匂いのいい花束。ANNEXE。

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心を和らげる……(笑)。

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前略

秋らしい毎日が続きます、Hさん、その後、如何お過ごしですか。
先日はご丁寧なメールをありがとうございました。
相変わらず長いですね(笑)Hさんのメールは。
だけど、字面だけ見ると長く見えるけれど、何でしょう、文章が上手なせいか、
読みやすいしちっとも長く感じないから不思議です。

それに前から気付いていたんですが、Hさんって絵文字とか顔文字、
それから「(笑)」などね、全く使いませんよね。それだけ文章力がある証拠なんでしょう。
実は僕、ブログと言うものをやっていまして、そこでは頻繁に「(笑)」を使うようにしています。
メールもそう、何だか文章上のキツさが和らぐような気がするんですよ。
多分、気のせいかもしれませんけど。本当は上手に書けば「(笑)」なんか使わなくても
キチンと皆に言いたいことが伝わるハズなんですが、
何しろ小学校の通信簿の国語の作文の欄に「×」が付いていたくらいの国語音痴(笑)
句読点を打つ位置はいい加減だし文字の変換も怪しいし、
ついついキツい性格が出やすいメールやブログ上のこと、ある程度は大目に見て貰っています。

今は外国語を習う場所は沢山あるし、選択肢も可成ありますが、
肝心な日本語を習える場所がないんですね。あれば通ってみたいのに……。
今日の絵葉書は、笑いと言えば喜劇王のチャップリン。
数年前のパリのメトロの壁に貼ってあったポスターの一部です。
チャップリンは喜劇王って言われるけれど、その笑いの陰にはペーソスと人情があればこそ。
だからこそ身体を張ったアクション、笑いが引き立つのです。

今度はゆっくり手紙でも出しますね。気温が低くなって来ました、
Hさんもご自愛下さい。近々、お目に掛かれることを楽しみにしております。


草々

2007年11月20日


ブノワ。


[Charles Chaplin (1889~1977)]

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by raindropsonroses | 2007-11-20 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(13)

なぜ季節を楽しまないのか?

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前略

Aさん、先日はどうもありがとうございました。
紹介して貰ったお店、お陰さまで上手く行きそうです。

Aさんの仕事は一段落みたいだけれど、僕は相変わらずバタバタしています。
でも先日のこと、ポッカリと一日空いたので用事を済ませながらプラリと街に出てみました。

先ず、買い物を済ませ、結城美栄子さんの朗読会を聴きに渋谷へ、
その後、乃木坂に移動して「フェルメール展」を鑑賞、
友人が働く「Tolyo Midtown」に立ち寄り六本木から学芸大学へ。
学芸大学で友人達と待ち合わせてビストロで楽しい夕飯となりました。

僕にしては珍しく人込みの中を数ヶ所、
実は、東京で一番足を踏み入れたくない4つの街、
新宿、池袋、渋谷、六本木の内2つも一日で歩いてしまいました(笑)
苦手なんです、人が多くてウルサイ街……。
巨大モニターから気が狂うほどの大音量で流される宣伝、
携帯電話や家電の量販店の呼び込みの声、あれは殆ど犯罪ですね、
少なくとも大人がゆっくりと歩く街ではありません。

家に籠もって数週間、久しぶりに街に出てみれば、
人々のファッションも随分と厚手に、冬の格好に近くなって来ました。
でも思うんですけど、少し厚着が過ぎやしないかと……。
最近の若者は何故、季節を楽しもうとしないのでしょう。
今からモフモフのマフラーをぐるぐる巻きにしダウンにブーツ、厚手のウールのコートに手袋。
今からこんなに着込んで真冬の2月はどうするのでしょう(笑)
まぁ、僕が暑がりと言うこともあるけれど、
今の季節の頬を切る風や襟足を抜ける風を何故楽しまないのでしょう。
暑さ寒さを表す語彙も減って来て、暑いか寒いか、
その間を表す言葉がスッポリと抜け落ちてしまったようです。
別に言葉を知らなくなったから季節感が無くなった訳ではないと思うけど、
よく、お洒落を楽しむって「我慢」だと言われていますよね。
まだ肌寒い早春にコートを脱ぎ、暑い盛りに長袖に手を通す。
今の若者の厚着は季節を先取りというより必要に迫られて厚着した感じがします。
モコモコに厚着し、背中を丸めて歩く姿はお洒落からは程遠く思えます。
何故、季節を楽しまないのか……不思議でなりません。

