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匂いのいい花束。ANNEXE。

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いざ鎌倉へ。

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拝啓

Mさん、その後如何お過ごしですか?
先日はご丁寧なお手紙をありがとうございました。
本当、残念でしたが仕方ありません。鎌倉は東京からスグですし、
美味しい店も沢山あります。また何かの機会にご一緒しましょうね。

さて、今回の鎌倉は、ひょんな事から知り合いになった
トスカーナ在住のCHIEさんの古道具展を見るのが目的でした。
「GARAGE」と言うスペースを借りて、イタリアはトスカーナ地方の
古道具を展示してたんです。僕、アンティークや古道具には目がありませんから(笑)
期待に胸をときめかせて電車の中でスキップしながら行って来ました。
小さなスペースでしたが、趣味のいい古道具やリネン、アンティークの釦
食器なとが所狭しと並べられていてもうウットリ、ため息百回でした。
ブリキのバケツや如雨露、元々はビールか何かが入っていたであろうビン、
もう目移りバンバンで困っちゃっいました(笑)それから、ディスプレイが素晴しくて
それぞれが、まるでズぅ〜ッとそこに存在していたかのような自然な感じ。
どこを見ても絵になっているんです。料理がお上手なCHIEさんです、
1枚目の写真なんか、今にも熱々のパスタが出て来そうでしょう?
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ご存知のように、最近はウチの中が物で溢れていて困り果てているので、
散々迷った挙句に、結局、買い求めたのは、友人にプレゼントする物2点と、
自分用には痺れるほど素晴しい真鍮で出来たティー・スプーンを5つ。
実は僕、何年も前から金色のスプーンを探していたんですよ。
ほら、お客さん用に出すコーヒー・カップやティー・カップの口には
欠けにくくする意味でも、ぐるりと金彩で化粧してあるものが多いでしょう?
どんなに高価な物でもシルバーのスプーンだと微妙に合わないんですね。
いつもお客さんにお出しする時にそう思っていました。
かと言って、ゴールドのスプーンは金ピカ過ぎて成金趣味だし、
小さいサイズが殆ど。紅茶用はあまりなく珈琲用しか見掛けません。
第一、本物の金は値段が高くてダメじゃないですか。メッキでも高い!
もう、久しぶりにいい買い物が出来て興奮しちゃいました。

初めてお目に掛かるCHIEさんご夫妻も非常に素敵なカップルでしたよ。
愛くるしいCHIEさんとハンサムな旦那さま。お2人とも感じが良くてビックリ。
イタリアのトスカーナと日本、遠く離れているのに、
こうしてブログを通して知り合う偶然って面白いですね。

さらに、鎌倉は最近知り合いになった友人と2人で行って来たんですよ。
友人はこの猛暑の中、涼しげな着物で待ち合わせ場所に現われました。
決して言いませんが、本人は随分暑かったハズです。着物は勿論ですが、
足袋や日傘、キチンと着こなす着物は見た目に涼しげですね。
お陰さまで、僕はスッカリ目の保養をさせて貰っちゃいました。
友人も何やら戦理品をゲット。矢張り女性は布ものに弱い?(笑)
二人していい買物が出来、意気揚揚とついつい時間を忘れて
カフェで長話ししてしまいました。本当に有意義な日曜日、買い物に満足、
人との出会いに大満足な一日を過ごす事が出来ました。

今日の写真はご一緒出来なかったMさんのために特別にプレゼント(笑)
どうです、古道具好きのMさんには垂涎の品々でしょう?
僕のスプーンは1番目の写真の右上にチョッと写っている奴です。
また同じような機会もあるでしょう。CHIEさんには是非、次回もと伝えて来ました。
その時は是非、是非、ご一緒に!美味しい店も紹介しますよ。


敬具

2006年8月23日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-08-23 00:00 | 旅の栞。 | Comments(24)

リベンジなる……香、満ちました!

