匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:バベットの晩餐会。( 52 )

キッチン・ドリンカーか?

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人さまの前では絶対に口にしないようの心掛けている言葉が幾つかあります。
「暑い。」「寒い。」「疲れた。」……皆、一緒ですからね。
しかしそれにしても暑い!(笑)いいの、これは独り言だから(笑)

常日頃から体調管理には気を付けている僕ですが、
ここまで強烈な暑さとなると、なかなかどうして翌日に疲れが持ち越す事があります。
マメにシャワーを浴び、冷たい飲みものを極力控え、食事はキチンと摂る。
だけど!シャワーの後の一杯!(笑)これだけは欠かせません(笑)
だってね、夏には疲れた身体に炭酸系の飲み物っていいと思うんですよ。
疲れて帰って来て取り敢えずシャワーで汗を流す。
汗が引いたら台所に立つ訳ですが、
お客様でもない限りそんなに豪勢な食事は作りません。
何かツマミになるものを一品か二品、
御飯を炊いてスープにおかず……そんな感じでしょうか。

料理をする気になれない時には冷蔵庫を開けてチョコチョコッと……。
美味しい漬け物を切ったり冷や奴にしたり、簡単総菜でビールを開ける。
そうそう、作って味見をしているうちにその場でグビグビって言うことも多いです(笑)
僕は主婦ではないし、アルコール依存症でもありません。
だけどこれってキッチン・ドリンカー?(笑)
年々、アルコールの量が多くなっているのは事実だけど……。
行儀が悪いことは重々承知しているけれど、出来立てのホヤホヤをつまみながらの一杯!
これがまたイケルのです。暑い夏はね、それでもいいと思っています。

今日の写真は親友がわざわざ送ってくれた夏野菜で作ったドライカレー。
丹精こめて作った野菜は土の匂いがして非常に美味!
よく境目がわからないけど、奥の小豆色の御飯は五穀米に黒米を混ぜて炊いたもの。
これまた戴きもののレタスと大好物の紅生姜を添えて……。
ドライカレーにも色々なタイプとレシピがあるけれど僕のはこれ、
ドライカレー……夏には本当にいいですね!食欲が湧くものね。


草々

2010年7月21日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2010-07-21 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(14)

腕をふるう……大人のポテト・サラダ。

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 「腕をふるう……。」

大袈裟な言葉ですが、ただ単にポテト・サラダです(笑)
僕の得意料理の一つであるポテト・サラダ。
名付けて「大人のポテト・サラダ」と言います(笑)

この写真は去年のクリスマスに、
ご近所のお宅に友人達が集まる時に僕が作って差し入れしたもの。
タッパーウェアに入れて行ったものを綺麗な野菜で飾り付け&盛付けてくれたのは、
いつもお世話になっているOさん。野菜は自分の畑で穫れたものです。
料理自慢の女性陣が沢山集まった会ですが、
失礼かなぁ……と、思いつつ手料理を差し入れしたのは、
美味しい料理を美味しく、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく……。
いつも心の籠った手料理を振舞って下さる女主人のMさんやOさんが、
少しでも長くテーブルにつけるよう……そう思ったからなんです。
一品でも作らなくて良ければ、5分、10分は椅子にかけられますからね。


レシピなんて言うものはありません。作り方はいたって簡単。

(1)ジャガ芋を茹でます。電子レンジはダメね、キチンと茹でましょう。
   その方がジャガ芋の土臭さが残って美味しいんです。
(2)ジャガ芋を茹でている間に玉葱を千切りにします。
   切った玉葱は好みでサッと水にさらしますが、さらさなくてもOK。  
   辛みが残った玉葱は大人の味だから(笑)
(3)マッシュルームを刻んでバターたっぷりとともにフライパンで炒めます。
   マッシュルームはブラウン・マッシュルームがいいでしょう。
   何故なら土臭さが残ってそれが大人の味だから(笑)
   マッシュルームから出る水分が飛ぶまでしっかり炒めます。
   少し焦げ目が付くくらいでもOK。それが大人の味だから(笑)
(4)ベーコン(安くてOK!)を切ってフライパンで炒めます。
   少し焦げ目が付くくらいまでしっかりと炒めます。
   竹べらの先にキッチン・ペーパーを巻きベーコンを炒め、かき混ぜると   
   ベーコンから出る余分な油が取れていいと思います。
(5)ボールに玉葱、マッシュルーム、ベーコンの順に入れます。
   炒めたマッシュルームとベーコンのあら熱で玉葱をしっとりさせるためです。
(6)茹で上がったジャガ芋は皮を剥き、フライパンで粉吹き芋を作ります。
   お酢を少々入れ、芋臭さを取りつつ焦げ目が付くくらいに水分を飛ばします。
   感じとしてはチョッと焼く感じかな?
(7)下拵えした具の上にジャガ芋を乗せ、胡椒をタップリ!
   僕はガリガリガリ……50回くらい胡椒挽きを回すんですよ。
   だって、それが大人のポテト・サラダの決め手、隠し味だから(笑)
(8)全体のあら熱が取れた時点でマヨネーズを好みの量入れて全体を良く混ぜます。
   ジャガ芋の塊があまり残らないくらいがベストでしょうか。