写真はパリ郊外で撮った1枚。
この日は夏だと言うのに、気温が低いことに加えて霧雨が降っていました。
当然、僕は薄着です。仕方なく途中で買い求めた雨合羽も役に立たないほど
身体の芯から冷えてしまいました……でも思ったんです。
カンカン照りもいいけれど、深く冷たい空気を胸一杯に吸い込んでみると、
濡れた土の匂い、雨の匂い、どこかで草を食む牛の匂い……甘い花の匂いはなに?
空気を沢山、体内に入れると身体が温まります。たとえ夏だろうと秋だろうと、
その日、その時の天気を楽しむ……同じ条件の天気なんて二度とないのですから……。


草々

2007年11月19日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2007-11-19 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(22)

日本から世界に発信したい。

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拝啓

早いもので11月も中旬を過ぎました。
Oさん、その後、如何お過ごしですか。
そろそろ年末に向けて仕事の方が忙しくなって来る頃かと思います。

さて、忙しさにかまけて薔薇も猫も放ったらかし状態ですが、
つい先日のこと、少ないとは言え交配した薔薇の種を採り蒔きしました。

このまま冬を向え、寒さを経験させたあと、早いもので2月には双葉が芽吹きます。
3月になると次々と双葉が出て来て種を播いたトレーの上は賑やかなことになって来ます。
上手く行くと、他の薔薇のように5月にはミニ薔薇程度の花を咲かせるんですよ。
既に将来の姿を彷彿とさせる花形、色、葉の形を見せてくれます。

Oさんはよく僕に質問しますよね。「オリジナルの薔薇を作ってどうするの?」って。
大して深い意味はないんです。ただ、今、現在、日本で人気の薔薇は
イギリスのイングリッシュ・ローズだったり、ギヨーやデルバール、
メイヤンのフランスの薔薇が主流です。では、日本の薔薇の現状は?
イギリスやフランスの薔薇には太刀打ち出来ないの?
確かに、日本で新しく生まれる薔薇は、イギリスやフランスの薔薇とは違い、
矢張り、ハイブリッド・ティーが主流かもしれませんね。
その点では全く世界の流れに関知しない、Going my way ! の
アメリカの薔薇界と似ているかもしれません。

ヨーロッパの薔薇……ともすれば日本では大きくなり過ぎたり花付きが悪かったり。
なかなか思うように育ってくれません。夏が厳しい日本で生まれ、
日本の環境に適した薔薇が生まれれば言うことないじゃないですか。
しかも花の形が、今、皆さんに大人気の薔薇みたいだったら言うことはないし。
日本の薔薇を世界に発信したい……チョッと大袈裟ですし、
そんなにご大層な事じゃないんですが、「日本の薔薇も捨てたもんじゃないよ!」って
世界に伝えたい、日本から素晴らしい薔薇を発信したいんです。

遥か昔、日本古来の薔薇がヨーロッパに渡って現在の華やかな薔薇の数々が出来たんですもの。
日本人独特の感性で生み出した薔薇が世界に受け入れられないハズはないと思うんですよ。

今日の薔薇は僕のオリジナルの薔薇です。繰り返し良く咲き、
匂いもよし、僕好みの細立ちの枝にパフみたいに丸みを帯びた花が咲きます。
日本人が作出した薔薇が世界で引っ張りだこになる日は来るでしょうか。
そんなこんなを考えながら、交配する薔薇の組み合わせを工夫しています。
まだまだ素敵な薔薇があります。写真をお送りしますので忌憚ない意見をお聞かせ下さい。

また連絡いたしますね。Oさんもお元気で!


