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匂いのいい花束。ANNEXE。

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「ホテル・ルワンダ」に思う……無関心、それは一番恐いもの。

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拝啓

Sさんへ、早いもので一月も終わりに近付いています。
どうですか、その後は?相変わらず元気にしていますか?

さて、年末年始はスッカリ映画から遠のいていましたが、
この所、遅ればせながらポチポチ観出すようになりました。
昨日は独り実家がある街で「ホテル・ルワンダ」を観て来ました。
チョッとビックリしたのは、実は生まれ育った街を悪く言いたくないのですが、
僕が生まれた街って、東京と違って、文化的にはまだまだだと思うんです。
東京で完売の、ある洗練された内容の特集の雑誌が店頭に山積みになっていたり、
飲食店もまだまだ洗練された店は少ないし……当然、劇場にかかる映画も
ヒットが見込める娯楽色が強いハリウッドのものが中心です。
先ず、この「ホテル・ルワンダ」が劇場にかかる事がビックリな訳です。
そして、平日の昼間にも関わらず、結構、人が入っていた事……二度目の驚き。
この映画は、アカデミー賞の主要部門にノミネートされるなど
質の高さと話題性に富んでいたのにも関わらず日本公開が見送られていた作品。
昨年の6月から個人レベルで始まった「ホテル・ルワンダ」公開の動きは
やがて、インターネットを通じて大きなうねりとなって行きました。
10月上旬に日本公開が正式に決定、こうして大スクリーンで観られる訳です。

映画を観終わって思う事は、改めてインターネットの影響力の大きさです。
あと、これは映画のテーマの一つでもあるんですが、先ずは行動を起こす事。
ドン・チードル演じる主人公ポールは、意識する時間も無いままに
自分が支配人をしているホテルに難民をかくまう事になります。
虐殺される運命の命の灯火を目の前に選択の余地はなし。
あれよあれよと言う間にホテルは難民で溢れかえります。
それまでのコネと機転だけが武器、やがて国際社会にも見放されて行く……。
ルワンダが世界有数の産油国だったら問題は全く違って来ますが
強国に何の利害関係もない小さなアフリカの国の国内紛争は
全く問題視されずに無関心の波に飲み込まれて行く。

印象的な台詞があって、さっき書いたインターネットの世界にも通じるんですが
それは、「電話を通じて世界の人と手を握って下さい」と言うものです。
そして、映画はルワンダの民族間の紛争〜大虐殺にとどまらず
現代社会の様々な問題を浮き彫りにして行きます。
アフリカの一小国の民族間の軋轢は、他の宗教を認めようせず戦争に発展している
国際紛争、テロ、及び宗教問題にも通じますし、如何に誇りある生き方をするか
また、愛する人のために何が出来るか。自分を犠牲にしてまで
愛する人をや隣人に手を差し伸べる事が出来るか……。
人間としての尊厳を持って生きるにはどうすればいいか等々。
目前の問題を知りながら無関心でいる事の罪の大きさを教え、
小さな一歩、行動を起こす勇気が、やがては大きな力となって
山をも動かして行く醍醐味を教えてくれます。今回の映画の公開までの運動もそう、
先ずは行動を起こす事、おかしいと思ったら声を出す事、
計らずとも、映画のテーマがそのままインターネットの運動に繋がります。
それから、もう一つ。溢れかえる情報の中から真実を見極める目を持つ事。
世の中の事実を嗅ぎ分ける鼻を持つ事、隣人を知り、世界を知る……。
そうすれば、自ずと取るべき行動が分かって来るハズだから。

映画公開までの活動の様子は、ブログがありますし、
応援する会の公式HPもあります。最後に書いておきますから見て下さいね。
「ホテル・ルワンダ」、映画館のスクリーンで観られて本当に良かったです。
今はそんな気持ちで一杯、公開にあたって戦ってくれた人々に感謝ですね。
チケットを2枚同封しますから、お友達と一緒に観に行って下さい。
何か感じたら次のお友達にメッセージを伝えて下さい。
そうして「無関心撲滅」の火を絶やさない事、そう言う小さな事が大切なのです。
自分に出来る事を一つ確実にやる、行動はスグに起こす……。
それがこの映画の教訓ですね。

この美しい薔薇は、主人公のポール・ルセサバギナに因んで
「Paul's Early Blush」。棘の多い薔薇ですが、
淡いピンクの巨大輪は匂いも素晴しい一級品、僕のお気に入りです。


敬具

2006年1月28日


ブノワ。


[Hotel Rwanda/ホテル・ルワンダ (2004)]
[「ホテル・ルワンダ」日本公開を応援する会]
[『ホテル・ルワンダ』公開まで続ける活動日誌]
[Don Cheadle (1964~ )]

[Paul's Early Blush (HP) Paul, 1893]
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by raindropsonroses | 2006-01-28 00:00 | 映画館へ行こう。 | Comments(16)

