匂いのいい花束。ANNEXE。

櫻は終わって……薔薇色のソルベ。

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比較的、雨が多い4月のある日曜日の午後……。
霧雨舞うバルコニーから部屋に戻ると同時に京都の友人から宅急便が届いた。
そう、京都の料理人大親友のやすくんからだ。
自分の極上アイスクリーム作りのルーツはソルベなので、
是非、僕に食べて貰いたいとのこと(笑)

そうですか、そうですか、そこまで言われては仕方がない!
僕はアイスクリームに比べてソルベは苦手なのですが、
やすくんの自信作と言うのだったら仕方がない!
その代わり点数は辛いですよぉ〜だ(笑)
早速、箱を開けてタッパウェアーを取り出しました。
何と、今回もタッパウェアーが2つも入っているではありませんか。
ンンンンンン?何やら色が微妙に違う2種類のピンクのソルベ……。
林家パー子とペーみたいにも見えるけれど……(笑)
どれどれ、フムフム……ソルベの氷っぽさがなくて非常に滑らかで美味しいじゃありませんか。
お味はと……手前の色の濃い方が柘榴、奥の幾分淡い方は何だろう……。
微かに漂う花の匂い……きっと、花の匂いがするリキュールを使っているのかな?

このピンク色に花の匂い……そうかっ!
このソルベを薔薇の時期にお使い下さいって言うことかっ!

実は、今年の薔薇の時期に、我家のバルコニーはクローズと決めています。
何故なら、交配を本格的にするので、とても人さまにお見せ出来る状態じゃないから。
それでも、仕事の関係の方とか、薔薇でお世話になっている方とか僅かですが来客があります。
その時のディナーに、「是非、僕のアイスクリームをお使い下さい!」と、
やすくんから申し出があったのは今年の1月……。
そこまで言うのならと、苺やキャラメル、桃、バナナなど、4種類をリクエストしてあります。
そこにこれらのソルベを加えて欲しいのですよね、きっと……。
と、言うことは、このピンク色は薔薇の花に見立てている訳なんですね。
そう言えば「Chant rose Misato」みたいなピンクじゃありませんか!
なかなかやるじゃないですか!前記の4種類にこの2種類も追加しましょう!

はぁ、それにしても持つべきものは友……。
一生涯タダで美味しいアイスクリームとソルベを食べられれるのですからね。
これを薔薇色の人生、ラ・ヴィ・アン・ローズと言わずして何と言いましょうか(笑)

所で困った事があります………………。
お客さまの中には「薔薇の匂いを楽しみたい!」と、殊勝なことを言いつつ、
実は本当の目当ては薔薇じゃなくて僕の餃子だったりシャンパンだったりする不届きな輩がいます(笑)
NのOさんとかBRさん、TTさんとか、数え上げたら結構いる!(笑)
我家の冷蔵庫を食い尽くさんばかりのその食欲。
その調子でソルベを食べられてしまっては困るし、
食べ放題、おかわり自由と思われるのはもってのほか。
何か効果的にアイスクリームやソルベの量を減らすいい方法はないものか……。
そびえ立つようなパフェを期待されては困るし、
底なし沼のような食欲を満足させる義務もないし……。

そこで思いついたのが通常のアイスクリームのグラスに入れずに、
骨董品、それも僕が大事にしている染付けの小さな器に入れて出すと言うもの。
これだったら話題を器の方に持って行って注意をそらせるし、
ここまで綺麗に出されたら、さすがの酒池肉団子系の友人達もおかわりは要求しないでしょう(笑)
早速、お気に入りの染付けを引っ張り出して来てソルベを盛付けてみました。
ウンウン、これなら最小限で満足して貰えそうかな……。

写真に使った器は、いつも美味しい氷菓を送ってくれる京都のやすくんに敬意を表して、
京都に旅行の時には必ず立ち寄る老舗の「てっさい堂」で買い求めた蛸唐草と菊唐草の器……。
この2客から僕の骨董狂いは始まりました(笑)
下に敷いてあるのはパリで買った超大判のシルクのストール……ペルシャ製です。
いつか羽織の羽裏として使おうと思っているのですけどね……。


2008年4月18日


ブノワ。


[Chant rose Misato/Soeur Emmanuelle (S) Derbard, 2004]

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by raindropsonroses | 2008-04-18 00:00 | バベットの晩餐会。