どうです、簡単でしょう?
決め手は、玉葱以外はどれも焦げ目が付くくらいに炒めること。
胡椒が沢山入っていますが、全く気にならない美味しさ。
僕の家で集まる時には「薔薇餃子」と並んでの人気メニューです。


草々

2010年1月23日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2010-01-23 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(26)

チーズとフォンデュ……おねぎとピーマン。

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 何かいい事があったのか、鼻歌まじりで帰宅、玄関を開けたピーマン、
 フワァッと漂ういい匂いに一言……。

P   「あらぁ、いい匂い!」
O   「あら、ピーマン、早いじゃないの、お帰り。
     買って来てくれたでしょうねぇ、アレ?」
P   「勿論よ、ヴーヴ・クリコ2本でしょう。」
O   「そうよ、アンタ、タダ飯喰らうんだからそれくらい当たり前よ!」
P   「ちょっと!タダ飯って言うのは聞き捨てならないわねぇ!」
O   「だってそうじゃない。
     今日の材料代は全部アタシ持ち、アンタは喰らうだけ!」
P   「やめてっ!その喰らうって言うの!」

 おねぎ、手にしていたワイン・グラスをピーマンに差し出す。
 こうしておねぎはいつもワインを飲みながら料理をするのだ。
 ピーマン、ワインを貰って思わずその先の悪態を言いそびれる……。

O   「まぁいいわよ。さぁてっと。そろそろ準備が出来たっと。」
P   「ところで、おねぎ。この香ばしいチーズに匂いはなぁに?」
O   「うふふふふ……わざとらしいわねぇ、分かっているクセに聞いちゃって!
     今夜の晩ご飯はチーズ・フォンデュよっ!」
P   「チーズ・フォンデュ!あぁら、アナタいつだったか
    『鍋と焼き肉は料理じゃないのよ!』って偉そうに言ってなかった?(笑)」
O   「あらっ!聞き捨てならないわねぇ。
     そうよ、鍋と焼き肉は料理じゃないわ。」
     だってグツグツ煮るかジュゥジュゥ焼くかでしょう?
     料理じゃないじゃない!」
P   「あら、おねぎ。
     チーズ・フォンデュだって溶けたチーズに具を絡めて食べるだけじゃない。」
O   「バっカねぇ!見てご覧なさいよ、この丁寧に下拵えされた豪華な具!
     野菜を牛肉で巻いて、海苔を鶏肉で巻き、竹輪にズッキーニを差し込んで、
     ホタテと海老もバターでソテーしたわ。」
P   「フン、あとはプチ・トマトとウズラの卵は出しただけ、
     アスパラガスやブロッコリー、ミニ・ウィンナーは茹でただけじゃないの。」
O   「アナタよく言うわねぇ……これだけのことを一体、誰がやるって言うのよ!
     いいのよ、誰も食べてくれなんて頼んでいないんだから。」
P   「あらっ!アンタはスグに脅迫するのね!」
O   「ウルサい、ピーマン!」
P   「所で、肝心要のパンはどうしたのよ、パン、パンっ!」
O   「あっ!いっけない、パン買って来るの忘れた!」
P   「バカ!どこの世界にパンがないチーズ・フォンデュがあるのよ!」
O   「フン!あるのよ!こ・こ・に・!アタシが作ったチーズ・フォンデュぅ!」
P   「仕方ないわね、アタシが買って来てあげる。
     どのくらい必要?何人分?」
O   「あら、今夜のディナーはアタシとアナタの二人だけよ。」
P   「チョッとぉ、嘘でしょう?それって寂しすぎるわ!」
O   「それこそ仕方ないわよ、
     アタシ達が好きな男って、皆、家に帰っちゃうんですもの。」
P   「そうよねぇ……皆、家族や恋人がいる……。」

