匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:旅の栞。( 62 )

霧雨に煙る……。

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朝4時に携帯電話のタイマーがなります。窓の外はまだ真っ暗……。
念のため点けた部屋の照明を落としてみます。でも山の輪郭すら見えない朝の4時、
眠たい頭をシャッキリさせるために一風呂浴びることにします。

 「ンぐぐぐぐ……ガァ〜ゴぉぉぉぉっガァ〜ゴぉぉぉぉっ!!」

隣の部屋からは地獄の底から響いて来るような轟音の鼾(笑)
誰とは言いませんが……疲れているんですねぇ……(笑)

少し明るくなるまでの時間、いつもお世話になっている方々に旅の便りを認めます。
絵葉書は昨晩一休みしたカフェで譲って貰った50年前のもの。
切手は同じく37年前の古い切手です。裏面の糊を舐めたら古い黴の味がしました(笑)
持参したパンとお茶で腹拵え。そろそろ辺りも薄ら明るくなってきたかな……。
さてさて、外は雨だけどカメラを持って早朝の妻籠宿散策と洒落こみましょう!

妻籠宿はほぼ1本道の宿場ですから、迷う道もなく、
歩けば往復30分もあれば済むような小さな宿場町です。
あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ、被写体を探します。
今日は少し脇道に逸れてみましょうか……。
宿から離れた宿場の端の辺りにお寺を発見。階段を上がって高台から木曽の風景を見物。

頬を撫でる風は既に初冬のそれ、階段を上がって荒くなった息が白く見えます。
上まで上り、辺りを見回すと、さらに上の方に何やら大きな木造建築が……。

昨夜、食事の時に女将さんが話してくれた廃校になった小学校のことが頭を過ります。
役所広司と小栗 旬主演の「キツツキと雨」のロケーションで使われた小学校です。
僕は偶然ロードショーを観ていましたが、まさかこの映画がこの廃校で撮影されていたとは!
映画は微妙でした(笑)淡々と、何事も驚くべきことは起こらないストーリー。
人間の営み、過疎の村、親と子の関係、引っ込み思案な若手映画監督と、
地元の営林署に勤める中年男との友情……いい題材なんですけど、
ゾンビと言う日本とは全く異質なものが入り込む事によって何となく違和感が……。

宿の若女将が「観た方いらっしゃいます?」と夕食時に質問。
食事中の7人の中で観ていたのは僕一人だけでした。
感想を聞かれ、チョッと気を遣って大人の模範的な返事をしたブノワ。さん。

 「なかなか面白かったですよ!若女将はご覧になったんですか?」

 「えぇ……。」

 「どうでしたか?」

 「全ぇ〜ん然!」

って……ズッコケちゃいました(笑)

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ようやく明るくなってきた早朝にその撮影現場となった廃校を歩きます。
霧雨に煙る木造の校舎……今は学ぶ子供の影もなく時計も止まったままです。
校庭には薄くなり消えかかった白線が雨に濡れて流れています。
ここ妻籠小学校は1997年に廃校になり読書小学校と統合。
その読書小学校も今は廃校となり、今は南木曽小学校になっています。

今、日本国中で問題になっているシャッター街、過疎の村、高齢化社会……。
昔の景色を残すためにがんじがらめの規則の中で生活する妻籠宿の人々。
若い世代は都会に出て行ってしまいます。住む人もいなくなった老朽化する家々。
規則に寄って他人に貸すこともままならず、使わなければ家は傷む一方です。
妻籠宿の問題もそうですが、何となく日本の縮図を見ているようでした。
写真を見ていると矢張り寂しいという言葉の他には何も出て来ませんね。

今日の1枚目の写真は小学校の玄関の横に据え付けてあった郵便受け。
3人でチョッと話しが弾んだんですが、これは大人の作品ですね。
これ欲しいです……子供の作だとしたら恐るべし……です。


2012年11月10日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2012-11-09 22:00 | 旅の栞。

錦秋の阿寺渓谷にて。

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前の晩に訪れた妻籠宿のカフェのオーナーに、
今が調度、見頃の阿寺渓谷のことを教えて貰いました。
翌日の予定をハッキリ決めていなかった僕らは早速、飛び付きます(笑)
渓谷に向う途中、随分昔に文学座の芝居で観た「団十郎と音二郎」に出てくる、
川上貞奴ゆかりの吊橋を見学。こんな所で貞奴の名前を聞くとは……。
登場人物の一人、らしゃめんお紺を演った伊東景衣子さんはお元気かなぁ……。
彼女のこと大好きでした。小股が切れ上がった才能溢れるいい女優だったけど……。
「団十朗と音二郎」はアトリエ公演が好評で本公演になった珍しい例でしたっけ。
当時の若手俳優が一同に出て来て、それはそれは威勢のいい舞台だったなぁ……。
何だか演劇青年にタイムスリップしちゃった感のあるブノワ。さん(笑)
地図が読めない女ことガーデン研究家のあけさまをナビゲートして、
一路、阿寺渓谷を目指します。僕、地図は読めるんですよ(笑)