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拝啓

Oさん、長かった梅雨も明け、夏らしい陽気が続いています。
Oさんは早々と7月上旬にご主人と2人でバカンスを取っちゃっいましたからね、
他のスタッフが続々バカンスをとる今頃、ドンヨリしているんじゃありませんか?(笑)
さて、僕はいたって元気です。夏バテなんてしないんです。
たまには夏バテでもして痩せるといいのですけど(笑)

そうそう、この前、もう先月の事になりますが、香道の稽古でした。
凄かったんですよ、今回は何と3回も稽古して戴いちゃいました。
僕と友人が稽古場に伺った時、既にお手前が始まっていて、
後から到着した3人は傾れ込むように着席、矢張り、息も上がり気もそぞろ、
心此処にあらずではダメですね。初めて全滅、一つも当たりませんでした。
大体、この当たらないって言う言葉がイヤですね。
ビンゴや宝くじじゃないんだから、キチンと匂いを聴き分け、
何の香木か理解した上で優雅にさらさらと答えを書きたいものです。
この時に先生が用意して下さったのが「紫陽花香」。

  あじさいの 八重咲くことと八つ代にと 座せわか背子 みつつ思はむ

この歌から先生がお選びになった3つの言葉は……。
先ず、「紫陽花」(蛮)、「わが背子」(伽羅)、「みつつ思わむ」(真那伽)。
試み香で「紫陽花」と「わが背子」を聴き、
本香では、その2つの香木を含む3つの香木を聴きます。
一つだけ試み香で聴いていないものが出て来たら、
それが「みつつ思わむ」(真那伽)になると言う訳です。
汗も引かぬ間の出来事、あまりにも慌ただしかったので、
続いて、もう一度、同じ香木を使ってお稽古でした。
これは幾らなんでも、ボンヤリの僕でも当たりますね(笑)

続いて、折角だからと言う事で、先生が用意して下さったのが「星合香」。
そう、先月は七夕でしたからね!これは最初の2回と違い、
可成り難易度の高い稽古となりました。

  恋こひて あふ夜はこよい天の川 きりたちわた里 あけすもあらなむ (古今集)

この詠まれた歌から選ばれた言葉は、「牽牛」と「織女」、
「仇星一」と「仇星二」の4つです。
試み香で「牽牛」(蛮)と「織女」(伽羅)を聴きます。
本香は全部で5回、試み香の2つを含む5つの匂いを聴き分けます。
さて、その試み香で聴いた2つはいいでしょう、
非常に個性的ですし、同じ匂いが出てくれば分かりますからね。
それでは、残りの3つをどうやって聴き分けるか。
「仇星一」が同じ香木で2回、回って来るのです。
試み香で聴いた2つを除く3つの匂いの内、2つが同じと言う訳です。
その2つの「仇星一」に使われたのが、非常に有名な「白檀」の香木。
Oさんも白檀の扇子を持っていませんでしたっけ。あれです、あの匂い。
従って、試み香の2つが分かっていますから、残る「白檀」2つが「仇星一」、
最後に残った初めて聴く香木が「仇星二」と言う事になります。

さてさて、結果ですが、これが見事に当たったのですよ!
当たったと言うより分かったと言った方が正しいですね(オッホン!)
しかも、見事当てたのは僕一人!どうです、そろそろ実力発揮?
下手な鉄砲数撃ちゃ当たる?(笑)まぁ、なんでもいいです。
稽古後に先生が作って下さった美味しい夕食が
さらに美味しくなったのは言うまでもありません(笑)酒が美味しい事と来たら!
まるで、皆さん僕の事を祝福して下さっているよう(笑)

