匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:向き向きの花束。( 107 )

大失敗転じて福となす。

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仕事がデキる男は、才能と知識、それを充分に生かせるテクニック、
トラブルにあった時の機転、それに加えて段取りの良さが必要……。
これ、僕の持論です。

特に段取りは凄く大事だと思うのね。
テキパキと時間を無駄にしない作業効率。
サッサと山のような仕事をこなすのは見ていて格好いいです。

さてさて、自称「デキる男」のブノワ。さん(笑)
新年、恒例&吉例の年賀状書きで大ハッスル!
「デキる男は段取りザンスぅ〜!」ってなもんで、
山のような年賀状を前に襟を正します。
僕の年賀状の表面はお気に入りの写真が一面に入ります。
宛名面は全て手書き。一人一人におよそ200文字のメッセージを認めます。
これを一枚、一枚、仕上げていてはただただ時間を喰うだけ……。
「デキる男」は同じ作業を纏めてこなし効率アップを図ります。
先ず、宛名を書く上の部分とメッセージ欄を区切る罫線をダァ〜っと300枚引いちゃいます。
次に切手を貼る部分の下に朱で「年賀」とダァ〜っと書いちゃいます。
そして、去年は太変な一年だったので、
何となく祝う言葉、おめでたい言葉は控えたくて、
考えた末に「笑門来福」のタイトル文字を、
太いマジックでダァ〜っと300枚一気に書いちゃいます……。


穏やかな新年になる事を願いつつ、まだ陽が昇らないウチに一風呂浴び、

 「ポンっ!」

元旦だもの……と、勝手に理由付け、朝からシャンパンを開けます。
調子に乗って年賀状書きを進めていたんですが……。
きんがこっちをジィ〜っと見ている視線が切っ掛けで、
ハッと気付いちゃったんです……。

…………「笑門来福」じゃなくって「笑角来福」になってる!
「ガガガガガガァ〜ん!」ってなもんで、
新年早々100枚の年賀状を書き損じちゃいました……ショックぅ(笑)
下書きのときはちゃんと書いていたのにね。魔が差した?

でもね、「デキる男」はチョッとやそっとの事じゃへこたれないの!

 「機転、機転、機転が大事ザンス!」

いいよね、これで笑って貰えれれば、正に「笑門来福」じゃない。
第一、書き直したんじゃ葉書が勿体ないし、エコ、エコ、エコぉぉぉぉ〜!
それにね、もしもですよ、もしもこのブノワ。さんが、
川端康成級の大文豪にでもなったら価値上がるじゃん!
ノーベル文学賞でも受賞して見なさい!(笑)

勿論、そのまま出しちゃいました(笑)
ハァ〜……新年早々ビックリ。

「デキる男」の常として、原因を分析してみると……。
前日まで書き方の練習をしている時にズゥ〜っと思っていたのね。
「門」は間が取りにくいなぁ……「角」だったらまとまりいいのにって。
それからね、骨董大好き人間のブノワ。さんとしては、
こだわりポイントとして「笑門来福」の「福」の字を凝りたかったの。
古い伊万里焼きの裏の銘にあるんです。
「大明成化年製」とか「富貴長春」とか、四角い二重線の中に、
一文字「福」の文字が入っているもの……など。
今年はこの「福」の字の「田」の部分が渦巻き状になっていて、
一般に「渦福」と呼ばれている、縁起のいいものにしたい、
そのために何度も何度も渦を書く練習をしていて気もそぞろだった……。

原因はそんなところかな……。
まぁ、何れにせよ山のようにあった年賀状は綺麗サッパリなくなりました。
いいの、もう全部、投函しちゃったんだから!(笑)
清々しい新年を迎えたのは言うまでもありません。

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皆さんの正月はどんな感じでしたか?
実家に帰られた?それとも家でゆっくり過ごされました?
全く動かず暴飲暴食で体重倍増?(笑)
何れにせよ、新しい年が健やかで実り多い年になりますように。

今年も「匂いのいい花束。」を、
隅から隅までズズズゥ〜いと宜しくお願いいたします!


草々

2012年1月9日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2012-01-09 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(12)

自分で選んだ道ですもの……。

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僕、いつもご飯は1号炊きます。

たまに予め多めに2号から3号炊く時は、炒飯用に取っておくためです。
昨日は今年の仕事納め……疲れてそれどころではなかったけど、チョッと手料理です。
従姉妹の頼子姉ちゃんが送ってくれた野沢菜で炒飯を作りました。
それからサラダと、薔薇の傾城美人が送ってくれた長葱と味噌、ワカメとで味噌汁。
一年間、頑張って来たご褒美にシャンパンを開け、
久し振りに開放感を味わいながら夕食を摂り、
重い腰を上げて皿を洗い始めて気付いちゃったんです……。
なんと!折角、作った味噌汁を出すことをスッカリ忘れていた!(苦笑)

それだけ疲れていたんですねぇ……。
しかも、立ち眩みがしてテーブルに手をついたら、
グラス倒してシャンパンこぼしちゃうし……あぁ、勿体ない!(笑)


さてさて、そんな一年間のバタバタも綺麗サッパリ忘れましょうと、
正月休みの初日はホームセンターに買い出しに行きました。
この冬にするツル薔薇の誘引のためのあれこれや、猫関係のグッズ、
仕事で使う材料や道具の補充など、普段、なかなか出来ない買い物をたんまりと。

今年の冬は薔薇の誘引が大変な事になりそうです。思い切り伸ばしましたからねぇ。
一品種ずつ解いて纏め上げ、新にワイヤーを張ってから誘引し直します。
剪定バサミも新しくしました。僕の園芸の仕事をしている親友に言われちゃったんです。
その彼ね、自分で革を使って、腰から下げる鋏のケースを作るんですが、
僕が「僕も欲しいから作って!」って言ったら、先ず、鼻でフンと笑って、
 
 「そんなホームセンターで買った980円の鋏のケースは作れないザンス!」って(笑)

 「キィ〜っ!悔しい!いいザンスよぉ!」ってなもんで、

今回は少しグレードアップして1180円の剪定バサミを購入(笑)

 「みどりさんの所でいい鋏、売っていますよ!」

って、憎らしいことも言います。そんな事より僕の誕生日は3月だから!(笑)
いいの980円でも。僕はプロじゃないし、毎日使うもんじゃないんだから!
それに980円の鋏だって充分に用は足します!(笑)
問題は鋏の値段じゃなくて腕だもんね!技術が物を言うのだよ。
実は980円の剪定バサミ、ウチに同じものが4本あるんですよ。
どれも甲乙じゃなくて丙丁つげがたい切れ味(笑)五十歩百歩な感じなんだけれど、
僕にとってはグリップの握りが程良い大きさでGoo!なのね。
僕、手が小さいじゃない?だから握りの大きさってとても重要なんですよ。
それに、この前、応援している俳優くんが松葉ガニを送ってくれた時に、
その内の一挺でカニを捌いちゃったからカニ臭くて使えないの(笑)

30日には「バラの家」から「絶対に先端は切らないで!」と、
半ばてんちょを脅すようにして、念を押して(笑)送って貰う長尺苗や資材も届きます。
さぁて、これで準備万端、思い切り薔薇の作業が出来ると言うもんです。

年賀状も25日に出しちゃったもんねぇ!……って、ポストに投函した訳じゃありません。
そうなの、時間がなくてヨドバシに葉書作成の依頼をしたのが25日(笑)
いいの、新年にゆっくりと書く積もりだから。今年は2種類作りました。
豪華ですよぉ……って、まだ僕に連絡先を教えて来ない友人達!君も、君も!
君たちはこの先僕とお付き合いする積もりがあるのかな?(笑)
早く個人情報送ってね。じゃないと年賀状書かないからね!


