「ほっ」と。キャンペーン

匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:私はカメラ。( 13 )

Photographie Noire……黒い写真。

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先日のこと、小春日和の薔薇園で、
僕のブログを読んでくださっている方とお話する機会がありました。
まだ30代前半?スラリと背が高くとても感じのいい青年。
声を掛けられ挨拶をし、ブログのこと、猫のこと、四方山話に花が咲きます。

改めて驚いちゃうのは、相手の方が僕の私生活を良くご存知ということ……。
当たり前なんですけどね、僕自身がブログに書いているんですから(笑)
ただ、書かれたことが100%真実ではありません、念のため。
嘘は書きませんが書かれていないところが肝心だったりします。

さて、その方に写真について質問されました。
どうやって今のような写真を撮っているのかと……。

 「僕、ブノワ。さんの黒い写真、大好きなんです!」

その青年は顔を輝かせてそう言いました。

黒い写真……Photographie Noire……確かに(笑)
カメラの機能が非常に発達した今、誰が撮っても何かしら写るようになっています。
昔のフィルムカメラの時は現像してみたら真っ白だったり真っ黒だったり(笑)
本当にいい時代になりました。ご存じの通り僕は超がつく極度のド近眼、
ミノルタから出た世界初のオートフォーカスの一眼レフα7000が初めてのカメラです。
口の悪い友人は「うすらボンヤリした写真」と言います(笑)
まぁ、確かにね(苦笑)でも、個性はあると自負しています。
僕にしか撮れない写真……中にはあると思っています。

黒い写真……Photographie Noire……確かに(笑)。
でも、わざと黒い写真を撮っている訳ではありません。
カメラとレンズの組み合わせ。それから被写体を強調するために背景を整理する……。
自ずと黒っぽい写真が多くなるのではないでしょうか。
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今日は今まで紹介して来た写真の中から黒い写真を集めてみました。
1枚目は岐阜の「薔薇館」を訪れた時に撮った1枚。これは初公開です。
親友のHISAKOさまが僕のためにわざわざアレンジして来て下さった薔薇を撮りました。
中には僕の「Bella Donna」が入っています……有り難い心遣いですよね。

他は山中湖の塚原邸や「Treasure Garden Tatebayashi」、
「Garden Cafe Green Rose」などて撮影した黒い写真。
「国際バラとガーデニングショウ」でのドームのカクテル光線を除き、
ほぼ100%屋外で撮った写真の数々。カンカン照りでも曇天でも黒い写真(笑)
安藤編集長が「絶対にダメですからね!」と釘をお刺しになる黒い写真。
雑誌などで活躍する写真家の皆さんが決して撮らない黒い写真。
僕は庭の様子や位置関係を写真で表現する必要がありませんからね。
薔薇や植物をモチーフに存分に画面を作ることが出来るんです。

僕と青年の話を隣でにこやかに聞いていた彼女は、
初めの内は薔薇には興味がなかったそうです。
恋人に連れられて美しい薔薇園を巡る内に段々、薔薇に興味を持ちはじめたそう……。
新しい薔薇ファンが沢山増えるといいな。
それから若い男性ファンもね!庭仕事は男のいい趣味になりますから。
見てくれているかな?君の好きな黒い写真だよ!


2013年11月14日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-11-14 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(18)

そりゃそうだ!(笑)

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 「あたしねぇ……なかなかいい写真撮れないのぉぉぉぉぉぉ!」

その楽しそうな声の方を見てみる。

5月の薔薇満開の黒田邸でのこと。
満開の薔薇の海に満面の笑みを浮かべながら満足げな薔薇マダムが漫然と4人(笑)
ケーキを口一杯に頬張りながら会話を楽しんでいる……。
僕はと言えば、久し振りに会った仲間と会話をする時間をも惜しんで、
必死に写真撮影の真っ最中です。だって、光がスグに変わっちゃうから。

 「・・・・・・いい写真が撮れない?そりゃそうだ!」

一人ごちながらさらに写真を撮り続けます。


ここ数年、特にブログが全盛になってから、カメラを持つ人が増えました。
カバンの中に常にカメラ、それから携帯電話のカメラも随分と性能が良くなりましたし……。
今やブログやSNSには写真が絶対に必要、写真がない記事なんて見付ける方が難しい?
何でもかんでも取り敢えず写真に撮っておこう!そんな時代になってきましたね。

有り難いことに、僕の写真を誉めてくださる方も多いです。
今のカメラはシャッターを押せば余程のことがない限り何かしら写るようになっています。
アマチュアの進出で、プロが一番困っているのは写真の世界ではないでしょうか……。

さて、皆さんが誉めてくださる僕の写真ですが、
別に漫然と撮っている訳ではありません。前に記事にしましたけど、絵を描くように……です。
一番大切な美しい光線は、その時の天候や時間帯によってままならないことが多いです。
次に構図……これも美しい光線に負けず劣らず大事だったりします。
フレームの中でいかにキッチリ構図を取るか、
テーマ(被写体)を際立たせるにはどうやったら一番効果的か……。
他に背景の処理、色味、被写体の選択など、
いい写真、自分にしか撮れない写真を撮るには大変な苦労があります。

