匂いのいい花束。ANNEXE。

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素晴しい一年になりますように。

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皆さまへ。

早いもので今年も12月31日、大晦日がやってまいりました。
最近つくづく思うのですが一年が経つのが本当に早い!
「三十路過ぎ 瞬きする間の 流年かな」……この前、年明けしたばかりだと言うのに……。

今年は公私ともに色々なことがありました……いい事も悪い事も……。
その度に一緒に泣き笑い、喜び悲しんでくれた大好きな友人達に感謝です。
新しく知り合いになった素敵な人々、残念ながら疎遠になってしまった人々……。
それもまた人生でしょうか……寂しさも自分の中で上手に整理出来るようになりました。
少しは大人になったのか、はたまた、年を取って諦めやすくなったのか(笑)
来年はどんな素敵な出会いがあるでしょうか。それにはもっと自分を磨かねばいけませんね。

このブログも2回目の年越しを迎えます。連日の巻き紙的な長文&暴言(笑)
偏り気取った内容にも関わらず、いつも読んで下さってありがとうございます。
何よりも驚いているのはこの僕です。自他ともに認める熱しやすく冷めやすい性格。
飽きっぽさと楽な方にスグ流れて行く性格は天下一品です。
水は低い方、低い方へ。僕は楽な方、楽な方へと流れて行きます。
友人は「薔薇は良くて3年、ブログは一年続くかどうか」……そう噂していたそうです。
所がどっこい、薔薇は13年目、ブログは18ヶ月目に突入です。
どうだ、それ見た事か!僕の負けず嫌いの性格をお忘れですかって(笑)

こうしてブログを始めたお陰でボンヤリした毎日にメリハリが、
そしていい意味で生活にリズムが出て来ました。
皆さんのコメントは辛い時は励みになり、また、嬉しい時は喜びがさらに倍増します。
ブログを通じて知り合ったお友達、実際にお目に掛かって仲良くなった人達。
あまり代り映えしないかもしれませんが、来年も一つヨロシクお願いいたします。

2007年が素晴らしい一年になりますように。また、皆さんにおかれましては
健康で幸多い一年になりますように心より願っています。


2006年12月31日


ブノワ。

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by raindropsonroses | 2006-12-31 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(47)

暫くは観なくてもいいかな……エイリアン×4。

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拝啓

今年も残すところ数日となって来ましたが、Yちゃん、お元気ですか。
お正月の支度は進んでいますか。僕はまったくです。この頃は正月も店が開いていますしね。
ただ、餃子だけは作ろうと思っているんですよ、例の薔薇の餃子ね(笑)
松が明けたら御飯でも食べに行きませんか。その頃なら街も落ち着いているでしょう。

さて、先週の土曜日、行って来ました久し振りのオールナイト!
最近はオールナイトで映画を上映する劇場がめっきり減りましたが、
僕がたまに行くのは池袋の新文芸座。ここの劇場は孤軍奮闘、頑張っていますね。
毎回、凝ったラインアップも魅力的だし若いスタッフの対応もいい。
今回、観たのは、何と「エイリアン」の4本立て!エイリアン・ナイトです(笑)
凄いでしょう。恐いものが全くダメなYさんには不可能なラインナップね。

「エイリアン」……僕は第一作が公開された時から全てキチンと劇場で観ています。
第1作目の「エイリアン」は衝撃でしたね。SF映画と言うよりホラー映画の金字塔!
あれは確か夏のテアトル東京(現ホテル西洋)でした。今のシネコンではなく、
まだまだシネラマの巨大スクリーンの大劇場が幅をきかせていた頃の事です。
何故かガラガラの劇場内、夏と言う事でクーラーがガンガンに効き
皮肉な事に、あたかも自分がノストロモ号の船員と共に大宇宙にいるような錯覚に落ち、
映画の進行と共に、恐怖のどん底に突き落とされた訳です(笑)
「エイリアン」の衝撃は今更ここに書く必要はありませんね。
(ただし、ディレクターズ・カットで追加挿入された映像は全く無意味)
SFを観に来た観客は、実はこの作品がSFの姿を借りたホラーだと言う事に気付きます。
エイリアン……大袈裟だけれど人類が創造した最も美しく非常な殺人マシーン。
H・R・ギガーの驚異の造型なくしてはこの映画は成り立たなかったけれど、
以降の3作に共通して言えるのは、監督を所謂、ヴィジュアル系の作家に任せた事が
成功した最大の要因でしょう。シリーズ物にも色々あるけれど、
同じ監督が全て撮った「ゴッド・ファーザー」、違う監督で纏めた「スター・ウォーズ」などがあります。
でも、手を替え品を替え、あの手この手、クローンにまでなって(笑)楽しませてくれたのは
「エイリアン」の他に類を見ませんね。4作品それぞれに面白く仕上っています。
「ゴッド・ファーザー」と「スター・ウォーズ」は第2作目が第1作目を上回った希有な存在だけれど、
「ゴッド・ファーザー」は見事に尻すぼみ、「スター・ウォーズ」に至っては
特に後半3部作の悲しくなるほどの体たらく、まるでマンガ(悪い意味で)みたいな
出来にはガッカリしたものです。そこへ行くと「エイリアン」はなかなか面白いです!
既に名をなしていた監督もいるけれど、殆ど新人同然の監督を器用し、
それぞれの監督の美点、特質を上手く引き出す事に成功しています。
改めてクレジットを見てみると、プロデューサーのウォルター・ヒルの力が大きいのかもしれません。