今年も色々ありました。忙しい、忙しいと呪文のように唱えながらも、
合間を見て観に行った芝居の数々、駆け込んだ映画館での悲喜こもごも。
記憶喪失状態だった12月には何と3本の芝居を観ました。我ながらエラいっ!
麻実れいの「みんな我が子」、高畑淳子の「欲望という名の電車」、
それから山口馬木也の「プライド」……この辺の感想や役者考については新年に。

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」で地雷を踏んで見事にズッコケてから、
可成り好みの作品に巡り会って起死回生かと思いきや、
「インモータルズ」で再び奈落の底に転がり落ちた映画鑑賞のあれこれも年明けに(笑)
時間を見付けて毒舌満載でアップしてみたいと思います。

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今日の写真は花が大き過ぎる故、世の中には出ない僕のオリジナルの薔薇のドライ。
僕のPCの机の後ろにある本棚の上に雑然と置かれたお気に入りの品々と共に……。
カントリーハーベストで購入し、自分で修復した額縁や、
フィレンツェから届いたお気に入りの額縁、修復したのがキッカケで我家にやって来たデコイ。
男の子2人の陶人形(大きい方)は、結城美栄子さんが僕をモチーフに焼いて下さったもの。
ねっ!僕ってこんなに可愛いんですよ!(笑)誰、石投げて寄越したのは!
背景の壁に飾ってあるのは、尊敬するアメリカ現代絵画、イラスト界の巨匠、
マーク・イングリッシュ画伯の作品です。畳一畳を超える大作、オークションで落としました。
横位置の画面に広大なアメリカの大地、集落が描かれています。
一年の中の四季の春とか夏とか特定の季節ではなくて、この画面の中には、
春から冬まで全ての季節が描き込まれているようなんです。
春の芽吹きから夏に生い茂る畑、黄金色に輝く麦、たわわに実るオレンジ……そこが僕のお気に入り。
来年はこの雑然とした場所も綺麗に片付けないとね……。


人間って愚かだけれど学習をする動物です。
今年、色々あったことを教訓に、少しでも前進したいものですね。

 「自分で選んだ道ですもの。間違いと分かったらそうでないようにしなくっちゃ!」

森本 薫作、杉村春子畢竟の名作「女の一生」より。
少し早いですけどこの台詞をもって年末のご挨拶に代えさせて戴きたいと思います。

新しい年が皆さんにとりまして実り多くも健やかな一年になりますように。
大金がゴッソリ銀行口座に入って来なくてもいいから(笑)
病気知らずで満足の行く毎日が送れますように……心から願っています。

ポツリポツリの更新ですが、お付き合い下さってありがとうございました。


草々

2011年12月31日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-12-31 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(18)

暫しお時間を……。

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ハッキリ言って……記憶喪失状態です(笑)
ギリギリ……昨日のことを漸く薄ら覚えている程度(笑)
肩に厚さ5ミリの鉄板が入り、腰に分厚い板が打ち付けてある感じ……。

師じゃないけど、ブノワ。さん、全力で走っている師走。
予想をはるかに超える忙しさです(苦笑)

あと2週間……先が見えてきましたが、
もう一踏張り、ウチの猫たちのご飯代を稼がなきゃ……。



メッセージのお返事、もう少し待ってくださいね。
お返事は心を籠めてゆっくり書きたいから……。

今日の1枚は、初めてパリでアパルトマンを借りた時、
部屋の裏に面した中庭の壁に打ち付けてあった植木鉢ホルダーとテラコッタ。
凍り付くような冬の朝、誰も手入れせず、草花もとうの昔に枯れ果てて……。
でも、何だかとても素敵に思えて何枚か写真を撮った覚えがあります。

はぁ……パリは遠くになりにけり……。
大分、気温が下がって来ました。
皆さん、呉々も風邪など召しませんように。


草々

2011年12月15日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-12-15 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(10)

顛末。

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寒い朝になりました。昨日までの暖かさは一体どこに?(苦笑)
でも、考えてみれば、今日から12月なんですもんね……。

さて、僕が先日携帯電話をなくしてから一ヶ月が経とうとしています。
そう、出て来ませんでした……。
可成りのピンポイントで場所は特定出来ているんですけど……。
期待していなかったと言えば嘘になります。
可成りの確率で出て来ると思っていましたから。
今にして思えば、交番に届けに行った時、隣にいた男性が、

 「財布、出て来ましたけど、お金とパスモが抜かれていました……。」って。

悲しいけれど、今はそう言う時代なのかもしれませんね……。


仕事のことが絡んでいますから、僕の決断は早かったです。
すぐドコモに連絡して新しい携帯電話を送って貰いました。
買った当時と同じ機種、電話番号、メール・アドレスで復活です。

記事にした途端、皆さんから貴重な個人情報が寄せられました。
それからお気遣いのメールも沢山!本当にありがとうございます。
ポチポチ暇を見つけてはデータの登録と、パソコンに入っているものを見ながら、
去年、独立してからの仕事のスケジュールを入れ直しています。
何時、どの時期に忙しかったか確認するのに必要だから。
なくした1000件のデータの内、およそ200件のデータが復旧しました。
良く行く店、役所関係などのデータは折りを見て徐々に……そう思っています。

今回の事で改めて分かったこと……。
僕の昔ながらの親友ほどこのブログを読んでいないこと!(苦笑)

 「おい!そこの君だよ、君!本当に友達甲斐がないねぇ。」

これっきりはイヤなので(笑)当然、僕の方から改めて連絡をして情報を得ました。
若しくは、共通の友人に聞いたり……まぁ、親友なんてそんなもんなのかな?
一応、生活に困らないくらいのデータと情報は確保しましたが、
僕しか連絡先を知らない友人とはもしかしたら……です。


僕、今回の事で思ったのね。人生、半分。
そろそろ後半生に向けて人生を整理整頓しろって言うことかな?(笑)
残念なのは、どうしても取っておきたかったデータが消えてしまったこと。
大好きだった母、可愛がって下さった杉村春子さん、尊敬していたバーのマスター……。
亡くなったあとも自分の手で消すのが忍びなく、また、消してしまったら、
永遠のお別れになってしまいそうで残してあった、
掛け替えのないデータがなくなってしまいました。

僕、自分からは余程のことがない限り人さまのデータは消さないんですよ。
よく強がって「オレ、アイツのこと切ってやったよ!」なぁ〜んって、
友人関係の中で「切る」と言う言葉を使う人がいますが、
僕は絶対にそう言うことはしません。疎遠になってもデータはそのまま。
イヤですもんね、少なくても一瞬、仲が良かった友人を「切る」なんて。

反対に、不幸中の幸いだったのは、
以前、携帯電話に付けていたシルバーのピルケース。
落花生の形をしていて真ん中からパカッと外れるようになっています。
その中に、死んだ母と最初の猫の染香の遺品が入っていました。
肌身離さず持ち歩いていましたが、ピルケースの蓋が調子悪く、
コワいので随分と前に携帯電話から外してあったんです。
それをなくしていたら、結構、凹んでいたでしょうねぇ……。



友人が言います。「何故、これを機にスマートフォンにしないのか?」って。
僕の中でスマートフォンの選択肢はありません。
今の携帯電話で充分過ぎる機能があるから。
電話をかけて、メールが打てて、チョコッと写真が撮れればそれで良し。
音楽もテレビもインターネットもしません。

さぁて、これに懲りて2度と同じ失敗の繰り返しをしないようにしなくっちゃ!
ホラ、そこの君!まだ遅くないよ、連絡下さいね!(笑)


草々

2011年12月1日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-12-01 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(16)

もう……これっきりですか?

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どんな大スターもデビューからそのキャリアの最後まで、
澱みなく順風満帆に歩を進める人は稀です。必ずどの人にも浮き沈みがあり、
転機となる作品、ターニング・ポイントがあります。
マドンナの場合、「ホリデー」で火が点き、ブレイクしたのは「ライク・ア・バージン」です。
そして、今に至る盤石の人気を獲得した起死回生の作品は「ヴォーグ」でしょう。

山口百恵の場合、火が点いたのは「ひと夏の経験」です。
そして、その後の山口百恵のキャラクターを決定付けたのが「横須賀ストーリー」。
この作品から歌唱力も格段にアップしました。
笑わない、大人に媚びない、およそ少女らしからぬ不遜な眼差し……。
アイドルの方程式から大きく外れた山口百恵の個性を決定付けた作品です。
現に、シングル32曲中、笑顔で歌ったのは「乙女座宮」と「しなやかに歌って」のみ。
(33曲目「惜春通り」は音源のみ。)