伝説は続けられなければなりません……山口百恵。 その2

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さて、山口百恵が不滅の伝説になっている訳は何でしょう。

先ず、「歌手・山口百恵」として考えた時、転機になったのは3度。
1、最初は「ひと夏の経験」の大ヒットでした。15才の少女に
  キワドい歌詞を唄わせる事で売り出そうとするレコード会社、
  それを淡々と唄う少女。一部の有識者の間で非難される物の、
  これがまんまと功を奏し、山口百恵は一躍有名になりました。
2、二番目の転機は、「横須賀ストーリー」の時に自ら指名して
  作曲家 宇崎竜童と作詞家 阿木燿子の夫妻を起用した事です。
  この辺りから、山口百恵はセルフ・プロデュースして行く訳ですが、
  俄然、楽曲にパンチと厚みが増して来て、
  僕が思う所の「アルバム歌手・山口百恵」が誕生します。
  ハッキリ言うと、それまでのLPレコードは退屈そのもの。
  毎年、季節事に出るシングル曲に箸にも棒にも掛からない曲を足して
  年間に3〜4枚のLPを出していましたが、宇崎&阿木コンビとの共同作業は
  革新的に山口百恵の歌の世界を変えてしまいました。
  宇崎竜童の演歌っぽい節とロック色の強い斬新なメロディー、
  阿木燿子の非常に劇的で濃密な歌謡曲らしくない歌詩。
  たった3分の中に凝縮されたドラマチックな世界。同じ年頃の少女よりも
  チョッとだけ背伸びした3分間の大人の女の情念の世界のドラマ。
  当時、平行して出演していた映画での経験、台詞を喋ると言う行為が
  歌を唄う上でも何らかの相乗効果があったのでしょうか。
  ファルセットを使えるようになり、コブシをきかせた歌唱法をマスターし
  一段と表現力と歌唱力を増して行ったようです。
3、三番目の転機は、それまでの宇崎&阿木コンビに加えて、
  さだまさしと谷村新司と言うニューミュージック界の作曲家を起用した事。
  なぜ、松任谷由実や中島みゆきではなくさだまさしと谷村新司なのか?
  中島みゆきは、他の歌手から曲作りを頼まれると、
  自分用に作曲したストックの曲から選んで差し出すと言われています。
  あくまでも自分に合わせた楽曲が欲しかったのでしょうか。
  全く歌謡曲の垢がついていない作曲家を起用する所が山口百恵の凄い所で、
  さだまさしとは「秋桜」、谷村新司とは「いい日旅立ち」と言う
  歌謡曲史の中で言っても白眉の名曲が生まれています。
  谷村新司は、アルバムにも沢山の素晴しい曲を提供していますね。
  一見して強い女性と言うイメージですが、堀内孝雄の「愛染橋」の中の
  「うちは愚かな女やからね……」や宇崎&阿木コンビの「愛の嵐」のように、
  「心の貧しい女だわ、ああアタシ」のように、自らを卑下する事で
  山口百恵と言う虚像に、弱い女の不幸の匂いを纏わせたしたたかさ。

アルバムの歴史の中のピークは、宇崎&阿木コンビが加わった
「横須賀ストーリー (1976)」から「春告鳥 (1979)」まで、
結婚宣言するまでの11枚でしょうか。中でも最高傑作は、
NHKの特別番組「山口百恵 激写/篠山紀信」のために作られた
「A Face in a Vision」と「二十才の記念碑 曼珠沙華」の2枚。
まるで、映画か小説の世界を濃縮したかのような物凄いクォリティー、
曲の数だけのヒロインが生き生きと描かれている事に圧倒されます。
僕が「アルバム歌手・山口百恵」と呼ぶ所以はこの辺にあります。

映画の世界ではどうだったのでしょう。
川端康成原作の「伊豆の踊子」から既に頭角をあらわしていましたね。
以後の文芸路線、本人希望による現代物に至るまで、
必ず10億円前後の興行収入を叩き出すヒット作となり
殆どを共演した三浦友和とともに「ゴールデン・コンビ」と呼ばれました。
惜しむらくは、演技開眼の「古都」が引退記念作品になった事。
この中で、山口百恵は、生き別れになった千重子と苗子の双子役を好演。
未来の大女優の片鱗をかいま見せてくれただけに残念でなりません。
市川崑監督は、山口百恵主演で吉川英治の「牢獄の花嫁」を撮りたかったそう。
日本映画の衰退を予見させるかのように引退して行った山口百恵……。
テレビの「赤いシリーズ」で日本中のお茶の間、特に主婦層をファンにしました。
これは、戸籍上、私生児だったと言う生い立ちとテレビの中の虚像と実生活を
ファンが勝手にオーバーラップさせた結果でしょう。

もう一つ、忘れてならないのはヴィジュアル面です。
一連の篠山紀信が撮影した写真は、デビュー以来もっとも山口百恵の魅力を理解し、
一人の生身の少女として、綺麗ごとだけではなく、一人の女の影の部分まで
ファインダーの中に切り取った篠山紀信の功績は大きいです。

引退したら絶対に戻らない…………………………。
普通の生活に戻りたくて泣き泣き引退して、前言を簡単に翻す人が多い芸能界で
一貫して自分の道を貫く潔さ。たった一回、引退後に名前が出たのは
親友のアン・ルイスが「百恵ちゃん、ヒットが欲しいからあなたの名前を貸して」
と、正直に申し出た時に作曲家として一回だけ。作品は「ラ・セゾン」。
アルバムでは「銀色のジプシー」「Dancing in the Rain」などで定評があった
山口百恵の作詞力。ペンネームは、出身の街の名前をとって「横須賀 恵」……。
親友のたっての頼みで名前を貸す。自分の主義を曲げる……。
これも山口百恵らしいエピソードですね。