第1作目のリドリー・スコットは今や押しも押されぬ大監督。
「テルマ&ルイーズ」「ブレードランナー」「グラディエーター」など、
ここに来て巨匠の貫禄すら感じさせ、いよいよ油が乗って来た感じがします。
第2作目のジェームズ・キャメロンは言うまでもなく「タイタニック」ですね。
僕はこの映画は嫌いですが、アクション監督としての腕前は一流でしょう。
シリーズを通して主演のシガニーウィーバーをアカデミー賞にノミネートさせたのも彼の功績、
アクション映画の女優が主演賞にノミネートされたのは史上初めての快挙です。
第3作目のデヴィッド・フィンチャーは何と言っても「セブン」の衝撃ですね。
彼独特の、おどろおどろしい世界に引きずり込まれます。
第4作目のジャン・ピエール・ジュネはYちゃんも大好きな「アメリ」の監督です。
僕はどちらかと言うと「デリカテッセン」の方が好きなんだけれども、
第3作で死んだハズのリプリーを超アクロバットで生き返らせてのストーリー展開、
さすがに4作目ともなると食傷気味、エイリアンも全然怖くなって来るのはご愛嬌でしょうか。

今日の写真は、第1作と第2作に出て来た猫のジョーンズ……じゃなくて小芳。
茶トラはあちらでも大人気なのか、「ハリーとトント」に出て来る猫、トントも茶トラでしたね。
笑ったのは、矢張り呼ぶ時に「プスプスプスプス……」言うの(笑)
全作を通して、唯一、無事に生還出来た生命体は猫のジョーンズだけ。
リプリーもウィノナ・ライダーも結局は……エイリアンに鼻先でケージごとドツかれ、
リプリーに手荒くブン投げられても生き残ったのは猫のジョーンズだけ(笑)

およそ8時間の「エイリアン」尽くし(笑)さすがに暫くはいいかな……。
さすがにオールナイトも段々キツいお年頃になって来ました。
でも、実は来年早々に面白い企画があるのでYちゃんを誘おうかと思っていた所です。
どうですか、今度一緒に?オールナイトには行った事ないんでしょう?
お誘いメールしますから、是非、お付き合いの程を!


敬具

2006年12月27日


ブノワ。


[Alien : The Director's Cut/エイリアン (1979)]
[Ridley Scott (1937~ )]
[Aliens/エイリアン2 (1986)]
[James Cameron (1954~ )]
[Alien³/エイリアン3 (1992)]
[David Fincher (1962~ )]
[Alien : Resurrection/エイリアン4 (1997)]
[Jean-Pierre Jeunet (1953~ )]
[Sigoueney Weaver (1949~ )]
[H. R. Giger (1940~ )]
[Walter Hill (1942~ )]

[Godfather/ゴッドファーザー (1972)]
[Star Wars/スター・ウォーズ (1977)]
[Thelma & Louise/テルマ & ルイーズ (1991)]
[Blade Runner/ブレード・ランナー (1982)]
[Gladiator/グラディエーター (2000)]
[Titanic/タイタニック (1997)]
[Se7en/セブン (1995)]
[Delicatessen/デリカテッセン (1991)]
[Le Fabuleaux destin d'Amelie Poulain/アメリ (2001)]
[Harry & Tonto/ハリーとトント (1974)]
[Winona Ryder (1971~ )]
[池袋 新文芸座]

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by raindropsonroses | 2006-12-27 00:00 | 映画館へ行こう。 | Comments(17)

栄耀栄華……アルハンブラ宮殿。

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拝啓

Kさん、お元気ですか。旅先からの便り、本当にありがとうございました。
恋人と一緒で貴重な時間なのに申し訳ない思いで一杯です。

どうでしたか箱根は。まだまだ上の方は紅葉が綺麗だったでしょう?
紅葉狩りの人出は仕方ないです、箱根は一年中、いつ行っても物凄い人出です、
雪の新年に始まって、梅の早春、桜の4月、5月のツツジに6月の紫陽花、
菖蒲に牡丹、一年中美しい花が咲いていますしね。