渓谷入り口辺りには既にカメラを持った人たちが沢山います。
皆さん、足元は登山靴や、濡れてもいい長靴で武装しています。
初めは釣りに来た人たちなのかなぁって思ったんですが、皆、手にはカメラと三脚。
さぁ!上品なロングブーツとヒール姿のマダムたちは大丈夫か?(笑)
斯く言う僕もお気に入りのキャンバス地の真っ白なスニーカー……しかも雨模様(笑)

まぁ、何とかなるさ!(笑)

マダムお2人が「紅葉よぉぉぉぉぉぉっ!綺麗、綺麗!」を連発している内に、
結局、一番奥のキャンプ場まで上がり、写真を撮りながら下りてきました。
笑っちゃったのは、キャンプ場近くにあった「美顔水」のコーナー。
やっぱり女性ですね?それとも一応、女性?(笑)
2人はキャァキャァ言いながら顔に塗ったりゴクゴク飲んだり……。
あれなんて言うんでしたっけ……ムーミンに出て来るキャラクターで、
いつも「ムダじゃ、ムダじゃ。」って言っていたの……ジャコウネズミでしたっけ。
僕も絶対に、確実に、圧倒的に、考えるまでもなくムダだと思うんですけどねぇ(笑)
アッ!言っちゃった(爆)あははははははは♪

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今日は阿寺渓谷で撮った紅葉の写真と、
帰りに立ち寄った多治見市のギャラリーの様子などをチョッとだけ……。
何だかね、このブログには合わない気がするのね……和の写真。
勿論、僕は美しいものは洋の東西を問わないんですが、なんとなくね。
阿寺渓谷と言ったって渓谷を極力写さないように腐心していたし(笑)
雨だというのにエメラルドグリーンに透き通る清流は美しかったし、
紅葉の赤や黄色とそれはそれは素晴らしいコントラストだったんですけどね……。
天の邪鬼右衛門の面目躍如……かな(笑)


2012年11月7日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2012-11-07 00:00 | 旅の栞。

古の妻籠宿……その光と影。

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のどかな秋の1日、親友と3人で花フェスタ記念公園を訪れました。
折角、花フェスタまで足を延ばしたんです。
秋の行楽シーズン、貪欲な2人のマダムがタダで帰って来る訳がありません(笑)
僕はどこでもいいからゆっくり出来ればOKだし、2日目の行程はお任せです。

久しぶりに会った薔薇の仲間とサヨナラをする時間も惜しんで車を飛ばしました!
行き先は木曽路の妻籠宿……ガーデン研究家のあけさまが憧れる宿があるのです。
何でも江戸時代の風景がそのまま現在に残る宿場町だとか。
僕の希望はまだ日があるうちに宿に着いて街中を散歩し、写真を撮ること。
真っ赤な愛車を飛ばして貰いました(笑)お陰さまで宿に着いてから写真を10枚ほど……。

部屋に落ち着きお茶を戴くとスグに夕飯の時間になりました。
美味しい木曽の料理に舌鼓、満腹で動けなくなったので散歩に出かけてみます。
妻籠宿は店の営業時間が決められています。殆ど5時には閉まっちゃうんですよ。
宿の女将に聞いた、もしかしたら開いているかもしれないというカフェ目指し、
また、翌朝の散歩に備えて土地勘を養っておかなくちゃ!……と、言う訳で、
カメラ持っていざ出発です。妻籠宿の街並は厳しい規制で保護されていて、
江戸時代の中山道の雰囲気をよく残しています。

目指すカフェは運良く営業中だったので、
オーナーの面白いお話しに耳を傾けながら珈琲を戴きます。
翌日の観光の情報などを教えて貰い、店を後にしたのはまだ8時前!
日頃の喧噪を逃れ、何とも健康的な生活振りの僕たち(笑)
人っこ一人いない夜の街を散策、部屋に戻って、
Mayのオネエさまが持参した高級シャブリとおつまみを囲んで、
強烈な2人のお喋り攻撃に耳を傾けながら夜が更けるのでした……。