どっかり重たい身体を椅子に沈めてケーキを頬張っていたんじゃ、
いい写真なんか撮れる訳がない!(笑)先ず、シャッター押さなきゃね!(爆)
フットワークは軽く、先ず自分の足で動かなきゃ。

何事もそうです、二兎を追うもの一兎も獲ず……。
何かを極めるには大事なものを犠牲にしなきゃいけないことが多いです。
NORAの景子さんなんか今井さんや僕の後ろにくっ付いて、
どうやったらいい写真が撮れるか、同じ所から写してみて研究しているものね。
向上心?やっぱりそうでなきゃ何事も上達はしません。

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 「王さまぁ!お茶が入りましたよ!」

テラスからお上品なMayのお姐さまが大きな声で僕を呼びます。
最近なぜか僕のことを「王さま」と呼ぶ人が増えています(笑)
7月の山中湖は塚原邸でのこと。河合さんの講習会の日のことでした。
暮れなずむ塚原邸の庭は物凄いことになっています。
昼間に草花が僕達に絶対に見せない特別な表情。ヒミツの時間、逢魔が時……。
いかに夏とはいえ、アッと言う間にシャッターが切れなくなってしまいます。

 「おぉ〜っほっほっほっほっほっほっほっほっ ♪」

ガラスを多用したT邸の中からはガラスがビリビリビリビリビリ響くような、
大きな笑い声が聞こえてきます(笑)・・・・・・物凄い声量。

 「あぁ、もう少し……。」

でも、絶対に人前では大声など出さない上品なMayのお姐さま、
乳母日傘&深窓の元令嬢+箱入り元娘のMayのお姐さまが、
自分の流儀を曲げ、1番苦手なこと、大きな声を出して呼んで下さっています。
お待たせしてはいけない、きっと恥ずかしい思いをしていらっしゃる……。

 「大変、早く戻らなきゃ……。」

もう1枚、もう1枚……あっ・・・・・・ここで鼻血が出てきました(笑)
慌てて戻りかけて後ろ髪を引かれ、もう一回戻って鼻を押さえながら撮ったのが今日の1枚です。
青いですね……暗くてシャッタースピードが遅くてピンが甘いです。
データを見ると午後6時48分……でも記念にそのまま載せますね。
でも、これはギリギリまで粘った僕にしか撮れない1枚。
大声で笑い、口一杯にケーキを頬張っていたのでは撮れない1枚(笑)

この日、嬉しかったのは、講習会のあと、
皆でお茶を戴きながら和気藹々と楽しく談笑していました。
その時、合図するでもなく、どちらからともなく、
写真家の今井さんと僕がカメラを持って同時に立ち上がったのです!
これはね、凄く嬉しかったですよ。だって、自分の感覚が間違っていないんだもの。
勿論、撮る写真では全く敵わないけれど、写真に対する姿勢?
美しい光線のタイミングを今か今かと待っていたって言うことでしょう?
そんなこんな、今井さんとはあまり写真についてお話しする機会もないけれど、
いい写真を撮りたいって言う気持ちは一緒?なんかね、チョッと嬉しかったの。

 「おぉ!カメラマン・チーム出動か!」

じゃなくって!自分もカメラを持って外に出なさい!
そうじゃなくってもいい写真がなかなか撮れないんでしょう?(苦笑)

写真……そういうもんだと思います。


2013年9月10日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-09-10 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(10)

上野ファームにて……僕の数少ない特技!

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美瑛で素晴らしいランチを堪能し、一路、旭川の「上野ファーム」に向かいます。
「風のガーデン」で頬に風を感じ、「レストラン・アスペルジュ」で、
地元の野菜をタップリ使った美味しいランチを堪能、
起伏に富んだ美瑛の豊かな風景……僕もあけもHくんもご機嫌そのものです。
植物には全く興味のないHくん……旅の前はチョッと心配しましたが、
新しい発見にそれなりに旅を楽しんでいる様子……安心しました。
そうそう、大の野菜嫌いがチョッと野菜に興味を持ったようです(笑)

さて「上野ファーム」には3時頃に到着しましたが、
これがまた物凄い人出で辟易としちゃいました……。
週末と言うことに加え、なんでもテレビで特集されたとか。
観光バスが次から次へとピストン状態で送り出されてきます(苦笑)
素晴らしいガーデンなんですけどね。まるで芋洗い状態。しかもカンカン照りの炎天下。
狭い小道なのに女性はもれなく日傘をさしています。
デカイ三脚でジックリ時間をかけて写真を撮る空気を読めない人もいます(苦笑)
薔薇園やガーデンは断り書きがなくても三脚は禁止です。そんなの当たり前のこと。
その三脚の男性は、反対側で何人もの人が人気のボーダーを撮影したくて、
うずうず溜め息まじりでカメラを構えて待っているのもお構いなし。
日傘もねぇ……皆さん帽子被ってさらに日傘ですからねぇ。
細い小径をスレ違うだけでも大変なのに……。
炎天下の歩き周りは気を付けなければいけないのは分かっているし、
勿論、見に来ているのは僕だけではありません。写真を撮らない人もいます。
皆のガーデンだからこその気遣いが必要なんじゃないでしょうか。
アルハンブラ宮殿みたいに入場制限、予約制にすればいいのに……なぁ〜んてね。
ガーデンを楽しむというよりは、来ている皆さん、結構、ウンザリしていたような……。
年配が多かったです。皆さん、クッタリクタクタ幾日前に摘んだひな菊状態(笑)
頑張って写真撮りました。怒濤の85枚(笑)御覧くださいね。
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さて、今日のお題ですが、人には色々な才能、特技があります。
僕の数える程しかない特技の一つは……。
それは、どんなに芋洗い状態で混雑したガーデンでも、
まるで誰もいないかのように写真を撮れること(笑)
今日の1枚目〜3枚目、それから最後の1枚なんか奇跡的な1枚。
大人気のミラーガーデン。何しろ芋洗い状態、あけが証人です。
この長いボーダーに誰もいない瞬間なんてないんですから。

