匂いのいい花束。ANNEXE。

生きたままドライ……ノルマンディーの紫陽花。

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拝啓

Aさま、先日はお忙しい中、時間を割いて戴き恐縮です。
久し振りのお目に掛かり、積りに積もった話しをするのは楽しいですね。
連れた行って戴いた隠れ家的なカフェも素敵でしたし……。
今度は僕がいい所をお教えしますね、是非、お付き合い下さい。

空梅雨と言うほどではありませんが、今年の梅雨は雨が少ないですね……。
シトシト雨も外出しない時は風情があって素敵だけれど、
出掛ける時の雨は気が滅入りますね。薔薇もカンカン照りの日より、
しっとりと雨の日の方が伸びがいいように思います。
まぁ、何事もほどほどにと言う事ですか(笑)

そんな中、雨が最も似合う花、紫陽花が満開ですね!そろそろお仕舞でしょうか。
もう街の至る所に色とりどりの紫陽花が咲いています。
ほとんど手入れいらずのこの花は、普段はひっそりと存在を隠すかのようですが、
一旦、季節になると、さも「見て見て!」と言わんばかりに存在を主張しますね。
街中に植えられている紫陽花はピンク系かブルー系がほとんど、
僕は白い花〜グリーンの紫陽花が好きなので、ちょっとどきつく感じますが、
それでも梅雨時、雨にしっとり濡れた紫陽花を見るのはいいものです。

今日の写真はフランスはノルマンディー地方、ディエップの近くにある
Varengeville-sur-Mer、ヴァランジュヴィル・シュル・メールと言う、
高級別荘地にもなっている小さな村の紫陽花、個人のお宅の前庭です。
背景の白は、そのお宅の白壁になります。
この小さな村は花好き垂涎の庭園、「Parc Floral des Bois de Moutiers」が
非常に有名で、もう一つ、この村にはフランス一とも世界一とも言われている
紫陽花園「Shamlock」があります。開園は4月から10月までの約半年、
冬場は閉まってしまいます。この紫陽花園は、所謂、庭園形式ではなく、
林の中の木の下に夥しい数の紫陽花が自然な姿で植えられているんですよ。
この紫陽花園があるせいか、村中、至る所に紫陽花が植えられています。
それは、ちょっとした道路沿い、街角の植え込みから個人の庭先まで。
村全体が紫陽花で彩られています。この写真を撮ったのはなんと10月。
これだけ綺麗に花が残っているのってちょっとビックリだと思いませんか?
矢張り、日本とは気候が全然違うんですね。湿度の違いでしょうか。
初夏に咲いた紫陽花は、そのままの姿を綺麗に残し、
秋のこの時期まで美しまま。2回目に僕が紫陽花園を訪れた時は
6月上旬……時期が早かったせいか、まだ殆ど開花していませんでした。
見頃は7月の今頃でしょうか。いつか満開の時に訪れてみたいものです。

薔薇ばかりのウチにある紫陽花はたった一本だけ。
一年前に某大手園芸店で買ったグリーンの紫陽花
一般にグリーンの紫陽花は菌による伝染病とか言われていますね。
でも、これは園芸種、きっと大丈夫ですよね?ちょっと心配ではあります。
そうそう、6月に訪れた時、この紫陽花園で物凄く素敵な経験をしました。
そのエピソードはまた次の機会、お目に掛かった時にでも……。


敬具

2006年7月8日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-07-08 00:00 | 旅の栞。 | Comments(20)
Commented by seesea_life at 2006-07-08 11:11
ブノワ様