 「♪ これっきり、これっきり、もう……これっきりですかぁ?」

今、僕の頭の中でこのフレーズが谺しています(笑)
一大事が起こったのです……5日(土)に携帯電話なくしちゃいました!!!!!
かれこれ20年近く携帯電話を使っていて、こんな事初めて……。
落とした所は可成りの精度で特定出来ます……ドコモがGPSで調べてくれましたから。
でも、出て来ないんですよねぇ……いつまでも出て来るのを待ってはいられません。
そう、仕事のスケジュール等、全てを携帯電話で管理していましたから。
当座の仕事はギッシリと詰まっていて支障ないんですが、細かい打ち合わせもあります。
取り敢えず、新しい携帯電話(前と同じ機種)が届くのが明日、水曜日。
それから暇を見つけてコツコツとデータの復旧に取りかかります。
復旧って言ったって、仕事、友人、その他店関係……。
1000件全てのデータはとても元には戻らないかな?
まぁ、この際、全く疎遠になっていた人たちとはいい機会だからサヨウナラして(笑)
なかなか自分では踏ん切りが付かない諸々も綺麗サッパリです。
それでいいんだと思います。ただ、本当の友達、仕事の関係はキッチリしておかないと……。

で!僕の心もとない記憶、いい加減な脳細胞は頼りないです(笑)
皆さん、こぞって連絡して戴けますか?電話番号&メールのアドレス&住所……。
個人情報満載でお願いいたします(笑)住所はね、もうスグ間近に迫った年賀状のため。
ね?ブノワ。さんの年賀状、欲しいでしょう?今年はゴージャスだよぉ(笑)
9日以降、携帯電話でもいいし、パソコンのメールアドレスでもいいし、
そうだ、このブログのメッセージ欄に鍵をかけて送ってくれてもいいです。
一つ宜しくお願いいたしますね。皆の力を借りないととても無理だもの。

反対に、「これはいい機会!これでやっと!」とばかり、
ブノワ。さんと縁を切りたい人はそのままで結構です(笑)



 「♪ これっきり、これっきり、もう………これっきりですかぁ?」

いい機会だから、人生、全て放り投げて失踪しようかしらン?(笑)
そんな夢みたいなことも考えたりしますが、僕って現実的だから(笑)
そんな事にならないよう、全1000件のデータが無事に復旧出来ますように……。



草々

2011年11月8日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-11-08 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(26)

基本のキ。

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ある日の午後、仕事から帰ると1枚のファックスが届いていました。

日にちはハッキリ決まっていないけれど、少し先の仕事の依頼のファックス。
今の仕事をはじめた時からのお客さま、Gさんからのものでした。
いつもと違ってチョッと目を引いたのは、差出人の所が知らない名前と連名になっていたこと。
それから、タイプされた文章の下に、達筆でメッセージが添えられていたことです。

 「あれ、これはGさんの文字じゃないな……。」

とても良くしてくれているGさんは、僕の息子と言うにはチョッとアレですが(笑)
いつも温度が変わらない、とても感じのいいハンサムな青年です。
何時どこで会っても感じよく、笑った時の白い歯が印象的です。
元気のいい彼の書き文字は良く知っていますから、
その達筆の主はもう一人の連名の方と言う事になりますね。

暫くして、仕事の当日がやって来ました。
その場所にやって来たのは、相変わらず快活なGさんと、
それから初めてお目に掛かるGさんよりももっと若い一人の青年でした。
色々と話しをしているうちに、驚いちゃったんですが、
そのファックスの美しい書き文字はその若者のものだったのです。
ハッキリ言ってね、ブノワ。さん、ビックリ仰天しちゃったんです。
だってね、その美しい文字はどう見ても僕よりも年配の人の書く文字。
キチンと教育を受け、書道を習った人の書く文字だったからです。
きっと、年配の営業の人かなにかだと勝手に決め込んでいました。
今の時代の受験勉強一辺倒じゃなく、教育にゆとりがある時代に学んだ人の文字。
僕はそう勝手に思い込んでいたんです。
聞くと、その青年は、昔、書道を習った事があるとのことでした。

その青年も、きっと親御さんに真っ直ぐ大切に育てられたのでしょう。
爽やかで感じが良くて、しかも美しい文字を書く……。
何でしょう……久し振りに感激し、とてもいい気持ちになりました。



前にお話ししましたが、僕は去年の夏に仕事を独立しました。
何一つ以前と変わらずやって来ましたが、一番大きく変わったのが、
領収書を貰う機会が物凄く増えたと言うことです。
コンビニエンスストアのチョッとした買い物でも何でも、
貰えるものは貰っておかないとダメって友人達が言うからです。
そして、改めて驚いたのが、皆、ペンをまともに持てないと言うこと。
不器用そうにペンを握りしめる指先からは、小さくてバランスの悪い文字が溢れ出ます。
書き順もメチャクチャ……これでは美しい文字は書けませんよね。
ペンもですが、箸の持ち方もそうです。まるで握りしめるかのような持ち方。
これでは優雅で美しい食べ方は出来ませんね。
肉にかぶりついたり、芋を突き刺す訳じゃないんだから(笑)
米の最後の一粒は食べられない。豆粒一つ拾えず、
軟らかい豆腐を綺麗に食べることは出来ない……。

学校で教えるとか言うことの前に、家庭でキチンと教えていないのでしょう。
もっとも、その教える立場の親ですら、キチンとペンも箸も持てない世代になって来た。
いつの頃からなんでしょうね……これでは美しい日本の文化がなくなってしまいますね。
美しい日本の文化って言うのは大袈裟ですか?僕はそうでもないと思うのだけれど……。
美しい日本語の大きな部分を占める「文字」。
それから美しい日本の食文化の基本である「箸の持ち方」。
両方とも消してなくては成り立たないものだと思っています。



今、思い出しても微笑ましく思い出されるエピソードがあります。
今はチョッと無理ですが、数年前、年に2回、1ヶ月ずつパリに滞在していた時のこと。
僕、郷に入っては郷に従えで、外国で食べるものには困らない方なんですが、
それでも、時たま和食が恋しくなったりします。パリのまともな和食屋さんはお高いです。
キッコーマンの醤油がテーブルに置いてあるだけの「なんちゃって和食」、
鮨も焼き鳥もワンプレートで出て来る「あらたまげた鮨屋」は行きたくないし……。
そう言う時には、「韓林」という韓国料理でプルコギ定食を食べるか(絶品!)、
皆さんもご存知、僕のオリジナルの薔薇に名前を貰ったレミ・チャン。
彼がまだ独立せずに義理のお兄さんと一緒にやっていた中華「恒興酒家」に足繁く通いました。
その店はマレ地区の市庁舎側にあり、安くて美味しい物に対する嗅覚が鋭い、
ゲイの人々で常に満員の大盛況、でも、僕みたいに一人でプラリと入っても、
何の抵抗もないフレンドリーな店でした。凄く居心地のいい店。
勿論、レミがちょくちょく僕のテーブルにやって来ては、

 「どう?美味しい?」
 
 「今日はどこに行ったの?」
 
 「この前はお友達とワイン6本空けたんだよ!」

気を遣ってくれるから旅先の1人囲むテーブルの寂しさを感じなかったのです。

ある日のこと……例によって、一人で前菜に注文した春巻きを食べていると、
隣のテーブルから何だかもの凄く視線を感じたんです(笑)お隣は若いゲイのカップル。
暫く黙って食べていましたが、あまりにもこちらを見ているので、
箸を置いて隣のカップルの方を見ました。2人はニッコリすると、僕の手元を見て、
親指を1本立ててニッコリ(笑)そう、僕の箸使いを見て、
驚きとも感嘆とも言えない笑顔を向けていたのです。僕等、日本人には当たり前なんだけれど、
彼等、外国人にとっては上手に箸を操り、油で滑りやすい春巻きを、
いとも簡単に食べていることが驚きだったようです。
確かに彼等のお皿を見ると、そこには無惨な姿になった春巻きが……。

さぁさぁ、どうする。彼等は変な箸の持ち方をしています(笑)
ご存知の通り、僕のフランス語は挨拶と買い物だけしか用を足しません(爆)
でも、教えてあげました。片言のフランス語と英語を駆使し、
身振り手振り、ジェスチャーを交えて箸の持ち方、使い方。

ハイ、先ず、両手を仰向けに開いて親指以外の4本の指をくっ付けましょう。
そうしたら箸を親指と人差し指の間にそっと置くようにし、力は入れず、
2本の箸の先端は、それぞれ、人差し指、中指、薬指の間に置くようにする。
そうしたら親指をそぉ〜っと箸に添えるようにして、
箸を動かす時は人差し指1本のみを動かす……。
ホラ!出来た!トレ・ビアン!……ってなもんです(笑)
上手に箸を使えるようになった2人の笑顔が今でも忘れられません。