 「チッ!あいつ邪魔!」

なぁ〜んて思っているとHくんだったりあけだったり(苦笑)

 「あぁぁぁぁ〜っ!オバちゃん!そこのベンチで寛がなくていいから!」

忍耐、我慢、また忍耐……ほんの一瞬を狙ってシャッターを切ります。
僕にしては珍しく大声であけを呼び1枚撮らせます。
何しろあけはボンヤリですからね(笑) 新しいカメラと悪戦苦闘中。
2枚目と3枚目は瞬時にカメラを替えて撮影。
2枚目がいつも使っているミノルタの一眼レフカメラ。
3枚目は予備で持っているオリンパスのカメラでジオラマのフィルターを使用しています。
何だか面白いですね、カメラが違っただけなのにね。

さぁて、僕が立てた予定は最終日の「銀河庭園」と「イコロの森」を残すのみ。
後はあけがどんなハードな予定を立ててくれているやら……。


2013年8月1日


ブノワ。


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絵を描くように……。

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春からこの方、怒濤の写真量でもって記事をアップすることが増えてきています。
面白いことに、このブログよりも「Under the Rose。」のアクセス数が勝るのもこの頃です。
切っ掛けは「国際バラとガーデニングショウ」。
開幕と同時にダァ〜っと一気に逆転です(笑)


写真……楽しいし面白いですね。
僕はどちらかと言うとカメラなど器材にはあまり興味がありません。
一番最初に出来るだけいいものを買って末長く使うタイプ。
メーカーも気になる会社はあるけれど、何せ僕は極度のド近眼&ド乱視(爆)
世界初のオートフォーカス一眼レフを出したミノルタを手にしてからこの方、
律儀に節操を守り、頑なに義理立てしてミノルタ一筋です。

この時期、一番、多い質問は、
 
 「どうやって写真を撮っているのか?」
 
 「写真を撮る時の留意点を教えてください。」

……この2点が圧倒的に多いです。
僕、写真に対して取り立てて専門の知識は持っていませんからね。
押せば何かしら写るじゃない?(笑)ただ一つだけ心掛けていることがあります。
それは高校時代に入っていた美術部からズゥ〜っと身に染み付いている習慣……。


 「絵を描くように撮る。」です。


美術部時代は死ぬほどデッサンを描かされました。
画面の中で構図をしっかり取る。光の捉え方、光と影の関係をイヤと言うほど教わりました。
きっとそれが今、写真を取る時に役立っているのだと思います。
今日の写真もそう。この写真を携帯電話に送った6人が6人、
「クリムトみたい!」との感想(笑)クリムトの風景画は大好きです。
心のどこかで意識しているのかもしれません。

それから僕は撮った写真をトリミングするということをしません。
何故なら、2対3の画面の中で構図をしっかり考えて撮影するから。
ファインダーの中に見えないラインが数本引かれているのです。
対角線に、また「田」の字に見えないラインが引かれていて、
そのラインに導かれるように構図を取る……安定感のある写真が撮れます。
僕の撮る写真がほぼ100パーセント縦位置と言うのも、
高校時代にデッサンを沢山描いた名残でしょうか……。
光線は逆光が好きです。被写体の輪郭がより鮮明になるから。
立体感が増し、被写体の個性がクッキリするから……。


ただ漫然とシャッターを押していたのではいい写真は撮れません。
ファインダーの中で絵を作る、物語性を持たせるのも楽しいものです。
カメラの性能は日進月歩で良くなって来ています。
誰が撮っても同じようにいい写真が撮れる?それほど甘くありません(笑)

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1枚目の写真と同じ日に撮った数々をアップしてあります。
是非、ご覧になってみて下さいね。


薔薇のシーズンも梅雨入りを合図に終わりになってしまいました。
今年は結構、良く薔薇を見に歩いたなぁ……でもね、まだまだ行事は続きます。
今年は気の合った仲間と7月に北海道に行きます。
2泊3日で北海道ガーデン街道を巡ります。
途中、訪れたくて仕方がなかった美瑛に一泊。
本当は真冬、白銀の美瑛を訪れたいのですが……。
(この夢はお友達が賛成してくれたので実現しそう!)