Kさんは、どこにカメラを向けても観光客だらけで参ったってボヤイていましたが、
人ゴミを写さないで被写体の特徴を出す方法は幾らでもありますよ。
僕も人を写さずに写真を撮りたい方ですからね。今日、参考に同封したのは、
今回、初めて訪れたスペインはグラナダのアルハンブラ宮殿の写真です。
もう物凄い人出、30分間に200人の入場規制にもかかわらず
どこにカメラを向けても誰か写ってしまいます(笑)仕方ないですね、
皆さん思いは一緒なんですから。そんな訳で宮殿の中庭の池に焦点を持って行った一枚と、
次の一枚は2度目、夜10時からの夜間参観に撮った「二姉妹の間」の中央にある噴水の写真です。
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イスラムの象徴である庭の池。豊かに水をたたえ、それを皿の強調させるかのような噴水、
時の権力者は人々の羨望の的である贅沢品の水をふんだんに使って庭園を作りました。
宮殿の招かれた人々の驚き。まして、室内に噴水があるなどとは夢、
また夢の世界だったのでしょう。建物自体、また、グラナダと言えば誰しもが思い浮べる
室内のモザイク模様、天井の美しくも繊細な鍾乳洞様式の彫刻などは写っていないけれど、
よく目を凝らして見れば、水面に映る鍾乳洞様式の天上が見えるではありませんか。
天を見上げて溜め息一つ、地を見下ろして感嘆の声一つ……。
アルハンブラを語る上でのキーワードはまさに水です。何となく、そこはかとなくグラナダの、
アルハンブラの古の栄華、今は夢散した強者たちの夢を感じませんか。

何もダイレクトに被写体を撮るだけが能じゃありません。
間接的に写す事によって、さらに想像力を掻き立てられると言うものです。
あれは今から10年くらい前、初めてのパリ、クロード・モネのアトリエ兼住宅、
終の住処があるジヴェルニーまで足を延ばした。燦々と降り注ぐ太陽光線の中、
あまりにも有名な睡蓮の池と美しい庭園、数えきれない程の種類の美しい花々、
そして、それに負けない位、邸宅の中、庭に溢れる観光客の数(笑)
有名な太鼓橋には鈴なりの人だかり、仕方なくカメラを水面に向けて
思わずモネの視線と同じ写真が撮れたこともありました。

怪我の功名、まぁ僕は絶対にタダでは起きないって言うのもあるんですが(笑)
その時その時、臨機応変に対処すればいい写真は必ず撮れるハズ。そう信じています。
今度、二人でカメラを持って歩きたいですね。同じ被写体でも違う写真が撮れて面白いと思いますよ。
また連絡します、近々、旨い日本酒でも如何ですか?いい店があるんですよ!


敬具

2006年12月25日


ブノワ。


[Claude Monet (1840~1926)]

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by raindropsonroses | 2006-12-25 00:00 | 旅の栞。 | Comments(19)

ミステリー・ローズ……バーミューダ諸島の薔薇。

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拝啓

連日、寒い日が続きます。Bさん、その後お変わりありませんか。
先日は素晴らしい贈り物をありがとうございました。
何となくワンパターンな正月の食卓が華やかになります。本当にありがとう。

さて、早めの冬休みに入り、連日薔薇の手入れにいそしんでいます。
無闇にやっている訳ではありませんよ。ちゃんと天気予報を調べ、
お天堂さまと睨めっこです。だって、雨なんか降ろうものなら大変ですからね。
枝の剪定だけじゃなくて土の入れ替え、到着した苗の植え込み、
それから、まだまだ先ですが、全部終わった後にツル薔薇の誘引をしなければなりません。
これは土が濡れていたんじゃ困ってしまうんですよ。土を掘る時や捨てる時に一苦労だし、
水をタップリ吸った枝はピンと張り詰めてしまって曲がらなくなってしまいますから。
無理すると折れちゃいますしね。そんな訳で、水をギリギリあげないように
薔薇にダメージがない程度に計算しながら作業しないといけません。

そんな中、今シーズン最後の薔薇を切って玄関に飾りました。
名前を「Maitland White」と言い、バーミューダ諸島で発見された謎の薔薇です。
勿論、幾らバーミューダだからと言って、いきなり新種の薔薇が生えて来る訳もなく、
おそらくは、ヨーロッパからアメリカ大陸、そしてバーミューダ諸島に
渡った薔薇がいつのまにか名前を失ったか、若しくは、生態系に独特の進化を見せる
バーミューダ三角地帯のこと、枝変わりが出やすい薔薇の事ですから
オリジナルとは違った姿に変容したものかも知れません。
今から可成り前、ピーター・ビールズの薔薇の本「Roses」でこの事を知ってから
ズゥ〜っと欲しいと思っていた薔薇の中の一本です。
この薔薇が発見された Mr. Maitland の庭が名前の由来になっています。