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今日の写真は妻籠宿で撮影したものです。
どうです、僕のブログのイメージとはチョッと違いますが、
なかなか風情のある景色ですよね。凄く気に入っちゃいました。
美しい秋明菊、お土産屋の店先、客を出迎える玄関先の花、
外国人観光客の大きな荷物……バックパッカーに大層人気のようです。
カフェのオーナーも言っていましたが、美しい街並には維持するためには、
僕達が想像も出来ない並々ならぬ努力があると聞きます。
その努力の結果、得るものと失うもの……なかなか難しいです。


2012年11月4日


ブノワ。


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フランスの薔薇……My GARDEN 64号にて。

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そろそろ夏もお仕舞いです。皆さん、夏バテなどしていませんか?
秋の薔薇のための準備は万端でしょうか……。
いやぁ、それにしても今年の残暑は厳しいですね。
早く涼しくなってくれないと、そろそろ顎が出て来ました。

さて、今日の写真は今を遡ること7年前に、
フランスは、ルーアンから車で40分くらいの所にある、
リヨンス・ラ・フォレと言う小さな村で撮りました。
歩いても小一時間で廻れてしまうような小さな村、
泊まったホテルは「一角獣」って言う意味のホテルだったかな……。
この村が印象深いのは、散策した後、バスタブに浸かりながら、
このブログの一番最初の形式、所謂、書簡形式を思い付いたのでした……。

この村は「フランス一美しい村」なんです。
「フランス一美しい村」と言っても、フランスには、この「フランス一美しい村」が、
140個以上あるそうで(笑)詳しいガイドブックも出ているそうです。
どうですか?写真を御覧になって……。村中、至る所に古いツル薔薇が家の壁面を飾っています。
おそらく、家の住人も名前を知らぬ薔薇……いつの間にか名前が失われてしまった薔薇が。
その殆どがハイブリッド・ティー全盛の時の薔薇です。
オールドローズもイングリッシュローズもない風景……。
何だかそれもフランスらしくて微笑ましいと僕は思います(笑)


この度、本日発売の「My GARDEN」にて、フランスの薔薇の特集をしています。
僕のなかで薔薇といえばフランスの薔薇なんです。
勿論、イギリスも日本もドイツもイタリアもアメリカも……。
素晴らしい薔薇は数えきれないほどありますが、
矢張り、薔薇はフランスの薔薇が圧倒的に素晴らしいと思うのです。
特にフランスのオールドローズの素晴らしいラインナップ!
こっくりと芳醇で匂い高き薔薇……お国柄とピッタリ!
そのフランスの薔薇、特に僕たち薔薇愛好家垂涎の、
ジェルブロワの美しい様子が巻頭にドカァ〜んです。
この不景気の最中、フランスに一大ロケーションを敢行した今回のフランスの薔薇特集号、
安藤編集長、御自らお出ましになっての取材、
写真は人気の福岡将之さん、日本でも同じような景観を再現出来るようにと、
解説は「バラの家」の木村卓功さんという豪華な顔ぶれです。
是非、手に取ってページを捲ってみてくださいね。
本屋でパラパラじゃダメですよ!何冊か買って家でゆっくり捲ってみてね。
きっとフランスの匂いがするハズですから。
僕もチョッとだけ美しい紙面の端っこを汚しています(笑)
そちらも是非、読んでみてください。そして感想をお聞かせください!


草々

2012年9月16日


ブノワ。


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旅の支度。

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「暑い」と「寒い」と「疲れた」は決して人前では言わない主義なんですが、
ここまで暑さがヒドいと、却って口にしたほうが楽かも……なぁ〜んちゃって(笑)。
まるで蒸篭の中のデカい豚まんか小籠包になったかのような錯覚を覚えます。
家にいる時は長くなった髪の毛を「マイ・フェア・レディ」の中で、
オードリーが演じたイライザのようにうず高く結い上げ(笑)暑さをしのいでいます。
そなこんな、あまりの暑さについつい弱音を吐き、主義を曲げそうになるこの頃、
チョッと頼まれて都内の中心、一等地にある高層マンションにお邪魔して、
インテリアと壁に掛ける絵画の相談に行ってきました。
いやぁ、40階超……凄い眺望ですね……東京って緑が多い……。
打ち合せの合間に窓の外を眺めてビックリ仰天、
ギラギラ照りつける太陽光線に、改めて僕ら人間が虫眼鏡で焼かれる、
真っ黒なアリンコになったかのような感覚に襲われました。
いやいや、暑いけれどもう一頑張りです。