北海道……一体、何十年振り?就職した年に行ったきりじゃん!(苦笑)
親友が帯広まで駆け付けてくれて合流します。それも楽しみ!
いい写真が撮れるかなぁ……非常にドキドキしています。


草々

2012年6月13日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2012-06-13 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(16)

大人のオモチャ。

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ハイハイ、今日のタイトルを読んでドキドキしちゃったそこのアナタ!
ダメですよ……早とちりしちゃ!ここは上品なブログなんですから(笑)
ホラホラ、今日のタイトルを読んで赤面しちゃったそこのキミ!
まだウブだなぁ……ここは美しい物に関するブログなの。
あらあら、今日のタイトルを読んで心臓がバクバクして来ちゃったそこのお母さん、
イヤだなぁ……最後まで記事を読んでね(笑)


ってな訳で、久し振りに買いました、大人のオモチャ!(笑)
エッ?何、何?そのオモチャとは一体何だ?
ハイハイ、そのオモチャとはデジタル・カメラのことです(笑)
カメラなんて買ったのは何年振りでしょうねぇ……。
僕ね、写真を撮るのは大好きですが、カメラってあんまり興味ないのね。
カメラに限らずオーディオ、家電製品などの機械類、
新しいものには全く興味なし。だから買う時にはその時に買える一番いい物を買います。
そして、その買った物をジックリと長年に渡って使う……それが僕のやり方。
壊れたら修理してとことん使う……それが僕の主義。
今使っているデジタル一眼レフもフィルム一眼レフも気に入っています。
値段は結構、高かったけれど、そこそこ使いこなしていると自負しています。

所が、先日、薔薇のマダムたちとお茶をしている時に見ちゃったんです。
いつも買っている「BRUTUS」だったか「Pen」の広告を……。
広告って大事ですよねぇ……買う気になるかならないか広告次第って言う事もありますからね。
とっくに旬が過ぎたお魚の名前の歌姫や、足の短いジャニーズのアイドルなど、
嫌いな芸能人が宣伝しているのもイヤだし……。
探すのが面倒臭いのでどっちの雑誌かハッキリしないんですが、
その広告を見て実物を見ないままに購入を決定(笑)
何でも限定3000台って言うのも危険な撒き餌、
限定版、稀少、先着順、数に限りあり……何と耳に甘く響くことよ!
甘い言葉の罠に、まんまと見事に引っ掛かってしまいました(笑)

僕、元々、コンパクト・デジタル・カメラって信用していないのね。
例えて言うのなら、安いラジカセで聴く音楽みたいなものでしょう?
ガンガン派手に聞こえるけれど、実は、それ程、音質は良くない。
一見、ハッキリクッキリ見応えがあるけれど、
実は銭湯の背景に描かれているモザイクの富士山のように肌理が粗い。
それに較べて、一眼レフのデジタル・カメラは、
真空管といいスピーカーで聞く極上のクラシックのようでもあり、
最高級の和紙に描かれた雪舟の墨絵のようでもあり……。
大体が、最近はそこそこ画質的に迫って来てはいますが、
デジタル・一眼レフカメラはフィルム・カメラには到底及ばないのです。
さらにコンパクト・デジタル・カメラと来た日には……です。

さて、では、何故、新しいコンパクト・デジタル・カメラを買いたくなったかと言うと……。
カメラについている機能、アート・フィルターって言うのが気になったから。

(1)ポップアート
(2)ファンタジックフォーカス
(3)ラフモノクローム
(4)トイフォト
(5)ジオラマ
(6)ドラマチックトーン

通常の撮影の他に、以上の6つのフィルターが付いています。
早速、試しに撮ってみましたのでチョッと見て下さいね。
被写体は花の時期ではないので、ウチにあったドライ・フラワー、
ラナンキュラス、アネモネ等をセットしてみました。
いいかな、こんな感じで……。

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       先ずは僕が通常使うシャッタースピード優先で普通に1枚。
       この1枚目の色調を基本にして他の写真と見比べてみて下さいね。

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       (1)ポップアート
          何だか凄く明るく華やかになりますが、
          正確な色を重んずる植物は撮れませんね。旅先とかで活躍しそう。

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       (2)ファンタジックフォーカス
          誰ですか?これでポートレートを撮って欲しいって言っているのは?(笑)

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       (3)ラフモノクローム
          これ、微妙ですね……「犬神家の一族」思い出しちゃった(笑)
          お、お、お、オマエは一体誰!

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       (4)トイフォト
          皆さん、トイフォトって知っていますか?
          ホラ、箱に針で穴を開けて中のフィルムに露光する簡易カメラ。
          周りがボンヤリ黒っぽくなる所を再現しています……なかなかいいかも。

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       (5)ジオラマ
          一時期、流行りましたね。
          俯瞰で撮った写真の極々一点だけにピントが合っている写真。
          僕が使った被写体では効果薄、矢張り、広々とした高い所から撮るべき。
          スカイツリーの展望台か……(笑)

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       (6)ドラマチックトーン
          これ、一番、気になっていました。サンプルの写真が非常に上手かったら。
          墨(ブラック)を強調した凝った画面になりそうです。
          曇天の風景とかに活躍しそうです。外国旅行向きかな?


