匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:何処からともなく。( 8 )

花の薄墨、萼の紅、葉の蒼、幹の漆黒……そして花吹雪。

e0044929_6214072.jpg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

この春は大きな嵐が2回もありました……。
嵐は陰鬱な冬の空気を、そして、鉛色の空を吹き飛ばしてくれます。
サッと一刷毛、春色の絵の具をキャンバスに塗ったように世界が違って見えるから不思議です。

 ♪ 桜の花は もう6分咲き 見上げることなく あなたは急ぐ……。

僕が大好きな「春おぼろ」の冒頭の部分です。
桜の花はそのどの時期も美しいですが、
僕はやっぱり満開を過ぎて少し経った時が一番美しいと思います。
花の薄墨、萼の紅、葉の蒼、幹の漆黒……そして花吹雪。
先日の和食の記事ではないけれど、日本人に生まれて良かったと思える瞬間。

さて、今年ほど桜の花が長保ちしている年も珍しいですね。
早い年では3月中に散り出してしまう事もあると言うのに、
今年はもう今日で4月14日……それだけこの冬が寒かったと言うことなのでしょう。
薔薇も早いもので蕾を立ち上げて来ていますが、
矢張り、例年に較べて2週間ほど遅い生育振り。
5月の「第14回 国際バラとガーデニングショウ」の関係者の方々、
特に薔薇を管理されている方々の苦労が偲ばれます。
温室に取り込んだり、温度をかけたり……開花調整って簡単に言うけれど、
並々ならぬ苦労と労力、そして知識!本当に頭が下がる思いです。


さて、今日の写真……。
我家の満開になった桜の樹です……そう、これで満開(笑)
実はこの桜……今を遡ること12年前の冬。
当時はまだ都心のマンションの3階の大きなバルコニー付きのマンションに住んでいました。
バルコニーには大小20本のオリーブが、そこここに配置されていました。
人間がスッポリ入れるような一抱えもあるようなテラコッタが8個。
その中に今は天国にいる猫の染香が好んでひなたぼっこしていた、
直径80センチほどもある大きなテラコッタがありました。
薔薇も全て葉を落とし、常緑のオリーブだけが青々としているバルコニー。
染ちゃんは天気がいいと朝から夕方までそのテラコッタの上で丸くなり日光浴。
土は程良く苔むして、ふかふかのベッドみたいだったのでしょう。

ある日、陽も傾き、染香を探してバルコニーに出てみると、
いつもの決まった場所に染香が丸くなっています。

 「染ちゃん!もう家に入りなさい!」

よく目を凝らして見ると、染香が丸くなったお腹の当たりから、
何やら1本棒が突き出ていました。近付いて行ってさらに目を凝らしてみると……。
その棒はどうやら葉は落ちているけれど、何かの樹のようでした。
枝分かれもせずにピィ〜んと1本だけ垂直に……。
こぼれ種?オリーブの樹かな?以前、そう言う事がありましたからね。
僕が近付くと、染香がサッとテラコッタから下り、僕の足元に纏わり付きます。
全体がよく見えるようになり、木肌が手に取るように分かるようになると……。

 「・・・・・・桜?」

そう、桜の樹だったのです。
太さがまだたった5ミリあるかないかの桜の樹だったけれど。
その木肌は桜そのもの……見紛うハズがありません。
翌日、早速掘り上げてお気に入りのテラコッタに移植し、
大事に大事に……でもないんですけど(笑)纏足栽培で息も絶え絶え、
毎年、毎年、いつになったら花が咲くのか気を揉んで来た桜の樹が初開花です。

e0044929_6223585.jpg


初開花……たった5輪でした。
でも、凄く愛しいです。嵐の晩には玄関内に取り込んでみました。
だって、折角、綻びかけた桜の花、キチンと写真に撮って記録しておきたいものね。

おそらく鳥がしたフンの中にあった桜の種が発芽したものでしょうか。
僕はてっきりお隣の家に植えてあった八重桜かと勝手に思い込んでいましたが、
普通の桜だったようです。種類は良く分かりません。


しかし、植物、自然の世界って不思議ですねぇ……。
僕は気が短いので、種を蒔いてその生育を観察、楽しむと言う趣味はないのですが、
こうして種から育った桜の初開花を見るにつけ、大自然の驚異、
生命の不思議に触れて感慨深いものもあります。薔薇の交配もそうですもんね……。
来年は何輪咲いてくれるかな?まだまだ当分は数えるほどだと思いますが、
自分の家に桜の樹があるって本当に素敵だと思いますし、
種から育った桜の樹、これからも大事にして行きたいと思います。