箸の持ち方もペンの持ち方も基本的には一緒ですよね。
使いこなすのって何もとてつもなく難しい訳じゃない。
書き文字はその人の個性が出てもいいと思います。
ただ、基本はキチンと習っておいた方がいいと思うんです。
普段、ゆらゆら風になびくような文字を書く僕だって、
実は、毛筆、ペン、習字を習っていましたし。四角い文字、丸文字……。
時と場合によって5種類の書き文字(書体)を使い分けています。
ブロック体3種類、筆記体2種類……欧文を入れると、全、10種類の書き文字を使い分けます。
絵画のスタイル、ファッション、何でもそうです。
自由に崩して個性を出すには、先ず、基礎がしっかりしていないとダメなんです。
皆さんはピカソの10代の頃のデッサンを見たことありますか?
それはそれは物の形や光をキッチリ捉えた見事なデッサンを描いています。
今の若者は着物に興味を持ち、普段から着ることが多いと聞きます。
彼等なりに着物を着崩して楽しんでいますが、それは着崩しているのではなく滅茶苦茶な着方。
着物の基本を知らずして「着崩す」ことは不可能じゃないでしょうか。
キッチリ着こなすことが「粋」。着物の「粋」は寝乱れた浴衣じゃないんだから(笑)


微分積分なんかどうでもいいから、先ずは箸の持ち方、ペンの持ち方を教えましょうよ(笑)
小型ナイフは危ないからって鉛筆を削ることを教えなくてどうします?
いざと言う時に恥をかくのはあなたのお子さんなんですよ。
もしも何かが起こった時、ナイフ使えない、火を起こせない、水を調達出来ない……。
命に関わる事もありえますもんね。


年取ったのかなぁ……チョッとこの所、気になることが多過ぎます(笑)


草々

2011年11月2日


ブノワ。


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恥じらいの感覚。

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 「チッ…………。」

冴子は5本目の煙草をもみ消した。
禁煙……考えたこともない。煙草がなかったらアタシは一体どうなっちゃうんだろう?
一箱1000円になっても煙草だけは絶対に止められない……。
6本目に火を点けて、その温かい炎の色味を見た途端にまたイラっと来た。
この肌寒くなって来た10月に、喫煙と言うだけでテラス席に座らされてご立腹なのだ。
最近、冷え性がヒドい……冷え性=年齢を感じちゃってさらにご機嫌が悪くなる。
そのイライラが消された煙草の吸い殻に現れている。
ロクすっぽ吸ってもいないのに消された煙草……灰皿の中でボロボロだ。

冴子は今日は物凄く機嫌が悪いのだ。朝から猛烈に腹が立って仕方がない。
怒りのあまり大好きな化粧をする手も疎かになってしまった……。
化粧命のアタシなのに……そのことも怒りを倍増させる原因になっている。
その怒りの大元と言うのは、中学校以来、男が切れたことがない冴子だが、
次の男が見付かるまでの積りで軽い乗りで付き合っていた亮二に、
どうやら女がいるらしいのだ……しかも随分と前から……。
浮気されていたことを怒ると言うより、全く気が付かなかったこと……。
勘がいいことが売りの冴子はそのことの方がショックだった。
あの不器用そうな亮二がいとも簡単にアタシを騙していたとは……。
異様にプライドが高い冴子にとってこれは一大事、青天の霹靂なのだ。
この冴子さまが二股かけられた?……まさか、まさか!あり得ない!
男なんてこっちから振るもの、この冴子さまが捨てられるだなんて……。
目の前が真っ白になり、怒髪天を突く……冷静になるまで何日かかったことか。
どうオトシマエをつけてやるか考えていたら化粧の乗りも悪い(怒)

実は冴子は今までに3回の整形手術を受けている。
初めはチョッと軽い気持ちで受けたプチ整形が段々エスカレート。
メスだけは絶対にいれないと決めていたのだが、その決心は何処?
チョッとスッピンでは街を歩けなくなってしまっているのだ……。
どうせ今日、待ち合わせしているのはアホの真二だからどうでもいいけれど……。

 「あっ、アイツようやく来やがった!」

いつものことながら弟分?冴子は舎弟と思っている真二が遅れて向こうからやって来た。
真二がこっちを見ているのを承知で、ワザと時計に目をやる。
まったく、真二の時間の観念って一体どうなっているんだろう?
この前は13分、今日は21分も遅れて来やがった……。
全てにおいていい加減で適当な冴子だが、時間だけは正確だ。
それに、この前あれほど注意したのにまだパンツを腰で履いている!
腰と言うよりはそのもっと下……じゃなくっても短い足が……今度、後ろからズリ下げてやろうか。
また懲りずにオークションで落としたニセモノのアバクロのボクサー・ブリーフ履いてる……。
あんなものどうせ中国で大量に作っているものに決まってる。
もっとも、まがい物の真二にはお似合いだ。本物を履いていたってニセモノに見えるもの。
あの小走りの仕方!まるで指パッチンをするポール牧のように内股でヨロヨロしながら……。
真二が走る姿を見ると足を引っ掛けたくなって仕方がない冴子だった。
冴子のムシャクシャした怒りはさらに沸点が高くなった。


 冴子「アンタ!時計見てご覧!その似合わないロレックス伊達じゃないだろう?
    今、何時だと思ってんのさ。アタシをこんなに待たせてアンタも大物になったねぇ。
    大体そのロレックス、インチキだろ?若いのにロレックスなんてジジ臭いんだよ。」

謝りの言葉を言う前にピシャリと先制攻撃を受けた真二は面食らった。
それに何でニセモノって分かったんだろう……タイで買った偽ロレックス……。

 冴子「ご覧よ、もうコーヒー1杯飲み終わっちゃったからね。
    アタシ、おかわりしようかな……そうだ、本日のケーキ・セットにしようっと!」
 真二「ハイ、お好きなものを頼んで下さい。宜しかったら今日は僕が奢ります。」
 冴子「宜しかったら?そんなこと言わなくても奢るの当たり前じゃん!」

雲行きが怪しい……相当お怒りだ。真二はいつものことながら心底震え上がった。
冴子を怒らせるととんでもない事になるのに決まっているからだ。
早く何とかなだめすかして機嫌を直して貰わないと……。

 真二「冴子さん、今日もお綺麗ですね!」
 冴子「アンタ、もしかしてバカ?そんなの決まってんじゃん。
    それよりズルい魂胆、見え見えだよ。アタシはそんなのに騙されないから。」

キッパリと言い放った冴子、6本目の煙草をグジャグジャにもみ消した。

 真二「イヤだなぁ、冴子さん……アッ!ケーキ何にするか決まりました?」
 冴子「いいよそんな事どうでも、それよりお願いがあんのよねぇ……。」

冴子は思い切りの猫なで声に満面の笑みで真二にシナを作った。
声が1オクターブ高くなっている。まるで猫の目のようにコロコロと態度を変え、
秋の空のように表情を変えるのが冴子の十八番だった。
辞書で「豹変」と引くと「冴子」と出ているに違いない。
アタシは大女優、アタシの手管に全ての男は落ちると思っている……。
 
真二はその言葉に心底凍りついた。
マズい……マジ、マズい……冴子が猫なで声を出すとロクなことはない……。

 冴子「ねぇ、金、貸してくんない?」
 真二「はぁ?!」
 冴子「30万でいいや。」
 真二「いいやって!僕にそんな金あると思います?」

真二は悲鳴に近い声をあげた。税金ゴッソリ引かれて手取り24万円なのに……。
それに冴子にお金を貸すと絶対に戻って来ないのだ。
今までに幾ら貢いだろう……オマケにいつも怒鳴り散らされている……。

 冴子「アンタ、今、アタシのこと綺麗って言ったよね?
    そのアタシがもっと綺麗になるんだからいいじゃん。
    アタシが綺麗になったらアンタも鼻高いじゃん?30万なんてお安いもんだよ。」