ホワイトと名前にありますが、淡いピンクの中輪で数輪の房咲きになります。
清々しいティーの匂いがします。切った時に開いていたのは一輪だけ。
でも、水を吸って元気に全部花開きましたよ。
これはいつかお話した先輩が僕に託した薔薇の中の一本です。
元気な苗ですから来年も素晴らしい花を咲かせてくれると思います。
周りの物は、薔薇の後ろにアンティークのドアに彫刻を施しガラスを嵌め込んだ鏡、
鏡にボンヤリ映っているのはパリの蚤の市で買ったパステルの風景画。
古伊万里の器は菊唐草と牡丹唐草、柘榴のドライは僕の大のお気に入り。紫陽花アナベルのドライなど。
薔薇が差してある花瓶は「花クラフト K」で買ったオリーブの絵柄のビン。何れも僕のお気に入りです。

正月休みは薔薇の手入れで手一杯です。筋肉痛もヒドイですし、
1月下旬にご飯でも如何ですか。美味しくて安いビストロに案内しますよ。
素晴らしい年末、そして新年になりますように!


敬具

2006年12月23日


ブノワ。


[Maitland White (T)]
[Peter Beales Roses/Peter Beales (1936~ )]

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by raindropsonroses | 2006-12-23 00:00 | 薔薇の名前。 | Comments(18)

古いほどいい?……深夜のフラメンコ体験。

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拝啓

T.T.ちゃん、ご無沙汰しています。10月の旅行以来になりますがお元気ですか。
帰国後バタバタしていて写真の整理が出来ず、スッカリ遅くなりましたが
T.T.ちゃんがお気に入りだったフラメンコの写真を同封します。
どうでしょうか、きっと気に入ってくれるんじゃないかな……。

T.T.ちゃんも多分、僕と一緒の思いだと思うんだけど、
1枚目の写真が僕のお気に入りのダンサーです。2枚目が若手の花形、
一見、美人で華やかだったし舞台も良かったけど、僕のお気に入りは一枚目のダンサーです。
失礼な言いようだし、世の女性陣の大顰蹙を買いそうな言葉だけど、
昔はよく、「畳と女房は新しい方がいい」って言いましたね(笑)
今時、例え酒の席でもそんな事を豪語する御仁はいないと思うけれどね。
でも、フラメンコ・ダンサーはお年を召している方が断然いい!
若さや美しさだけでは決して太刀打ち出来ない年輪とテクニック、飛び散る汗、
自在に変わる表情の深み、眉間の深いシワ……ダンサーの歩んで来た
人生の苦悩を重ね合わせるかのような踊りに圧倒されます。
周りにいた団体の男性陣は(殆どオジサン)若いダンサーに釘付けだったみたいだけれど、
僕は断然1枚目のダンサーが良かった。目力が違います。
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所で、僕等が舞台に噛り付きの場所で見学出来たのは、
僕が店の人に頼んだからなんですよ。写真を撮りたいから移動してもいいかって。
最初は一番後ろの方の席でしたからね。移動して良かったでしょう?
もう一組、僕達のスグ傍に日本人の熟年カップルで、席が後ろで見えない、
こんなハズじゃなかったと腹を立てて途中で退席しちゃった人がいたの知っていましたか。
旦那も不機嫌そうな仏頂面していたけれど、奥さんの方は烈火のごとく怒っていて(笑)
殆ど鬼のようなご面相、怒髪天を突き、頭から湯気が出るくらいの勢い、
ロビーで一緒になったんだけどトイレから「バンッ!」って出て来ると
僕にぶつかっても一言も謝る言葉もなし。何事かと思いました。まぁ、
何をお怒りか分からなかったけど、ああ言う失礼な輩はどこにでもいるんですね。
きっと、もっと間近でダンサーを観られると思ったんでしょうね。
僕も最初はそう思っていましたが、もう店の中にいるんです、ガタガタ言っても始まらないもの。
何でもっと前向きに考えないんでしょうね?郷に入っては郷に従え、
旅行に行って自分の思い通りにならなかったからって
一々腹を立てていたらなんにもなりゃしない。随分、損な人達だと思いましたよ。
どっちにしろフラメンコを観るタブラオは観光客目当てが殆どです。
じゃぁ、観光客目当てだからダメかと言うとそうじゃない。
僕達が目にしたダンサー達は本当に凄かったですものね。
勿論、アントニオ・ガデスもクリスチナ・オヨスもホアキン・コルテスもいなかったけど(笑)
兎に角、僕は目の前で繰り広げられる踊りに圧倒されてしまいました。
どうせ観光客相手とバカにせず、T.T.ちゃんの希望通り、言う通りに
疲れた身体に鞭打っての初フラメンコ体験、本当に観に行って良かった。
レストランの料理は可もなく不可もなく(笑)ここで改めて書く必要もないけれど、
グラナダ最後の夜は非常に思い出深い夜となりましたものね。

またいつか一緒にグラナダに、そしてフラメンコを観に行きたいですね。
1枚目のダンサー、さらに年輪を増して凄くなっているでしょうか。
この写真は焼き増しして店に送ろうと思っています。
他の全員の分もありますからね。彼女達、喜んでくれるでしょうか?


