匂いのいい花束。ANNEXE。

日光けっこう……なんだけど。

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前にも書きましたが、お園が行方不明らしくて気がきじゃなくて……。

いっそ、その日の最終で帰ろうか、それとも翌朝の始発で帰ろうか……。
あれこれ思案しましたが、結局、折角、来たんだし、友人に留守宅を頼んだし、
ささっと東照宮を見学してから早めに切り上げて帰ることにしました。

バイキングで食べ切れない程の朝食を摂り(JR駅前のホテルはなかなかGOOです。)
心配ごとがあっても食欲はあるのね。勿論、米一粒残しません!
バスに乗っていそいそと西参道に向かいます。
この日の予定は、先ず、輪王寺大猷院から日光二荒山神社を回り、
東照宮そして、日光山輪王寺を見て午前中に帰路に着くというコース。
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先ずは人影少ない輪王寺大猷院(だいゆういん)を歩きます。
誰ともすれ違わずほぼ貸し切り状態(笑)こちらも修復が始まっていました。
上の2枚目と3枚目の写真の、廣目天と持国天は非常に素晴らしい造形ですね。
力強くて像のバランスもいい。なかなか気に入っちゃって何枚も写真に撮っちゃった。
足場が組まれていて正面から撮れなかったのが心残りですが……。
日光二荒山神社はささっと流していよいよ東照宮に向かいます。
いやいや、ピッカピカですねぇ……あまり趣味じゃないかも、東照宮(苦笑)
陽明門がまたまた修復中でした。前に来た時もそう。40年ぶりに来てまたまた修復中……。
次はいつ来るか分からないし、これは一生見られないかも(笑)
陽明門は小学生の頃にプラモデルを作った覚えがあります。
何だか地味で変な子供?自分でもそう思います。

それまで殆ど人に会わなかったののに、東照宮に来ると物凄い人、人、人……。
ご存じのように東照宮は世界遺産に登録されていますが、
僕、なんだかこんなんでいいの?って思っちゃうのね。
例えば、修復の際の足場の組み方とかね……。
勿論、いずれはキッチリと見えないようにシートで覆われるんだろうけど、
むき出しの単管が彫刻や柱ギリギリに組まれていたり、
作業途中の脚立が投げ出してあったり、軍手やブルーシートが落ちていたり。
仕事が出来る本物の大工って作業現場が綺麗なんですよね。
仕事仕舞いにはキッチリ掃除して終わる……だけどここはどう?

一事が万事この調子だとねぇ……それもこれも、修復の作業を引っ括めて世界遺産だし、
こんなぞんざいな仕事でいいの?って思っちゃう。
石の塀の向こう側はゴミ捨て場みたいに汚いしね。
僕が視察したらチェック・シート50枚くらいになっちゃう(笑)
それからアクリル板を彫刻や手を触れられたくない場所の前に貼ってあるけど、
あれも何だか汚らしいと思うのは僕だけでしょうか。
固定するにあたってビスで留める訳でしょう?ようするに国宝に穴が開く訳です。
それから陽明門の修復現場。剥がした塗料があちこちに散乱していたけど、
考えてみたら修復ってどんな人たち、どのような権威と技量を持った人たちがあたるの?
昔、親友とアルハンブラ宮殿に行った時、
ごくごく普通の作業員のお兄ちゃんが壁面の繊細な彫刻を弄っていたけど(笑)

手を掛けてピカピカにすることによって当時の面影を再現し、
かえって歴史遺産としての価値がなくなるんじゃないか……僕はそう思うの。
世界遺産に登録されると修復の仕方、手続きも色々と煩くなる、
勝手に何でも出来なくなるでしょう? 何がなんでも滅びないようにする必要あるのかな?
白蟻被害で土台からメチャクチャになっちゃうのは何だけど、
いつまでも極彩色、ピカピカにしておく理由は?必要あるのかな?
経年の美……それを一番理解して価値を正しく評価し、
愛することが出来るのは日本人のもっとも世界に誇れる美的感覚のハズなんだけど……。
奈良、薬師寺の西塔が建立当時のままに再建されましたが、
1300年の風雪を経た東塔の美しさには到底適いません。
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最後に立ち寄った日光山輪王寺の黒門(1枚目と最後)……。
部分の写真ですが美しいと思いませんか?

日光けっこうだけど、ブノワ。さんはもう日光はけっこうかな(笑)


追伸、そろそろ「Under the Rose。」も再開します。
   この週末かな?怒濤ですよ、怒濤(笑)
   お茶とお菓子を用意してパソコンの前に座りましょうね!



2013年9月7日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-09-07 00:00 | 旅の栞。