所で、前回、前々回と新しい稽古仲間が2人増えました。
2人とも僕よりはズゥ〜と若くてインテリです。年寄じみた事を言うようですが、
今時の若い人にしては礼節をわきまえた紳士と見受けました。
とにかく、ビックリするのは2人とも大層熱心なこと。
僕みたいにいい加減な気持ちじゃありません。ちゃんと予習はしてくるし
稽古中もキチンとメモを取ったり、分からない事があると先生に質問したり。
僕も決して遊びで稽古に伺っている訳ではないけれど、
既にお弟子としての心構えの差が歴然っていう感じ(笑)
そんな調子ですからアッと言う間に上達して行くんでしょうね。
先生も出来のいい弟子が出来て喜んでいらっしゃるんじゃないかしら?
最初から一緒に習っているK君は出来がいいけれど、Tさんや僕はヒドイものね(笑)
所で、僕のような年令になるとなかなか新しい友人が出来ません。
何だか……そう、全てに対して面倒臭くなっちゃうんですよ。
でも、この新しい仲間とは気も合うし、いい友達になれそうです。

今日の写真はパリ郊外にあるマルメゾン宮にある天球儀。
確かネーム・プレートにはナポレオン三世が使ったとか……チョッと怪しいです。
正面は「天秤座・Libra」ですが、織り姫さまは「琴座・ヴェガ」
牽牛は「わし座・アルタイル」です。チョッピリ違うけれどそこはご愛嬌。
今も昔も、人々は天空の星空を眺めては物思いに耽ったのでしょうね……。


敬具

2006年8月10日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-08-10 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(18)

一年を顧みて……。

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皆さんへ。

梅雨明けと同時に晴天が続いていましたが、
何やら台風が3つも来ているとか……今朝は久し振りに大雨の東京。
埃っぽかったバルコニーも雨に洗われてサッパリするでしょう。

さて、早いものでブログを初めてアッと言う間の一年間。
ブログをやっていく上で僕なりに幾つかの決め事をしてやって来ました。
詰まらない事かもしれないけど、一番最初に決めておかないと
支離滅裂、取り留めのないブログになってしまいますから。
幾ら、ブログは個人の記録でしかないとは言え、
そこにある種のスタイルが欲しいと思った訳です。
幾つかの決め事、その中の一つが「毎日更新」でした。
書きたい事がある時、気が向いた時に書くのでは、
段々、間隔が開いてしまい、絶対に続かなくなる事は必至(笑)
僕は自分の性格は良く知っていますからね。それならば曜日を決めて書くか?
何れにせよ段々書かなくなるのは目に見えています。
そんな訳で毎日更新を自分に課した訳ですが、
これが思ったよりも楽ちんで、毎日〜楽しんで更新する事が出来ました。
大変だと思ったり、イヤだと思った事は一度もなく、
毎日更新したのに、お陰さまでまだまだ書きたい事は山程あります。
もう一つ、ラッキーだったのは、撮りためた写真が豊富にあった事。
自在に写真を選べる……これも毎日更新の助けになったように思います。

ブログをやってみて一番楽しかったのは、思いもかけない人との出会いでしょうか。
長年、まるで目の敵のようにPCを避けて生きて来た僕がこんな事になるとは(笑)
連日、沢山戴くコメント通して様々な出会いがありました。
確信を持って書いた記事への思いもかけない反応も嬉しかったけど、
一つ確信したのは、真面目にやっていれば素晴らしい事があると言う事。
世の中にはネット上の犯罪に巻き込まれたりする人もいますが、
それは矢張り、それなりの原因が本人にある事は明白です。
僕の場合、イヤな思いをした事は一度もありません。
縁があって、実際にお目に掛かってみた人も何人かいます。
皆さん、本当にいい人ばかり。コメントのやりとりを通して感じられる人柄そのまま。
中には、生涯の友人になるであろうと思われる人も何人かいましたし、
本当に、PC大嫌い人間の僕にとって青天の霹靂的に有意義な一年間でした。

それから、もう一つ気付いたのは、ブログを始める前からの友人達のこと。
仲が良ければ良いほどこのブログを読んでいません(笑)
親友度が高いと思っていた人ほどブログを読んでくれていません。
コメントをくれないどころか全く読んでいない(笑)
こらこら、そこの君だよ!って読んでいないんでしたっけ……。