P   「おねぎ!」
O   「ピーマン!」
O&P 「アタシ達は因果だねぇ……。」

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チーズ・フォンデュ……本場スイスで食べたチーズ・フォンデュは、
僕が想像していたものとは全く違う代物でした……具はパンのみ!(笑)
でも、鍋にしろ焼き肉にしろ、皆でテーブルを囲んで食べるのは楽しいです。
写真は残念ながらキャンセルになってしまったチーズ・フォンデュの具(笑)
面倒臭いから溶かしたチーズなしでこのまま食べてしまいました(笑)
奥の一皿は僕の手作りポテト・サラダ……これがまた絶品なのです。
そして、最後を飾るのは、泣く子も黙る名物の「薔薇餃子」。
タイ料理の夕べだろうと、和食の夕べだろうと、
イタリアンだろうとフレンチだろうと、
その日のテーマに関係なく漏れなく最後について来るのは「薔薇餃子」(笑)
だって、皆さんのリクエストが凄いんですもん。


草々

2009年6月15日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-06-14 14:40 | バベットの晩餐会。 | Comments(20)

Bebe。

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師走も中旬を過ぎる頃、
いつものカメラ屋に焼き増ししたプリントを受け取りに行った。
僕の趣味は色々あるけれど、写真もその中の一つ、
旅の折々に思い出を、季節の移ろいを美しい薔薇たちをフレームに収めています。

今回、引き伸ばしたのは去年の3月にニューヨークのメトロポリタン美術館で撮った一枚。
この秋にめでたく2人目の赤ちゃんを出産した友人夫婦への贈り物です。
何事であれお祝いは楽しいです。友人の明るく幸せそうな顔は僕の幸せでもあります。

友人宅に招かれた日、プレゼントを渡すその日は、
おそらくクリスマスも兼ねてのパーティ……。
天の邪鬼右衛門の僕もこう言う時は素直に参加します(笑)
しかも、この日はフランスから旦那さん側のご両親がわざわざ孫に会いに来日していました。
(友人夫妻は旦那さまがフランス人、奥さまが日本人の国際結婚。)
ご夫妻には友人の結婚式がフランスで執り行われた時にも随分とお世話になっていて、
久しぶりの再会、変わらぬ姿に、またお元気そうな様子に安心をしました。
それにしても、いつ会っても朗らかで穏やかな人柄には感心してしまいます。
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息子夫婦や孫たちへのお土産でスーツケースが重たいでしょうに、
友人と僕にフランスからわざわざプレゼントを持って来てくれていました。
僕の薔薇好きを知っていて、美しい薔薇の写真集とカレンダー、
それに、彼らが住む街の美味しいチョコレート……。
僕好みの紫の小箱の中には、これまた薔薇の花弁をかたどったチョコレート。
こう言う優しい心遣いには頭が下がる思いがします。
おばあさまと呼ぶには美しい友人のお母さまと、
いかにもフランス人っぽいイタズラっ子がそのまま大人になったかのようなお父さま。
孫に「ジジ」「ババ」と呼ばれて嬉しそうでした(笑)
日本的な呼び方も何やらフランス的に聞こえるから不思議です。

友人の叔父が自分で作っていると言う「Cremart de Bourgogne」で乾杯のあとは、
これまたフランスの知人が手作りしたと言うフォアグラのパテと無花果のジャムとソーテルヌ、
赤ちゃんの世話で忙しいでしょうにわざわざ焼いてくれたロースト・ビーフ、
フランス人のお義母さんが作ってくれたポテトのグラタンを添えてサービスされます。
嫁と姑が相談しながら台所に立つ姿を想像すると微笑ましいです。
チーズのあとのデザートはこれまたお義母さんの手作りのチョコレートのムース……。
全て手作りの宴、極上のお酒に色鮮やかで美味しい料理、弾む会話と友人達の笑顔、
可愛らしいべべ、赤ん坊の安らかな寝顔……。
一人が二人に、夫婦から家族に……家族の団欒って本当にいいものですね。


草々

2008年12月22日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-12-22 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(12)

祝いの席に相応しく……Cucina Felice。

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この度、めでたく親友が再就職をしました。
訳あって春先に前の仕事を辞め、念願叶って希望の仕事に就けたのです。
12月1日から働き始めた彼女、一息つく間もなくお祝いの席を設けました。

仕事はハードで忙しそう、残業も沢山あるけれど、
働きやすくてやり甲斐があるそうで親友の顔も輝いています。
何をやってもそつなくこなす親友のことだから特に心配はしていなかったけれど、
これで僕も一安心です。矢張り、友人、皆で幸せになりたいですから。