おはようございます。

なんとやさしいお返事ありがとうございます。
感激です。

お手持ちのグリーンの紫陽花。薔薇にも相性良さそう。
紫陽花は、かなり種類が増えてきましたね。

ますます梅雨も楽しくなってきました。
Commented by G・d・D at 2006-07-08 12:26 x
ブノワ。さま
今年も様々な場所で、それこそ様々な色で咲き誇る紫陽花たちに、
季節が一巡したことの感慨深さを、あらためて知らされたものです。
我が家では、永年育てている白い紫陽花と、今年から育て始めた、色が3段階に変化する品種、この2種類きりですが、いつも花のよい時期に切ってしまうんですよ。切ってからも持ちますが、以前、こちらの記事で拝見した、立ち枯れた紫陽花の姿をみてからというもの、本来あるべき姿もいいものだと、再認識した次第です。
ただ白い紫陽花だけは、やはり切ってしまいましたが...。
何せ、生花店での秋紫陽花はビックリするほど高いですからね!
まぁ、秋紫陽花は輸入ものがほとんどでしょうから無理もない話です。
友人宅の近くに2階の屋根を超えんばかりに樹木化した紫陽花がありますが、それはもう見事!いつか許可をいただいて写真を撮らせてもらえたら・・・と、思っています。Varengeville-sur-Merは是非訪れてみたい場所です。ちょっと辺鄙な外れにあるというのも、更にいいなと思います。いつかお話されていた素敵なマダム、変わりなくお元気でしょうか?
Commented by juno-7 at 2006-07-09 00:35
ブノワさま
こんばんは。いつか教えていただいた、フランスの紫陽花園のお話、
詳しく伺えて感激です。そうなんですか、村全体・・・。素敵な発想ですね。
紫陽花園に引かれておりましたが、植え込みや個人宅に咲くアジサイの方にも
強く惹き付けられます。
行きたくてたまらなくなって来ました。もう、その村に行くことが
私の夢になっています。 Juno
Commented by kazu at 2006-07-09 01:42 x
こんばんは、ブノワ。さん。
目も覚めるような色の紫陽花の画像ありがとうございます。
フランスの紫陽花の村、ボクも是非訪れてみたいです。
フランスにはジェルブロワというバラで有名な(でも飛び切り小さな)村があるそうで、そちらにも是非足を運んでみたいですね。
フランスの紫陽花とバラはやはり少し時期がずれるのでしょうか?
緯度が高いからもしかすると同じ時期に咲いたりして・・・。
調べてみる価値がありそうです。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-09 08:24
*sunさんへ。
おはようございます。いえいえとんでもない、こちらこそいつもありがとうございます。園芸店で鉢植えで売っている物って往々にして育てるのが難しいですね。コンパクトになるように色々な加工が施されているでしょう?グリーンの紫陽花は、葉だけ大きく育って、今年は花が付きそうにありません。そんな物なのかなぁ……来年に期待を賭けるしかないですね。でも仰言る通り青々とした葉が薔薇ととてもマッチしています。関東はなんだかこのまま雨が降らない日が続きそうです……そうなると雨が恋しくなるから不思議ですね(笑)

ブノワ。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-09 08:34
G・d・Dさま。
おはようございます。そう、季節を感じさせてくれる花っていいもんですね。そう言えば、この時期、紫陽花とセットになっているカタツムリを見なくなったと思いませんか?大きい奴ね。ウチには何故か4〜5ミリ程度のカタツムリは沢山いるんですが、大きいのは殆ど見掛けなくなりました。これは、季節と言うより、今の生き物に厳しい時代を感じさせます。イギリスの立ち枯れ紫陽花は日本では無理じゃないでしょうか?湿度とか気候が全く違いますもんね。日本では全部茶色になっちゃいますもんね。この背景の写真の紫陽花だって、赤く退色している物の、花弁も痛んでいないし満開の時のまま、そのままですもんね。秋の紫陽花にはビックリさせられます。お値段も大きさも(笑)そして、やっぱりどこかバタ臭い感じがします。グリーン〜ブルー〜赤のえも言われぬ色彩も魅力的ですし……。そうそう、例の駒場の線路沿いの階段を下りてスグ、左に曲がった所にも巨大な紫陽花がありますよね。見上げんばかりに立派な奴(笑)Varengeville-sur-Merにはいつか一緒に行ってみたいですね。どの季節もいいんでしょうけど矢張り薔薇の春?勿論、入り口で右と左にお別れですけど(笑)

