匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:バベットの晩餐会。( 52 )

極上の一時……バリ島でランチ。

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拝啓

早いもので6月も終わり、梅雨入りしてから鬱陶しい毎日が続きます。
Cちゃん、その後、元気にしていますか?
どうですか、チビは?日に日に大きくなって来るでしょう?(笑)
今度遊びに行きますから、また抱っこさせて下さいね!

さて、この前の週末は本当に蒸し暑かったですねぇ……。
僕は朝からバルコニーで薔薇の手入れをしたんですが、
ほんの2時間ほど外にいたら、何だかクラクラして来ちゃって(笑)
慌てて部屋に入って冷たいシャワー&キンキンに冷えたビールで一休み。
この時期ほどビールが美味しく感じる事はありませんね。
この暑い中、外で仕事している人は本当に大変です。

数年前に一緒に行ったバリ島。丁度、乾季でしたが蒸し暑さは凄かったですね。
蒸し暑いと言っても、日陰に入ると涼しいですから日本とは随分違います。
それに、日頃の雑事を忘れにバカンスに行っている訳ですから!
多少暑くても何のその!却って暑い方が南国らしくていいと言うものです。
今日は、一緒に行った時には行けなかったカフェの料理の写真を送りますね。
ここのカフェは「Cafe Warisan」と言って、スミニャックのズぅ〜ッと先、
まだまだ未開発のクロボカンの田園地方にあります。
カフェと言っても、1階と2階はギャラリーになっていて
一番最初の写真のようにバリ島伝統の布や骨董品の数々が揃っています。
確かに、値段はお高いけれど、品質は抜群で、僕はここで買った
非常に大判のシルクのストールを使って着物の羽織の裏地にしています。
2階のテラス席がレストランになっていて、目前に広がる
水田を見ながら食事をする事が出来ます。水田で働く人々、
風邪でたなびくスズメ避けの細長い旗、休憩用の小さな小屋……。
のどかな眺めの中、戴く料理はイタリアンとフレンチが混ざったような独特のもの。
そう、ヨーロッパ料理とでも言うのでしょうか。
これはガイドのPちゃんから聞いたのですが、オーナーはオランダの人とか。
インドネシアはその昔、オランダの植民地でしたからね……。
そんな歴史やヨーロッパの影響も色濃く残っているのでしょう。
店員は少しお高くとまっているけど、非常に洗練された料理が出て来ます。
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1番最初の一皿は、僕が頼んだ前菜のグリーンサラダ。
パルメジャーノ・レジャーノ・チーズ、マッシュルーム、
新鮮な野菜、カリカリに焼いた細めのバゲットに
バジルやトマト、アンチョビのペーストが塗ってあります。
2番目の皿は、同じく僕が頼んだジャガイモのニョッキ、キノコの風味。
表面が香ばしく焼いてあって、チーズの匂いとともになかなか美味でした。
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3番目の皿は、友人が頼んだニース風サラダ。
一瞬、良く分からないけれど、ツナが塊のまま焼いてあって上に乗っかっています。
その他の材料も綺麗に並べてあるだけ。一見、ニース風サラダには見えませんね。
4番目の皿は、同じく友人が頼んだ魚介類のフィットチーネ。
ピリッと辛味が効いて、バジルの匂いも清々しかったそうです。
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5番目の皿は、ガイドのPちゃんが頼んだ、鮮魚のカルパッチョ。
何の魚だか分からないと言っていました(笑)いかにもPちゃんらしい!
6番目の皿は、Pちゃんお気に入りのミートソースのパスタ。
兎に角、美味しかったそうです。アッと言う間に平らげちゃいましたから(笑)

これは、夕方発の飛行機に合わせて帰国前のランチの風景。
コロナをグビリグビリやりながら美味しい御飯を食べる。
テラスですから暑いものの、そこはバカンス、何とも贅沢な一時でした。
今度こそ一緒に行きましょうね。絶対にCちゃんも気に入りるハズです。


敬具

2006年6月28日


ブノワ。


[Cafe Warisan /Jalan Raya Kerobokan No.38,
Kerobokan, Bali INDONESIA/TEL:(0361)731175]
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by raindropsonroses | 2006-06-28 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(22)

見てくれじゃないよ、食べてみて!