草々

2012年4月14日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2012 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2012-04-14 00:00 | 何処からともなく。

朝から酔いどれ。

e0044929_2085442.jpg
…………………………………………………………………………………………………………………………

 「さぁ〜って、薔薇に水はあげたし猫のトイレも御飯もOK!
  キンキンに冷えたカヴァと少々のおつまみを用意して……。」

パソコンの前に陣取ること朝の8時(笑)
折角の休みだもの、珈琲や紅茶なんか飲んでいられません。
でも、こんな朝っぱらからシャンパンは幾ら何でも……。
そう思った僕の脳裏に浮かんだのは、
先日、駅の近くの安い酒屋で買った1本1280円のカヴァ。
これなら安いし、何となくシャンパンに感じる後ろめたさはないかな(笑)
えっ?意味不明?酒は酒?(笑)いいんです、気分、気分。

早く皆さんにお返事しなくては……と、思いつつ、
驚異的な忙しさで帰宅と同時にバタンキュウの日々でした。
巷は5連休?シルバー・ウィークって11月じゃなかったっけ?
やっと取れた3連休の間にお返事しようと、
意気込んで、根性入れて、気合いタップリ書く気満々……。
そんな僕の目の前のモニターに映ったのは、

 「インターネットに接続されていません。」の文字!

おいおい、嘘でしょう?
つい先日の激怒した記憶が脳裏をかすめます。
でも、チェックしてみると電話は繋がるし、何もおかしな所はない……。
プロバイダーのサービスセンターに電話して判明したのは、
モデムがフリーズしているとのこと(怒)
コラっ、モデム!勝手にフリーズなんかするんじゃない!
お陰で皆さんのお返事は書きそびれるし、カヴァは開けちゃったし……。
丸々4日間、中世の暗黒時代を彷徨ってしまいました。

連休の朝っぱらからただの酔いどれと化したブノワ。さん(笑)
皆さん、本当にゴメンなさいね。沢山の温かなメッセージありがとう。
お返事は追々、ゆっくりお返ししますのでご容赦のほどを。
お詫びの印に、今朝方、撮った僕のオリジナルの薔薇。
花は中輪ですが、何と鼻がもげそうなほど素晴らしい匂いがします。


草々

2009年9月25日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2009 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2009-09-25 00:00 | 何処からともなく。

シャーロットのおくりもの。

e0044929_1161078.jpg
…………………………………………………………………………………………………………………………

 「またいた……シャーロット。」

僕の長年の親友で、心優しきオネエさんのT姐ちゃんは、
どこで犬を見ても「ラッシー」、どんな猫を見ても「たま」と呼びます(笑)
犬は「ラッシー」、猫は「たま」……日本の犬だろうと、血統書付きの猫だろうと、
種類は全く関係なく「ラッシー」と「たま」育った環境、年代が良く分かりますね(笑)

所で、僕はクモを見ると「シャーロット」と呼びます。
別に見ていないのですよ、アニメーションの「シャーロットの贈り物」。
実写版の「シャーロットのおくりもの」もありましたっけ……。

毎朝〜薔薇に水をあげようとバルコニーに出るといるのです。
水を撒きはじめてスグの所に巣を張ったクモが……薔薇に水をあげる通り道に。
まるで通せんぼうをするかのように道を塞いでいる。
初めの内は悪いと思いつつ巣を壊してズンズン進み、
奥の方の薔薇に水をあげていましたが、こう毎日、同じ所に巣を張り直すクモに脱帽、
根負けし、何だかいじらしくなって来てしまい、最近ではそこを通らないようにして、
ジィ〜っと視線を合わせつつ、遠回りして薔薇に水をあげています。
僕がドアを開けると走る緊張……一瞬、クモは身構えます。

 「シャーロット、大丈夫、もう巣を壊す事はしないから。」

心優しきブノワ。さんは声を掛けながら通り過ぎます。

 「どう?獲物引っ掛かる?繁盛してまっか?」

それにしても芸術的なクモの巣……。
あの中心に至るまでの芸術的な線の集まりは一体!
クモの巣にかかってしまった時の気持ちって一体どんななんでしょうね(笑)


草々

2009年8月2日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2009 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2009-08-02 00:00 | 何処からともなく。

♪ ブンブンブン、蜂が飛ぶ……。

e0044929_234415.jpg
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 「ブンブンブン、蜂が飛ぶ……。」