ブノワ。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-09 08:43
Junoさんへ。
おはようございます。紫陽花園のエピソードはまた今度ゆっくりと(笑)
もっと素敵な出会いがあったんですよ。やっぱりフランス人って親切。
この村は高級別荘地、しかも、ドーバー海峡を挟んでイギリスと近いですから、昔から交流があったんだそうです。イギリス人が大の園芸好き、そう言う部分で影響された事もあるんでしょうね。それはそれは手入れが行き届いていて素敵な村ですよ。季節が良ければ日帰りも可能です。僕もパリに行く時は、常にこの村に照準を合わせています(笑)

ブノワ。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-09 08:49
kazuさんへ。
おはようございます。この村には紫陽花園の他に、フランスの庭園のガイドブックで、植物面と歴史的な見地の両方の面で★★★★を獲得した唯一の庭園があります。kazuさんがこの村に行った日には数日帰って来れないかもしれませんね(笑)この村に行くのも結構大変ですが、ジェルブロワはもっと大変じゃないでしょうか?それがいつまでも美しい景観を保っている理由かもしれませんが……パリを基準に言うと、札幌くらいの緯度の割には薔薇の開花は殆ど日本と一緒です。一番の見頃は6月第一週くらいじゃないでしょうか。7月だと遅過ぎます。紫陽花はその後、7月からじゃないですね……僕がこの紫陽花園を訪ねた時は殆ど何も咲いていませんでしたから(笑)

ブノワ。
Commented by nanacy at 2006-07-09 22:57 x
ブノワさん、こんばんわ!
ブノワさんに教えていただいてShamlockに行ったのはもう一年前のことになるんですね。ちょうど6月の30日頃だったと思います。紫陽花がちょうど咲き始めたころでした。最盛期は7月下旬ごろでしょうか?
ブノワさん、今度、満開のころにいらしてわたし達のために沢山、素敵な写真を撮ってきてください!
Commented by raindropsonroses at 2006-07-10 06:06
nanacyさんへ。
おはようございます。一年が経つのは本当に早いですよね。
あそこの村と庭園は、一年中、どの季節でも訪れてみたい所ですね。
紫陽花園は丁度、林の中ですから、他よりも涼しく開花もチョッと遅めなんじゃないかと思います。それにしても村中、紫陽花だらけ!真冬はどんな感じなんでしょうねぇ……。今だったらメモリーカードが何枚あっても足りないかもしれません(笑)

ブノワ。
Commented by しん at 2006-07-10 21:23 x
ブノワ。さん
梅雨のないコチラの紫陽花は、まだ蕾なんですよ・・・っていうか
存在すら忘れてたわ(笑)やっぱり日本は、細長いのですわ。
だってウチ庭の薔薇が今頃、満開ですもん。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-10 22:07
しんさんへ。
梅雨がないってどんな感じですか?スッキリ晴天が続くんでしょうか?
今日の東京は気絶するほどの不快な一日でした。湿気+高温……なんでしょう、息が出来ないって言うのかなぁ。あぁ、そっちに越したい(笑)でも、花なんかは色々な種類が一気に満開でしょう?

ブノワ。
Commented by noasgarden at 2006-07-20 02:48 x
これはまさしく枯れ美、、こういう写真を見ますとやはり、デジタル一眼レフが欲しくなります。今のものもチューリップモードやら駆使しますと面白くできるときもありますけれど、深度はかぎられちゃいますものね。
それにしても昨年はわずかに咲いたうちの紫陽花は今年びくとも咲く気配がありません。(たぶん剪定でしょうか、コツとか御存じですか?)おともだちにわけてもらったアナベルの株も来年は開花するかわからず、、。
それにくらべてバラちゃんたちは、刺はあるけど意外によいこちゃんです^^。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-20 07:22
mayuminさんへ。
どうもありがとうございます。確かこの写真はデジタル一眼じゃなくて、ミノルタの一眼とコンパクトの間の子みたいな奴で撮りました。背景とは可成り距離があったのですよ(笑)この村で紫陽花を見た時は「おぉ、満開じゃん!」と興奮したんですが、考えてみれば季節は10月、このまま花が終わるフランスの気候に2度ビックリでした。ウチの紫陽花も咲きませんでした(笑)ショボかった枯れ姿からは想像もつかないほど大きくなりましたが……コツなんてあるんですか!?僕は放って置けば勝手に咲くもんだとばかり思っていました。mayuminさん、調べて教えて下さい(笑)アナベル、綺麗に咲くといいですね……あれって非常に素敵ですもんね。