まぁいいです。一応、一年間の一区切りが付きましたから
気分的にはホッと一息、何となく惚けていますが、
徐々にペースを取り戻して行きたいと思っています。
今年はどんな出会いがあるでしょうか……何事も自然体が一番、
ネット上のマナーを守り、誠実に、そして、真面目にやっていれば
これからも素敵な事が沢山あることでしょう。
2年目の始めに新たなる誓いと確信を持って……。


敬具

2006年8月9日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-08-09 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(36)

感謝の気持ちで一杯です。

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皆さまへ。

真夏の暑い盛り、皆さまにおかれましては如何お過ごしでいらっしゃいますか。
厳しい真夏日の連続に薔薇も猫も僕もすっかりグロッキーです。

さて、いつもお世話になっているこのブログですが、
有り難いことに今日で丸一年経ちました(2005年8月8日スタート)
連日〜温かい心の籠もったコメントを沢山戴き感謝の気持ちで一杯です。
皆さんとの楽しいコメントのやりとりのお陰で、毎日更新と言う、
面倒臭がりでズボラなこの僕にしては快挙(笑)を成し遂げる事が出来ました。
有難いのは、ブログを初めてこの方、コメントを戴かなかった日は一日もないこと。
本当にありがとうございました。何とお礼を言っていいか分かりません。

所で、不思議なのは、一年は365日、365記事のハズが、
なぜか367記事ある事(笑)決してウッカリ一日2記事書いた訳ではありません。
友人からは、「君はお喋りだからブログも書き過ぎ!」とも言われます(笑)
明日から始まる2年目に向けて、先ずは、自分が書きたい事を
無理せず楽しく書く、そして、悪口は書かない(←本当?)
読んで下さる皆さんが退屈しないようなブログになればなぁと思っています。
でも、決して力まず肩肘張らず気楽に続けて行きたいと思います。
今までの決まり事はそのまま、日曜日は猫の日、その外は薔薇の事、
旅の想い出、映画の紹介、時事ネタなしで綴って行きたいと思っています。
2年目からは毎日更新が出来るかどうかは分かりませんが、
今まで以上の御贔屓&沢山のコメントをお願い致しますね。

  宛先は世界のどこか、受取人は架空の誰か、消印は……。
  368通目の ” 匂いのいい花束。” をあなたに。

まだまだ暑い日が続きます。皆さまもご自愛ください。
皆さんの丸一年のご親切に感謝を込めて……。


2006年8月7日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-08-07 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(72)

猫を捨てる。

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拝啓

梅雨明けと同時に暑いけれど素晴しい天気が続いています。
Eさん、スッカリご無沙汰していますがお変わりありませんか。
僕は、この所チョッと忙しくしていまして、
お陰さまで、暑い事を忘れるくらいです。家から一歩も出られませんからね(笑)

さて、きんがウチにやって来てから3週間チョッと経ちました。
大きな漬物石を池にドッボォ〜んと投げ込んだかのような波紋がありまして(笑)
それぞれの猫の立場、気持ちに微妙な変化が現れて来ています。
朝子は比較的マイペース。この子はいつも新しい猫には無関心です。
無関心って言うと語弊があるけれど、非常に穏やかな猫なので
自分から他の猫とぶつかるって言う事がありません。
お園は大変で(笑)連れて来た日から3日間は姿をくらませていました。
食事やトイレの事もありますから、僕はなるべく姿を見せないようにし
きんも一番奥の部屋に隔離して様子見。お園は夜中に行動していたみたいです。
小芳も複雑でしょう。今までお園に襲われると逃げ込んでいた奥の部屋、
隠れ家を取り上げられてしまったんですからね。
でも、ここ1週間、ようやく慣れて来て放って置いても大丈夫になりました。
きんの隔離のために、一番奥の部屋を使いますから、今までみたいに
一番奥の部屋の押し入れに逃げ隠れする事も出来なくなりました。
小芳が唯一安心して休める場所、押し入れの中……。
代わりに、PCを置いてある部屋の押し入れを開放です。