オレの鼻?どうしてオレの鼻?
何で自分の鼻が高くなるのか全く分からない真二だった。

 真二「待って下さい、待って下さい!冴子さんまた整形するんっすか?
    もう十分お綺麗じゃないですか……それに、まだ今月の給料は出ていないんですよ!」
 冴子「フフフフフフ……アタシが何も知らないと思ってんの?
    アンタ、パチンコで幾ら儲けたのさ?」
 真二「うっ…………冴子さんどうしてそれを……。」
 冴子「アタシ、あそこのパーラー・マハラジャの子に粉かけてるから……お見通しだよ!
    それにさぁ、アンタは泡銭入るとスグに金遣い荒くなるし。」
 真二「冴子さん、そんなにお綺麗なのに今度は一体どこをどうするって言うんです?」
 冴子「お綺麗なのは分かってんだよ。アタシねぇ、今度はこの鼻の先をチョッと尖らせたいのよ。
    アゴはやらない。マドンナを見てご覧。失敗すると縄文式土器みたいになっちゃうから。
    それから涙袋を大きくしたいの……潤んだ大きな瞳……。
    どう、それって若く見えると思わない?」
 真二「いやいやいやいや……今のままで充分ですって!」
 冴子「あ・の・ね・! 充分か充分じゃないかはアタシが決めるんだよ!
    貸すの、貸さないの?貸さなくても別にいいんだよ。
    でも貸さなかったら分かっているね?確かこの前一緒に歩いていたのは……。」
 真二「あぁぁぁぁぁ……分かりましたよ……ズルいなぁ冴子さん……。」
 冴子「いいじゃないの、アンタどうせ泡銭をあんな下らない、
    何とか言う群れ群れの小娘たちに注ぎ込むんだろう?
    何だっけ?BCG48?KGB69だっけ?SOB???何つーんだっけ。
    あんな得体の知れないガキに金使うことないよ。」
 真二「違います、違います!AKB48です!それに冴子さんキチンと名前を言って下さい!」
    フォーティーエイトです!シジュウハチじゃありません!
    シジュウハチは冴子さんの実年齢……。」
 冴子「バカ!それ以上言ったら殺すよ!それにね、名前なんて何だっていいのよ。
    アタシには関係ないもん。アタシ好みのイケメンが48人揃ってみなよ。
    そりゃぁ、アタシだってドカンとお金使わせて貰うけどさ。
    第一、アンタ、その何とか48って何の略だか知ってんの?
    アンタたちみたいなおバカに『アッカンベェー・シジュウハチ』っつーんだ。
    所でさ、アンタ、今度の新しいCD、一体、何枚買ったのさ。」
 真二「えぇと……それは……。」
 冴子「もしかしておバカに盛大に50枚くらい?」
 真二「止めて下さい!僕はもっともっと真剣に彼女たちのファンなんです!
    ……100枚……買いました。」
 冴子「アンタ、この前は女の下着買ってオマケのポスター貰ったって?
    ハッキリ言って異常だよね。その若さで薄汚い事しなさんな。
    その面で女の下着売り場ウロウロしたんだ。どう?女の下着の触り心地は?
    どうせウットリ&ニヤニヤしてたんだろ?」
 真二「実は……2回買いに行きました。だってポスター欲しかったから……1枚は保存用。」
 冴子「アンタ、どうしようもないバカだね!そう言うのを金をドブに捨てるっつーんだよ!」
 真二「だって……。」
 冴子「だってじゃないよ。総選挙?応募券?握手会?何だいそれ。
    3000円出してみなよ、アタシが握手してやるからさ。
    大体、女の下着3000円分でポスターをプレゼントって一体!
    第一、そんな企画する方もあざといし金儲け主義露骨!拝金主義見え見え!
   『全く予期しなかったファンが大挙押し掛けて来ました!』つーなら分かるけど、
    初めから男の客を当てこんだ企画だろ?考えたヤツ不潔だわ。
    で、その買った下着どうしたのさ……アンタ、まさか・・・・・・。
    そんなもんに金使って一体、何の見返りがあるって言うんだい?
    アンタさ、金使うからには見返りがないとねぇ……それが世の中の常識、法則ってんだ。」
 真二「冴子さん!チョッと言わせて貰っていいですか?」
 冴子「あらららら、なになに?アタシにタテつく気?戦争になるよ。」
 真二「冴子さん、この前、羽田に行っていませんでした?」
 冴子「………………。」

冴子が口ごもった……こんな冴子を見るの初めての真二は勢いに乗って……。

 真二「冴子さん、最近ハマっていますねぇ、チャン・ドン……。」
 冴子「ドンゴン言うな!グ・ン・ソ・ク・!グンソクじゃ!グンちゃん可愛い……♥」

冴子はいきなり30年遡って18歳の乙女に戻ってしまった。
夢見る夢子、タイムマシンに乗った冴子……。
このままどこかに行ったきり帰って来なければいいのに……。

 真二「あの人、整形していますよねぇ……化粧もしてるしっ!
    気色ワルっ!男は目の下にアイラインなんかいれませんよ!」
 
いきなり現実に引き戻された冴子、怒りの沸点が一気に200度に。

 冴子「アンタ、マジ、バカ?化粧?何が悪いの?
    アンタだってその眉どうしちゃったの?女より細くて薄いじゃん!
    眉をイジるって言うことはキチンと描き足すことを前程としなきゃいけないんだよ!
    日本の男だって化粧してんじゃん、スカート履いてんじゃん。
    この前なんかレギンス履いてるヤツ見たわ……しかもその上にスカート!
    すね毛どうなっちゃってんの?脇毛も剃ってる!
    あぁぁぁぁ、薄気味悪ぅ。冴子さま鳥肌もんだよ。」
 真二「でも、冴子さん、この前はヨンさま、ヨンさまって騒いでいませんでした?
    その次がウォンビン!ウォンビンが軍隊に入る時、涙していたでしょ!
    冬ソナのロケ地廻りのツアーに参加して大枚叩き、
    ヨンさまの経営するお高い焼き肉屋で周りの皆に奢って幾ら使ったんです?
    帰りに冬ソナグッズしこたま買い込んだじゃないですか。」
 冴子「バカ!アンタ、本物のバカ!ハァ……アタシのヨンさまにウォンビン!
    アタシ、ウォンビンのお嫁さんになりたい……。」
 真二「冴子さん、いつか僕に言いましたよね。
   『悔しかったらアンタもヨンさまみたいに素敵になってみなさいよ。』って」  
    冴子さんの前の前の彼氏の義晴さんが言っていましたよ、
   『そう言う冴子こそチェ・ジウになれ!』って。」
 冴子「アンタ、よくも言ったね!チェ・ジウ?アタシの方が綺麗じゃん!
    アタシ許さないからね。こうなったら全面戦争だよ!」

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随分と前に書いた記事。覚えていらっしゃいますか?
好評で是非、あの続きが読みたいって言う方が沢山いらっしゃいました。
バリエーションで書いてくれって言うリクエストもありましたので……。
同じ登場人物って言うのも何なので、チョッとアレンジしてみました。



何だか世の中変な事になっていますね。

整形手術……いいじゃないですか、自分の責任でするんです。
ただね、美しさって一体どう言うことなのかもう一度考えてみる必要がありますね。
美しさって外面じゃないんですね。人間はモノじゃない。
血の通った肌を切ったり貼ったりしていればいつか必ず崩れて来ます。
修正を施した基本の部分が老いて崩れて行くんですもん、当たり前です。
全てにおいて言えることですが、真の美しさとは「澱みなく次に繋がるもの」
特に人に関して言えば「恥じらいの上に立った自信」のことを言います。
今はあまりにも短絡的に結論を求め過ぎる。「自分を磨く」って言うことをしないんですね。
それにね、恥を知らない人は決して美しくなれません。
電車内で化粧するヤツ、切った爪のカスを下に落とすヤツ、
梳った髪の毛を下に捨てるヤツ、辺り構わず大声で話すヤツ……美しくないです。
綺麗になりたいと思うあまり、自分が汚いことをしているとは露程も思わない。

 「何が悪いの?」「それがどうしたの?」

化粧しているヤツなんて周りに対して挑戦的な態度のことが多いし、
大きな勘違いして「アタシはイケてる女」と思っている節があります。
「内面の美しさ」……死語ですかね?そんな面倒臭いものに構っていられない?
人生は短いし、人間っていとも簡単に楽な方に流れますから。
昔はね、顔を直すって結構、恥じて、絶対にバレないようにしたものだけど、
最近は全然、平気なのね。男も女も整形バレバレの顔で街を闊歩している。
勇気あると思います。僕には絶対に出来ないや……だからしない(笑)
昔のハリウッドでも整形手術は当たり前のことでした。
でもそれって、デビュー前に歯並びをチョッと直したり、高過ぎる鼻を少し削ったり、
狭い額を美しくするために、1インチ(2.5センチ)ほど生え際の髪の毛を抜いたり……。
バーグマンは眉毛を弄るならデビューしないと言い張ったそう。
だけど、そんなチョッとの手直しに負けないほど彼等には強烈な個性があった。
今は個性も取り柄もないクセに顔だけ直しちゃうもんだから、
右を向いても左を見ても同じ顔、没個性のオンパレード(苦笑)