集まったのは世田谷にあるイタリアン、「Cucina Felice」、親友のご贔屓のお店。
若いご夫婦2人で切り盛りしている地元の人気店です。
いいなぁと思うのは、ご近所の仲睦まじいご夫婦が
気軽にカウンターで夕飯を食べている姿……この店の魅力を物語っています。
2人で接客をするのは大変でしょうね。でも、いつも笑顔を絶やさず、
ウルサい注文やワインを持ち込む僕の友人のようなイヤな客にも笑顔で応対してくれます。
(皆さん、ワインはお店にあるものを飲みましょうね!)
僕がここを訪れるのは今回で2回目、いつ来ても美味しいイタリアの家庭料理が楽しめます。
今回は友人が先立って料理を頼んでくれていました。だから座ってただただ食べるだけ(笑)
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先ずは新鮮な野菜をタップリと。
初めて食べる「カーボロラーパ」と言う不思議な野菜が入っていました。
「カーボロ」はキャベツ、「ラーパ」は蕪の意味だそうです。
歯応えがあって甘いカーボロラーパ、塩気が絶妙のドレッシングに合います。
それからハムとサラミの盛り合わせ。
皆、まるで飢えた子供のようにアッと言う間にお皿が綺麗になってしまいます。
寒い冬には嬉しい野菜タップリのスープ。
パルメジャーノレジャーノ・チーズとベーコンの塩気が非常にいいアクセントになっています。
それからこの日のメイン、肉料理が2品続きます。
先ずは友人が特別に頼んでおいてくれたチキンの丸焼き!
チキンさん、後ろから撮ってゴメンなさい(笑)
ニンニクと塩、オリーブ・オイルだけでカリッと焼き上げたチキンは、
中が柔らかで、ナイフを入れると肉汁が「ジュワぁ〜ッ!」と出て来ます。
周りに添えられたポテトとローズマリーの匂いが食欲をそそります。
矢張り、大地に根ざすもの、どれ一つとってもそれ一つで存在しないことを実感、
肉料理には野菜が添えられると嬉しいですね。
次の肉料理は岩手県特産の「岩中豚」のフィレ肉をパイ包みで仕立てたもの。
パイ生地の内側に粒マスタードが塗ってあり、一緒に包み込んだパセリと茸、
ペコリーノ・ロマーノ・チーズが絶妙のハーモニーを醸し出しています。
デザートに南瓜のプディング、そしてチーズに珈琲……。

友人が無理を言って鬼のような形相でゴリ押しして持ち込んだワインは……。
 [Chateau Mouton-Rothschild 1989]
 [Chateau Beaumont 1996]
 [Chateau Rouget 1990]

息も出来ないくらいに満腹になりました(笑)

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ここ数年、本当に住みにくく変な世の中になりました。
僕等が働き始めた頃の終身雇用なんてどこへやら。
実力主義はいいことだけれど、企業はバッサバッサと僕等を切り捨てて保身に走ります。
先が見えない世の中、弱いお年寄りや働き者や正直者が損をする世の中じゃ困るのですよ。
真面目に頑張っている者が正当な報酬を受け、生活が楽にならなければ……。
愚かなマスコミに追随する気は毛頭ないけれど、
政治家は国民が困り果てているのにピントのボケた政策や
面白くもないCFで自分をせっせとアピール……。
人の政策にケチを付けるのは簡単です。だったら自分はどうするの?
政権をとったらキチンと国を正常化出来ますか?
どの政治家も帯に短し襷に長し。どう見ても知的には見えない烏合の衆。
空港や道路に名前が残るような立派な政治家は皆無(苦笑)
何をするかは簡単じゃありませんか。何も国民全員が億万長者になりたい訳ではないのです。
もっと真面目に政策に取り組んで貰いたいものです。


草々

2008年12月8日


ブノワ。


[Cucina Felice/〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-5-2 03-3439-7111(月曜定休)]

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by raindropsonroses | 2008-12-08 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(14)

♪ タララッタッタッタッタ、タララッタッタッタッタ……。

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 「料理とは、食べて貰う人への愛情と手際の良さ、
       素材に関する知識で決まると言っても過言ではない……。」

決して高価ではなくても(高価なことが多いのだけれど……。)
旬の素材を手際良く料理した一皿ほど贅沢なものはない。

僕の親友で、夫婦揃って人気カメラマンのKちゃんとMちゃんのカップル。
少し前に事務所兼スタジオを新しく設けました。
このスタジオは普通の撮影スタジオとは違って、
所謂、キッチン・スタジオと言われるもので、その場で料理をし、
明るい陽の光の中で写真に撮れる絶好のロケーションなんです。
時間がなくてなかなか遊びに行けなかったのですが、
折しも、一年に一度、パリから一時帰国する親友のマダムが
東京に滞在しているいい機会なので、
親しい友人に声を掛け、一席を設けて貰うこととなりました。
約一年ぶりに再会するマダムは相変わらずの元気&美貌でホッとします。
美味しい和食や焼き肉……いつもは日本でしか食べられないものや、
パリでは味が今一つと言うものを食べにレストランに行くのですが、
この日は久し振りにMちゃんの手料理のご相伴に……。