敬具

2006年12月21日


ブノワ。


[Antonio Gades (1936~2004)]
[Cristina Hoyos (1946~ )]
[Joaquin Cortes (1969~ )]

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by raindropsonroses | 2006-12-21 00:00 | 旅の栞。 | Comments(20)

シャンパニエット!……ベロンベロンの夜(笑)

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拝啓

Hさん、元気ですか。この前はありがとう。スッカリ寛いで長居しちゃいました。
まだまだ沢山、仕事が残っていたのにゴメンなさいね。
あの後、微酔い気分で歩いた夕暮れの恵比寿は凄かったですよ。
銀杏が真っ黄色に色付き、強風で一度に落葉したものだから道路が一面黄金色!
暗がりにまるで歩道が光っているみたいで美しかったです。

微酔いと言えばバルセロナの大酔っ払い事件(笑)あれは凄かった。
別に暴れた訳じゃありませんけどね(笑)今回のバルセロナは3泊でした。
じっくり歩くには十分じゃないけれど、お楽しみはまた次回に……早々に割り切りました。
それでも見たい所は一通り見ましたか。不案内で心細い異国の土地を楽しく
豊かな物にしてくれたのはバルセロナに住むお友達。
お言葉に甘えて3日の内、2日も夕飯を付き合って貰っちゃいました。
矢張り、地元の人ならではの穴場的な美味しい店に案内して貰ったんですが、
その時に大酔っ払いした訳じゃありません。その時は紳士でしたからね(笑)
その話しはまた次回に。問題は一人で夕飯をした晩が凄かったんです(笑)

僕の場合、旅行の時に綿密に分刻みで予定を立てて行く割りには、
食事に関しては日本からあらかじめ予約など、決めて行く事は殆どありません。
大体、何軒か目星い店をピックアップして行くだけ。所が、今回のバルセロナで
どうしても行ってみたいバルがありました。その店の名前は「El Xampanyet」
ガイドブックで見たんですが、なんでもこの店オリジナルの「Xampanyet」なる飲み物、
カタカナで書くと「シャンパニエット」になると思いますが、
白ワインを炭酸で割ったシャンパンのような物が名物らしいのです。
非常に混むと聞き、僕にしては珍しく、7時の開店に合わせて一日の予定を組んだ訳です。
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朝から美術館を堪能、午後は近郊に足を延ばしてガウディの教会を見学。
市内に戻りピカソ美術館をゆっくりと観終わると大体6時50分になろうとしている所。
店の前まで行くと既に黒山の人だかり!兎に角、物凄い人気にビックリでした。
殆どがカップルかグループ客、僕だけ一人だったので、奥床しく一番奥の席に陣取り
飲み始めたおつまみが2枚目の写真。イベリコ豚のハムにラ・マンチャ地方のチーズ、
チーズは随分食べちゃっていますね(笑)写真にはないけれど、
ホッペが落ちんばかりに美味しいバスク産のアンチョビにドライ・トマトなどを頼みました。
全てのオツマミにはバケットにオリーブ・オイルとニンニク、トマトを軽く塗った物が付いています。
そして噂のシャンパニェット。これがまた旨い!白ワインを炭酸で割ったと聞くと、
何だか水っぽく薄まる感じがしますが、黙って目をつぶって飲むと
シャンパンと間違えるほど濃厚な味、グビグビ、ゴクゴクゴックン……。
店の一番奥でいい気になって、気が付くとこのグラスを8杯空けていました(笑)
グラスが空きそうになると店のポール・サイモン似のシニョールが
こっちを見てシャンパニェットのボトルを顔の高さまで上げ、無言で
「もう一杯どう?」とウインクし、首をチョッと傾げて秋波を送って来ます(笑)
調子に乗っての8杯は足腰に来ました。オマケに相当な飲んべえと思われたのか、
サービスで甘い食後酒とお菓子まで出して貰いご機嫌な僕。
ちゃんとホテルに辿り着いたのが不思議なくらい千鳥足でベロンベロン(笑)
酔い覚ましのために入ったバス・タブで滑り、危うく引っ繰り返りそうになり、
根性でこらえましたが、もし転んでいたら尾てい骨を骨折、救急車ものだったでしょうね。
旅先のホテルの風呂場で全裸で発見されるなんて……おぉ、恥ずかしい。
旅先では慎重な僕にしては珍しいエピソード、ブノワ。危機一髪、
危ないところで大怪我でしたよ。次回は友人を連れて行きたいバル、
Hさんも機会があったらどうぞ!百聞は一見にしかずです。
一枚目の写真、手前の長身&ハンサムが僕です……嘘!(笑)


敬具

2006年12月16日


ブノワ。


[El Xampanyet/Montocada 22, Barcelona Spain/9933 197 003]
[Paul Simon (1941~ )]

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by raindropsonroses | 2006-12-16 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(28)