今の韓国を廻る騒動……僕にも色々と考えや意見もあります。
僕、韓国は嫌いではありません。ソウルには2回、旅行しましたしね。
ただ、こちらに反感を持っている人たちとはなかなか上手にお付き合いは出来ない……ですね?
並々ならぬ反感と敵意……反感と言うよりも底知れぬ憎しみ?
国を上げてそう言う教育しているんだから仕方ないです。
勿論、旅先では親切な人々と温かい想い出もあったし、楽しく過ごしても来ました。
その反面、物凄く強烈な反日感情を見せつけられもしました。
地下鉄で僕等一行3人をねめつける憎しみのこもった視線、視線、視線……。
何だかドキドキしちゃうのね。普段、普通に暮らしていれば、
そんな敵意に出会うことってなかなかないじゃないですか(笑)
もうね、ビックリしちゃうんですよ。何?何?一体、僕等があなたに何をした?って。
一対一の時はいいけれど、国単位となるとおかしな事になっちゃうのかな?

いいモノは国を超えて流行る……芸能文化だったり食べ物だったり……。
お互いの国の文化を尊重し、吸収して自分の物として昇華する。
要は、そこから新しくオリジナルの素晴しいものが生まれればいいんです。
優れた技術はそれぞれに提供し合ってお互いを高められればベストなんですが……。
チョッと前に中国の高速列車の大事故がありましたね。
悲しいことに沢山の犠牲者が出てしまいました。そこに見え隠れする今の中国の問題点。
彼等は技術供与して貰ったのにも関わらず、自分達独自の技術と言い張ります。
恩を仇で返す……盗人猛々しいとはこの事ですよね。「恥」と言う感覚がないんでしょうね。
日本が世界に誇る新幹線の最も優れた点は、分刻みの過密ダイヤで、
列車を安全に走行させるシステムのことなんです。
時速◯◯◯キロ!世界一!早さを競う?そう言うことじゃないんですよね。
世界一の速度で列車を走らせた=世界一の国……まるで子供みたい(苦笑)
先ずは乗客の安全が一番はじめに来る。国家の威信?そう言うことじゃないんです。
考え方の根本が全く違う。今では神話にまで昇華した新幹線の安全性、
それだって試行錯誤、ローマは一日にしてならず……。
関係者の皆さんが何十年もかけてコツコツと積み上げて来た歴史です。
何千年の歴史だか知らないけれど、人さまの技術のいいとこ取りしてもダメなのね。
知的所有権を全く無視した厚顔無恥な人たちとはお付き合い出来ないです。
オマケに始末におえないのは、プライドだけは高いと来ている。
全てを承知で技術提供するんだから、盗まれてから騒ぐ方が悪い。
初めから相手にしないことです。軒下貸して母屋を取られる……じゃない?
彼等に声高に叫ぶ独自の技術があるらしいです。勝手にやらせておけばいいんです。
世界に素晴らしい技術を売り込み、泥棒まがいに盗まれる事はないです。
僕は中国製品は絶対に買いません(農産物も)
庭用の照明4つ買って全部壊れていた経験あるから(爆)
4つの内1つ壊れていたって25%……全部ですからねぇ……。
一事が万事、まさにこのことじゃないですか。


ある俳優のつぶやきをキッカケにしてなんでしょうけど、
これだけ韓国に反感を持つ人がいて、それを声高に訴えている……。
コンビニエンス・ストアのキャンペーンが右へ倣えで韓国一色って?
テレビのスイッチを入れれば韓国のドラマや歌手が溢れ出し、
フィギュアスケートのテレビ中継の表彰台において我が国の国旗掲揚をカットしたり、
インタビュー時にワザと転倒した写真を大伸ばしにし、
国の宝とも言うべき選手をないがしろにするような事をしたり……。
韓流ですか……本当に見たい人がどれだけいるんでしょう?
先日の「アジョシ」なんて客席パラパラ、しかも可成りの高齢。

マスコミの情報操作なんて今に始まったことじゃありませんしね。
春先の大震災、原発事故以降、テレビでは連日のように関連の報道がされています。
空気中の放射線量の報道。各県の主だった都市の数値を発表していましたが、
ある時から神奈川県は川崎市じゃなくて茅ヶ崎市になった……。
それは、連日、川崎市の数値だけ他の街に較べて飛び抜けて高かったから……。
川崎市には日本有数の焼却炉があります。阪神淡路大震災の時も瓦礫を運んで消却していました。
今回もそう……意味、分かりますよね?数値が高い訳です。
市民から市 or テレビ局に抗議が来たか、安全性を捏造したいテレビ局側の自主規制か……。
報道されなくなったからって数値が低くなった訳じゃない。

そんなこんな、マスコミの情報操作も含めて、
報道の捏造、流行のでっち上げにいい加減ウンザリしている人が多いのでしょう。


それからアルファベットの少女ユニット……思い切り吐き気がします。
なぜ群れる?いい年した大人がどうでもいい個性のない少女たちを十把一絡げにして売る?
テレビ、雑誌、どこを見回してもアルファベットの少女たちが出ずっぱり。
それに大挙して押し掛ける大人たち……握手会って一体なに?
それって体のいいお触り。金で少女たちの身体に触らせる……それってどうなの?(笑)
そんな商売に乗っけられてCDがミリオンセラーになったって意味ないじゃない。


総じて言えるのは「恥じること」の欠如。
「恥ずかしい」とか「恥じらい」とか……文化、人の根幹だったりします。
厚かましく恥知らずが横行する社会は住み辛いです。
基本的には今の時代、コンピューターやゲームの世界にどっぷり浸かり、
人と付き合うのが苦手?下手になって来ているんでしょうね……。

日本の芸能界、テレビの世界にとどまらず、
諸々、日本を取り巻く世界が何だか薄気味悪いことになって来ました。


草々

2011年10月30日


ブノワ。


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僕の友達の法則。

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僕のブログを見て下さっている皆さんがよく下さる質問。
開設以来ズゥ〜っと同じオレンジ色のハートの写真がプロフィールの所にあります。
これは何?ご存知の方も多いと思いますが、バカラのペーパー・ウエイトなんです。

今から随分と前になりますが、
詩人の高橋睦朗さんに案内を戴いたんです。

 「この度、自宅の書庫をリフォームするためのバザーをしますから是非!」

今となっては記憶の彼方なんですが、あれは確か物凄く暑い日の午前中でしたっけ。
電車を乗り継ぎ会場になっている逗子に向かいました。
高橋さんは知る人ぞ知るコレクターです。ありとあらゆる貴重なもの、
変わったものが所狭しと並べられていました。
そんな中から僕が選んだのがこのペーパー・ウエイトと小さなぐい飲み?
ぐい飲みと言うには繊細で美しい器。高橋さんに窺うと、
どうやって手に入れたか皆目記憶にないとのこと。勿論、誰の作かも分からず。
ただ、裏を見ると、そこには「HARVEY」と刻印がされていました。

忙しい仕事の合間に時間が出来ると、本棚から本を取り出してパラパラやっています。
今、読んでいるのが、高橋睦朗 著「友達の作り方」です。
高橋さんの物凄く広い交友関係をユーモアタップリに書いた一冊。

高橋さんのコレクションのごくごく一部を僕が受け継ぎました。
それはきっと高橋さんの記憶の断片、友人との交際の欠片かもしれません。

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友達……生きて行く上で掛け替えのないものですよね。
人は結局、最期は一人さ!ごもっともですけど、
友人、仲間、家族……いなくてはならないもの。
僕ね最近、気付いたんですけど、「友達の法則」ってあるのね。
これは僕だけに当て嵌まるのかもしれないけれど、歴然とした法則……。

それはね、友人を紹介してくれた友人は次第に消えていく……と言うもの。
紹介してくれた当の本人がいつの間にか疎遠になっちゃう。
これ、可成りの確率で言えることなんです。
あの人もそう、あぁ、この人も……笑えるくらいに法則が当て嵌まります。
別に喧嘩別れする訳じゃないんですけどねぇ……何故でしょうね。
ことごとく間に入って紹介してくれた友人は疎遠になってしまいます。
僕は大好きな友人は他の友人に紹介したいタイプの人間なんですが、
その僕もいつの間にか友人達の間で消えて行っているのかなぁ(笑)
知らない間にね……そんな事も思います(笑)