さてさて、そろそろお盆休みの話題が聞こえてくるようです。
皆さんはバカンスの予定はありますか?それとも、もう終わっちゃいましたか?
最近の会社はお盆に一斉に休まず、各人の都合で、
7月〜9月の間で自由に休暇が取れるところが多いです。
僕は自由人ですからいつでもどれだけ長く休みを取っても一向に構わないんですが、
(仕事が全く来なくなる不安に打ち勝てればの話し)
実は、7月の上旬に3日間休みを取って北海道ガーデン街道を車で廻って来ました。
気心の知れた親友3人で、そして、北海道に住むブログで知り合った親友(傾城の美女)が合流し、
何と30年ぶりの北海道を満喫して来ました。

素晴らしかったガーデンの様子、また、お世話になった皆さんのことなどは、
もう一つのブログ「Under the Rose。」にて、
また、素晴らしい雰囲気で絶妙に旨かった北海道の食事についてはこちら「匂いのいい花束。」で、
追い追いゆっくりと紹介したいと思っています。


さて、その素晴らしかった北海道……実は早くも秋にも再訪すべく計画中です。
ブノワ。さん、天の邪鬼だから皆が休んでいる時は仕事して、
皆が働いている時にゆっくりバカンスしたいのね(笑)
何故、一月前に行った北海道にまた行くのか?
今回、再訪する目的は二つあります。
先ず、念願だった美瑛訪問がありにも素晴らしかったので、
今回は錦繍の美瑛の丘をカメラに収めること。
それから思いの外ハマってしまった帯広の屋台村のワインとチーズの店を訪ねることの2つです。
ご存じの方も多いですが、僕、運転免許証を持っていません。
北海道に行ってからの足が心配だったのですが、
何と、検索してみたらあっさりと出てきました(笑)
飛行機で旭川入り、電車で美瑛に移動。夕方の美瑛の丘を堪能したら地元の野菜を出すフレンチで夕飯。
翌日は美瑛からバスで帯広に移動、件のワインとチーズの店で酔いどれて……。
帰りは十勝空港から戻る……そんな感じになるでしょうか。
早くも日程調整と交通手段の段取りに入っています。
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今日の写真は夢が叶って訪れた美瑛の丘、丘、丘、丘……。
最後の1枚は「Puffyの樹」……薔薇園に植えられている薔薇を見ると、
その薔薇園が作られた時代が分かると言われていますが、
「じゅんとネネの樹」「ザ・ピーナッツの樹」「ピンクレディーの樹」「こまどり姉妹の樹」……。
何でもいいんですが(笑)「Puffyの樹」……美瑛がブームになった年代が分かりますね。
有名なビュー・ポイントは全て廻りましたが、一番気に入ったのは、
この名もなき樹々を写した1枚目の写真。春先に買ったオリンパスで撮りました。
皆さん、雲間に何か見えませんか?(笑)


草々

2012年8月3日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2012-08-03 00:00 | 旅の栞。

気分は文豪。

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独立してこの方、驚異的に忙しくなりましたが、
そんな余裕のない日々の中でもチョッと気を付けている事があります。
勿論、体調管理など仕事をして行く上での基本的な事の他に、
美味しい物を食べたり、本を読んだり映画を観たり、
好きな俳優の舞台を観に行ったり美術館に行ったり……。
自分を豊かにしてくれることに常にアンテナを張っています。
すなわち、仕事に生かされて来ますからね。

さて、この正月、箱根に一泊で行って来ました。
「レオナール・フジタ ー 私のパリ、アトリエ」展。
ポーラ美術館が所有する膨大な画伯の作品に触れるためです。
本当は年賀状を書かなきゃいけないのにね(笑)
実はこの展覧会、去年の内から親友3人で行く約束をしていたんですが、
火曜日が休みの親友2人と、週末が休みの僕、なかなか休みが合いません。
年が明け、1月第一週の火曜日に日帰りで……初めはそう思っていたんですが、
もし僕が仕事になってしまったら15日終了の展覧会を見逃すことになってしまいます。
幾ら自営業で自由がきくと言っても、そこは超零細ですから(笑)
打診があった仕事を断る根性も勇気も持ち合わせていませんもんね。
そんな訳で、どうせだったら、正月休みの内に、
一泊して温泉にでも浸かってゆっくりしながら、
敬愛する画伯の作品を楽しもう!……そう決まったのです。
早速、ロマンスカーのチケットを取り、常宿に予約を入れます。