結局、どう画面を作り込むかは自分次第ですね。
カメラに頼ってはダメで、光の捉え方、構図、テーマの絞り込み……。
写真芸術も一筋縄では行きません。早くカメラに慣れなくてはいけません。


1枚目の大きな写真は、昨日伺った瀟洒なお宅のテーブルの上のラナンキュラス。
一眼レフカメラに較べて軽くて小さいカメラにまだまだ慣れません。

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最後に、書き忘れる所でしたが、買ったカメラは「オリンパス XZ-1」
電子ビューファインダーと自動開閉レンズキャップが付いたプレミアムキットです。


追記…………。
本日、米国アカデミー賞が発表されました。
最愛のメリル・ストリープが見事に主演女優賞を獲得です!
かれこれ35年間も彼女を応援し、恋い焦がれ、自他共に認める世界一の大ファン。
今日は昼から気持ち良くシャンパンが飲めました(笑)
映画「マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙」の公開は3月16日です。
勿論、初日の初回に観に行く予定にしています。
心の底からおめでとう!あなたのファンでいることを誇りに思います!
そしてあなたと同じ時代に生きられる喜びを噛みしめています!



草々

2012年2月28日


ブノワ。


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冬晴れの日に……。

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…………………………………………………………………………………………………………………………

雪の予報が外れた日曜日。
暖かな陽気に誘われて今井秀治さんの写真講座に行って来ました。
友人と目白で待ち合わせてランチ、美味しい料理に舌鼓。
あれこれ近況報告とズッコケなお話しなどチョッと(笑)

今の季節のことですから、今井さんの講習はクリスマスローズを使って、
構図の作り方、光の捉え方などを教えて貰いました。

今日はそんな事を念頭に置きながら何枚か……。
3枚目のヴィオラやクローバーを使った愛らしい寄せ植えは今井さんの作品。
薔薇、クリスマスローズ、クレマチス……。
園芸の三大人気花ですが、凄く綺麗だと思うものの、
僕が決してクリスマスローズの嵌らない理由があります(笑)
何ででしょう?……って、可成りハッキリしているんですけどね。
その理由は……ヒ・ミ・ツ・!(笑)

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最後の薔薇のドライはお茶をしたカフェの入口で……。


どう?今日は短いでしょう?(笑)


草々

2011年2月17日


ブノワ。


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アナログとデジタル。

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この暑さのせいか僕のデジタル一眼レフカメラが調子悪いです。
早くメンテナンスに出せばいいのですけど時間がない……言い訳ですね。
面倒臭いんです(笑)仕方なく前のカメラを使っています。
基本的に電気で動くものって暑さ寒さに弱いのかな?そんな気がします。
だから今一つ信用ならないデジタル物なんですが、
最近、フと僕の友人達、廻りを見渡すと、
アナログの物を知らない世代が随分増えて来ました。
アナログ・レコードを知らない世代、フィルム・カメラを知らない世代……。

僕なんて可成りいい年になって来ましたが、
幸いなことにアナログの最先端の技術をこの身で試し、
それからデジタル時代に突入しましたから、
両者のいい部分、ダメな部分を知る恵まれた世代だと思うんです。

若い友人に良く聞かれます。
アナログとデジタル、何がそう違うのかって。
例えば、写真で言うと、フィルム・カメラのどこがそんなにいいのかって。
勿論、デジタル・カメラのいい部分は数えきれない程あります。
手軽さ、コストの部分、後から自分で編集出来る……などなど。
でも、矢張り僕はフィルム・カメラで撮影したものをこよなく愛します。
これってハッキリ理由を言うのは難しいのですけど、
例えて言うのなら、凄くいい写真が撮れたとして、
デジタルはプリントしようとは思わないけれど、
フィルムで撮った物は引き延ばして額縁に入れてみたい感じ。
フィルム・カメラで撮った物は、手透きの高級和紙に、
墨に浸した筆で流麗な筆致で描いた山水画。
デジタル・カメラで撮ったものは、極端に言ってしまえば、
銭湯の湯船の上の風景画、2センチ角のモザイクで描いた富士山……。
そんな風に思って貰えるといいかもしれません。
もっとも、最近の技術の進歩でそのモザイクの一辺が、
凄く小さくなって来ていることは確かですけどね。

そうそう、もしデジタルカメラがなかったら、
こんなに気軽にブログを更新出来ないし(笑)

コンパクト・デジタル・カメラで写す世界……。
物凄く鮮やかで綺麗ですよね。でも、実はあれは本当の姿じゃない。
鮮やかに見せることで「いいもの」と思わせる寸法です。
極彩色で輪郭ハッキリ、見目鮮やかで直接こちらに訴える……。
例えて言うなら、それはラジカセでガンガン音楽を聴く感じに似ています。
小さなボリュームでもある程度ハッキリと「良く」聴こえる。
所が、真空管のアンプでレコードを聴く時は、
ある程度ボリュームを上げないといい音は望めません。
その違いでしょうか……デジタルとアナログの違いって……。

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ここに1枚の写真があります。
数年前のパリで撮った1枚。確かルーブル美術館だったかな?
美しい聖母と幼子キリストの木彫のポートレート。
気に入ったので手焼きで丁寧にプリントして貰ってからスキャンしました。
従って、本物のプリントはもう少し柔らかい感じがします。
この柔らかさ、木彫ならではの質感はデジタルでは出せません。



