匂いのいい花束。ANNEXE。

先ず美しい日本語を……。

e0044929_1947417.jpg
拝啓

もうスグ白露だというのにまだまだ暑い日が続きますね。
Gさん、先日はお招きありがとうございました。
久しぶりに楽しい一時を過ごす事が出来ました。
それにしてもGさんの奥さま、本当に料理上手なんですね、
ビックリしちゃいました。目移りするお皿にガッついていたらもうお腹一杯!(笑)

さて、Gさんと話していると、いつも美しい日本語を話されるので大変に勉強になります。
僕に敬語を使うのは玉に瑕だけれど(笑)会話をしながら自分の日本語の間違いを
いくつも見付けて恥ずかしい思いをしています。Gさんもご存じの通り、
僕は小学校の通信簿の国語の作文の欄に「×」が付いていた人間ですからね(笑)
漢字の読み書きは出来る方ですが、句読点の打ち方なんて滅茶苦茶、怪しいものです。
でも常日頃、なるべく正しい日本語を話すように心掛けているんですよ。
僕が大嫌いで絶対に使わない3つが、「省略言葉(短縮言葉)」と、
さすがに最近は少なくなって来たけれど「語尾上げ言葉」、
「ら抜き言葉」です。この3つはみっともないですもんね。
僕の意見では、短縮言葉なんか女性週刊誌の悪影響大ですね。
最近、特に気になるのが「全然」の使い方……これはもう笑うしかないですね。
テレビを入れると殆どの芸能人が使い方を間違っています。
「全然、美味しい」「全然、綺麗」「全然、出来る」一体、何なんでしょう?(笑)

言葉とは時代とともに移り変わるもの。
今、僕らが話している言葉だってそうやって出来て来ました。
この使い方以外は間違っているって言うことはありませんが、
何もわざわざ汚い言葉遣いやデタラメな言いようをする必要もない訳で、
また、美しい日本語を話せて、尚且つ、時と場合によって、
話す相手によって言葉遣いを変えたり、楽しみで方言を使ってみたりもいいでしょう。
例えば、僕は関西の友人と一緒だと大阪弁を使ってみたりします(上手じゃないけど)
でも、それには先ず、基本が出来ていなければいけません。
いい年してある程度の漢字も読めないと恥ずかしいし……。
話す言葉でその人の生まれ育ち、品格か分かってしまいますもんね。

先日、真夏の盛りに偉大な作詞家が亡くなりました。
3分の歌の中に込められた人生のドラマ……。
人間の情念や悲しみを決められた文字数の中で自在に表現する才能。
あの曲も!?この曲も!?歌謡曲の枠に捉われず、ポップスからロックまで、
歌のジャンルを問わない変幻自在な世界。メロディーや曲調はどうあれ、
彼が描き出す世界には深い人間のドラマがあった……決して真似は出来ないけれど、
常に彼の素晴らしい仕事の数々を念頭に、そして手本にして文章を書き、
普段の言葉遣いをして行きたいです。
因みに、僕が一番好きな歌詞は八代亜紀の「雨の慕情」……あれは傑作です。

この、思い切り日本的な写真は、2年前の秋、フランスのトロワで撮りました。


敬具

2007年9月3日


ブノワ。


[八代亜紀/Aki Yashiro (1950~ )]
[雨の慕情 (1980)]

★Copyright © 2005~2007 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2007-09-03 00:00 | 向き向きの花束。