箱根は近くていいですね……。
季節季節の植物も面白いし、美術館など観るところも多い。
今回は千代田線から直接乗り入れているメトロ・ロマンスカーにしました。
だって、なるべく新宿と渋谷と池袋は通りたくないものね(笑)
僕と26年来の親友2人はわざわざ北千住から、
もう一人、同じくらい長く付き合っている僕の人生の宝石!
気心知れた美女は表参道から乗車し、近況報告に花が咲きます。
地下から地上に出ると箱根はアッと言う間、
雪を頂いた富士山が目の前に見えたらもうスグ箱根湯本に到着です。

箱根湯本では後から参加する事になった親友が1人、
可愛らしいターコイズブルーのミニ・クーパーでお出迎え。
何だか特別な色の名前があるみたいだけど忘れちゃった(笑)
そう、日本の伝統色で言うと「新橋」色ね。
彼と仲良くなったのはここ最近のことなんですが、
凄く穏やかで真っ直ぐな人なんです(おぉ〜い!読んでるかぁ?)
比較的デカめの図体の4人でギュウギュウ詰めのミニクーパー。
エンジン全開、フルスロットルで一路、ポーラ美術館へと向かいます。
丁度、昼前になったので強羅で蕎麦を堪能。
しかし、なかなか美味しい蕎麦ってないですねぇ……チョット不満かな。
セットしかないのね。普通の天婦羅蕎麦が食べたかったの。
シッカリ腹ごしらえも出来たし、画伯の作品に埋もれる準備は出来ました(笑)



僕はフランスに行くと藤田嗣治の足跡を追う旅をすることが多いです。
勿論、美術館で彼の作品に触れ、パリ郊外、
ヴィリエ・ル・バークル村にあるアトリエを訪問し、
その村の外れの墓地にある画伯の淡いピンクの大理石の墓石を掃き掃除したり(笑)
ある冬は、凍てつく新年にランスまで足を延ばし、
地元のフランス人の友人の尽力で、冬場は閉まっているチャペルを特別に開けて貰い、
しんしんと冷えるチャペル内で画伯の作品に胸打たれ……。
少なからず藤田嗣治画伯とは縁が深いと勝手に思っているんです(笑)
父母と慕う画廊経営のお2人に、知り合いの画廊から作品を揃えられるだけ揃えて貰って、
清水の舞台から飛び下りる積もりで購入した、
リトグラフですけれど、大判の裸婦の傑作も2点ほどコレクションにあります。

藤田嗣治は日本人の画家で、外国で高い評価を得ている数少ない画家、
唯一無二の表現法方で「洋画」の世界に大きな足跡を残した画家です。
今でも目を閉じるとアトリエで借りたイヤホン・ガイドの晩年の画伯の声が甦ります。
そうですねぇ……温かくて包容力があって……声の感じは永六輔さんに似ているかな?

他の3人は非常にゆっくりとした足取りで作品を堪能しています。
僕はと言えば、画伯が自分で作った額縁を模倣すべく、忘れない内にスケッチです。
先ずは簡単な彫刻を施した額縁を、今、持っている無名の画家の風景画のために作ってみたいです。
それから、件の2点のリトグラフは、有名な「姉妹」が入っている八角形の額縁、
ハートや鍵や天使のモチーフが、切り抜かれたブリキの薄板を立体的に打ち出したものを、
乳白色の額縁に打ち付けてあるものを模して設えてみたいのです。

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それぞれの思いを胸に、その日の宿に向かいます。
宿は塔ノ沢の「福住楼」と言い、僕が箱根に行くと必ず泊まる宿です。
早川のせせらぎのたもとに建つ老舗の旅館、
ギリギリまで何もしない、お節介じゃない持て成しが何とも気持ちいいです。

今日の写真は前にも一度登場した「福住楼」の丸風呂。
銅製の浴槽が檜の床に嵌め込まれています……。
明るい内に入ると早川のせせらぎの音が耳に心地よく、
向いの山がお湯に映ります。勿論、源泉かけ流し、
湯上がりの肌は20代のようにスベスベでピッカピカですよ!(笑)
風呂から上がり、夕飯までのチョッとした時間に友人に一筆、絵葉書を認めます。
ここ「福住楼」は、夏目漱石、大佛次郎、福沢諭吉、島崎藤村、川合玉堂……。
そうそうたる文人が常宿として愛して来た宿です。
ゆっくりお湯に浸かって汗を流すと……自分もナンチャって文豪になった気分?(笑)
さらさらと筆ならぬペンが葉書の上を走ります。
新年早々の年賀状の書き損じも何のその、スッカリ文豪気分です。

ハァ、しかし飲んだ、飲んだぁ!
風呂上がりからビールをグビグビ、食事中も止まらず、
持ち込んだワインを4本飲み干し箱根の夜は更けるのでした……。

今年も素晴らしい絵画に出会えますように!