さて、これ、どこの写真でしょう?
そう、驚くなかれ、我家のバルコニーなんですよ!
昨日の午後、出先から帰って来てバルコニーに出てビックリ。
ブンブン羽音を立てながら何やら空を黒く染める勢いで乱舞しているではありませんか。
その数ザッと何千匹……真面目に空が黒い……。
虻?それとも蜜蜂?アシナガバチやスズメバチではないけど……。

僕と一緒にバルコニーに出たお園ときんは匍匐前進ベコ状態(笑)
秋のトンボの時には狙いも定まろうと言うものだけど、
これだけの数が乱舞していたのでは猫も堪らない……。

写真はウチのバルコニーに置いてあるガーデン・テーブルの下の部分に固まった蜜蜂。
僕が帰宅してから3時間でアッと言う間にこの大きさ。
さっき確認したらもう少し大きくなっていました。
大の男の握りこぶしくらいにまで大きくなっています。
さてさて、どうするか……夕方、蜂の活動は沈静化……。

虫が大嫌いな友人は早々に、

 「もうブノワ。さんの家には行きません!」

と、高らかに宣言(笑)
さてさて、この蜜蜂不足の世の中に有り難いと思うか、
それとも有効活用して薔薇の自然交配に使うか……。
ブンブン顔の周りを飛び回る蜜蜂を感じながらパチリと1枚。
あれこれと物思いに耽るのでした。


草々

2009年4月30日


ブノワ。


[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

★Copyright © 2005~2009 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2009-04-30 00:00 | 何処からともなく。

因果応報。

e0044929_1013377.jpg
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

まるで初夏を思わせるようなポカポカの4月、
バルコニーに出たブノワ。……あまりの暖かさに部屋に取って返して、
Tシャツを脱ぎ捨て短パン1枚に……日焼けしながら薔薇の手入れと洒落込もう!
さぁて、やる事は沢山あります。草花には話し掛けてあげるといい……。
ついつい独り言を言いますがお付き合い下さい(笑)


 「ウゥ〜む、好い天気!こらっ!きん!そっち行っちゃダメ!
  えぇと、先ずは枯れてそのままになった雑草をひとまとめにしてっと。」
 「ハァ、やっぱり剪定していないから薔薇の先端が伸びて蕾まで付いている……。」
 「ま、いっか!これが薔薇の本来の姿、今年はそれを追求することにしよう!」
 「よいしょっと!やっぱり園芸は男の仕事、力要るよねぇ。」
 「女性の皆さん、こんなに重たい土をどうやっているんだろうか……。」
 「さぁて、こっちはこれで良し。この大きくなったツル薔薇をどうにかしたいんだけど……。」
 「ま、いっか!この冬に何とかしようっと。大きなテラコッタ3つ空いているし。」
 「あぁ、可愛い!もう蕾が色付いちゃって。」
 「勿忘草もこぼれ種で増えて来たなぁ……ポットを隠すヤエムグラも順調っと。」
 「おっ!こっちにはクレマチスが!
  こうして枯れたと思ったツルから芽が出ているのを見ると感動するんだよねぇ。」
 「ここの部分なんか茶花としても使えそうだもの……………。」
 「……………ク、ク、クレマチス?????
  はて、我家のバルコニーにクレマチスなんかあったっけ?」
 「あっ!お、お、お、お、オマエは一体だれ!?」

…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

そうです、大変な事になっています(笑)
例年ですと、考えなしにただ単純に雑草を引っこ抜き、綺麗にしていた冬のバルコニー。
今年は忙しいことを理由にスッカリ放りっ放し……。
そう、クレマチスと勘違いしたのは「ヘクソカズラ」!
そう言えば、毎年冬はこのヘクソカズラのツルをズルズル引っ張り出して、
出来るだけ抜いていたんだっけ……。

写真は薔薇じゃないクセにこの優雅なブログに2回目の登場と相成ったヘクソカズラ(笑)
驚くべきことに、水にさしておいたらグングン伸びる伸びるクルクル巻く巻く……。
これが本当にクレマチスだったらねぇ(笑)

さぁさぁ、どうするブノワ。さん。
あっちもこっちも節から芽が出て来ていますよ!