写真は、去年の秋、伊豆の「河津バガテル」で撮影した「伊豆の踊り子」です。
「河津バガテル」の公園花に指定されています。
匂いも良く、秋の薔薇が寂しい最中、たわわに花を付けていました。

「Legend must go on……伝説は続けられなければなりません」

これは、ビリー・ワイルダー監督の「悲愁」の幕切れ近くの台詞。
まさに、歌謡大賞も日本レコード大賞も獲らなかった無冠の女王、
引退後、決して姿を見せない山口百恵に相応しい言葉だと思いませんか?
今から26年前の大晦日、地元の東宝直営の映画館の最終回、
人もまばらな劇場で一人、引退記念映画「古都」を鑑賞し、
僕が山口百恵と共に歩んだ青春時代は終わりを告げたのでした。


敬具

2006年1月18日


ブノワ。


[山口百恵/Momoe Yamaguchi (1959~ )]
 [ひと夏の経験 (1974)]
 [横須賀ストーリー (1976)]
 [愛の嵐 (1979)]
 [愛染橋 (1979)]
 [アルバム 横須賀ストーリー (1976 )]
 [アルバム 春告鳥 (1979)]
 [アルバム A Face in a Vision (1979)]
 [アルバム 二十才の記念碑 曼珠沙華 (1978)] 
 [NHK特集 山口百恵 激写/篠山紀信 (1979)]

[三浦友和/Tomokazu Miura (1958~ )]
[宇崎竜童/Ryuudou Uzaki (1946~ )]
[阿木燿子/Yoko Aki (1945~ )]
[さだまさし/Masashi Sada (1952~ )]
[谷村新司/Shinji Tanimura (1948~ )]
[松任谷由実/Yumi Matsutouya (1954~ )]
[中島みゆき/Miyuki Nakajima (1952~ )]
[川端康成/Yasunari Kawabata (1899~1972)]
[伊豆の踊子 (1926)]
[伊豆の踊子 (1974) 東宝製作 山口百恵 第一回主演作品]
[古都 (1961)]
[古都 (1980) 東宝製作 山口百恵 引退記念作品]
[市川崑/Kon Ichikawa (1915~ )]
[吉川英治/Eiji Yoshikawa (1892~1962)]
[牢獄の花嫁 (1931)]
[アン・ルイス/Ann Lewis (1957~ )]
[篠山紀信/Kishin Shinoyama (1940~ )]
[Billy Wilder (1906~2002)]
[Fedora/悲愁 (1978)]
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by raindropsonroses | 2006-01-18 16:37 | 女優の時代。 | Comments(18)

僕のひと夏の経験……山口百恵。 その1

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拝啓

Bちゃん、その後如何お過ごしですか?
年末年始は休みがなくて大変でしたね。風邪は完治したみたいですが
これからが寒さ本番です、体調管理は万全にして下さいよ。

さて、僕は今、居間でこの手紙を書いています。
時間は午後の2時。珍しく、美味しい珈琲をいれペンを取っています。
以前、Bちゃんは写真だけじゃなく僕が描いた絵も見てみたいと言っていましたね。
実は、最近は絵は全く描いていないんですよ。時間がありませんからね。
そこで、僕が学生時代の課題で描いた作品で良かったら……と、思い、
デジカメで撮ってみました。これはチョッと大き過ぎてスキャン出来ませんから。
今見ると、下手クソでお恥ずかしい限りですがご愛嬌です。
ガラスも外れませんからチョコッと僕が写り込んでいます(笑)

この作品は、二十数年前の学生時代、一年生の夏休みの課題で描いた物で、
条件は2点、先ず、大きさがB全(728×1030ミリ)である事。
二つ目は、描く道具はロットリング(ドイツ製の製図ペン)と言う事でした。
題材は何でも良く、またこの2点を守ればあとは自由に出来ました。
期間は夏休み中の40日間……そこで、はたと思い付いた訳です。
丁度、当時、大ファンだった山口百恵の肖像画を描いてみよう……と。

今日が誕生日の山口百恵は、年齢的には僕よりもチョッと上で、
オーディション番組「スター誕生」や、デビューの時から知っていました。
3人娘で売り出し、他の二人よりは歌も下手だし愛想もないし……、
何だかとても不思議な少女だと思った覚えがあります。
彼女を気になりだしたのは、ほとんどの人と同じ「ひと夏の経験」からでした。
丁度、その頃に出た雑誌のグラビアに、山口百恵が山合の池かなにかから肩を出して
破顔一笑、微笑んでいる写真がありました。この頃からですね、
僕が熱狂的な百恵ファンになったのは。完全に山口百恵中心の毎日!
以後、雑誌の写真は勿論、レコードも全部集めましたし、結構、熱烈でしたね(笑)

この絵は、グラビア誌「GORO」の巻頭の綴じ込み写真、
篠山紀信が撮影した写真を元に描きました。
ロットリングを使用と言う事でしたが、そんな事はどうでも良く
山口百恵の顔を描きたい……ただそれだけ、その一心でした。
先ず、最初に顔ありき、ロットリングは……そうだ、髪の毛を描けばいいじゃん!
それから、背景は根気よく線で埋めてと……とても素晴しいアイデアに思えました。
とは言うものの、果たしてどんな風に顔を描いていいものやら。
今だったらもっと上手に描けますが、当時はそんな技術もありませんから
ポスターカラーで肌色を作り、全面に下地を塗り、その後の陰影は
全て色鉛筆で付けて行きました。今でもそうなんですが、自分のペースって
自分が一番良く分かるものです。これは、間に合いそうもなかったので
夏休みの第一日目から描き始めました。当時、クーラーがなくても過ごせた夏、
山口百恵の曲をかけ、朝から晩まで腹這いになり、汗だくで描いた作品です。