レディ・アグニューとの再会。

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拝啓

早いもので今年も12月、一年が経つのが驚くほど早くなりました。
Iさん、その、元気ですか。口先だけじゃなくて年内に一度は会いましょうね。

さて、スッカリ忘れていたんですが、旅先で荷物が驚異的に増えたので、
重たい書籍類は別便で送っていたのです。忘れていた箱の荷をようやく解き、
中から出て来た本や展覧会の図録を見てひとしきり感慨深かったのは、
初めて訪れたマドリットでレディ・アグニューと再会したことを思い出したからです。

レディ・アグニュー・オブ・ロックノーことガートルード・アグニュー。
僕が敬愛してやまないジョン・シンガー・サージャントの筆になる傑作を初めて見たのは
今から十数年の東京、新宿の伊勢丹で開催された「スコットランド美術館展」でした。
おそらくはスコットランド美術館の改装中の空いた期間を利用して開催された展覧会、
この「レディ・アグニュー・オブ・ロックノー」をはじめ、ゲインズバラ、ミレー、
ロセッティ、レイノルズから印象派、現代絵画などの名品が並んだ素晴らしい展覧会でした。
勿論、目玉はチケットと図録の表紙を飾った「レディ・アグニュー・オブ・ロックノー」。
僕は初めて彼女の存在を知り、サージャントの流麗な筆致に酔ったものです。
絵の前から一歩も動けないんです。殆ど一筆描きに近い潔い筆致、
衣装のオーガンジーやライラック・ピンクのシルク、壁に貼った花柄の織物や
椅子に貼られた布地の質感の違いや光沢を太い筆でいとも簡単に描き分けます。
彼女のわずかにブルーがかるハシバミ色の瞳に薔薇色の頬、強い意志を表す濃い眉……。
精密に描かれていると思われがちな顔の部分でさえ非常に簡潔な筆致。
1893年4月29日の「タイムズ」紙は「技巧の勝利」であると評しています(図録より)
元々、アメリカ人のサージャントはイギリスの上流社会に早々と受け入れられ、
エドワード朝時代の肖像画家として売れっ子でした。美しく描かれた顔に9頭身の身体、
当時の上流階級の人々は、実際以上に美しく描かれた己の自画像に大枚叩いたのです。
サージャントは個人の肖像画だけでなく、家族の肖像画も沢山描いています。

マドリッドに着き、荷を解いて昼食を摂り、次の予定まで時間が少しあったので
友人と近くの教会を見に行きました。生憎、教会はクローズ。この手のハプニングには慣れっこの僕、
「仕方ない、また明日にでも来ましょうか」と、振り返った目に飛び込んで来たのが
2枚目の写真の建物を覆わんばかりの巨大な看板……言葉を失う僕。
ジョン・シンガー・サージャントとホアキン・ソロヤの展覧会だったのです。
左側がサージャント筆による「レディ・アグニュー・オブ・ロックノー」、
右側がソロヤの自画像になります。それにしても最初は訳が分からずに暫し唖然、
「レディ・アグニュー」はスコットランドにお住まいの事を知っていましたからね(笑)
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早速、会場に入り作品を堪能、しかしどうやら「レディ・アグニュー・オブ・ロックノー」は
もう一つの会場、ティッセン・ボルネミッサ美術館に飾られているとのことでした。
何しろ2人分の作品です。作品が多いので会場が二つに分かれていたんですね。
東京に続いてマドリッドでの再会、この偶然には驚きましたが、
相変わらず美しく艶やかなレディ・アグニュー。僕がもっとも愛する女性を描いた肖像画。
僕は「モナ・リザ」などと並んで肖像画の最高峰の一枚だと思っています。

レディ・アグニュー・オブ・ロックノー……ガートルード・アグニュー。
彼女はゴウラン・チャールズ・ヴァーノン伯の娘として生まれ、
1889年10月に結婚。1892年にサージャントにこの肖像画を描いて貰うと
たちまちの内に評判が広がり、社交界の時の人となります。絵自体も大好評で、
サージャントはロダンをして「我々の時代のヴァン・ダイク」と評される程でした。
しかし結局、この絵が高くつく事になったのは、評判を聞き付けての賓客を相手に
連日連夜のサロンを開く事となり、結局、借金がかさみ、最終的にはこの絵を含む
家族の絵を売却して借金の穴埋めをしたそうです。
レディ・アグニューは子供に恵まれず、1932年に他界、
美しく華やかな外見にそぐわない寂しい晩年だったのでしょうか……。

今日の一枚目の写真はティッセン・ボルネミッサ美術館の入り口横の植え込みの薔薇。
色とりどりの薔薇はまるでレディー・アグニューを見ているかのようでした。
そして、第二会場の巨大な看板。これは部分でしかありませんが
レディー・アグニューの美しさを知って貰うには充分でしょう。