草々

2009年4月13日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2009 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2009-04-13 00:00 | 何処からともなく。

突然やって来た!

e0044929_2254241.jpg
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

外は春の嵐…………それは突然やって来た。

例年、今年の春は暖かいとか寒いとか、
交配した薔薇の種から出た芽が霜にやられることを畏れて寒の戻りに戦々恐々とし、
薔薇の新芽の出具合に一喜一憂していましたが,、
今年は新年が明けたと思ったら春が突然やって来ました。

突然、春がやって来る訳ないですよね。
春の気配はそこここにあったハズ、
ただ、忙しさにかまけて僕が見逃していただけでしょう。
新年早々に終わらせているハズの薔薇の手入れもまだ済んでいません。
剪定した枝、膨らみつつある新芽……決まった作業もあります。
いつもはそんなこんな、薔薇とともに春の到来を待っていました。
次第に緑がかって来るバルコニー……何とも心躍ったものです。
春一番が吹き荒れ、梅の花が咲き、沈丁花の匂いが街に溢れる頃、
本格的な春の気配を感じたものです。
桜の開花予想?……本当だ、あんなに蕾が膨らんでいる!

今年はその「薔薇カレンダー」がありませんからね。
身体の中の季節が狂ってしまっていたのでしょう。
ここ数日20度近くまで気温が上がり、
慌てて毎日薔薇に水遣り、暖房も入れず、Tシャツ1枚で過ごす日々。
現金な猫は気温の上昇とともにパッタリ布団に入って来なくなりました(笑)
あれだけ我れ先、競って場所取り合戦していたと言うのに……。
朝子もお園も小芳は影も形もありません……きんだけが僕の枕元で、
まるで茶色く苔むした漬物石のように丸くなって寝ています(笑)

さぁて、明日から久し振りの3連休……。
相変わらず休む間もなく予定ギッシリです。
手紙を何通か書き、新しい名刺のデザインを起こし、写真の整理に映画鑑賞、
書かなければならない大事なメールが数通……。
そして、明日、土曜日は可愛がっている女の子の結婚式!
危ないことに、彼女が40歳まで伴侶を見付けられなかった場合、
このブノワ。さまが嫁に貰わなければいけない約束でした。
ホッ……これで独身貴族が通せる(笑)
日曜日は大女優 麻実れいの「ストーン夫人のローマの春」の千秋楽、
23日には応援している小谷真一が出ている、TPTの「醜い男」を観に行きます。
29日には友人達を引き連れて「醜い男」を再び観に行きます。
どんな芝居に仕上がっているかな?凄く楽しみです。
結婚式と観劇の前には泥だらけになって、野・良・仕・事・!
いい汗掻いて疲労困憊……グッスリ寝てしまわないようにしなければ……。


草々

2009年3月21日


ブノワ。


[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

[麻実れい/Rei Asami (1950~ )]
[ストーン夫人のローマの春 The Roman Spring of Mrs. Stone/2月28日〜3月22日 PARCO劇場]
[小谷真一/Shinichi Kotani (1978~ )]
[醜い男/TPT公演 3月22日〜29日 Bank ART Studio NYK]

★Copyright © 2005~2009 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2009-03-21 00:00 | 何処からともなく。

大変なことに……。

e0044929_22245220.jpg
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

忙しさにかまけていたらスッカリ涼しくなりました。
タイミング良く降る雨のお陰でバルコニーの薔薇には殆ど水遣りしない日が続き、
猫はと言えば、現金なもので気温が下がるとめっきりバルコニーには出たがらなくなります。

先日のこと、最後にいつ水を遣ったか忘れるくらい久しぶりに薔薇に水を上げました。
薔薇に水をあげたと言うより、バルコニーに出たのはいつ以来だったか……。
足元にまとわり付くきんを軽く足でいなしながら(笑)バルコニーに出てみると……。

 「ここは何処?私は誰?」じゃないけれど、

一面に生い茂った雑草が薔薇を覆い隠し、
ポツポツと夏の名残の薔薇が咲いていなければ、
とてもここが屋上薔薇園とは思えないほど……。
それにしても雑草の生命力は凄いです。
春先には可愛らしい双葉を出していたかと思うと
秋には僕の身長を軽く越す背丈まで伸びています。
油断しちゃうんですよねぇ……まさかこんなに大きくなるとは思わないし(笑)
名前が分かっているのは「アカザ」と「ねこじゃらし」くらい……。
あとは名無しの権兵衛(僕が名前を知らないだけだけど……。)が
我がもの顔でバルコニーを占領しています。
こうなると手に負えないので冬の剪定と植え替えまで放置です。
放置はいいけれど、種が熟して種が飛散し、来年はさらに凄いことになるんだろうなぁ……。
その前に地上部だけ切ってしまおうか……猫も呆れるネコジャラシの群生(笑)
それにしてもネコジャラシが群生するバルコニーって一体……。
何とかしなければ薔薇が大変なことになってしまいます。