さて、顔と髪の毛は出来ましたが、背景はこのままでは時間が足りません。
そんな訳で、急遽、全面の線描は止め、コスモスの花を散らした訳です。
少なくとも線の量は少なくて済む……我ながら冴えていると思いました(笑)
それでも、完成は夏休みの最終日。丸々ひと夏掛かりましたし
背景の一部分を描き始めた時「あぁ〜止めておけば良かったと」思いました(笑)
完成後も、提出の日までコツコツと描き足して仕上げました。

他の油絵や作品は人に差し上げたり、処分しちゃったり……。
でも、この作品だけは、銀座の伊東屋で額縁をしつらえ大切に保存してあります。
額装に際して、細かった眉毛を若干、太くして今風にしました。
今、こうして僕が手紙を書いている部屋は「百恵の間」と言われています(笑)
僕は感傷に浸るタイプではありませんが、これだけは別です。
僕が山口百恵と一緒に歩んだ青春のひと時の記念碑。
二度とこんな情熱は持てないし、同じ物を描けと言われても絶対に無理だからです。
この作品、山口百恵のベスト・アルバムのジャケットにして貰いたかったぁ(笑)


…………………………………………………………………………………………………その2へ続く。


[山口百恵/Momoe Yamaguchi (1959~ )]
[篠山紀信/Kishin Shinoyama (1940~ )]
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by raindropsonroses | 2006-01-17 00:00 | 女優の時代。 | Comments(22)

見ちゃイヤっ!

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拝啓

Iさん、その後いかがお過ごしでしょうか?
去年は愛猫の染香が天国に行きましたから年賀は失礼致しました。
その代わりと言ってはなんですが、小芳の写真で寒中見舞いです(笑)

この写真は、小芳が発情して一週間目に病院で避妊手術をして貰い
無事に退院して来た時の写真です。小芳の発情は物凄くウルサかったですよ……。
僕は甘く見ていて、暫くしてから連れて行こうと思っていたんですが、
とうとう我慢出来ず……一週間ほとんど眠れませんで4キロ痩せてしまい、
大慌てて病院に連れて行った次第です……チョッと参りました(笑)
Iさんに紹介して戴いた病院ですが、本当にいい病院ですね。
以前、掛かっていた病院が、今思うとかなりいい加減だったので、
今度の新しい病院と較べてみて差は歴然としています。

前の病院が何故ダメだったか……先ず、料金がべらぼうに高い!
染香を飼う前「いつか猫を飼うことが出来たら病院はここにしよう」
そう決めていた猫専門の病院がありました。病院の謳い文句は、
「鳥も犬も猫も生態が違うのに同じに見る事は出来ぬ!」でした。
こりゃぁ凄い、ごもっとも、ごもっとも、他の病院に聞かせてやりたい!
そう思ったものです(笑)妙に納得し、感心し、大きく頷いて
ウチの猫さまを見て戴くに相応しい病院じゃ……なぁ〜んて、
バスで15分、そこから徒歩で7〜8分に病院にせっせと通っていました。

そんな訳で、染香、朝子、お園、この3人はこの病院で避妊をし、
虫歯の治療をし、膀胱炎を治し、膝の大手術をし……。
確かに腕は良かったかもしれません。女医さんも感じ良かったし
でも、いつ行っても他の患者さんに会った試しがなく、その内に
何の予告も連絡もなく、普通の小動物も扱う動物病院になっちゃったんです!
おいおい、患者に何の連絡もなし!こんな事ってありますか?
あれだけエラそうに声高に自説を滔々と言っておきながら………。
あまりにビックリして笑ってしまいましたよ。

でも、Iさんのお陰でいい病院とY先生に出会えて良かったです。
ここも女医さんなんですが、サッパリとした性格の先生で、
全く化粧ッ気なし(笑)いつも真面目な感じが好ましいです。
それで、失礼だと思ったんですが、小芳の避妊の手術の時に聞いちゃったんです
「先生がご自分で執刀してくれるんですか?」って。
だって、前の病院は、誰が執刀するか分からず、院長先生の名前は
目玉が飛び出るくらい高い領収書でしか見たこと無いんですから(笑)
避妊の手術だって、大事な子供同然の猫を預ける訳ですから真剣です。
誰が執刀するかくらいは知りたいですもんねぇ。

今度のY先生、診察の時は赤ちゃん言葉になります(笑)
ついついこちらも赤ちゃん言葉に……猫はそれどころじゃないです、
肉球にビッショリと汗をかき(笑)目は真剣そのもの!
きっと、心の中で「殺されるぅ!」ってつぶやいているに違いありません。
スタッフも感じ良く、テキパキとしていて書類は全部渡してくれる
明朗会計で、悪い時はハッキリと伝えてくれる……。
安心してかかれる病院、先生がいるって心強い事ですね。