皆さんにもありますか?友達の法則。
可成りの確率で僕と同じ法則を持っている人いるんじゃありませんか?(笑)

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今日の写真はクラシック・アコーディオンのヤンネ・ラットアくんの1枚。
数年前、録音で来日した際にフィルムで撮らせて貰いました。
彼ね、物凄くいいヤツなの。純心で素朴でね。僕、大好きなんです。
最後のお別れの時、握手をした後、ギュゥッと僕のことを抱きしめて来ました。
それには色々と理由があります。僕は録音時に撮影で付ききりで数日間お供したのだけれど、
慣れない異国での録音に加え、言葉の問題、食事の問題……。
ディレクターと共演者の藤原真理さんと上手く意思の疎通が取れず、
半ば、チョッと険悪なくらいに意見が合わず……。
どうしていいか分からずに落ち込んでいる時に、僕が何かと励ましてあげたから。
それは勿論、言葉だったり、視線が合った時のアイ・コンタクトだったり、
通りすがり、スレ違い様に肩をポンポンって叩いたり……。
僕もある意味では彼と同じ部外者だったから。
そんなこんな、随分と心強かったのだと思います。

スッカリ連絡しなくなっちゃいました……元気にしているかな?


草々

2011年10月16日


ブノワ。


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茶の湯の心。

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珍しくブログの記事のために写真を撮ってみました。
僕がコレクションしている器類の中からこれまた珍しく抹茶茶碗を二客。
僕、古伊万里などの磁器は集めていますが、土物はあまり興味がないのです。

奥の茶碗は、今は袂を分かってしまいましたが、かつての友人が僕に譲ってくれたもの。
友人宅でお茶を戴いた時に茶碗を褒めたら気前良くくれたものです。
一般に「呼び継ぎ」と言われる技法で大きく欠けた部分を修復してあります。
「呼び継ぎ」とは欠けた部分を本来の破片じゃないもので継ぐことを言います。
この場合は、土物の器の欠けの部分を磁器の破片で継いだもの。
茶碗の厚みやアール(円弧)がピッタリで非常に良く出来ています。

それから手前の茶碗はチョッと前にオークションで落とした茶碗。
こちらも珍しく「かすがい継ぎ」と呼ばれる高度な技術で修復されています。
ただ単に漏れないように直してあるだけでなく、
その技術、繊細な美しさにおいて一級品だと思います。
この器、無傷の完品だったら全く興味を持たなかったかもしれません。
本来、傷はそのものの価値を下げるものですが、
傷が価値を高める事もある珍しいケースだと思います。

映画が好きな人なら覚えていらっしゃるかもしれませんが、
チャン・ツィイーのデビュー作「初恋のきた道」の中で、
水餃子を入れた器を転んで割ってしまい、行商の職人が、
かすがい継ぎをして直すシーンがありましたね。少女が焦がれた人の想い出の器……。
映画の中でももっとも印象深いシーンだったように記憶してます。

「利休七則」の ” 花は野にあるように……。" に則って、
近所で拾って来た芙蓉の落ちた花を彩りに撮影です。

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友人達は僕のことを多趣味だと言います……まぁ、確かに(笑)
でも、何れも一つ一つはそんなに深くはありませんし、極めたものもありません。
身体を動かすこと……スポーツ系の趣味は全くありませんが、
三味線、香道、絵画、読書、写真、音楽鑑賞、映画鑑賞、観劇……。
所謂、文科系?それからコレクションする事にかけては筋金入りだと思っています。
そんな僕がこの年になって心残りに思っている事が一つだけあります。
それは茶道と全くいい縁がもてなかったこと。
親友の中には稽古に励み、季節季節の茶事を楽しんでいる人もいます。
日本人の精神文化の基本とも言える茶道……興味は津々です。
僕が茶道に縁がなかった理由……と、言うか、
今日は、チョッと批判的になった理由を書いてみようと思います。


茶の湯の心って一体、何でしょう。
一般的な答え、要約してみれば「人を持て成す心」ですよね?

初めに写真の説明をしましたが、奥の茶碗をくれた友人。
随分と前に止めてしまいましたが、彼はバーを経営していました。
そのカウンターで1人グラスを傾けている時に小耳に挟んだ会話の断片……。

 「宗匠に頼んで箱書きをして貰ったんですよ。◯◯万円お包みしました。」

 「このお軸は◯◯円で買ったんですよ……おほほほほほほ。」
 
 「この茶碗はお高かったのでねぇ……君の給料の2ヶ月分くらいかなぁ。」 

なぁ〜ンだ、何事も金かい……そう思っちゃいました。
持て成しの心どころか、先ずは形や見栄ばかり?
日本の伝統文化は形を重んずるところが往々にしてあります。
先ずは形から入る。その形を何遍も稽古に稽古を重ね自分のものにして行く。
その「形」も決して訳なくあるものではありません。
そうでなければならない理由があっての「形」なのです。
季節、季節の草花、茶碗や掛け軸、出席するにあたっての着物もそう。
決まり事や形は大事です。それなくしては成り立たない部分もあります。
だけど、本質を忘れてその形の上澄みだけを珍重するようになっていやしない?

箱書きして貰うことにより、一見、価値のなかったものが、
物凄い価値を持つようになる(そう見える)
今の世の中、全般に言えることなんですが、
名もなきものは優れていないか?……さにあらず。
名を成したもので下らないもの、価値の無いものは沢山あります。
反対に、名もなき素晴しいもの……それは見る人の目……次第ですね。
まだ名は成していないけれど、そのものの持つ光輝くダイヤモンドの原石の価値。
それを見抜く目、世評に左右されずに本物を見抜く目が必要になります。
美に対する自らの確固たる信念……是非、持ちたいものです。

僕はね、会話を聞いていてその辺の諸々が凄く下らなく思えたんです。
精神よりも既に形骸化した「茶の湯の心」が可笑しくて仕方なかった。
権威主義?上のものにオベッカ使って取り立てて貰って……。
断っておきますが、茶道にいそしむ方、全てではありませんからね。
ごくごく一部の「茶の湯の心」を見失った連中のエピソードです。

それから、これは実際に体験したことなんですが、
僕が習っていた香道の教室。毎回、とてもいい感じで稽古をしていましたが、
年に1回、香道と茶道の普及とお披露目を兼ねて会が催されていたんです。
チケットは香席とお茶席がセットになって1枚5000円でした。
チケットを買った人は漏れなく香席とお茶席に出ることが出来る……そんな気軽な催し。
勿論、正式のものではなかったけれど、そこはご愛嬌、
香道と茶道を広く一般に知って貰って、その人口を増やすのが目的です。
参加者は未知の世界に少しの気後れと不安を胸に抱いて会場に来ていた訳です。
だって、皆、初めての体験です。日本人だって知らない伝統は沢山あるんですから。

僕は香道の方の会の雑事がありますね。準備からお客さまのご案内まで。
そうは言っても友人知人も沢山、呼ぶ訳です。皆に広く知って貰い楽しんで貰いたいから。
香席が終わり、時間を作ってお茶席に友人達を連れて行った時のこと……。
既に前の回のお茶席が始まっていて、茶室の周りには誰もいませんでした。
係とおぼしき男性を見付け、次の回に4人で参加したい旨を伝えようと思ったのですが、
その、係の男性の見下すような態度、視線、小馬鹿にしたような様子に、
二の句がつげませんでした。勿論、大変に混雑しているのは知っていました。
香席もアッと言う間に一日の定員が一杯になってしまっていたくらいですから。

その係の人の態度は茶道の「客を持て成す心」から大きく外れてはいませんか?
「茶の湯の心」の精神から大きく逸脱していませんか?
仮に、既に一日の定員が一杯でも、他にもう少し接しようがあったハズ。
こちらは失礼のないように精一杯、襟を正し、着飾って来ているのですから。
敷居が高く慣れない茶道を経験したい……純粋な好奇心を踏みにじられました。
続けて出て来た、その係の目上の人も物凄く感じ悪かった……。
まるで下々の者を見るかのような上から目線で全く取り合ってくれません。
僕等は正規の代金を払ってお茶席に出席する権利があるのです。
言わば、お客さまなのですよ……少なくともそのお客さまに対する態度ではなかった。