写真はバルコニーからカットして美しく撮ってあげた「ヘクソカズラ」。
この物凄い名前のツル草、漢字で書くともっと凄くて「屁糞葛」(大爆笑)
「かずら」って言うくらいですからツル性の植物なんですが、
これがまた強情な奴で困り果てています。
去年は徹底的に駆除したハズなんですが、
この写真にあるように沢山の実が何れ茶色に熟し、
中からおびただしい数の種が飛び散るんですもんね……。
これで実が七色の青、瑠璃、ターコイズ、群青……に輝くようだったら、
また、花がえも言われぬほど可憐で美しくいい匂いがしたならば、
「ヘクソカズラ」の価値も変わるのに……。
薔薇だって花がショボかったり匂いがとてつもない悪臭だったら、
ただの刺だらけの厄介な植物でしかないんですもんね(笑)

観賞花と雑草の運命は紙一重です(笑)


草々

2008年10月7日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2008 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2008-10-07 00:00 | 何処からともなく。

言葉を飾る。

e0044929_21263345.jpg
拝啓

早いもので師走になってしまいました、何かと慌ただしい一ヶ月の始まりです。
Eさん、その後お変わりありませんか。学校の先生ではないけれど、
自宅でイラストを教えているEさんも何かと忙しい師走なのでしょうね。
僕も夏以来の忙しさが一段落、箱根でゆっくり英気を養い、
新たな気持ちで次のステップに臨むところです。

さて、先日は電話で長話し、大変に失礼致しました。
Eさんとお話していると、ついつい楽しくてアッと言う間に時間が経ってしまうのですよ。
それにしてもEさんは話題が豊富で美しい言葉を沢山知っていますね。
一つのことを表現するにも、一番適した言葉を瞬時に選び、
しかも、考えうる最高の単語を使います。矢張り、文学青年だった頃の名残りでしょうか。
それとも映画や演劇に常日頃から親しんでいるからでしょうか。

今の若い世代は独特の言葉を使い自分達の世界を築いています。
それはそれでいいのかもしれません……でも、決して美しくはない言葉の数々、
勿論、言葉と言うものは長い年月の間に変化し、今の形、現代の言葉になっています。
幾ら美しい言葉でも時代に合わない言葉は消えて行き、
相応しくない、差別的だという理由で自主的に使うことが規制されたりもします。
大体、所謂、「言葉狩り」をする人達って、一日中そんな事ばかり考えているのでしょうか。
意味のない「言葉狩り」で日の目を見なくなった文学や音楽は枚挙にいとまがありません。

この話は長くなりますから次回にEさんのご意見を聞くとして、
日々の自分を顧みても、美しい日本語を話しているかどうか甚だ疑問です。
常日頃からなるべく丁寧な言葉を使うように心がけていますし、
話し言葉は乱れつつあるけれど、最低限のマナー、
目上の方に対する尊敬の気持ちや年下の友人に対する親しみや
気やすさを上手に表現する術は知っている積もりです。
それは自分が相手から丁寧に尊敬を込めて扱われた時の心地よさを知っているからです。

日本語は美しいけれど非常に難しいです。時と場合、相手や様々な状況で、
一つの事柄を表す言葉がどんどん変わって行きます。
僕の頭はスーパー・コンピューターじゃありません。
時には先輩に対してウッカリため口をきいてしまったりもします(笑)

これからもっと言葉が乱れて行くのでしょう。
乱れて行くと言うのは語弊があるかもしれません……変化して行く言葉……。
でも、出来る限り言葉を飾り、美しい日本語を使って行きたいと思っています。
Eさんとお付き合いしていると色々と刺激になります。
知らない単語が出て来たりして……家に帰って辞書を引いたりするんですよ(笑)
お話ししているといい意味での緊張感もありますしね(笑)

お忙しいでしょうけれど、年内に一度、美味しい鮨でもつまみながら熱燗でも如何ですか。
そう、最近は鮨に白ワインなんて言うのにも填まっています(笑)
近々、メールを差し上げますね。是非、お時間を作って戴きたいと思っています。
気温が低い毎日が続きます。お体を労って下さいね。


敬具

2007年12月10日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2007 raindropsonroses, All Rights Reserved.
[PR]
by raindropsonroses | 2007-12-10 00:00 | 何処からともなく。