この写真、実は小芳が僕のベッドの上で放尿している所なんです(笑)
手術後、週末だったために一泊した小芳ちゃん。緊張とビックリで
ご飯は全く食べず、トイレも行かなかったそう……そんな事はツユ知らずの僕は、
最近のエリザベスカラーに代わる新しいサポーター状の術後着が可愛くて
写真を撮っていたんです。やけに神妙な顔付だと思いませんか?(笑)
丸々2日以上我慢していたんですから仕方ありませんね、
この時ばかりは怒れませんでした……。


敬具

2006年1月15日


ブノワ。


[小芳/Koyoshi (2002~ )]
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by raindropsonroses | 2006-01-15 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(28)

僕が無心で頑張れる訳。

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拝啓

Aさま、松も取れアッと言う間に普段の生活に戻ってしまいました。
これですから1年が経つのは早いですね……最近、とみにそう思います。

さて、僕の近況ですが、先週中にベランダの作業は大体終了しました。
正直言いますと、自分でも良くやるなぁと思う事もあります。
薔薇も生き物ですから、放って置いては死んでしまいます。
水遣りだけでなく、季節季節の手入れがあり、特に冬は一大行事です(笑)
朝の9時から夕方、日が暮れるまでの6〜7時間、ほとんど休憩もせずに
ただひたすら、剪定し、土の入れ替えをし、雑草を取り、
最近ではスッカリ慣れてしまいましたが、大嫌いな害虫の駆除をする……。
陽射しがなく底冷えするような日は止めてしまいたいとも思いますが、
僕がやらなければ、誰もやってくれる人はいない訳ですから真剣です。
1日サボって翌日ベランダを見てみても、何一つ変っていない……。
結局、ただ黙々と作業をするのみ!猫が植木鉢を引っくり返そうが(笑)
土の上でデングリ返りドロドロになろうが、タダひたすら手を動かす。
終わる頃には身体は心から冷え、口もきけないくらいになります。
作業中、頭の中は5月の満開時の薔薇の事だけです。
それから、1年間、炎天下の灼熱地獄や、良過ぎる風通しなど
過酷な条件で頑張って来た薔薇の状態を思い遣ってあげる事。
薔薇のガイド・ブックは確かに参考にはなりますが、
新しい芽はガイド・ブックの通りには伸びてくれません(笑)
花だって、事によると、図鑑で選んだ時とは全く違う事もしばしばです。
望んでウチに来て貰った以上、最後まで丁寧に手入れする、
心を籠めて世話をすれば必ず美しい花を咲かせてくれるハズです。
薔薇はその点、手を掛ければ必ず応えてくれますからね………。

「春の薔薇は自然が咲かせ、秋の薔薇は人間が咲かせる」

そう言われているじゃないですか。薔薇には水と愛情を……です。
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今日は、僕が厳しい寒さの中で頑張れる理由の写真をお送りします。
生憎、去年はベランダ全体を写したいい写真がありませんでした。
ただ一枚、一番最初の写真が1枚あるだけなんです。
最近は1本1本、一種類の薔薇を撮るのに精一杯……そんな訳で、
昔、撮影したネガから焼き増ししました。時期は5月の中旬です。
多分、この頃がウチの薔薇の最盛期。他の所よりも少し早いハズです。
薔薇は一斉に花開く訳ではありません。4月の中旬から初夏にかけて
時間差で順番に花開きます。写真の5月中旬が一番多くの薔薇が見られる頃です。
毎年〜余程大きいものは除いて、植木鉢は苗の生育によって移動しますので
今年は違った様相になる事でしょう……今からとても楽しみでなりません。
そうそう、1枚目の写真の手前の中州みたいなテーブルと
2枚目の写真のデッキ・テーブルの上の苗床に咲いている小さな薔薇は、
前の年の春に交配し、秋に採り蒔きした僕のオリジナルの薔薇です。
生意気にも、花の色や形は、その後の姿を彷彿とさせてくれます。

何れはAさんにも本物の薔薇を楽しんで戴ければと思っています。
花が美しくても、匂いがない薔薇は「笑わない美人のようだ」と言われています。
是非、手で触ってみて匂いを嗅いでみて下さい。
この面倒臭がり屋の僕がここまで頑張る理由が分かると思いますよ(笑)


敬具

2006年1月14日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-01-14 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(40)

恋はアナログで!

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拝啓

Wちゃんへ。
お元気ですか?電話を貰ってから時間が経ちましたから
少しは落ち着いたかと思います。その後どんな感じですか?

さてさて、先日はビッリしましたよ。
だって、珍しく電話をくれて、しかも泣きながらかけて来るんだもの。
あの時も色々と話しましたし、あれから僕も考える所があったので
手紙に書きますね。どうやら、あまり話しを聞いていなかったみたいだしね。

ボーイフレンドと喧嘩したら、そのまま飛び出したっきり帰って来ない……。
そう言う話しでしたね?それでWちゃんとしては別れる積りなんでしょう?
僕ね、思うんですけど、Wちゃん達、若い世代ってどうしてそう簡単なのかな?
これは恋人関係に限らず、友人との関係もそう。
相手に少しでもイヤな所があったらスグにサヨウナラでしょう。
どうして、もう少し腰を据えて付き合ってみないんですか?