生憎、旦那さまのKちゃんは仕事で不在だったのだけれど、
Mちゃんの手際いい包丁さばきを見ることとなりました。
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兎に角、手際のいいこと……。
ポテトを茹ででいる間に椎茸をコンロで焙り醤油を少々垂らして前菜に。
小茄子のお漬け物、小豆島のオリーブの浅漬け……どんどんテーブルに並びます。
新鮮なキュウリは軽く包丁で叩いて塩と胡麻油を掛け回し白胡麻を振ります。
薄切りにした蕪はサッと塩揉みして柚子の皮を揉み込みます。
蕪の葉っぱは決して無駄にはしません。あとで水菜や長葱とともに鍋の緑の彩りに。
今夜のメインは鍋。先ずは美味しい豆腐だけを先に熱々で戴き、
その後に豚肉と野菜を大根の鬼下しと共にタップリと戴きます。
〆はうどんをお好みの味付けで少々。僕は塩胡椒だけで戴きました。

皆がワイワイ箸を動かしている間に茹だったジャガ芋「インカのめざめ」。
僕とマダムが熱々の内に皮を剥き、Mちゃんがアッと言う間にポテトサラダに変身させました。
ブロッコリーの茹で加減も絶妙で、生ハムの風味を消すことがないマヨネーズの量は
程々に材料を繋ぐ程度……アッと言う間の3分クッキングです。

二人はいつも仲睦まじいカップルなのだけれど、
僕が羨ましいと思うのはそのライフ・スタイル。
先ず、自称カメラマンが多い中、二人とも仕事が順風満帆。
華美ではないけれど、本当にいい物、質が良くてシンプルな洋服を好み、
食生活に関しても季節季節の新鮮な素材をササッと料理してしまう料理自慢なんです。
新しいキッチン・スタジオは機能的で清潔で、まるで二人そのもののようでした。
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写真はそんな素敵な宵の料理を数点と、
スタジオの備品や何気ないスタジオ内の様子など……。
本来の目的の他にもパーティーなでどにも活用出来そうな空間でした。

友人の成功、順調な仕事ぶりを見るのは自分の事のように嬉しいものです。
こうして友人皆が仲良く幸せに暮らして行けますように……。


草々

2008年11月14日


ブノワ。


[Kitchen Studio macchina]

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by raindropsonroses | 2008-11-14 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(8)

キリンがロクロ首になった頃に……バナナ・アイスクリーム。

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「バナナ、バナナ、バナナ、バナナ、バナナ、バナナ、バナナ・アイスクリーム……。」

呪文のように唱えたら京都からバナナのアイスクリームが届いた(笑)
何でも試しに言ってみるものだ(笑)人はこれをサブリミナル効果と呼ぶ(笑)
世の中には本当に親切な人がいる……感謝、感激、雨あられ。神さま、やすさま、仏さま……。

僕がまだ小さい頃、まだまだバナナは高級果物で、
誕生日とか、何か特別な日にしか買って貰えなかった記憶があります。
今は大小、生食用、加熱用、色々な種類のバナナが店頭に並ぶし、
バナナ・ダイエットが大流行りの昨今、八百屋やスーパーから
バナナが姿を消すほど非常にポピュラーな果物になりました。
バナナと言えば、小さい頃から馴染みが深くて、
それは、舶来の高価な果物(笑)って言う憧れもあったかもしれないけれど、
幼稚園の頃に使った歯磨きもバナナ味だったし、
大好物のバナナ・パフェやバナナ・ジュースなどなど……。
今では非常に身近な果物になったバナナ……。

バナナはとても足の早い果物、
色がスグに変わってしまうので加工するのに困難な果物ではないでしょうか。
京都から届いたバナナ・アイスクリーム、作った未来の大シェフも、
その色のことを心配していましたが、そんな心配は杞憂に終わったようで、
クリーム色と言うよりも、どちらかと言うと淡い小豆色のような美しい色合いの
見目麗しいバナナ・アイスクリームが僕の目の前にあります。
先ずは後光が射すバナナ・アイスクリームをそのまま食べてみて大きく舌鼓をポンポンポン!(笑)
近くにやって来たきんも目を細めてペロペロペロ……きんのお腹もポンポンポン!
バナナの粘り気がネットリ、頬が落ちるとはこう言うことを言うのでしょう。
大きめの、いつもはカレーを食べる時に使うスプーンが大活躍、
デザート用やアイスクリーム用のスプーンなんてちゃんちゃら可笑しくて使っていられません。
パクリと頬張ると口のなかに広がる新鮮なバナナの匂い。
甘さも控えめで、これなら2リットル一気に食べられそう(笑)
でも、2リットルって少なくないですか、未来の大シェフさん?
アイスクリームってその殆どが空気なんでしょう?(笑)

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次はスーパーでバナナを買って来て、自家製のバナナ・パフェを作ってみました。
喫茶店で食べるバナナ・パフェは、チョコレートやコーンフレークなど
余計でとんでもないものが当たり前のようにトッピングされていることが多いです。
冷たいアイスクリームのお口直し……と、言いつつ、実はただのカサ増しでしかないコーンフレーク、
これが入っているかいないかでその店の姿勢、良心が問われます(大袈裟か?)