草々

2012年1月18日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2012-01-18 00:00 | 旅の栞。

一度は行ってみたい……。

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世の中には「見るまでは死ねない街」が幾つかあるそうですね。
水の都ヴェネチアとか……考えもつかない絶景なんでしょうね。
皆さんはどこかありますか?ここだけは行ってみたい街。

僕は今までにそこそこ色々な街を歩いて来ましたが、
是非、一度は行ってみたい街と言うのが幾つかあります。
ヴェネチアは勿論ですが(ムラーノ島でヴェネチアン・グラスを買うの!)
その筆頭がイタリアのラヴェンナ。そう、モザイクの街として有名ですよね。
それから街と言うのではないんですが、ポルトガルのロカ岬とか、
ニュージーランド、アイスランド……自然が沢山残されている所も行ってみたい……。


数週間前のことだったかな。
真夏の暑い昼下がり、ある私鉄を乗り継ぎ自宅へと向かう途中。
ガラガラの座席の僕の真横に20歳前後の男の子が2人座って来ました。
一輌に数名、数えるほどの乗客。席は沢山空いているのに、
何もわざわざ僕の横にくっ付いて座らなくても良さそうなものなのに……。
何気なく、見るとはなしに隣りを観察すると、専門学校生?大学生?
感じの良さそうな2人が何やら膝の上の一冊の本を覗き込み、
ああでもないこうでもない、夢中になって話し込んでいます。
見ちゃいますよね、どんな本を覗き込んでいるのか気になりますもんね(笑)
それ程大きくない写真が中心の本。ムックとも言えないし……。
でね、僕、その写真に暫し目が釘付けになっちゃったんです。
美しい写真の数々は日本、及び、世界のモザイクの写真だったんです。

僕ね、モザイクって好きなのね。
一つの表現方法としてモザイクはとても魅力的です。
写真を撮ったり水彩画や油絵を描くように、
なかなか自分で試すと言う訳には行かないんですが……。
僕がイタリアのラヴェンナに行きたいって言うのもそれが理由です。
数年前、リラがユーロに切り替わった年明けにフィレンツェに1週間いたのにね。
なぜ、足を延ばさなかったのか今でとなっては悔やまれます。
もう二度と来られないかもしれない……だから心残りがないように歩く!
これが僕の旅のモットウなのに、この時は魔が差したのかな?
数年後、友人がラヴェンナを訪れた時、是非にと頼んでモザイクを買って来て貰いました(笑)
淡いラヴェンダーの直径8ミリくらいのモザイクのパーツを。
先日、数を数えたら136個入っていました。
これはいつか額縁を作る時に使ってみたいと思っています。

さて、その男の子たち。矢張り、モザイクに興味があるのかな?
何やら一生懸命に話し込んでいます。僕は僕で、その本が気になって気になって……。
どうしようかと思っちゃいました。直接聞けば親切に教えてくれるでしょうけど、
先ずは見て見ぬ振りをしながら、隣りの男の子の膝の上を凝視します(笑)
そう言うのってなんて言うの?「ガン見」って言うんですってね(爆)
どうにかこうにか分かった単語は、たった1つ「金田一」と言う文字……。

 「金田一って……あの国語の?」

結局、それだけしか分からなかったんですけど、
家に帰って早速、「モザイク 金田一」で検索してみました。
2日後にアマゾンから届いたのが「ゆらぎ モザイク考/粒子の日本美」と言う本でした。
今、ページをパラパラ捲っています。なかなか楽しい一冊です。

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今日の写真は、数年前に訪れたスペインはグラナダ。
アルハンブラ宮殿で撮りました。確かフィルムで撮ったのかな?
アルハンブラ宮殿には昼と夜の都合2回足を運びましたが、
この写真は夜のアルハンブラ、入口を出た所のモザイクです。
ご存知の通り、グラナダのシンボルは柘榴。
街の至る所に柘榴をモチーフとした装飾が見られます。
鉄製の車止めだったり紋章だったり……勿論、個人の家にも沢山の柘榴の樹が植えられています。

モザイクは主に壁面だったり床に施されることが多いです。
なかなか個人の家ではね……是非、時間が出来たら額縁に応用してみたいと思っています。


草々

2011年9月18日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-09-18 00:00 | 旅の栞。