例えは変だけど、レコードを買ったとしましょう。
昔は、今みたいにCDじゃなく、塩化ビニールのレコード、LPレコードですね。
針を落としたら最後まで聴いたものです。イントロがどんなに好きじゃなくても
必ず最後まで聴いたんです。ほら、レコード針が一回、溝を通ると
その分だけ摩耗してレコード盤が傷むでしょう?だから必死でした。
聞いて行くうちに、もしかしたら素晴しいサビが聞こえて来るかもしれない……。
それが、今ではCDが全盛だから、イントロが気に入らなかったら
ポンポンと次の曲に飛ばしちゃう。結局、殆どそのCDに付いて知らない事になる。
恋愛もそうです。たとえ、チョッと変だなぁ、イヤだなぁと思ったら
どんどんサヨナラして次の人に乗り換えちゃう。チョッと疑問があっても
我慢してもう少し付き合ってみるんですよ。そうすれば、
その人のもっと素晴しい所が見付かるかもしれないじゃない?

このパリ郊外の薔薇園で撮った写真の薔薇、「Aurore Sand」のように、
薔薇には蕾から満開の花の時まで様々な様相があります。
蕾はギュッと小さくてそれ程でもないのに、満開になると
ビックリするほどの豪華さだったりする……匂いも分かるしね。
人間もそうです、最初のドキドキなんてほんの数ヶ月ですよ(笑)
時間が経てば、付き合い始めた時とは違った感情になって来るのは当たり前です。
お互いに成長し、認め合い、労り合って過ごす……。

今は人と知り合うのが簡単な時代です。その気になれば、幾らでも恋人は出来る。
でも、果たして、本当にそれでいいのかな?
そう言う簡単な世界に慣れてしまう事って恐くないですか?
誰かと喧嘩して、もうダメかなぁと思っても、
もしかしたらもっといい所もあるんじゃないか、ここで我慢して付き合ってみれば、
その人の美点を知る事が出来るかもしれないんじゃないか……、
そう思ってみて下さいよ。サヨナラは簡単です。
「継続は力なり」、そう言うじゃないですか。
続ける事は困難で苦しい事も沢山あるけど、そこを通り過ぎた時には
何かしら素晴しい事が待っていると思いますよ。
恋はアナログで!デジタルな恋はサヨウナラですよ!
さぁ、強情張っていないで、早速、電話してみてはどうですか、
ただし、いつもと変わらない調子でね!


敬具

2006年1月13日


ブノワ。


[Aurore Sand (Sx) 1963]
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by raindropsonroses | 2006-01-13 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(22)

見てくれじゃないよ、食べてみて!

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拝啓

Aさま、その後、薔薇の手入れは進んでいますか?
へへへぇ、僕は終わっちゃいましたよ!
取り敢えずと言う事ですが、先週、水曜日から金曜日の寒風吹きすさぶ中、
夢中でやっていたら終わっちゃいました。今日は少しツゲ玉の剪定。
ここ2〜3年、放ったらかしにしていたら「玉」じゃなくなっちゃいました(笑)
それにしても今年は寒い!フ、と気が付くと薄暗くなっているんですが
慌てて熱いお湯を溜めお風呂にドボン!こんな日は温かいスープが恋しいです。
って、昨日はお歳暮に戴いた牡蠣でカキフライでしたけど(笑)

今日は、昨年の春、ノルマンディー地方はディエップから車で15分の所にある、
高級別荘地、Varengeville-sur-Mer、ヴァランジュヴィル・シュル・メールの、
「Hotel de la Terrasse」と言うホテルで撮った写真です。
この村には、花好き垂涎の庭園、「Parc Floral des Bois de Moutiers」があり、
その庭に2回目の訪問のために予約したホテル(春から秋だけ営業)です。
昼にディエップに到着、先ずはタクシーを飛ばしてホテルへチェック・イン。
早速、庭園に行きたい所ですが、腹が減っては戦が出来ぬ……とばかりに
ランチと洒落込みました。頼んだのはホテル&レストラン自慢の魚のポタージュ!
結構、好奇心旺盛で、なるべくその土地の物を食べるようにしているんですが
初めて戴く魚のポタージュとは…………。
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チョッと見てビックリの色!味噌かイカの腸のような色に言葉が出て来ません(笑)
そして、綺麗な女性が最初にお皿に給仕してくれたんですが、
そのままスープが入った銀のボールを置いて行っちゃうんです。
それから持って来てくれたのが、千切ったパンと細くスライスしたチーズ、
それから真ん中のものは、トマト風味のマヨネーズ……………。
暫くポカーンとしていると、その女性がまたやって来てくれて教えてくれました。
どうやら、好みでそれら3種類の「具」をスープに入れて飲むらしいのです。
飲むと言うより食べる感じですね。
実は、フランスではクロワッサンをカフェ・オレに浸して食べる習慣がありますが、
僕はあれってダメなんですよ……サクサクの物がベチョってするでしょう?
そんな訳で、暫し、躊躇していたんですが、言われるままに食べてみました。
ところが、その美味しい事と来たら!全く魚の生臭さはなく
チーズとトマト風味のマヨネーズのハーモニーがまろやかさを演出……抜群でした。
結局、置いて行ったボールには、あと2杯分のスープが残っていて
全部残さずにパンと一緒に食べましたからお腹はパンパンのパン!