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2枚目の写真は、先日、最寄りの駅前の小さな広場で撮ったもの。
しかも、常々、僕がバカにしている携帯電話のカメラで撮りました。
これはこれで可愛いですね。少女たちが落書きしたもの。
もし、フィルムの一眼レフを持っていたらそっちで撮っていました。

携帯電話のカメラって画素数やどこそこのメーカーのレンズ……。
と、大々的に宣伝しているけれど、矢張り、カメラはレンズが命です。
どのメーカーだろうと、どれだけ画素数が大きかろうと、
あんな豆粒のようなレンズじゃぁ写る物は高がしれています。
このようにチョッとしたスナップ、記録などにはいいかもしれませんが……。


芸術、文化……なんでもそうですけど、
比べるものがあって初めてその良さが分かる……真実だと思います。
本当にいい時代に生まれたと思います。
少なくともアナログの古き良き時代を知っていますから……。


草々

2010年8月29日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2010-08-29 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(12)

僕の手口……いつもこんな事しています(笑)

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…………………………………………………………………………………………………………………………

一年間、待ちに待った薔薇の季節もほぼ終了。
何だかんだ言って、今年も夥しい枚数の写真を撮りました。
僕の場合、撮れば撮りっぱなし(笑)どこで撮影したかくらいは分かりますが、
薔薇の名前はよほどの事がない限りあやふやです。

シーズン中に薔薇のお友達と沢山会い、
一緒に薔薇園や素晴らしいお宅を訪問する機会を得ました。
お膳立てをしてくださった皆さんに感謝、感謝!
そんな中、会話の中で当然、写真の話になりますよね。
どうやったら綺麗な薔薇の写真を撮れるか?何かコツは?
今や一億総カメラマン時代(笑)特別、意識してカメラをカバンに入れていなくても、
携帯電話に必ずと言っていいほどカメラの機能が付いています。

さて、如何に素晴らしい写真を撮るか……。
偶然ですけど、ここにほぼ同じ構図の写真がありましたので、
僕が考える「いい写真の撮り方」をチョッと書いてみたいと思います。

いい写真、イコール、意図したメッセージを見る側にどう伝えるか……だと思うのです。
優れた芸術、例えば、絵画や音楽、文学には、
必ず作者がこちら側、受け手に伝えたいテーマがあります。
テーマが幾重にもオブラートに包まれ、見る側の解釈一つで、
まるで、万華鏡のように如何様にも答えを出すことが出来る場合があります。
また、見る方向によって様々な輝きを放つ芸術もあります。

では、写真の場合はどうか……報道写真などのように、
真実の決定的な瞬間を捉え、一つの事実を普遍のものとして、
印画紙に定着させる場合もあります。
どんなに言葉を尽くしても決して語ることの出来ないたった1つの真実。
演出のない、作り物ではない本当の真実……所謂、決定的瞬間。
写真の凄さは一瞬を切り撮る事が出来るツールだと言うことなのでしょう。

さて、こと薔薇の写真を如何に綺麗に撮るか……簡単だと思うのです。
ファインダーを覗いて、美しい薔薇のあるがままを切り取る……。
美しいと思ったからこそカメラを向ける。
それが結構、難しかったりするのですが……。

…………………………………………………………………………………………………………………………

ここに、ほぼ同じ構図の2枚の写真があります。
先日、佐倉にある草ぶえの丘のバラ園で午前中に撮った写真です。
木漏れ日を浴び、僕の目の高さで可憐に咲く薔薇……。
先ず、1枚目はそのままカメラを向けて撮った一枚。
因みに僕はデジタルの一眼レフに50ミリ、明るさF1.4のレンズを付け、
全くレンズ交換はせずに撮影しています。
デジタルカメラにレンズを付ける場合、
フィルム・カメラの時と違い、1.5倍の画角の換算になります。
つまり、ファインダーを覗いた時に人間の目、見た目に一番近い、
50ミリのレンズが75ミリ相当になります。少しだけ望遠になる訳です。
同じ50ミリレンズをフィルム・カメラに付けた時、
大体、目で見た感じになるのに対し、
デジタル・カメラに付けるとチョッとだけ望遠になると言う寸法です。
ズーム・レンズは使いません。寄りたい時は自分の足で寄る、
そう、「足ズーム」ですね(笑)
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さて、一番手前の花にピントを合わせると、
カメラは自然にピントが合ったポイントで露出を測ります。
そうすると、実際には、少し木陰ではあるものの、
見た目には同じくらいの明るさに見える後ろにある2輪の花が、
グッと暗くなってしまいます。手前の花も木漏れ日を浴びて何だか斑ですね。
この場合、ホワイトバランスは「太陽光線」です。
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そこで2枚目の写真は手前の花だけを紙で覆って日陰にして、
ホワイトバランスを「日陰」にして撮影した写真です。
少し暗くなりますからシャッタースピードは遅くなりますが、
後ろの2輪が太陽光でハレーションをおこし、
白く飛ぶことによって一番手前の花が一層際立つと言う訳です。
しかも、背景の薔薇(背景全体)は正しいホワイト・バランスではないので、
本当の色よりも華やかに、現実にはあり得ない緑の色に……面白いです。
数分間に撮られた写真がこれだけ違って見える不思議。
つまり、「作画」すると言うことです。