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拝啓

Aさま、その後、薔薇の手入れは進んでいますか?
へへへぇ、僕は終わっちゃいましたよ!
取り敢えずと言う事ですが、先週、水曜日から金曜日の寒風吹きすさぶ中、
夢中でやっていたら終わっちゃいました。今日は少しツゲ玉の剪定。
ここ2〜3年、放ったらかしにしていたら「玉」じゃなくなっちゃいました(笑)
それにしても今年は寒い!フ、と気が付くと薄暗くなっているんですが
慌てて熱いお湯を溜めお風呂にドボン!こんな日は温かいスープが恋しいです。
って、昨日はお歳暮に戴いた牡蠣でカキフライでしたけど(笑)

今日は、昨年の春、ノルマンディー地方はディエップから車で15分の所にある、
高級別荘地、Varengeville-sur-Mer、ヴァランジュヴィル・シュル・メールの、
「Hotel de la Terrasse」と言うホテルで撮った写真です。
この村には、花好き垂涎の庭園、「Parc Floral des Bois de Moutiers」があり、
その庭に2回目の訪問のために予約したホテル(春から秋だけ営業)です。
昼にディエップに到着、先ずはタクシーを飛ばしてホテルへチェック・イン。
早速、庭園に行きたい所ですが、腹が減っては戦が出来ぬ……とばかりに
ランチと洒落込みました。頼んだのはホテル&レストラン自慢の魚のポタージュ!
結構、好奇心旺盛で、なるべくその土地の物を食べるようにしているんですが
初めて戴く魚のポタージュとは…………。
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チョッと見てビックリの色!味噌かイカの腸のような色に言葉が出て来ません(笑)
そして、綺麗な女性が最初にお皿に給仕してくれたんですが、
そのままスープが入った銀のボールを置いて行っちゃうんです。
それから持って来てくれたのが、千切ったパンと細くスライスしたチーズ、
それから真ん中のものは、トマト風味のマヨネーズ……………。
暫くポカーンとしていると、その女性がまたやって来てくれて教えてくれました。
どうやら、好みでそれら3種類の「具」をスープに入れて飲むらしいのです。
飲むと言うより食べる感じですね。
実は、フランスではクロワッサンをカフェ・オレに浸して食べる習慣がありますが、
僕はあれってダメなんですよ……サクサクの物がベチョってするでしょう?
そんな訳で、暫し、躊躇していたんですが、言われるままに食べてみました。
ところが、その美味しい事と来たら!全く魚の生臭さはなく
チーズとトマト風味のマヨネーズのハーモニーがまろやかさを演出……抜群でした。
結局、置いて行ったボールには、あと2杯分のスープが残っていて
全部残さずにパンと一緒に食べましたからお腹はパンパンのパン!

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その後に来たのがお皿からはみ出さんばかりの牛肉のステーキ!洋食器の縁の部分って普通は料理を盛らないのですが、そんな事はお構いなしのボリュームで、ポテトのフライにポテトのグラタン、焼きトマトにラタトゥイユ、そしてなぜかタルタルソース……僕の基本姿勢は、「頼んだものは全部食べる!」なんです。食べられないものは頼まない!そんな訳で、総て綺麗に完食しましたが(笑)食前酒に頼んだ白ビールとワイン一本がお腹に入っていますから、午後の庭園巡りは大変な事になったのは言うまでもありません。最後の舌平目は夕飯で頼んだもの。少し甘めに煮たニンジンとご飯が添えてありました。前菜はタップリの野菜サラダにスープ。

白ワイン一本空けてヘベレケの夜は、白夜の関係でまだまだ白々と明るい
10時に散歩と洒落込んだ次第です。ホテルを出て崖の方に向かうと
そこは牧草地です。牛が草を食み、陽は段々海の向うに傾いて行きます。
ドーヴァー海峡を挟んで対岸はイギリスです。

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一番上の写真は、ホテルのダイニングに飾ってあった花です。
よく見ると少し萎れかけているものの、ホテルの庭で収穫した花は清楚で綺麗。
そう、テーブルにも一輪ずつ薔薇の花が飾る細やかな気遣いです。
この斜めから差し込んで来る光線は、何と夜の9時のもの。
ゴーギャンかゴッホ、何れにせよ若い頃の彼らが描いた静物画のようです。
あぁ、また行きたいなぁ……お料理も人も庭園も、
何回訪れても興味は尽きない……そんな素晴しい村です。


敬具

2006年1月11日


ブノワ。


[Hotel de la Terrasse]
[Eugene Henri Paul Gauguin (1848~1903)]
[Vincent van Gogh (1853~1890)]
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by raindropsonroses | 2006-01-11 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(26)