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その後に来たのがお皿からはみ出さんばかりの牛肉のステーキ!洋食器の縁の部分って普通は料理を盛らないのですが、そんな事はお構いなしのボリュームで、ポテトのフライにポテトのグラタン、焼きトマトにラタトゥイユ、そしてなぜかタルタルソース……僕の基本姿勢は、「頼んだものは全部食べる!」なんです。食べられないものは頼まない!そんな訳で、総て綺麗に完食しましたが(笑)食前酒に頼んだ白ビールとワイン一本がお腹に入っていますから、午後の庭園巡りは大変な事になったのは言うまでもありません。最後の舌平目は夕飯で頼んだもの。少し甘めに煮たニンジンとご飯が添えてありました。前菜はタップリの野菜サラダにスープ。

白ワイン一本空けてヘベレケの夜は、白夜の関係でまだまだ白々と明るい
10時に散歩と洒落込んだ次第です。ホテルを出て崖の方に向かうと
そこは牧草地です。牛が草を食み、陽は段々海の向うに傾いて行きます。
ドーヴァー海峡を挟んで対岸はイギリスです。

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一番上の写真は、ホテルのダイニングに飾ってあった花です。
よく見ると少し萎れかけているものの、ホテルの庭で収穫した花は清楚で綺麗。
そう、テーブルにも一輪ずつ薔薇の花が飾る細やかな気遣いです。
この斜めから差し込んで来る光線は、何と夜の9時のもの。
ゴーギャンかゴッホ、何れにせよ若い頃の彼らが描いた静物画のようです。
あぁ、また行きたいなぁ……お料理も人も庭園も、
何回訪れても興味は尽きない……そんな素晴しい村です。


敬具

2006年1月11日


ブノワ。


[Hotel de la Terrasse]
[Eugene Henri Paul Gauguin (1848~1903)]
[Vincent van Gogh (1853~1890)]
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by raindropsonroses | 2006-01-11 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(26)

ワタシ園ちゃん!

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前略……ワタシの事を大好きな皆さんへ!

ワタシ園ちゃん!
もうスグ4歳になります!人間の年齢に直すと……ガガァ〜ン!
32才だぁ…………でもまだまだ可愛いワタシ!ただ今、体重3.5キロ、
真っ白&スリムなバディーで肉球や鼻は可憐なピンク!
目の色が左(ブルー)右(琥珀色)で違うの。コンタクトじゃないわ!
バクバク食っても……失礼、沢山戴いてもスリムでダイエット要らずが自慢よ。
自分で言うのもなんだけど、超美人でしょう?
えっ?飼い主に似て自画自賛が過ぎるですって?失礼ね、一緒にしないでっ!

このウチに来て3年とチョッと……色々と苦労&文句はあるけど
取り敢えず、今の毎日の生活をエンジョイしています。
何が苦労かですって?そりゃぁワタシなりの気苦労があるの、聞いてくれる?
先ず、オナラが臭い事……折角、顔が可愛いのにオナラが臭い……。
致命的でしょう?……って、そんな事はどうでも良くって!!!!!
最近、一番、頭に来ているのは、この前ウチにやって来たミソ色のトラ猫、小芳っ!
アイツ、ワタシだけの飼い主さんの事を独り占めしようと企んでいるの。
「キィキィ」鳴いちゃって、魂胆、見え見えよ!
最近は寒いもんだから、飼い主さんの膝の上に乗っかっちゃってさ、
フンっ!何だか可愛子ブリッコで頭に来ちゃうの。
思わず目がタテになっちゃうわ!だって、ワタシの方が絶対に可愛いもん!

えっ!なんですか?飼い主さんの名前を知らないのかって?
うぅ〜ん、色々な名前で呼ばれているみたいだから分かんなぁ〜い(笑)
きっと、人に言えない秘密があるんだと思う。でも、タダメシ食ってるし
一々、詮索しない事にしています。でも、ワタシは自分の名前、知ってるもぉ〜ん。
だってね、いつも一日に何百回も呼ばれるじゃない?
まぁ、ほとんどは、イタズラしたり、ミソ色の小芳をイジメて
怒られる時に呼ばれるって言う事実は抜きにして……(笑)
自分の名前ぐらい覚えて当然でしょう?大きい声じゃ言えないんだけど、
ウチの他の連中は自分に名前がある事さえ知らないのよ!
そう、去年、死んじゃった染香ネエさんは薄々知っていたみたい。
でも、たまに「ちび!」って呼ばれても振りかえっていたから
ただ単に音に反応していただけかも……試しに呼ぶ飼い主も飼い主だけどね(笑)
ミソ猫は問題外として(怒)朝子ネエさんは確実に自分の名前を知らないわね!
あの人、一日中寝てばかり(笑)アタシも人の事は言えないけどさぁ、
グッスリ寝ていても、朝子ネエさんが「カツオブシ欲しい!」って鳴くから
飛び起きて台所に行くのよ。ボンヤリしている朝子ネエさんを尻目に
全部カツオブシ食べちゃうの!あの人、カツオブシをペロペロするでしょう。
ダメダメ、カツオブシはバクバク、アグアグとパクつかなきゃぁ!
アタシの得意技は、カツオブシ一皿一気食いと海苔の一帖一気食いよっ!

染香ネエさんがいなくなった今となっては、この可愛い園ちゃんの天下ね!
もう好き放題(笑)一番好きなのは、飼い主さんにダッコして貰う事なの♥
飼い主さんって背が高いからチビのワタシにはチャンスは少ないじゃない……。
洗面台に立った時が一番チャンスね。ピョンと飛び乗ってしがみついてやるんだ。
あとね、どうしても抱っこして貰いたい時には、
足元をチョロチョロして飛び切り可愛い声で鳴いてやんの。
もう、イチコロよ!スグにダッコしてくれるわ!ダッコがワタシのマイ・ブーム!
もう嬉しくて、思わず「グルグルグルグル」言っちゃうの!

