匂いのいい花束。ANNEXE。

潮時かな?

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夕方、お決まりの時間、5時に玄関ドアを開けると、
カトリーヌがチンマリ座って下から僕を見上げていました。

 「なぁ、なぁ……。」

と、一声。飛び切り美味しい夕飯を御所望です(笑)
今日は取り敢えず夕飯はお預け。頭をそっと撫で、
首の後ろをヒョイっと摘み上げ、僕の膝の上に乗っけて爪を切ります。
カトリーヌの爪は小さいです。鋭く尖った手の爪をパッチンパッチン…….。
少しもグズらず大人しくしているカトリーヌ。
さぁて、準備万端。今日はカトリーヌを病院に連れて行く日なんです。
実は暫らく前からカトリーヌの耳に傷が出来、膿を持っていました。
毎日〜ご飯の時に綺麗に拭きあげ、抗生物質の軟膏を塗ってあげていましたが、
ここ数日、どうも芳しくないのです……チョッと僕の手に余るかなぁ……。

爪を切られたカトリーヌはグズることなく大人しくケージに納まっています。
移動のバスの中で、ケージを覗き込み、声を掛けると、
時折、小さな声で「なぁ、なぁ……。」と鳴くだけ。
バスの中や診察室で「助けてぇぇぇぇっ!」「殺されるぅぅぅぅっ!」と、
絶叫する朝子やきんとは大違い(笑)
中を覗き込むと、クルンクルンの真ん丸な目で僕を見つめています。
爪を切るのはいつも親身に猫の診断をしてくれる先生への礼儀です。
慣れない病院に興奮し、暴れて引っかかれて怪我でもされたら大変ですから。
カトリーヌは4.1キロでした。持ち上げた感じはもう少しあると思っていたんですが……。
診断の結果は、マダニのアレルギーで耳に湿疹が出来、自分で掻き壊して化膿したのだろうとのこと。
綺麗に洗浄して貰い、2週間効力がある化膿止めの注射を一本打って貰い診察終了。

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猫の弱点は、その一番の魅力である目と、大きくて愛らしい耳です。
特に頻繁に手を掛けてあげられない外猫は、目と耳の疾患に悩まされることが多いです。
カトリーヌはいつでも簡単に自由に触れることが出来るからいいのですが、
他の黒豆や、現在、脱走中のキクちゃんは全く触ることが出来ないので心配です。
特にキクちゃんは生れ付き片目がありませんからね。
精々、ご飯を食べている時に、そっと首筋にフロントラインかレボリューションを1滴……。
マダニ、蚤を駆除してあげることしか出来ません。
家の中で面倒を見ている こうちゃんもそう……耳の掃除と爪だけは切りたいのですが……。

診察を終え、会計を待つ間、ケージを少し開けてカトリーヌの頭を撫でてあげます。
気持ち良さそうに小さな声でゴロゴロ喉を鳴らすカトリーヌ。
次第に鼻先と額を僕の手の平にグイグイ押しつけて来ます……。
親愛の印、僕に心を許している証拠かな。

帰宅して玄関先でケージを開けカトリーヌを外に出して上げるんですが、
爪を切り、病院に連れて行って治療をして貰った可愛がっている猫を外に放す違和感……。
下から真ん丸な目で僕を見上げるカトリーヌ……。


そろそろ潮時かもしれません。家猫への道を模索する時が来たように思います。


2013年2月10日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-02-10 00:00 | 猫が行方不明。