁぁ、薄気味悪ぅ。冴子さま鳥肌もんだよ。」
 真二「でも、冴子さん、この前はヨンさま、ヨンさまって騒いでいませんでした?
    その次がウォンビン!ウォンビンが軍隊に入る時、涙していたでしょ!
    冬ソナのロケ地廻りのツアーに参加して大枚叩き、
    ヨンさまの経営するお高い焼き肉屋で周りの皆に奢って幾ら使ったんです?
    帰りに冬ソナグッズしこたま買い込んだじゃないですか。」
 冴子「バカ!アンタ、本物のバカ!ハァ……アタシのヨンさまにウォンビン!
    アタシ、ウォンビンのお嫁さんになりたい……。」
 真二「冴子さん、いつか僕に言いましたよね。
   『悔しかったらアンタもヨンさまみたいに素敵になってみなさいよ。』って」  
    冴子さんの前の前の彼氏の義晴さんが言っていましたよ、
   『そう言う冴子こそチェ・ジウになれ!』って。」
 冴子「アンタ、よくも言ったね!チェ・ジウ?アタシの方が綺麗じゃん!
    アタシ許さないからね。こうなったら全面戦争だよ!」

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随分と前に書いた記事。覚えていらっしゃいますか?
好評で是非、あの続きが読みたいって言う方が沢山いらっしゃいました。
バリエーションで書いてくれって言うリクエストもありましたので……。
同じ登場人物って言うのも何なので、チョッとアレンジしてみました。



何だか世の中変な事になっていますね。

整形手術……いいじゃないですか、自分の責任でするんです。
ただね、美しさって一体どう言うことなのかもう一度考えてみる必要がありますね。
美しさって外面じゃないんですね。人間はモノじゃない。
血の通った肌を切ったり貼ったりしていればいつか必ず崩れて来ます。
修正を施した基本の部分が老いて崩れて行くんですもん、当たり前です。
全てにおいて言えることですが、真の美しさとは「澱みなく次に繋がるもの」
特に人に関して言えば「恥じらいの上に立った自信」のことを言います。
今はあまりにも短絡的に結論を求め過ぎる。「自分を磨く」って言うことをしないんですね。
それにね、恥を知らない人は決して美しくなれません。
電車内で化粧するヤツ、切った爪のカスを下に落とすヤツ、
梳った髪の毛を下に捨てるヤツ、辺り構わず大声で話すヤツ……美しくないです。
綺麗になりたいと思うあまり、自分が汚いことをしているとは露程も思わない。

 「何が悪いの?」「それがどうしたの?」

化粧しているヤツなんて周りに対して挑戦的な態度のことが多いし、
大きな勘違いして「アタシはイケてる女」と思っている節があります。
「内面の美しさ」……死語ですかね?そんな面倒臭いものに構っていられない?
人生は短いし、人間っていとも簡単に楽な方に流れますから。
昔はね、顔を直すって結構、恥じて、絶対にバレないようにしたものだけど、
最近は全然、平気なのね。男も女も整形バレバレの顔で街を闊歩している。
勇気あると思います。僕には絶対に出来ないや……だからしない(笑)
昔のハリウッドでも整形手術は当たり前のことでした。
でもそれって、デビュー前に歯並びをチョッと直したり、高過ぎる鼻を少し削ったり、
狭い額を美しくするために、1インチ(2.5センチ)ほど生え際の髪の毛を抜いたり……。
バーグマンは眉毛を弄るならデビューしないと言い張ったそう。
だけど、そんなチョッとの手直しに負けないほど彼等には強烈な個性があった。
今は個性も取り柄もないクセに顔だけ直しちゃうもんだから、
右を向いても左を見ても同じ顔、没個性のオンパレード(苦笑)


今の韓国を廻る騒動……僕にも色々と考えや意見もあります。
僕、韓国は嫌いではありません。ソウルには2回、旅行しましたしね。
ただ、こちらに反感を持っている人たちとはなかなか上手にお付き合いは出来ない……ですね?
並々ならぬ反感と敵意……反感と言うよりも底知れぬ憎しみ?
国を上げてそう言う教育しているんだから仕方ないです。
勿論、旅先では親切な人々と温かい想い出もあったし、楽しく過ごしても来ました。
その反面、物凄く強烈な反日感情を見せつけられもしました。
地下鉄で僕等一行3人をねめつける憎しみのこもった視線、視線、視線……。
何だかドキドキしちゃうのね。普段、普通に暮らしていれば、
そんな敵意に出会うことってなかなかないじゃないですか(笑)
もうね、ビックリしちゃうんですよ。何?何?一体、僕等があなたに何をした?って。
一対一の時はいいけれど、国単位となるとおかしな事になっちゃうのかな?