可哀想……そう、3匹には可哀想だけれど我慢して貰いましょう。
その内慣れるハズですし、きんと出会ったのは何かの縁ですからね。
やっぱり、一度触れてしまうとなかなかねぇ……。

それにしても不思議なのは平然と猫や他の動物を捨てる人がいるって言う事。
今日の写真の小芳は、保護され、ウチに来てからスグの頃の一枚です。
なんて言う心細い顔をしているんでしょう……この顔を見て捨てられますか?
今まで飼っていたのに、ある日突然、自分の都合で外に放り出せますか?
引っ越しや何かで飼えなくなる人もいるでしょう……だからってポイしちゃう?
仔猫をビニール袋に入れて捨てる人もいるんですってね!
そうまでしなくても他に幾らでも方法はあるでしょうに……。
世の中には捨て猫や野良猫の保護を一生懸命している人がいます。
可哀想な子達のために全力を尽くしている病院もあります。
その反対側に小さな命を粗末にしている人達がいる。

ウチの子達は代々捨て猫でした。
1番最初の猫、染香は、僕の同僚のお姉さんの庭に何処からともなく現れた猫。
2番目の朝子は冬の寒い日に有楽町の駐車場で僕が自分で保護。
3番目のお園は、保護した母猫が1匹ずつ仔猫をくわえて連れて来た中の1匹。
4番目の小芳は私鉄の駅のそばの自動販売機の裏に捨てられていた子。
5番目のきんはお世話にになっている動物病院の隣に捨てられていました。

僕は動物が大好きです。猫に限らず、動物は皆可愛いです。
今でも、行く行くはアビシニアンを飼ってみたい……これが僕の夢。
でも、ペットショップにいる子達は何れ優しい飼い主が現れるでしょう。
この子達みたいに捨てられた猫はそうは行かないのですからね。
とは言うものの、ウチも動物園じゃありません。何匹も飼う訳には行かないけれど、
ウチにお迎えした以上は精一杯の愛情を注ぎ、贅沢はさせられないけど
健康に気を配った食事と温かい寝床、十分に運動出来る場所を与えてあげたい。
猫にも相性がありますから、気の弱い猫はストレスも溜るでしょう
でも、それを補って余りあるほどの愛情を注ぐ……それしか出来ません。
きっと、猫達も満足してくれているハズです。

増やさないために避妊&去勢をする。それを人間の勝手、傲慢と言う人もいます。
これは聞いた話しですが、普通に生ませて、貰い手が見付からない時には
水に沈めて殺してしまう人もいるそう(ある外国のある街のある人の話し……)
どの方法が一番なのか、どうやったらペットが一番幸せに生きられるのか……。
自分の私利私欲のためにお腹を痛めた子供を殺める人もいます。
人間の欲望の前には小さな命なんてゴミクズみたいなものなのでしょう。
でも、親とは子供のためには身を挺して守るものじゃないでしょうか。
自分の命と引き換えに子供を守る……僕にとっては猫も子供と一緒です。
この広い世界で縁あって巡り会ったんですもの、
何があっても決して手放さないし、最後まで一緒にいたいと思うのです。

今度時間を作ってきんを触りに来て下さい。
とても人懐っこい猫で可愛らしいですよ。


敬具

2006年8月6日


ブノワ。


[染香・Someka (1997~2005) Domestic Short Hair,
    Brown Mackeral Tabby and White]
[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]
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by raindropsonroses | 2006-08-06 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(26)

イングリッシュ・ローズの魅力と功績。

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拝啓

Mさま、その後お変わりありませんか。
梅雨も明け、暑いけれど夏らしい天気が続いています。
夏が苦手なMさんの事、可成りグロッキーなのでは?(笑)
しかし、梅雨明けと同時に秋の気配なのでしょうか、
我家のバルコニーにはトンボが乱舞しています……。