プラリ安曇野一人旅。

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やっぱり一人旅はいいなぁ…………。

国内、外国、近場のフラリ旅に限らず一人旅は気軽でいいです。
友人に気兼ねしなくていいものね。予定を自分の思うがままに変更出来るし。
雨でイヤだったら止めちゃえばいいんだし(笑)

先週のお盆休みに信州に一人旅に行って来ました。
前から行ってみたかった安曇野のジャンセン美術館に行くのがメインの目的です。
休みが確定したので、さぁて、あずさの指定席を……。
ところが!全くお話しにならないのは、何と1週間先まで満席だったんです(笑)
笑っちゃいますね、山手線に慣れているせいか、電車はバンバン来るものと思っている。
特急の指定席とか宿とか、簡単に、直前に取れると思っちゃっているんですよね。
考えてみれば、夏休みだし、お盆だし、避暑の信州だし……。
仕方がない……一番近々で取れる指定席を取りました。
1泊することも考えたんですが、先ず、宿が取れない(笑)
いっか、日帰りで……結局、朝一番で出発して、ほぼ終電で帰宅。


ジャン・ジャンセンはアルメニア生まれの画家です。
その存在は、僕が就職したての頃、
今も懇意にしている大親友に教えて貰って初めて知りました。
ジャンセンと言うと、先ず、皆さんが思い出すのは裸婦かバレリーナのリトグラフ。
僕はね、偶然に出逢った風景画「納屋」に一目惚れし、
買うか買わないか迷っている内にそのリトグラフが売れてしまいガッカリ。
所が、暫くして同じものが再び出て来たんです。迷わず買いました。
何でもそうですが、出逢いって本当に大事ですからね。
当時、就職したての身には大変に高額な50万円と言う金額を払って……。
勿論、自分で額縁を作りました。画題が「納屋」ですから廃材を使って。
いつだったか大丸?デパートの美術館で個展もありましたね。
その時に観た風景画……油絵と水彩画の感動は今でも鮮明に記憶に残っています。

そのジャンセンの美術館が安曇野にあることは随分前から知っていました。
でも、日々、忙しくしているとなかなか行けませんよね。近いと思うと尚更です。
近いと言っても片道4時間は掛かります(笑)
コマツさんがある石和温泉までは良く足を延ばしますが、
美術館がある穂高は松本のもっと先、白馬の手前になります。

おにぎり握って、お茶と少しのお菓子、カメラなどをカバンに詰めいざ出発です。
安曇のは晴れて気持ちのいい所でした。湿気は少ないけど矢張り暑いですね(笑)
ジリジリ照りつける陽射し、蝉の鳴き声、まさに夏の光景。
穂高駅からバスに乗って美術館の最寄りまで行きます。
美術館はヒッソリと林の中に佇んでいました……はぁ、ドキドキ。
ビックリしちゃったのは、僕が応援している俳優くん、
小谷真一くんが一昨年 tpt で主役を演じた「血の婚礼」の特別展をやっていたんです。
ジャンセンが挿画を担当した「血の婚礼」のリトグラフが飾られていました。

尊敬する画家の美術館を暫し散策……安曇野まで足を延ばして良かったです。
さてさて、僕の旅は自由気侭、当てのない旅のようで、
実は時刻表とかをキッチリと調べておく用意周到な旅なのです。
なんの当てもなく飛び出すような無謀なマネはしません(笑)
予定のバスを1本早めて穂高から松本へ。
当初の予定通り、穂高から新宿への直通便が取れれば、
松本に立ち寄ることはなかったのですが、午後、たった1本しかない特急は全て満席……。
並ぶのもイヤだし自由席はねぇ……お年だし(笑)

初めての松本……楽しかったですよ。
確か近くに大好きなharry兄貴が住んでいるハズなんですが……。
そんなこんな、頭を過りながら下り立った松本。
駅で偶然に見たポスターで予定を変更。市美術館に土門拳の特別展を見に行きました。
土門拳の骨太な作品群……圧倒的な迫力で昭和を見せて貰いました。
そしてここでもまた遭遇した草間弥生(笑)青森でも草間弥生一色でしたけど、
人気あるんですねぇ……圧倒的なドットでしたよ(笑)
松本城への道すがら、有名な散策所をプラリプラリ……。
途中、骨董店で小皿を数枚買ったり素敵なカフェで一休みしたり。