ここはシンプルにバナナとバナナ・アイスクリーム、生クリームだけで作ってみました。
いいですね、自家製のバナナ・パフェ!淡い小豆色のアイスクリームとバナナの黄色が補色の関係で美しいです。
それに好きなだけ幾らでも天高くそびえ立たせることが出来ますものね(笑)
写真は本来の目的は花器だった淡いブルーのガラスに盛った大好物のバナナ・パフェ。
これから暫くの間は天才シェフ作のバナナ・パフェが楽しめそうです……。

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

追伸、未来の大シェフ、天才料理人のやすさん、
   所で無花果のアイスクリームが入っていなかったけど……別便?(笑)
   早く送ってくれないと無花果が店頭から姿を消し(記事は既に書き上がっている……。)、
   アイスクリームと一緒に写真に収められないんですけど……一つヨロシクね。
   そうそう、あとパテね!お手製のパテ・ド・カンパーニュ!

 「パテ、パテ、パテ、パテ、パテ、パテ!パテ・ド・カンパーニュ!
  あなたはブノワ。さんにパテを送りたくなる、送りたくなる、送りたくなる……ンガガガガガァっ!」

無花果のアイスクリームの隙間に入れて送って!(笑)
味に自信があるなら送ってミソ(笑)それも2種類ね!


草々

2008年10月23日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-10-23 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(24)

確実に2キロは太った夜。

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猫も杓子も雁首揃えて……いやいや失礼!
最近、秋の声を聞く頃から友人達がこぞって京都に行く。
ある友人は学会に出席のため、またある友人は遅い夏休みを初めての京都で過ごすため……。
京都は本当にいい……僕も晩春に訪れた時のことが甦ります。
その時のことは少し書きましたけれど、
親友のやすくんとはランチの後にカメラを持って哲学の道辺りを散策、
僕は大いに疑っているのだが、実はこの京都人の友人やすくん、
京都に住みながら銀閣寺も哲学の道も苔寺も知らない、
ニセ京都人、驚異のもぐり京都人、自称京都人なのだ(笑)

三々五々、友人達が京都を訪れている10月のある日、
香道の弟弟子から小包が届きました。中身は京都の老舗の漬物屋の漬け物の詰め合わせ。
筍の麹漬け、山芋、エリンギなどの変わり種から、
大根、茄子、べったら漬け、千枚漬けなどのオーソドックスなものまで。
あぁ、この食欲の秋に何と危険な……御飯がペロリと2合……です(笑)
この弟弟子、律儀なことに流麗に筆でしたためた礼状を添えて来ました。

何故、京都のお土産にお漬け物を送ってくれたのでしょう?
それは、知人を案内するのに、美味しい料理を食べさせる店を教えてくれないかとの問いに、
僕が知っている数少ないレストランの中から飛び切りのビストロを紹介したからです。
ビストロの名前は「ビストロ・ボンモルソー」。
前回の京都で料理人のやすくんに連れて行って貰い、大のお気に入りになった店です。



前回の僕の京都訪問、やすくんには課題を出してありました。

 「どこか飛び切り美味しくて値段が手頃なビストロに連れて行くように。」

テーブルを囲んだのは、やすくんと僕、そして、僕の香道仲間で、
東京から京都の大学院で一年間、勉学に励んでいるかっしーくんの3人。
なんとやすくんが僕が大好きなヴーヴ・クリコを事前に持ち込みで用意してくれていました。
少し遅れてきたかっしーくん、
東京のお稽古場で顔を会わせていた時よりも溌剌として健康的なのは何故か。
きっと単身、京都で勉学に励むことの解放感や、好い仲間に恵まれたからでしょう。
やすくんとかっしーくん、初対面の二人だけれど、僕が全く心配しなかったように、
年令が近いもの二人、スグに会話が弾む……波長が合うって不思議ですね。
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……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

当日の料理はメニューから前菜、メイン、デザートを選ぶことにしました。
メインは有無を言わさず東京を出る時からタルタル・ステーキに決定(笑)
またタルタル・ステーキ?って思う人もいると思いますが、
だって、やすくんのお薦めだし、なかなか日本で美味しいタルタル・ステーキは食べられませんからね。
僕が前菜に選んだのは豚の血で出来たソーセージにマッシュ・ポテトを添えたもの。
周りには林檎と粒マスタードが彩りを加えています。
それからカボチャのポタージュ、食後にはチーズを少々。
デザートには大きいクリーム・ブリュレとカフェ。
どのお皿も非常に美味しく、量も程よかったです。