先日の事、親切にもバルセロナのお友達が展覧会の広告を郵送してくれました。
それも含めて、そろそろ旅のスクラップ・ブックを作らないといけませんね。
それにしても、この広い世界で一枚の絵に二度もめぐり会える偶然、
いえいえ、ただの偶然では済まないかもしれません。


敬具

2006年12月4日


ブノワ。


[John Singer Sargent (1856~1925)]
[Gertrude Agnew (1865~1932)]
[Lady Agnew of Lochnaw (1892)]
[Joaquin Sorolla (1863~1923)]
[Thomas Gainsborough (1727~1788)]
[Sir Joshua Reynolds (1723~1792)]
[Dante Gabriel Rossetti (1828~1882)]
[Sir John Everett Millais (1829~1896)]
[Francois-Auguste-Rene Rodin (1840~1917)]

[ティッセン・ボルネミッサ美術館]
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by raindropsonroses | 2006-12-04 00:00 | 展覧会の絵。 | Comments(16)

プスプスプスプスプスプスプスプス……。

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拝啓

いよいよ師走です。Sさん、その後お元気ですか。
今月は一年の締めくくりの月、お忙しい事と思いますが頑張って下さいね。
クリスマスには批判的な僕も、Sさんの売り上げに協力して
クリスマス・ケーキを2個買うことにしますか。いいんです、ケーキ大好きですから(笑)

そうそう、猫好きのSさんのために心和む面白い話を一つ。
先日の事、パリ〜スペイン旅行の写真をボンヤリ眺めていて気が付いたんですが、
なんだか猫の写真だらけなんですよ(笑)まぁ、僕は猫好きですから当然なんですが、
それにしても猫の写真が多い。特に今回スペインでは本当に沢山の猫のお出迎えを受けました。
バルセロナやマドリッドなどの大都市ではそうでもなかったけど、
グラナダやコルドバ、ガウディの教会を見に行ったコロニア・グエルなどでは
行く先々に猫あり、待ち伏せされるかの如く必ず可愛らしい猫のお出迎えがありました。

今日の写真はグラナダのアルハンブラ宮殿に住む仔猫。
さすがは宮殿住まい、高貴で品がよろしいのか、細身で素敵な柄の仔猫が沢山でしたが、
この子は沢山いた中で一番、愛らしく、人懐こい猫でした。
宮殿を一通り見学した辺りにある広場に住む人気者の猫たち……それも皆、仔猫。
観光客は皆、疲れた足を止めて猫と戯れます。今回、初めて知ったんですが、
スペインでは猫の気を惹く時に「プスプスプスプス…………」って言うんですね。
何ででしょう?「Pussy Cat」だから「Pus,pus,pus,pus,pus…………」?
もう何処に行っても「プスプスプスプス…………」(笑)

最初に気付いたのは、夢にまで見たアルハンブラ宮殿の入り口を入ってスグの事。
あらかじめ決められていた見学の時間になり、チケットを切って貰ってはやる心を抑えつつ、
早足で宮殿に向かう途中、素晴しい庭園の手前に仔猫がチョロチョロしていました。
この写真の子にチョッと似た感じのトラ猫で、僕がすかさずカメラを出すと
わざわざ向こうの方からやって来てスリスリして来る人懐っこい性格でした。
でも、抱っこしようとするとスルリと身体をかわします。ニョロリって言う感じ(笑)
ゴーイング・マイ・ウェイで、消して必要以上に愛想を振りまかない子でしたが、
写真を撮ろうとファインダーを覗いていてフと気付けば、周りのあちらこちらから聞こえて来る
「プスプスプスプス…………」の声。「プスプスプスプス…………」何事かと思えば、
どうやらカメラを構えている僕の方を猫が振り向くように注意を惹いてくれているんです。
皆、「プスプスプスプス…………」日本から来た見知らぬ僕のために、
いい写真を撮らせようとして「プスプスプスプス…………」。

「プスプスプスプスプスプスプスプス…………」老若男女、色々な声色で大合唱(笑)

皆の中心にいるのは僕とその仔猫、周りを囲んで「プスプスプスプス…………」。
何とも嬉しい気遣い、感激のエピソードじゃありませんか。

さて、話しは広場に戻って、猫が気紛れにこっちを向いて僕が写真を無事に撮り終わり、
ホッとして後ろを振り向くと、ニッコリ笑う白髪のマダムや髭のおじいさん。
中にはピース・サインをして喜んでくれる人、何か声を掛けてくれる人もいました。
どんな写真が撮れたか分からないけど、僕の笑顔で察したのでしょう。
なんだかね、旅先って色々とあるけれど、こう言う名も知らぬ人々との交流が嬉しいんですね。
スペインの猫には「プスプスプスプス…………」一つ利口になりました。
因に、ウチの猫達に「プスプスプスプス……」やっても全く興味を示しません(笑)

ではでは、今日はこの辺で。仕事頑張って下さいね、掻き入れ時ですもんね!