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何枚か写真を選んでみました。あまり撮らなかったんですが、
最後はお約束の松本城(笑)ではでは、こんな所で……はい。
なんとも盛り沢山な日帰り旅行と相成りました。
だけど、足は棒だしお財布はスッカラカン……。
国内旅行って何でこんなに高いんだろう?(苦笑)もっとも、図録が高かったんだけど……。
そうそう、前後してオークションで落札したジャンセンの静物のリトグラフは、
親友の店に飾ってあります。僕のコレクションをローテーションで貸し出しているんです。
いつかジャンセンの油絵か水彩画が買えるかな?
無理だろうなぁ……小さなマンション買えちゃうもんな……(笑)


草々

2011年8月26日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-08-26 00:00 | 旅の栞。

28年振りの大阪。

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実に28年ぶりの大阪でした。そして人生2回目(笑)

1週間の休暇を取って「国際バラとガーデニングショウ」の
コマツガーデンのブースを手伝う最中、土曜日の昼前にドームを出発、
夕方、河内小阪の画廊で結城美栄子さんの陶人形展のオープニングを覗き、
次の朝の始発で大阪を出でドームに戻る……そんな強行軍でした。

何故、「国際バラとガーデニングショウ」で疲れている中、
わざわざトンボ帰りで大阪に行ったかと言うと……。

実は、僕の薔薇が発売になるにあたって、
友人が折角だからと、発売記念パーティを開いてくれたんです。
結城さんと猪野さんご夫婦には常日頃、大変にお世話になっています。
さらにお祝いに!……と、素敵な薔薇の人形を焼いてくださいました。
その上!個展の初日を一日ズラしてくださり、
パーティに出席してくださったのです。
これ程、光栄なこと、身に余る幸せはありません。
恩返しに、勿論、大阪まで行かなければ!
ドームは土日の忙しい時……しかし、ここで駆け付けなければ何時行く?(笑)
槍が降ろうと新幹線が止まろうと飛行機が飛ばなくても、
這ってでも個展に行かなければ男が廃る!まさに「いざ鎌倉!」(笑)

そんな訳で、オープニングパーティで、
結城さんの詩の朗読と猪野さんのギターと歌が始まる時間から逆算、
サッサと新幹線を取っちゃいました。
実は、このブノワ。さん、新幹線が大好きなのです(笑)
結城さんの詩の朗読は金子みすずの作品から、
猪野さんは僕が大好きな映画、「サウンド・オブ・ミュージック」から
「私のお気に入り」を……。

オープニング・パーティの後は東京の画廊の美しい女性と4人で、
地元の鉄板焼のテーブルを囲み暫し素敵な時間を過ごしました。
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そうそう、大阪=関西に来たぁ!って実感したのは、
新幹線を下りて10秒後(笑)それは何故かと言うと、
関西ってエスカレーターの立ち位置が東京と反対なんですよね(笑)
そう、右側に立つの。早く通りたい人は左側を歩く……パリと一緒です!(笑)

写真は結城さんの新作。
素晴らしい作品はアッという間に赤いポチが付いていきます。
1枚目の少年、後ろに薔薇の花を隠し持っています……タイトルは「ひみつ」。
何となく僕の薔薇のシリーズ「Under the Rose」……。
「秘密に……。」との不思議な符号を感じずにはいられません。
最後の1枚……焼きしめた硬い陶器なのにこの柔らかな質感!


草々

2010年6月6日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2010-06-06 00:00 | 旅の栞。

京都にて杉村春子に出会う……。

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前略

早いものであれから1週間が経ちました。Yくん、お元気ですか?
その節は色々とお世話になりました。お陰さまで楽しい京都滞在になりました。
今日はカメラを持って一緒に歩いた中からお気に入りの写真を同封しますね。
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そう、僕が例のカフェで熱心に撮っていたマネキンの写真です。
あそこのカフェはなかなかいい雰囲気だったでしょう。
僕は京都を訪れると必ず立ち寄るんです。珈琲を飲んでアンティークを眺めて……。
ほら、今回は杉村春子さんのスチール写真を買ったでしょう。あんな感じです。
Yくんは杉村さんを知らない世代なんですよね……年令のギャップを感じますね。
杉村さんは僕の永遠のヒロインですからね。
京都で杉村さんのスチール写真を買う……これも何かの縁でしょう。
今、ピッタリ来る額縁を見付けている所なんですよ。
上手く決まったらお見せしますね。二人でそぞろ歩いた記念です。
楽しみにしていて下さい。近々、お目に掛かれますように!お元気で!


草々

2008年6月18日


ブノワ。


[杉村春子/Haruko Sugimura (1909~1997)]

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