匂いのいい花束。ANNEXE。

クレソンが絶滅?

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ブノワ。さん、最近、青虫になっています。
決して美しい蝶に羽化しない青虫(笑)アッ!毛虫じゃないからね(笑)
一見、食が細いように見えて、意外に肉大好き人間なんですが、
実はもっと好きなのは野菜なんです。

少し前に最寄りの駅近くにある使えない2つのスーパーの話は書きました。
何れも帯に短かし襷に長し……これも随分、オマケした言い方ですけどね。
その時にチョッと触れた、駅前の小さな小さな出張八百屋……。
ここが意外に良くて、最近、毎日のように買い物をしては料理を楽しんでいます。
その日、店先に並んでいる野菜を見て献立を考える……いいですよねぇ。アイデア増えるし。
特に嬉しかったのは、クレソンやコリアンダー、ズッキーニが普通に買えること。

 「なぁ〜んだ、そんなこと!」って言わないでくださいね。

他でも扱っていないスーパーは結構あるけれど、
ここに引っ越して来てから約3年、クレソンなんて殆ど目にしなかったんですから(笑)
わざわざクレソンを買いに遠方のスーパーまで足を延ばすのも何だしね。
一時期は真面目に「もしかしたらクレソンが絶滅?」……そんなことも思っちゃいました。
それ程、入手困難。このところの水質汚染、大気汚染はヒドイものがありますから。

今日の写真は大好きなクレソンのパスタ。簡単で美味しい一皿です。
作り方はいたってシンプル。先ず、タップリのお湯でパスタを茹でます。
フライパンにオリーブオイルとバターを溶かし、
鷹のツメとニンニクを熱して匂いをオイルに移したらエノキ茸をさっと炒めておきます。
クレソン(1人前2把)は3等分にし、固い茎の方は、
パスタが茹で上がる20秒くらい前に鍋に入れ、
さっと湯がき、パスタと一緒にあげます。
クレソンの葉の部分はそのままフライパンに入れ、
上から茹で上がったパスタを乗せて熱でしんなりさせます。
ささっとパスタをオイルと絡めたら、鶏ガラの顆粒を少々、
ブラックペッパーをガリガリと、隠し味に醤油数滴垂らして風味を付けお仕舞い!
あくまでも塩味ですからね、お間違いなく!
お皿に盛り付けつけて、レモンをギュ〜っと絞ったら完成です。
レモンは必須ね。だから塩気は要調整です。
エノキ茸はパスタと違う面白い食感が楽しめるので好んで入れますが、
舞茸でもしめじでもOKです。また、クレソンだけでも一向に構いません。
ただし、何を入れてもいいけれど、クレソンの風味を消してしまうもの、
個性が強いものはやめた方がいいです。主役はあくまでもクレソンですから。
1枚目の写真は気取った撮影用です。撮影が終わったらこの3倍は盛り付け、
ペロリと平らげてしまったのは言うまでもありません(笑)

器は僕のコレクションから白抜きのタコ唐草の中皿。
タコ唐草には筆で一筆描きのシンプルなものや、
その唐草の線の周りを丁寧に濃いめの極細の線でアウトラインを取ったもの、
同じ図柄で、陰陽逆にした白抜きバージョンもあります。
それからこの写真のように、唐草を白抜きに太く描いたものなどがあります。
一筆描きのものは、その昔は雑器として扱われていましたが、
今はなかなかの人気者、骨董の器の花形です。
白抜きやアウトラインの意匠のものはそれらよりチョッとグレードが高いかな。
何れも気が遠くなるような緻密な作業なんですが、
渦を巻く唐草の大きさで随分と表情が変わります。

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さて、この小さな八百屋が楽しいのは、綺麗な女性が店番をしていること(笑)
お互いに色々な野菜の調理方法についてレシピの情報交換したりします(笑)
このクレソンも、付け合わせ以外に、いつもこんなに沢山何に使うか尋ねられ、
このパスタのレシピを教えたんですが、
次回、行った時には、既に教えたレシピを試していたようで、
その辺の上っ面だけの対応じゃないところも好感が持てます。
彼女、瞳が日本人には珍しいヘーズル、はしばみ色なんですよ。
ズゥ〜っと誰かに似ている誰かに似ていると思っていたんですが、
ハタと思い当たってみると、彼女、コマツガーデンのみどり社長にそっくりなの!
瓜二つね。双子の姉妹って紹介されても納得です。
そう思ってみると、声まで似ているではありませんか。

もう一枚の写真はある日僕が食べた野菜の山。
クレソン5把、トマト、アスパラガス、コリアンダー両手に一抱え(これサービスでした!)
クレソンのパスタと山盛りサラダ、コリアンダーのサラダ……ね、青虫でしょ?(笑)
小さな八百屋が食生活を変えることもあります。面白いものです。


2013年3月22日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-03-22 00:00 | Raindrops on roses。