匂いのいい花束。ANNEXE。

確実に2キロは太った夜。

e0044929_211706.jpg
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

猫も杓子も雁首揃えて……いやいや失礼!
最近、秋の声を聞く頃から友人達がこぞって京都に行く。
ある友人は学会に出席のため、またある友人は遅い夏休みを初めての京都で過ごすため……。
京都は本当にいい……僕も晩春に訪れた時のことが甦ります。
その時のことは少し書きましたけれど、
親友のやすくんとはランチの後にカメラを持って哲学の道辺りを散策、
僕は大いに疑っているのだが、実はこの京都人の友人やすくん、
京都に住みながら銀閣寺も哲学の道も苔寺も知らない、
ニセ京都人、驚異のもぐり京都人、自称京都人なのだ(笑)

三々五々、友人達が京都を訪れている10月のある日、
香道の弟弟子から小包が届きました。中身は京都の老舗の漬物屋の漬け物の詰め合わせ。
筍の麹漬け、山芋、エリンギなどの変わり種から、
大根、茄子、べったら漬け、千枚漬けなどのオーソドックスなものまで。
あぁ、この食欲の秋に何と危険な……御飯がペロリと2合……です(笑)
この弟弟子、律儀なことに流麗に筆でしたためた礼状を添えて来ました。

何故、京都のお土産にお漬け物を送ってくれたのでしょう?
それは、知人を案内するのに、美味しい料理を食べさせる店を教えてくれないかとの問いに、
僕が知っている数少ないレストランの中から飛び切りのビストロを紹介したからです。
ビストロの名前は「ビストロ・ボンモルソー」。
前回の京都で料理人のやすくんに連れて行って貰い、大のお気に入りになった店です。



前回の僕の京都訪問、やすくんには課題を出してありました。

 「どこか飛び切り美味しくて値段が手頃なビストロに連れて行くように。」

テーブルを囲んだのは、やすくんと僕、そして、僕の香道仲間で、
東京から京都の大学院で一年間、勉学に励んでいるかっしーくんの3人。
なんとやすくんが僕が大好きなヴーヴ・クリコを事前に持ち込みで用意してくれていました。
少し遅れてきたかっしーくん、
東京のお稽古場で顔を会わせていた時よりも溌剌として健康的なのは何故か。
きっと単身、京都で勉学に励むことの解放感や、好い仲間に恵まれたからでしょう。
やすくんとかっしーくん、初対面の二人だけれど、僕が全く心配しなかったように、
年令が近いもの二人、スグに会話が弾む……波長が合うって不思議ですね。
e0044929_21172710.jpg
e0044929_21174031.jpg
e0044929_2118475.jpg
e0044929_21182696.jpg
e0044929_2118388.jpg
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

当日の料理はメニューから前菜、メイン、デザートを選ぶことにしました。
メインは有無を言わさず東京を出る時からタルタル・ステーキに決定(笑)
またタルタル・ステーキ?って思う人もいると思いますが、
だって、やすくんのお薦めだし、なかなか日本で美味しいタルタル・ステーキは食べられませんからね。
僕が前菜に選んだのは豚の血で出来たソーセージにマッシュ・ポテトを添えたもの。
周りには林檎と粒マスタードが彩りを加えています。
それからカボチャのポタージュ、食後にはチーズを少々。
デザートには大きいクリーム・ブリュレとカフェ。
どのお皿も非常に美味しく、量も程よかったです。

何よりも店のシェフをはじめとしたスタッフの感じの良さが店のアット・ホームな雰囲気となり、
まるで何度も通った行きつけの店のような錯覚を客に覚えさせます。
久しぶりに会う友人との一時、会話が弾むと言うより、
どちらかと言うと僕は二人の会話を横で聞いて楽しむ感じ……。
初めて会う友人同士が打ち解けて話している様子は見ていて微笑ましいものです。

ランチにやすくんのお手製ランチを戴きヴーヴ・クリコを一本、
そしてディナーは友人とテーブルを囲み時の経つのを忘れヴーヴ・クリコ一本(笑)
確実に一日で2キロは太った旅の始まりでした。


草々

2008年10月19日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2008 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2008-10-19 00:00 | バベットの晩餐会。