薔薇に限らず、いい写真を撮る近道は、
背景、バックをどう処理するかだと思うのです。
余分なものを取り去り、整理整頓する……ボカす事によって主題を際立たせる……。
ボカせばいいって言うものじゃないんですけどね。
主題を際立たせるには周りの邪魔なものを限りなくなくす。
それから、コローの絵のように、主題となる全体の色調の中に、
それを引き立たせる色を「差し色」として置いてみるのも一つの手です。
コローの絵を思い出してみて下さい。くすんだ緑で覆われた森の中に、
必ずと言っていいほど「小さな赤い点」が存在します。
それは人間が冠る帽子だったり着ているベストだったり……。
「補色」を利用して主題となるものの色を際立たせている訳です。

また、撮る視線、いつも僕等が見ている視線を外してみる。
しゃがんで見たり、上から俯瞰で撮ってみたり……違う何かが見えるハズです。

結局、あれこれ構図を変え光線を変え、
「Princess Louise」……撮った写真が約30枚ほど。
その中から僕が選んだ1枚がこれ。
どうですか、気に入って下さいましたか?
とてもカンカン照りの中で撮った1枚とは思えないでしょう?

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所で!
皆さん僕の写真について色々と憶測しているようですが、
僕の場合、撮った写真は殆どそのまま使っています。
フォトショップは使っていませんし、PCがマッキントッシュなので、
iPhotoに搭載された補正機能を使い、色調調整、
シャープネスくらいしかイジっていません。
(僕の悩みはピントが合わないことなのです……。)
自分で分かっているのですよ。フォトショップなどで画像を作り出したらキリがないと。
撮る枚数と1日が24時間だと言うことを考えると、
撮った写真を全て加工するのは無理と言うもの。
トリミングもしませんし、最低限の調整しかしていません。
そうそう、トリミングと言う考えは捨てた方がいいです。
覗いたフレームの中で余白や構図を考え、画面を構成した方がいいです。
シャッターを押す時、その時が勝負なのです!


草々

2010年6月12日


ブノワ。


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ハッセルブラッド!

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 「『アニーが撮るのよ。』と、言うとニコールが翌日飛んで来るの。」

そんな映画の中の台詞を思い浮かべながら鏡に向かう。
自分がもし映画俳優で、アニー・リーボヴィッツが撮ってくれると言ったら、
即チケットを買ってニューヨークまで飛ぶだろうか……。

自分の顔をジックリ眺めるのはいつ以来のことだろう……。
勿論、髪の毛と髭の手入れは毎日欠かさずやっているけれど、
その部分しか見ないんですよねぇ……顔は殆ど見ない(笑)
そう、自分の顔、嫌いなんですよ……車中で手鏡をウットリ凝視する女子とは大違い。

やんごとない理由でポートレートを撮らなければならなくなった僕。
髪の毛は今日を見越して2週間前にカットしました。
いかにも「美容室に行って来ました!」って言う髪型はイヤなので(笑)
丁寧にヒゲを剃り、ヘア・メイクをしている親友が、

 「やらなきゃダメ!」と貸してくれた、

オークル系のファンデーションを鼻の横に出来た赤く被れた部分に塗ります。
眼鏡で被れちゃったんです……親友は顔全体に塗れと言いますが、
赤い部分が隠れる程度にしました。眉毛の長い1本をカット。
本当に手間いらずの眉毛、唯一、顔の中で気に入っている部分(笑)

自然にしていると限りなく広がってしまうクセッ毛、
半乾きのウチにボリュームを押さえるムースを擦り込みます。
髪型OK、髭OK……そろそろ出掛ける時間かな……。
大親友が誕生日にくれた白いシャツを着て、お気に入りのデニムを履きます。
肩肘張らず、なるべく自然な感じに……それが今回のテーマだから。
パリで買った茶色のベルトをデニムに通し、
同じくパリで買ったイヴ・サンローラン・リブ・ゴーシュのブーツ履く。
どうせ下までは写らないのだけれど、気合いが入りますもんね。

冷蔵庫から大事に保存しておいた僕のオリジナルの薔薇で作ったブーケを取り出し、
いざ、友人の写真スタジオまで出発です。

友人のカメラマンMちゃんはかれこれ20年以上の付きあいです。
いつも自然体でサッパリとしていて本当に気持ちがいい女性。
絶対に写真に写りたがらない僕、カメラ嫌いの僕が、
ポートレート撮影をお願いするのは気心しれた彼女しかいません。

カメラを意識すると恥ずかしいので眼鏡を外し、いよいよ撮影です。
テーマ、こんな感じと言うのは事前に伝えてありました。
性格がキツい僕ですから(笑)「美・サイレント」の時の山口百恵のように柔らかく、
年に一回だけ、薔薇が咲き誇るこの時期ですから、
僕のオリジナルの薔薇を使って、女性誌の最高峰「家庭画報」の一昔前の、
大女優が花束を抱えて婉然と笑いかける表紙を真似て……これが今回のテーマ(笑)
果たして、婉然とカメラに向かって笑いかけられるとも思わないし、
薔薇界の人気者、弟のように可愛い大野耕生さんのように、
ブーケを持ってニッコリ、いつまでもカメラ目線も出来ないし(笑)