さて、Mさんはそろそろ薔薇の株を一休めしている事と思います。
思い返せば今年は例年に増して花の数が多かったですね。
この暑い時期、いつもはパッタリと途絶える薔薇も、
少し小さめとは言え、美しい花を沢山付け続けています。
中でも、成績がいいのはディヴィド・オースチン作出のイングリッシュ・ローズ。
それも近年に作出された物の成績が抜群にいいようです。

たまに真面目に考えちゃう事があるんですが、
もしも、もしもですよ、この世にイングリッシュ・ローズが存在しなかったら
薔薇の世界はどうなっていたでしょう。Mさんはどうなっていたと思いますか?
多分、ここまで薔薇のブームにはならなかったでしょうし、
僕自身もここまで薔薇に熱中していたかは自信がありません。
最近ではオールド・ローズの魅力が再認識されましたが、
それもイングリッシュ・ローズが存在してこその事ではないでしょうか。
世界的にはモダン・シュラブに分類されるイングリッシュ・ローズは、
花の性質的にはオールド・ローズとモダン・ローズの中間に位置するのでしょう。
元々、イングリッシュ・ローズとは、オールド・ローズの花の形と匂いに、
モダン・ローズの繰り返し咲き性と多彩な花色を取り入れようと作られた薔薇です。
一番の功績は、その新しい薔薇の一群に黄色い花を沢山作出した事。
これらの花の形で黄色いオールド・ローズは殆どありませんからね。
それに加え、その黄色い花のシリーズが素晴らしいと来ています。
他の色の薔薇に混ざり、庭や薔薇園、庭園にもたらす効果は絶大です。