何よりも店のシェフをはじめとしたスタッフの感じの良さが店のアット・ホームな雰囲気となり、
まるで何度も通った行きつけの店のような錯覚を客に覚えさせます。
久しぶりに会う友人との一時、会話が弾むと言うより、
どちらかと言うと僕は二人の会話を横で聞いて楽しむ感じ……。
初めて会う友人同士が打ち解けて話している様子は見ていて微笑ましいものです。

ランチにやすくんのお手製ランチを戴きヴーヴ・クリコを一本、
そしてディナーは友人とテーブルを囲み時の経つのを忘れヴーヴ・クリコ一本(笑)
確実に一日で2キロは太った旅の始まりでした。


草々

2008年10月19日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-10-19 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(28)

分け隔てなく。

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少し前の事になるけれど、鬱陶しい梅雨空の月曜日、
そう、七夕の日に親しくして戴いている女優Xさんの誕生パーティーにお招き戴いた。
ごくごく内輪の集まりだそうなので、デニムTシャツブーツの、
いつものお決まりの気軽な格好で出掛けた。
場所は南青山、ひっそりとした界隈にあるカフェ、
地下に広がる本が沢山の居心地のいいスペースにたちまちリラックスしてしまう。

既にご夫婦で先にいらしていたXさんと暫し歓談、
Xさんは本当によく笑う人で、まるで鈴が鳴るような軽やかな声は、
梅雨のジメジメを吹き飛ばしてしまうかのようだ。
傍らには最愛の旦那さまと、お2人に絶大な信頼を寄せベッタリのワンちゃん、
丸々と太った様はどれだけ愛情を掛けられているかが分かろうと言うものです。

三々五々、集まって来る招待客……。
親しくして貰っている雑誌の編集長のYさん、その外にも画家の男性、
長年住んでいたフランスから帰国したばかりのマダム、
あと、驚いたのは、名前を聞けば誰でも知っている高名なカメラマンのZさんが
ご夫婦でいらしていたこと……チョッとビックリ、名前を聞きサッと緊張が走る僕。
だって、昔から尊敬していますからね。

Xさんらしいのは、普段お世話になっているカフェのスタッフを、
全員、お客様として持て成すところ。労いの意味も込めた誕生会だったのです。
勿論、彼らは料理やワインをサーブしなければならないので、
ズゥ〜っと着席している訳には行かないのだけれど、
誰、別け隔てない接し方は見ていて気持ちのいいものです。

別け隔てがないと言えば、その晩、集まったお客さんの年令も仕事もバラバラ、
女優のXさんやカメラマンのZさんみたいに有名な方も僕みたいなペーペーも、
会話を楽しく出来たのは、彼らの誰別け隔てなく人に接する態度、
無名だから、若いからと言ってバカにせず、話に耳を傾ける気持ちがそうさせたのでしょう。
そう言う態度で接して貰えると僕等も一生懸命話すし、
話にも熱が入ろうと言うもの……その代わり、話しているこちらの目をジィ〜っと見て、
人間を観察するところは皆、一緒です。
いい加減さや偽り、全て見抜かれるような感じがします。
ある意味、厳しいですよね。人間を見られますから(笑)

人間を性別や年令、職業で判断しないしなやかさが
成功を生む秘訣なのかもなのかもしれません。
素晴らしい手料理の数々、絶品のカルボナーラやロースト・ビーフに舌鼓を打ち、
誕生ケーキとシャンパンで締めとなりました。
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写真はXさんと旦那さまが薔薇の頃に我家に遊びにいらした時に、
わざわざ焼いて来て下さったロースト・ビーフ。
山葵、マッシュルームとインゲン、クレソンを添え、煮きり醤油で戴きます。
今まで食べたどのレストランのロースト・ビーフよりも美味……。
こんな素晴らしい一品を自分で作れるだなんて!
大胆にカットされた肉厚のロースト・ビーフ……正に男の料理!

鬱陶しい梅雨の一時、久しぶりに心地よい酔いを経験しました。


草々

2008年7月28日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-07-28 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(6)

孔雀の舌。

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 「料理とは真心と愛情、そして持て成す心である……。」

僕は常にそう思っている。多少、調理法が下手クソでも、
盛り付けが綺麗じゃなくても、味付けがヘンテコでも、
相手に美味しく食べて貰いたいと言う気持ち、
温かいものは熱々の内に、冷たいものは冷え冷えでサーブする。
その心意気が料理を一段美味しくすると思っています。