ブノワ。
Commented by noasgarden at 2006-07-20 11:28 x
放って置けば、、、ブノワ。さんがそんなこと〜^^!告白します。バラもそうだと最近まで思ってました!う〜ん何ごともセオリーがあるものなんでしょうか。
フランスの気候を堪能したことはないのですが、やはり、問題は湿気ですよね。ああ避暑に行きたい!
Commented by raindropsonroses at 2006-07-20 17:01
mayuminさんへ。
こんにちは。だってねぇ……さすがに冬場の剪定はしますが(良く分からないので適当に!)もしかしたらきっと決まりがあるんでしょうね(笑)でも調べようとしないいい加減な僕。そう、問題は湿気です。日本はもう亜熱帯ですからね……薔薇なんか綺麗に咲くはずありません。

ブノワ。
Commented by louis at 2006-07-26 19:52 x
初めまして、薔薇を検索していたらこちらへ伺うことが出来ました。素敵な写真と文のページに書物と薔薇の香りがしました。写真の紫陽花の色の変化、綺麗ですね。6月、友人の結婚式で行ったブルターニュ地方で、彼女の田舎の家の庭一面に咲いており、沢山摘んで押し花にしたのを思い出します。空気のせいか、色が綺麗なまま乾燥しますね・・・他の薔薇の写真や文も素敵です。ローズアンシアン、良いですね。フローリストに行くと、一目見て心を奪われて、家につれて帰らずにいられません・・・またお邪魔させてくださいね。暑い夏、お元気でお過ごしください。
Commented by raindropsonroses at 2006-07-27 06:45
louisさんへ。
おはようございます。はじめまして、ようこそいらっしゃいました!
こんなコメントをし辛いブログなのに……過ぎるお言葉とても嬉しく読ませて戴きました。louisさんも薔薇がお好きなのですね。もしかしお名前は14世からでしょうか?このブログの目的は、ヘボな文章ですが、あるとしたら行間から皆さんに色々と想像して戴く事、匂いを感じていただく事。そして、僕と一緒に暫し旅に出て戴ければと大袈裟な事を思いながら書いています。ですから、louisさんのお言葉はとても嬉しいです。秋の紫陽花ですが、湿度が違うのでしょうね。この村を訪れた時、村中、満開の紫陽花にビックリし、「ンンン?待てよ、今は秋!」と季節を思い出して二度ビックリでした。ブルターニュのお友達の結婚式、素敵だったでしょうね!
こんな感じで適当に書き散らしています、またお越し下さい、お待ちしています!

ブノワ。
Commented at 2008-11-24 22:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by raindropsonroses at 2008-11-26 18:43
おフランスさまへ。
こんばんは。ご丁寧にメッセージどうもありがとうございます。
こんなブログでもお役に立てて良かったです。人間、何かしら存在の価値があるのですね(笑)その思いが叶うまでの年月は長いようですが、実現してしまうとアッと言う間のことのように思いませんか?実現したい「夢」のために幾つものハードルを飛び越えて来たんですものね。目にした光景は実物以上に素晴らしかったことでしょう。そして、僕が決して大袈裟に文章を飾り立てていないことが証明された訳です(笑)飾り立てるどころか文章力が足りませんね……それくらい素晴らしい光景でした。次もその次も楽しみにしていますからね!僕もおフランスさんの記事で再び楽園を訪れるような気分に浸るつもりです。これからも一つ宜しくお願いいたしますね。

ブノワ。