ウチにもイングリッシュ・ローズの黄色が数種類あります。
「Jude the Obscure」「Charlotte」「Golden Celebration」
「The Pilgrim」「Charles Darwin」「Graham Thomas」
「Mary Webb」「Pegasus」「St-Alban」「Jayne Austin」……。
ざっと数えただけでこれだけあります。どの花も繰り返し咲き性に優れ強烈な匂い。
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先ず1番最初の写真、僕が驚いたのは「Jude the Obscure」の匂い。
蜂蜜に砂糖とレモンを漬けたような素晴らしくも強烈な匂いは、
僕が今まで経験した薔薇の匂いの中でも最高の匂いの一つです。
クリームのように滑らかでしっかりとした花弁質、最後まで決して反り返る事無く
綺麗にカップ咲きのまま終わります。樹勢も旺盛そのもの。
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2番目の写真は、今年、遅めの春にお迎えした「Charlotte」。
少し心配しましたが、見事に沢山の花を付けて楽しませてくれました。
2番花も沢山花をつけました。その数も半端じゃありません。
花の形で言えば、少し前の典型的なイングリッシュ・ローズの形。
だからと言って、それが少しもネックにならないほど愛らしい薔薇です。
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3番目の写真は、ウチお迎えして相当経つ「Golden Celebration」。
この卵黄色!豊かに波打つ花弁はタップリと中心部を包み込むよう。
そして、全ての薔薇好きの期待を決して裏切らない強烈な匂い。
紅茶を思わせる強烈な匂いがやがては白ワインを思わせる芳醇な匂いに変化。
黄色のイングリッシュ・ローズの一つのピークをなす薔薇ですね。
この薔薇の後ろに、最近の素晴しいイングリッシュ・ローズが繋がっています。
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4番目の写真は、日本橋三越屋上の「チェルシー・ガーデン」で購入。
ツルとしても扱える「The Pilgrim」です。屋上庭園に2本植えてあったんですが
他の品種も植えたいと言う理由で掘り上げられた物を譲って貰いました。
そんな訳で、最初から非常に大きな株で、花付きのいい年には
花の重さで枝が大きく枝垂れるほどビッシリと花が付きます。
匂いは強烈な紅茶(ティー)の匂い。花は開ききるとフラットになります。
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5番目の薔薇は、新しい時代のイングリッシュ・ローズを象徴する
「Charles Darwin」。一番の特徴はこの色でしょうか。
少しくすんだグレーがかったマスタード・イエローは唯一無二。
イングリッシュ・ローズに限らず、他の種類の薔薇にも類を見ません。
最後まで絶対にカップの形が崩れないのも非常に優れた点です。
匂いは強烈、紅茶、それも良質のダージリンの茶葉を思わせる匂い。
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6番目の写真は銘花中の銘花、「Graham Thomas」です。
ウチはそれほど大きくないんですが、かなり旺盛な伸長力を持つ薔薇。
花弁数は現在のイングリッシュ・ローズからするとやや少なめですが、
何と言っても、銘花「Mary Rose」と共に
現在のイングリッシュ・ローズの人気を決定付けた薔薇、
紅茶(ティー)の匂いも清々しい圧倒的な人気を誇る一本です。
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7番目の写真は、探しに探した「Mary Webb」。前に買った薔薇の本、
アメリカで出版された「100 English Roses for The American Garden」、
この本で見て以来一目惚れ。注文後、長年待って手に入れました。
かの、 ターシャ・テューダーの庭にも植えられている由緒正しき薔薇
赤味の少ない黄色はスグに退色してオフホワイトになります。
幹には殆ど棘がなく、真っ直ぐ直立型の育てやすい品種。
匂いはフルーツ……少しレモンがかった紅茶(ティー)の匂いがします。
既にカタログからは消え、知る人も少ないですが、
僕が最も好きなイングリッシュ・ローズの中の一本です。
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8番目の写真は、最近ようやく良さが分かって来た「Pegasus」。
デヴィッド・オースチンの苗に付いているタグの写真とは全然違います。
花色がもう少しアプリコット・イエローになり、葉が非常に明るめ。
匂いはそれほど強くないけれど心地よく、枝には殆ど棘がありません。
病気にとても強く育てやすい品種。ただ、春先以降全く伸びないのはなぜ?(笑)
これも既にカタログに載る事は少なくなって来ました。
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9番目の写真は、イングリッシュ・ローズの中でも最も最近の部類の黄色、
「St-Alban」です。申訳ないけれど、最も納得が行かない薔薇の一本。
どのカタログの写真を見ても、ウチの「St-Alban」とは全く違います。
先ず、花形と色、どちらもどの説明書きとも全く違います(笑)
カタログの写真が間違っているのではないかと思うくらいの差、
咲いた薔薇を見て、ネームプレートを確認しないと種類が分からないほど。
もしかして違う苗かも……でも、他に該当する薔薇はないのです。
匂いは中くらいの紅茶(ティー)の匂い。この花色にピッタリの匂い。
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10番目の写真は、既に薔薇の殿堂入りの感がある「Jayne Austin」
今日の手紙の1番最初の花の中心のアップに見られるように、
しっかりとしたカップに中に刻み込むような小さな花弁がギッシリ詰まリ、
中心には必ずと言っていいほどボタン・アイが覗きます。
花の外側が白っぽくなり、中心は目も醒めんばかりのアプリコット色。
樹形は直立性、非常に強健で育てやすく、強烈な紅茶(ティー)の匂い。
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11番目の写真は、オマケの一枚。
黄色ではありませんが、カッパー(銅色)が美しい「Pat Austin」。
この「Pat Austin」が作出された時にディヴィッド・オースチンが言った言葉、
「新しいイングリッシュ・ローズの時代の始まりの色」。
その新しい時代の薔薇の子孫がここに来て数々の素晴らしい成果を出して来ました。
これは僕の勝手な想像なんですが、この薔薇の血を引いた新種、
今年秋に日本で発売されるシリーズの「Lady Emma Hamilton」と
「Summer Song」、さらに、来年、日本発売の素晴らしくも
夢のような薔薇の数々に何らかの影響を与えているハズです。
100年200年の長い単位で考える時、イングリッシュ・ローズが
薔薇の歴史に与えた影響は計り知れない物があります。
さらに進化していくイングリッシュ・ローズから目が離せませんね。