早く春にならないかなぁ……思いっきりベランダで大暴れしたい!
つくづくそう思う可愛い園ちゃんでした。
………………………………………………………………………………………………………………………

皆さんへ。

いつも「アウアウ……」独り言をいいながら部屋中をウロウロしているお園の声を
翻訳機にかけてみました(笑)当らずとも遠からずだと思います。


草々

2006年1月8日


ブノワ。


[お園/Osono (2002~ )]
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by raindropsonroses | 2006-01-08 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(26)

ソメちゃんの青春。

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拝啓

Tさん、新年は如何お過ごしですか?
今年は随分とゆっくりの正月休みみたいで何よりです。
僕は例年の如く薔薇と格闘していますが……。

さて、今日は去年、天国に行っちゃった染香の事を書こうと思います。
染香との馴れ初めはですね……あれはまだ前の会社にいた時の事。
今のマンションに引っ越して来たばかりの僕は、
漠然と猫を飼いたいなぁと思っていたんです。
それまでは、ペット禁止のところにいましたから晴れて飼える訳です。

多分、猫を飼いたいと、何人かの同僚に話していたんでしょう。
ある日、ランチのあと、自分のデスクで仮眠をとっていると
トントンと肩を叩く人……折角休んでいるのに……と、
振り向いてみると、そこには一度も話した事がない女性が立っていました。
「ブノワ。さん猫が飼いたいんですって?」と、単刀直入に一言(笑)
「えっ、どうして知ってるの?」と、僕。
「◯◯さんに聞いたの……今ウチに一匹いるんだけど写真見てくれない?」

僕は、写真を見ちゃうと絶対に貰う事になっちゃうから躊躇したんです。
実は、猫を飼うならアビシニアン!って密かに決めていましたから(笑)
結局、写真を見る事になり、まんまと貰う事になっちゃった訳です(笑)

漸く暖かくなって来た4月12日、染ちゃんはウチにやって来ました。
まだ一歳になるかならないかの仔猫で、耳が物凄く大きいなぁと言うのが第一印象。
ケージから出すと、だぁ〜ッて部屋の片隅に走って行き
スグに僕のところに戻って来て膝の上に乗ったんですよ。

僕は最初から染香と言う名前にしようと思っていましたが、
どうやら貰われて来る前は「ちび」と呼ばれていたそうです。
同僚の女性の家に染香こと「ちび」がやって来るキッカケは、
同僚のお姉さんが、家でも猫を何匹か飼い、庭にやって来る外猫にも
エサをあげていたそうなんです。その猫の名前が「ちび」。
この「ちび」は、染香の事ではなく、他の野良猫に「ちび」と名付け
毎日〜エサをあげて可愛がっていたらしいです。
ところがある日、エサを用意して「ちび!」と呼ぶと、
垣根の向うから「にゃぁ!」と、一声、染香が出て来たそうなんです(笑)
そのままお姉さんの家に居着いた染香。結局、お姉さんの家は
それ以上の猫は飼えないと言う事で、妹の家に預けられ、
その後、ウチにやって来たと言う訳です。本当に人懐っこい染香。
他の野良猫のために用意されたエサを「にゃぁ!」と言って食べに来なければ、
僕との縁もなかった訳です。縁とは奇なるもの……本当に!

写真はお女郎の身請け宜しく積み上げられた布団の上に陣取る染香。
後ろの方に金色の目の朝子の姿が見えます。当時は付かず離れず
微妙な関係の二人でした……。


敬具

2006年1月2日


ブノワ。


[Someka/染香 (1996~2005)]
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by raindropsonroses | 2006-01-02 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(14)

新しい年にふさわしい薔薇。

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皆さまへ。

チョッとドンヨリの年明けになりましたが、
2006年の元旦、いかがお過ごしでしょうか。

年は変わりましたが、僕は年末から始めた薔薇の手入れの続きです。
友人には、「本当、大変なんですよ……」と、愚痴を言いますが、
なかなかどうして、結構、毎日、楽しく作業をしています。
しかし、既に全身打撲のような状態で肩も腰もバッリバリ!
指は剪定鋏を使うため腫れちゃって箸も思うように持てません。
朝9時から夕方の4時頃まで休みなく!終わった後は熱い風呂にドブンです!
春の薔薇の素晴しい事を思えばこれくらい何のその。
それに、冬の剪定は僕が大好きな作業の一つでもありますから。

今年は、思う所あって年賀状は遠慮しました。
皆さん、ご存知の通り、去年の4月に染香が天国に旅立ちましたから……。
写真は6月、パリ郊外のライ・レ・ローズで撮影した一枚です。
アーチに仕立ててありますが、何とも自然な感じになっていて好感が持てます。
手前の明るいピンクの薔薇は「New Dawn」です。
2006年の新しい幕開けにふさわしい薔薇、New Dawn = 新しい夜明け。

今年一年、皆さまにおかれましては素晴しい年になりますように。
拙いブログですが、今年も一つヨロシクお願い致します。


草々

2006年1月1日


ブノワ。


[New Dawn (Cl) Dreer. 1930]
[LA ROSERAIE DU VAL-DE-MARNE/L'Hay les Rose]
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by raindropsonroses | 2006-01-01 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(24)