呼び継ぎの茶碗をくれた友人の面白いエピソードがあります。
僕と同じく骨董大好きの彼は、足繁く懇意の骨董店(茶道具の)に日参し、
一目惚れした茶碗を清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入しました。
分割の支払いはキツいけれど、心は羽根が生えて今にも飛び立たんばかり(笑)
後生大事に家に茶碗を持ち帰り、腫れ物にでも触るように包みから取り出し、
そうだ、汚れを落とさなきゃ……と、ばかりに中性洗剤で洗ったところ……。

な、な、な、何と!その茶碗を美しく彩っていた古色が綺麗サッパリ落ち、
まるでその辺のスーパーで買って来たような新品の茶碗になってしまったそう(笑)
結局、返品どころか返金にも応じて貰えず泣き寝入りだったとか……。
古色と汚れは紙一重?聞いていた仲間は大笑いだったけど本人は悲しいですよね。
そんなこんな、僕の茶道に関する印象は物凄く芳しくないのです。
もしかして、きっと素晴らしい出逢いで茶道を楽しむ事が出来ていたならば、
人として尊敬の出来る師匠と出会う事が出来たのなら……。
人生において掛け替えのない経験をし、精神的な成長をしていたかもしれませんが、
こればかりは仕方ありませんね。出逢いがなかったのですから。

ここに書いた僕が経験した茶道の世界に限らず、
今の世の中、人のことを思いやる気持ちが大きく欠如していますね。
自分さえ良ければそれでOK。先ず、自分。I love me !
自分の子供を差し置いても自分……残念かなそんな風潮が蔓延しています。
簡単なことだと思うんです。自分がされてイヤなことは人さまにしない……です。


この茶碗も何れはお茶を楽しんでいる親友に譲ってしまう積もりです。
大酒飲みの彼女……これで茶碗酒など飲まないことを願います(笑)


草々

2011年10月10日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-10 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(20)

7年目の……。

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いつも思うのね……「ブログって一体、何?」って。
何のために書き続けるのかなぁ……って。
毎年〜この時期になると考えることです。



このブログを初めて今日で丸々6年が経ちました。
熱しやすく醒めやすく、飽きっぽい性格で、
何事も長く続かない僕にしては快挙です(笑)
それに、唯々諾々と人さまの言いなりになってやって来た訳じゃない。
そこには少なからずとも「創作」の色合いが色濃く出ます。
「創作」って言ったって大した事ないですけど(笑)
でも、どうせ皆さんに読んで貰うのなら、少しでもいいものを書いて行きたい。

ここでお断りしておきたいのは、
僕のブログは「皆さんに読んで貰うためだけ」の、
サービスのブログではありません。
かと言って「自己満足」の読み手不在のブログでもない……。
書いている僕と読んで下さっている皆さんが、
非常にいいバランスで交流出来ているサロン……そう思っています。

大事な時間を割いて文章を書いて行く以上、
他のブログにはないオリジナリティーみたいなもの……追求したいです。
文章は小学校時代の通信簿の国語の作文のところに、
毎回欠かさず「×」が付いていましたから、それ程、期待は出来ないけれど(笑)
その分、好きな写真はいいものを……ねぇ。
時事性ゼロ、何の問題提起もなし、じゃぁ、何を書くの?
自分が楽しむことは勿論なんだけれど、皆さんにも楽しんで貰いたい……。
そんな事を考えながら続けて来た6年間。
明日から7年目ですよ!……継続は力なりって言うけれど、
果たしてそれもどれ程の意味があるのかなぁ……と、思ってしまいます。



今は様々なツールで自己表現が出来る時代になりました。
皆さん、盛んにつぶやいておられますな……。
うぅ〜ン、ハッキリ言ってヒマ……僕にはそんな時間ありません。

本当に意味のあることをつぶやいて社会問題となり、
芸能生活を断念せざるをえない?窮地に立たされた青年……。
どうでもいい個人の不倫をつぶやいて、
己の下半身事情をさらけ出した女芸能人……。
あるスポーツ選手の事をつぶやき職を失った人……。
我が国の宝、浅田真央を誹謗中傷するような事を書いて、
世間の軽蔑と批判を一身に浴びた中年タレント……本当にゲス。

ツールは増えたけれど、簡単ゆえの諸刃の刃……。
皆さん軽々し過ぎるし、その危険を分かっていない。
個人情報は一見、前よりも守られているようだけれど、
その実、自分で全部ひけらかしプライバシー丸見え!(笑)
一億総評論家時代……表現の選択肢は数えきれないほどになりました。
僕ね、ソーシャル・ネットワーク・システム(SNS)って信じていないのね。
全部ではないけれど、可成りの確率で無法地帯と同じだもの。
勝手に人の写真を盗用する、事務局に抗議すれば梨の礫……。
皆さんは、日本で一番ポピュラーな某SNSのニュースの所に、
つぶやかれている登録者の日記を読んだことありますか?
人の不幸をあざ笑い、吐き捨てるような薄汚い言葉の数々……。
常に上から目線、良識なく下品で哀れをもよおします。
「会員制」の名の元に何が守られているのか考えなくては。
限られた人しか読まないからって何を書いても言い訳ではないでしょう?
そうなるとブログが一番いいのかなぁ……とも思います。



矢張り、仕事に一日の多くの時間を割く人間にとって、
趣味の写真と少しの時間である程度、満足の行くものが書けるブログ……。
素晴らしい仲間や読者の皆さんに恵まれたことと、
何より、僕に一番合ったツールだったのかもしれません。
初めの頃は毎日の更新を目標に頑張って来ました。
それもいつしか気の赴くままの更新になり……。
それでもやっぱり書くことが好きなんですね。
同じ頃にはじめた仲間が軒並みブログを止めているものね。
そこには各々の色々な事情があるのでしょうけど、
一抹の寂しさを感じないと言えば嘘になります。

 「じゃぁ、ブノワ。さん、
  あなたは何時までブログを続けるんですか?」

時間が取れなくなった時?書くことがなくなった時?
いつ幕引きをするの……なかなか難しい問題ですね。

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今日の写真、7年目を迎える記念の1枚は、
先日お見せしたお気に入りのシリーズの中からの1枚。
僕のオリジナルの薔薇だけのブーケを雨に中で撮った1枚です。
これこそ僕にしか撮れない写真だと自負しています。

ここに面白いデータがあります。
ブログには色々と分析、解析するツールがあります。
一年の内でアクセスがガタッと減るのが、盆、暮れ、正月、GW……。
皆さんもそろそろ夏のバカンスに入られたようですね。
アクセス数とメッセージの数を見れば良く分かります(笑)

そんな訳です。僕も暫くお休みを戴きましょう……。
もう一つのブログ「Under the Rose。」もお休みを戴いています。
この暑い夏、少しゆっくりして鋭気を養って出直したいと思います。


 「♪ ソー・ロング・フェアウェ〜ル……ザンス!
    アーヴィーダーセン・グッバイ ♪」……でやんす!(笑)


追伸 「ナッシュビル」……初日に観てまいりました。
   金糸、銀糸、木綿、生糸、ナイロン……あらゆる糸が織り重なり、
   スパンコールやラインストーン……玉石混合、様々な飾りが織り込まれ、
   一見、取り留めもなく雑然とした感じを受けますが、
   ラストには美しい1枚のゴブラン織りの緞帳が織り上がります。
   その模様が星条旗だっていうところがアレなんですけど(笑)
   紛れもないアメリカ映画の最高傑作の1本……アルトマン恐るべし。
   最晩年に自分を葬ったハリウッドの仲間たちに再び担ぎ出され、
   お世辞とお追従で祭り上げられたアルトマンのシニカルな笑顔が浮かびます。
   CGゼロ、人々の生の生き様を、アメリカの縮図を、
   是非、皆さんも劇場でご覧になってみて下さい。

追伸の追伸(笑)
   まことに申し訳ありませんが、所謂「鍵コメ」は承認しないことにいたしました。
   記事中にエピソードを書かせて戴いた方が鍵をかけてメッセージを下さる意外、
   例えば、普通の内容のメッセージに鍵がかかっていた場合は承認いたしません。
   皆さんに読まれて困るような個人的な内容なら兎も角、
   なるべく皆さんに読んで貰って友達の輪を広げましょう!
   私信はメールに……「鍵コメ」は返事もしにくいですしご理解のほどを!



草々

2011年8月7日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-08-07 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(34)