敬具

2006年8月5日


ブノワ。


[Jude the Obscure (ER) Austin, 1995]
[Charlotte (ER) Austin, 1993]
[Golden Celebration (ER) Austin, 1992]
[The Pilgrim (ER) Austin, 1991]
[Charles Darwin (ER) Austin, 2003]
[Graham Thomas (ER) Austin, 1983]
[Mary Webb (ER) Austin, 1984]
[Pegasus (ER) Austin, 1995]
[St-Alban (ER) Austin, 2003]
[Jayne Austin (ER) Austin, 1990]
[Pat Austin (ER) Austin, 1995]
[Lady Emma Hamilton (ER) Austin, 2005]
[Summer Song (ER) Austin, 2005]
[David Austin Roses/David Austin (1926~ )]
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by raindropsonroses | 2006-08-05 00:00 | 薔薇の名前。 | Comments(18)

何が見えますか?

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拝啓

早いですねぇ、今年ももう8月になってしまいました。
Yさん、あれからどのようにお過ごしですか?
もうスグ夏休みの旅行でしたよね。今年は御家族でパリとか。
時間があったら絵葉書下さいね。約束ですからね。

さて、夏のパリは本当に素敵ですよね。
何でも僕は異常気象の男らしく(笑)初めて行った夏のパリ(8月)は
何十年ぶりかの猛暑……と、言っても日本から行った僕は
長袖のシャツ一枚で快適そのものだったけれど。
その後、訪れた冬は連日、最高気温−6度の極寒のパリ(笑)
確かにこの時は随分と寒さが厳しいなぁと思いました。
最近、行くのはすっかり春と秋になってしましましたが、
真夏に撮ったパリの写真で一番印象に残っている写真が今日の一枚。
これはオルセー美術館を観た後、プラリプラリと散歩がてら訪れた剥製専門店。
ここ「Deyrolle」は非常に有名ですが、ワシントン条約が厳しくなった昨今、
また、大きな剥製を置ける屋敷の減少などの理由で、
販売と言うよりは、レンタルの業務が主流になって来ているとか。
この時はここを訪れる事が旅の目的の一つになっていました。
実は僕、剥製って好きなんですよ(笑)何でしょうね、理由はよく分かりませんが、
多分、一生行けないであろうアフリカの悠久の大地とかを連想するからでしょうか。
非常に良く出来た剥製を間近に見るのは本当に楽しかったです。
一階の入り口を入り、大きな階段を登ると、いるいる、
ライオン、クマ、シマウマ、ダチョウ、水牛 ありとあらゆる動物が
所狭しと身体を休めています。当然、店内に漂うホルマリンの匂い。
それがこれらの動物の命が既にないことを示しています。
奥の昆虫標本の部屋に続く広間の縦半分が作業場になっていて、
眼鏡のムッシュが一人で黙々と作業していました。
第二の生を与えられている最中だったのはイタチか何かの小動物でした。
本当は鴨か何かの水鳥の剥製が欲しかったけど、以外に大きいんですよね。
それに、空港の手続きやトラブルを考えると手が出ませんでした(笑)

写真は 通りに面した窓から外を眺めるラマ。
こうして虫干しを兼ねたディスプレーの遊び心の妙は
日本人には絶対に真似できない感覚。結局、買い物は出来なかったけど、
一時間近く店内を見て歩き、非常に面白い経験となりました。
このラマの目には一体何が映っているんでしょうね
あれこれ考えていると一緒にアンデスの高地にタイムスリップしたような気分。
残念ながら今年も夏のパリには行かれませんでしたが、
機会があったらいつかまた、訪れてみたいものです。


敬具

2006年8月1日


ブノワ。


[Deyrolle/46, rue du Bac, 75007 Paris/01 42 22 30 07]
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by raindropsonroses | 2006-08-01 00:00 | 旅の栞。 | Comments(19)