匂いのいい花束。ANNEXE。

レミの美味しいレストラン。

e0044929_2317304.jpg
拝啓

比較的、暖かな秋になりましたね。
Kさん、先日はパリのお土産をありがとうございました。
チョッと早いけれど素敵なマフラー、
お陰さまでこの冬が楽しみになりました。

さて、ビックリしちゃったのは、僕が教えて差し上げた
友人が経営するレストランに行ってくれたんですね!
ラ・デファンス(新凱旋門)の近くですから
チョッと街の中心から離れているのにありがとうございました。
どうでしたか、僕の友達だって言ったら大サービスしてくれたでしょう。
あいつ、レミはそう言う奴なんです。

レミは香港生まれのパリジャンです。
ニューヨークに住んでいる時に今の奥さんと出会い、
結婚してパリにやって来ました。広東語、英語、フランス語が話せます。
僕が彼と知り合ったのはかれこれ7年前、
新世紀をパリで祝うために1ヵ月滞在した時に、
今のレストランの前に勤めていた中華レストランで知り合ったんです。
まだそれほどパリに慣れていない頃、フランス料理に飽きると、
いや、美味しい料理とレミの温かい持て成しを求めて頻繁に通いました。
一人で行ってよし、友人揃ってワイワイガヤガヤ行くのもよし。
先ず「元気?」から始まり、力強い握手……席に案内されると
必ずライチの食前酒が出て来ます。
沢山食べて浴びるほど飲んで可成安い会計(笑)
お米が恋しい時にも重宝しました。集まる客の人気者、
誰彼、分け隔てる事なく温かい持て成しをするレミでした。

そんなレストランの顔だったレミが奥さんと二人で独立して
レストランを始めるに至った理由は長くなりますから割愛させて戴きますが、
新しいレストランに行って思ったのは、
レミを中心に従業員が明るく楽しげに働いていることなんです。
決して若いとは言えないマダム達も本当に楽しそうに働いています。
驚くのは、テーブルにレミと二人、旧交を温めていると、
入れ代わり立ち代わり客がやって来て僕に握手を求めるんです。
カウンターでカフェを楽しむムッシュはウインクして合図します。
運ばれてきた料理はこれ以上は盛れないほど山盛りになっていて、
サービスで美味しいワインを開けてくれるレミ。
全ては彼中心に店が回り、彼の人柄、
雰囲気が店の色となり親しみ易さになっているんです。

心にダイヤモンドを持つ僕の親友。
心のダイヤモンドは無くすのは簡単だけれど、
一度、無くしたら二度と手には入りません……。
遥か昔にダイヤモンドをすっかり紛失した僕なんかは、
レミを見ていると羨ましいと同時に、ジルコニアでもいいから(笑)
なんとかレミを見習って心優しい人間になりたい……。
そう常々思っています。レミの美味しいレストラン……。
そんなタイトルのアニメもありましたっけ……。

今度は僕がレミの所にご案内しますね。
いつか一緒にパリに行かれますように!


敬具

2007年11月9日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2007 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2007-11-09 00:00 | バベットの晩餐会。