まぁ、僕らしさが出ればいいのです。
僕は兎も角、僕が作った薔薇を綺麗に撮って貰えれば……。

…………………………………………………………………………………………………………………………

 「カシャッ!カシャッ!」

軽く乾いたシャッターの音がスタジオに響きます。
全く目が見えないからどの部分を写しているのか皆目見当がつかず、
リラックスして撮影に臨む事が出来ました。
初めの頃は緊張していて気が付かなかったのですが、
時間とともに余裕が出来、カメラマンのMちゃんのことを観察出来るようになってみると、
何やらカメラを上から覗き込んでいます……。

 「ねぇ、Mちゃん、そのカメラ何?」
 
 「ン?これ?……ハッセルブラッド。」

 「ハっ、ハっ、ハっ、ハッセルブラッドぉ?」

なんと、ハッセルブラッドのカメラで撮影してくれていたんです。
僕が何度も買おうとして断念していた世界の名機。
写真好き憧れ、垂涎のハッセルブラッド!
気分はハリウッドの大スター!何だか一気に緊張してしまいました(笑)

24ミリ×36ミリの通常のフィルムと違い、
60ミリ×60ミリの大判のフィルムにどう写ったでしょうか……。
肌理が細かい分、粗だけが誇張されていたりして(笑)

今日の写真はMちゃんとおしどり夫婦で旦那さまのKちゃんのハッセルブラッド。
そして初めに撮ったポラロイド……著者近影です(笑)


草々

2009年6月10日


ブノワ。


[Annie Liebovitz (1949~ )]

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by raindropsonroses | 2009-06-10 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(40)

ポートレートの愉しみ。

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…………………………………………………………………………………………………………………………

うららかな4月の日曜日に役者をやっている友人のポートレート撮影をしました。

これは前から頼まれていたもので、
3月の公演の開演前に10分ほど本人の負担にならない程度に一回、
それから、日を改めて4月にゆっくりと場所を選んで撮影に臨みました。

ポートレートはいつ撮っても心浮き立つものがあります。
被写体とカメラマンの一対一の勝負です。
今回は時間があったのでフィルムをメインに撮影しました。
デジタル一眼レフカメラも最近はスッカリ性能を上げ、
今までのはっきりクッキリな派手やかな画質が改善され、随分とフィルムに近付いてきました。
フィルム・カメラとデジタルの違いを簡単に説明すると、
フィルムは手梳きの高級和紙に描いた水墨画、
デジタルは銭湯の壁面に描かれたタイルの富士山……そんな感じでしょうか(笑)
さらに、デジタル・コンパクト・カメラと一眼レフ・カメラの違いは、
小さな音量でもそれなりに聞こえるラジカセと、
真空管を使った高級ステレオの違いでしょうか。

2回の撮影は和気靄々……と、言いたいところですが、
初めは開演前の慌ただしい時間です。10分間の約束時間、友人も緊張しているし、
僕も瞬時に撮影場所を決めたり光線を選んだり……。
それでもモノクロ・フィルム1本、デジタルで50枚ほど撮影。

2度目の撮影は、ある感じいいホテルの一室であれこれ趣向を凝らして撮りました。
モノクロがメインだったので、気を楽にして貰うため軽くビールを一杯(笑)
世間話をしながら友人の気持ちを和らげて行きます。
今回、僕が凝らした趣向とは、今、ハリウッドで流行の、
往年の名画のワン・シーンを今の若手俳優で再現するものです。
僕がテーマに選んだのはゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマン。
二人ともモノクロでそれはそれは美しいポートレートを残しています。
クーパーを模した方は、折角、衣装を用意したものの、
何やらスーツの宣伝みたいになっちゃって今一でしたが、
バーグマンの完璧な横顔をシルエットで捉えた写真を模した一枚は、
友人の端正な横顔と良くマッチしてなかなかの出来栄えでした。

ポートレートは難しいです。
美しく撮ることは勿論ですが、さらにその向こうに何を写し取るか……。
被写体とカメラマンの間の垣根を取り払い、被写体の魅力を十二分にフィルムに定着させる。
また、本人が気付いていない新たな魅力を発見してあげるのも楽しみの一つです。

何枚か選んでメールに添付、

 「ウットリしちゃダメだよ!」と、書き添えたら、
 「ウットリしました!」と、返事(笑)

本人に気に入って貰うこともポートレート撮影のもっとも大事な要素。

…………………………………………………………………………………………………………………………

今日の写真は、友人が板付きの支度に楽屋に戻った後に撮りました。
そう、この古いコンクリートの柱の所に座って貰って撮影したのです。
撮った写真ですか?いえいえ、ここで使うことはしません。
だって、コピーされたらイヤですから(笑)
どうですか、主役が不在の舞台のセットのようでしょう?


草々

2009年5月23日


ブノワ。


[Gary Cooper (1901~1961)]
[Ingrid Bergman (1915~1982)]

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by raindropsonroses | 2009-05-22 20:41 | 私はカメラ。 | Comments(10)