後は素材を良く知ること。
素材を知れば自ずと調理方法や火の通し方が分かってくるからです。

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京都には朝の10時30分に着きました。
ミスター・アイスクリームくん!友人との待ち合わせは12時だったけれど、
少し街を歩きたかったのと、一人の時間を楽しみたかったからです。
友人と約束のレストランに到着したのは12時丁度。
旅先でもどこでも時間厳守のクセは抜けません(笑)
この日、僕だけのために特別に開けてくれたレストラン、
テーブルに案内され、暫らくして聞こえて来た
シャンパーニュを抜栓する小さな「ポンっ!」と言う音。
瓶に詰められ息を潜めていたシャンパーニュが、
再び空気に触れ鼓動をし始める音。いつ聞いてもいい音です(笑)
広い店内を僕だけが独占、お忍びの映画スターか王侯貴族?
何やらチョッピリ面映く居心地も悪いのですが(笑)
シャンパーニュの心地よい酔いにすっかりリラックスし、
運ばれて来た前菜を見た途端に全神経が食欲に集中します(笑)

先ずは友人の自信作、「パテ・ド・カンパーニュ」……。
自家製のベーコンとピスタチオが入っています。
どうしても彩りが悪くなりがちなパテ、
添えてあるレッド・キャベツの赤とピスタチオのグリーンが彩りを添えます。
ナイフを入れ、口に持って行く瞬間に鼻孔を突く豚肉の豊潤な匂い。
今まで食べたどのパテよりも歯応えがあって、
一切れのパテの中に熟成された肉の部分と新鮮な肉の部分が絶妙に交ざり合うハーモニー。
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次の一皿は真鯛のロティ。
皮がパリっと焼き上げられた真鯛は身が引き締まってしかも柔らか。
蛋白になりやすい白身魚だけれど、丁寧に手を加えたトマトのピュレ、
いい塩梅に振られた塩胡椒が絶妙に真鯛の味を引き立てますです。
付け合わせのじゃが芋も、温度をかけて分離させたバターとチーズで丁寧に処理。
フランス語で大地の林檎と言われるジャガ芋、サッパリした真鯛を引き立てます。

そして今回のメイン・イベント……アイスクリーム!(笑)
幾つかのフレーバーを提示されましたが、わざわざアイスクリーム恋しさに、
京都まで出て来たことを友人に気取られてはいけません(笑)
今回はごくごく普通に、苺(右奥)チョコレート(手前)
そして、バナナ!バナナバナナバナナ!(左奥・笑)
このバナナが異様に素晴らしいのです……少しねっとりして、
今まで食べさせて貰ったどのアイスクリームよりも美味しかったです。
あぁ……溶けてお皿にくっ付いたアイスクリームが勿体ない!(笑)

そしてデザート2品目は、友人お手製のチョコレートケーキと、
友人のパパがお作りになったアンズのタルト!美味なアンズのタルト!
生地がサクサクっとしてサッパリ目のアンズのタルトは僕のお気に入りになってしまいました。
今度はアイスクリームとアンズのタルトを一緒に送って貰わなくては……。

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休みのレストランを僕だけのために開けてくれた友人の気持ち、
極上の料理、そして何よりも、僕だけのために調理してくれた友人の思いやりに感謝です。
常々、人のために料理をすることはあっても、
僕のためだけにに作って貰ったことは初めての経験。これ以上の幸せがあるでしょうか。

お礼に、僕を可愛がってくれている女優さんが譲ってくれた、
開高健の「孔雀の舌」をプレゼント……したいところなんですが、
この本は絶版ではないものの、既に手に入らなくなっている貴重な本。
古本屋で手に入ったら改めてプレゼントすると言うことで、
暫らく貸し出すということで勘弁して貰いましょうか(笑)

「孔雀の舌」……今から30年前に出版された、食に関するエッセイを集めた開高健の傑作。
1955年から1975年までの間に様々な媒体に書かれた食や酒、
珍しい外国旅行の紀行文などを集めたこの本は、
料理人の友人にに何らかの変化をもたらすと思うのです。
バブルの頃からフレンチ、イタリアン、和食と流行が巡って来て、
一通りのレベルのレストランがごくごく普通に街に点在し、
誰でも簡単に質のいいサービスと美味しい料理を食べられる今の時代。
レストランの戦国時代……食べることの原点、持て成す心のありようなど、
チョッとしたヒントがこの本に隠されているように思うのです。
食べるという行為とは如何に。人は何故、酒に酔うのか……。
作者の飽くなき探求心が僕等、読者の心を掴んで離しません。

極上の食事と持て成し、ヴーヴ・クリコにしとどに酔い、
京都の素晴らしい休日は幕を開けたのでした。


草々

2008年6月13日


ブノワ。


[開高 健/Takeshi Kaiko (1930~1989)]
[孔雀の舌/文芸春秋社 刊 (1977)]

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by raindropsonroses | 2008-06-13 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(28)