敬具

2006年12月3日


ブノワ。
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by raindropsonroses | 2006-12-03 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(40)

芸術に寛大な国。

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拝啓

いよいよ今年も残すところ一月、師走になり朝夕、布団から出るのが辛くなりました。
M.M.さん、そろそろ年末進行で仕事が忙しくなる頃じゃありませんか。
体調管理は万全に、呉々も風邪など引かないようにして下さいね。

さて、先日の旅行の時に僕がM.M.さんに出した絵葉書2枚、
あれは両方ともルーヴル美術館で買ったものです。どうですか、なかなか素敵だったでしょう。
毎回、沢山の美術館に行きますが、ルーヴル美術館には毎回必ず足を運ぶようにしているんですよ。
世界三大美術館と言われていますし、短時間では見切れませんから、
今回は絵画、今回は彫刻と言った具合に観るものを決めておきます。
ルーヴル美術館は何度行っても必ず迷う巨大美術館ですから(笑)
必ず最初にインフォメーションで案内図を貰います。眺めていて今回チョッと驚いたのは、
イタリア絵画の部屋と「モナ・リザ」はカメラでの撮影が完全に禁止になったようですね。

先ず一番最初の感想は「あぁ、やっぱりかぁ」でした。あれだけ口を酸っぱくして
フラッシュの使用を禁止していたのにも関わらず、「モナ・リザ」の周りだけ
異常なほどのフラッシュ攻勢(笑)まるで映画スターを取り囲むパパラッチみたいでしたからね。
これはダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」の影響もあるでしょうね。
あの映画のお陰で、さらに入館者数が増えたらしいですから。
大体、油絵を撮影するのにフラッシュなんか焚いたら綺麗に写らないし、
M.M.さんもご存じの通り、「モナ・リザ」は過去に例の盗難騒ぎがありましたから
非常に厳重な防弾の箱に入っています。フラッシュ焚いたら何も写らないでしょうね(笑)
なぜ、誰もそれに気付かないのか不思議でなりません。

常々、思うんですが、フランスは芸術に非常に寛大な国です。
所蔵作品の撮影は、よほどの個人美術館か、外国の美術館から多数の作品を借りている
企画展以外は撮影OK。勿論、フラッシュは如何なる作品でも使わない事が前提です。
これは他の国では考えられないことです。館内で作品を模写する姿は日常茶飯事で見かけますしね。

これは作品のコピーというものに対する考え方の違いかも知れません。
「コピーは所詮コピーでしかない」その自信が芸術作品に対する寛大な気持ちになるのかもしれません。
美術館とて商売です。絵葉書やポスターなどの関連グッズが売れたほうがいい訳で、
個人の写真で済ませられるよりも絵葉書の一枚でも売れたほうがいいのでしょう。
最近とみに厳しくなって来ている著作権や版権の問題もあります。
勿論、美術品の保存と言う観点が一番比重が高いと思いますが。
それにしても後を絶たない撮影時にフラッシュを使う人々、
あまり度を超して、何れ全館、全面撮影禁止にならない事を願うばかりです。
何百年も経っているデリケートな作品にフラッシュが与える悪影響は計り知れませんからね。
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今日同封した写真は、ルーヴル美術館翼のフランス彫刻の部屋で撮りました。
この部屋は僕が毎回〜先ず、一番最初に必ず訪れる場所です。
この日は珍しく作品を模写する人が2人いました。マダムと黒人の青年。
これは窓際でケースの中の彫刻の小品を無心にデッサンする黒人の青年。
線を引いては画板を身体から遠くに離して眺めて暫し考え込みます。
僕が見ている事を知ると非常に恥ずかしがってニッコリはにかんだ笑いを浮かべます(笑)
「写真を撮らせて欲しい」と、お願いして、遠くから離れてズームで撮ったのがカラーの一枚。
最初のモノクロは、フィルム・カメラに標準のレンズ50ミリを付けて撮りました。
ズームした方が被写体に寄れて細部まで良く分かり、
一見、テーマがハッキリしていいように見えます。反対にモノクロで全体を写した方は、
青年が小さくなり迫力が無くなりますが、青年の隣の大理石の彫刻まで画面に入る事で、
デッサンする青年と彫刻の像が手にする画板のようなものがシンクロして面白いです。
まるで、デッサンをする黒人青年を彫刻の髭のムッシュがデッサンしているよう。
このモノクロは今回の旅で帰る間際、一番最後に撮影した一枚。
僕の最もお気に入りの一枚となりました。

あまり好きな言葉ではありませんが、忘年会を兼ねて一杯やりませんか。
まだまだM.M.さんにお見せしたいポートレートが沢山あるのですよ……。


敬具

2006年12月2日


ブノワ。


[Musee du Louvre/ルーヴル美術館 オフィシャル・サイト]
[THE DA VINCI CODE/ダ・ヴィンチ・コード (2006)]
[Dan Brown Official Website]
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by raindropsonroses | 2006-12-02 00:00 | 展覧会の絵。 | Comments(20)