いいモノは国を超えて流行る……芸能文化だったり食べ物だったり……。
お互いの国の文化を尊重し、吸収して自分の物として昇華する。
要は、そこから新しくオリジナルの素晴しいものが生まれればいいんです。
優れた技術はそれぞれに提供し合ってお互いを高められればベストなんですが……。
チョッと前に中国の高速列車の大事故がありましたね。
悲しいことに沢山の犠牲者が出てしまいました。そこに見え隠れする今の中国の問題点。
彼等は技術供与して貰ったのにも関わらず、自分達独自の技術と言い張ります。
恩を仇で返す……盗人猛々しいとはこの事ですよね。「恥」と言う感覚がないんでしょうね。
日本が世界に誇る新幹線の最も優れた点は、分刻みの過密ダイヤで、
列車を安全に走行させるシステムのことなんです。
時速◯◯◯キロ!世界一!早さを競う?そう言うことじゃないんですよね。
世界一の速度で列車を走らせた=世界一の国……まるで子供みたい(苦笑)
先ずは乗客の安全が一番はじめに来る。国家の威信?そう言うことじゃないんです。
考え方の根本が全く違う。今では神話にまで昇華した新幹線の安全性、
それだって試行錯誤、ローマは一日にしてならず……。
関係者の皆さんが何十年もかけてコツコツと積み上げて来た歴史です。
何千年の歴史だか知らないけれど、人さまの技術のいいとこ取りしてもダメなのね。
知的所有権を全く無視した厚顔無恥な人たちとはお付き合い出来ないです。
オマケに始末におえないのは、プライドだけは高いと来ている。
全てを承知で技術提供するんだから、盗まれてから騒ぐ方が悪い。
初めから相手にしないことです。軒下貸して母屋を取られる……じゃない?
彼等に声高に叫ぶ独自の技術があるらしいです。勝手にやらせておけばいいんです。
世界に素晴らしい技術を売り込み、泥棒まがいに盗まれる事はないです。
僕は中国製品は絶対に買いません(農産物も)
庭用の照明4つ買って全部壊れていた経験あるから(爆)
4つの内1つ壊れていたって25%……全部ですからねぇ……。
一事が万事、まさにこのことじゃないですか。


ある俳優のつぶやきをキッカケにしてなんでしょうけど、
これだけ韓国に反感を持つ人がいて、それを声高に訴えている……。
コンビニエンス・ストアのキャンペーンが右へ倣えで韓国一色って?
テレビのスイッチを入れれば韓国のドラマや歌手が溢れ出し、
フィギュアスケートのテレビ中継の表彰台において我が国の国旗掲揚をカットしたり、
インタビュー時にワザと転倒した写真を大伸ばしにし、
国の宝とも言うべき選手をないがしろにするような事をしたり……。
韓流ですか……本当に見たい人がどれだけいるんでしょう?
先日の「アジョシ」なんて客席パラパラ、しかも可成りの高齢。

マスコミの情報操作なんて今に始まったことじゃありませんしね。
春先の大震災、原発事故以降、テレビでは連日のように関連の報道がされています。
空気中の放射線量の報道。各県の主だった都市の数値を発表していましたが、
ある時から神奈川県は川崎市じゃなくて茅ヶ崎市になった……。
それは、連日、川崎市の数値だけ他の街に較べて飛び抜けて高かったから……。
川崎市には日本有数の焼却炉があります。阪神淡路大震災の時も瓦礫を運んで消却していました。
今回もそう……意味、分かりますよね?数値が高い訳です。
市民から市 or テレビ局に抗議が来たか、安全性を捏造したいテレビ局側の自主規制か……。
報道されなくなったからって数値が低くなった訳じゃない。

そんなこんな、マスコミの情報操作も含めて、
報道の捏造、流行のでっち上げにいい加減ウンザリしている人が多いのでしょう。


それからアルファベットの少女ユニット……思い切り吐き気がします。
なぜ群れる?いい年した大人がどうでもいい個性のない少女たちを十把一絡げにして売る?
テレビ、雑誌、どこを見回してもアルファベットの少女たちが出ずっぱり。
それに大挙して押し掛ける大人たち……握手会って一体なに?
それって体のいいお触り。金で少女たちの身体に触らせる……それってどうなの?(笑)
そんな商売に乗っけられてCDがミリオンセラーになったって意味ないじゃない。


総じて言えるのは「恥じること」の欠如。
「恥ずかしい」とか「恥じらい」とか……文化、人の根幹だったりします。
厚かましく恥知らずが横行する社会は住み辛いです。
基本的には今の時代、コンピューターやゲームの世界にどっぷり浸かり、
人と付き合うのが苦手?下手になって来ているんでしょうね……。

日本の芸能界、テレビの世界にとどまらず、
諸々、日本を取り巻く世界が何だか薄気味悪いことになって来ました。


草々

2011年10月30日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-30 00:00 | 向き向きの花束。