敬具

2007年11月15日


ブノワ。


[David Austin Roses/David Austin (1926~ )]
[Guillot]
[Delbard]
[Meilland Richardier Meilland International]

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by raindropsonroses | 2007-11-15 00:00 | 薔薇の名前。 | Comments(8)

母に心から感謝の言葉を……。

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前略

Wさん、朝夕は随分と気温が低くなって来ました。その後、如何お過ごしですか。

最近、スッカリ懇意にして戴いちゃって感謝しているんですよ。
Wさんと一緒だと不思議と気を遣わなくていいんです。
Wさんも僕のことをそう思ってくれているといいのですけれど……。

さて、自称、観察力が鋭い僕の目からすると、Wさんは随分と自分の身体に気を遣っていますね。
食べるものもそうだけど、時間があると簡単なストレッチをしたりして……。

僕も可成前から自分の身体は出来る限り労るようにしています。
食事は勿論、身体に悪いと思われることは極力、避けるようにしています。
煙草は生まれてこの方一度も吸ったことがありませんし、
暴飲暴食、夜更かしもしません。お酒はお付き合い程度、可成いける口ですが、
酒に飲まれるというのは皆無、バカをするお年頃はとうの昔に過ぎました。

我々人間は「おぎゃあ!」とこの世に生まれ落ちてから、
一生、同じ部品、パーツを使って生きるんです。
すべての部品が正常に機能する訳でもないし、途中でガタが来る部品もあります。
仕事柄、酷使したために早めに調子が悪くなる部品もあるでしょう。
ダメになったからって簡単に交換出来る訳でもないですしね。
自分の身体です、マメにチェックしてメンテナンスしないといけません。

僕は幸いにこの年まで病院とは全く無縁で生きて来ました。
体力もあるし、大抵の事には耐えられる頑丈さも供えています。
人より恵まれた体格、病気知らずの身体、バランスのいい身体にに生んでくれた母に
心の底から感謝の言葉を伝えたいです。

今日、カードにした写真は、数年前のパリで撮った1枚。
フィルムカメラを持ってエッチラオッチラ、撮影場所は彫刻家のブールデルの美術館です。
巨大な半身半獣、ブールデルの代表作ですね。人気のない美術館は僕のお気に入りでもあります。
今度、美味しい鮨でも食べに行きませんか?懇意にしている店があるのですよ……。


草々

2007年11月14日


ブノワ。


[Musee Bourdelle]
[Antoine Bourdelle (1861~1929)]
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by raindropsonroses | 2007-11-14 00:00 | いつも心に太陽を。 | Comments(10)

僕が誇りに思うこと……。

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拝啓

J.J.その後、元気にしていますか。
今年は穏やかな秋になりましたね。先日はメールをありがとうございました。
近況が聞けて嬉しかったです。短いメールの中でも懐かしい思い出や忘れていた記憶が蘇り、
暫し当時の自分にタイム・スリップしてしまいました。

J.J.と初めて会ったのは、僕が愛する大親友のCちゃんのセレクト・ショップでした……。
仕事帰りに立ち寄った僕にお茶を出してくれたのがJ.J.でしたね。
J.J.は元々、エキゾチックな雰囲気&容貌の美人だけれど、
暖かい季節に誘われて濃いめのメイクに薄手の衣裳。
ニッコリ無言で微笑んでお茶を置いていく後ろ姿に僕は、

「まぁ、なんて綺麗な子!だけど可愛そうにまだ日本語が出来ないのね……」

そう勝手に思い込んじゃったんです(笑)てっきり外人、アジア系の美人かと思った訳です(笑)
日本人だと分かった時の驚き、その後、親しくなってCちゃんと3人で色々と遊びましたね。
ウチに来て貰って食事を一緒にとったり、バリ島に旅行に行ったり……。
J.J.の念願が叶って20代でCちゃんと結婚、スグにお目でた!
今では可愛らしい赤ちゃんのママになっただなんてチョッと信じられない気持ちです。

J.J.は覚えていますか?豪雨の恵比寿のカフェ……。
朝、いきなり電話で「お願い事があるから……」と呼び出され、
一体、何事か……と、びしょ濡れになってカフェで待っていると、
なんとお願いとは婚姻届の保証人になって欲しいとのこと……。

全く予想しなかった事でもあり、
「僕なんかのサインで大事な結婚にケチが付かなければいい」……とも思ったけれど、
謹んで、心を込めて永遠の愛を願いつつ喜んでサインさせて貰いました。
僕は常々、友人のためになるのならどんな事も惜しまずにする心積もりでいますが、
今までの僕の人の役に立たない、どうでもいい、いい加減な人生で
一番、嬉しかったエピソード、お願いごと、誇りに思えることなんですよ。
末長くCちゃんと幸せに暮らして欲しいと願っています。
この前、遊びに行った時に撮らせて貰った写真を同封しますね。
エキゾチックな女の子の顔が、優しいママの顔になりました……。

もうスグ12月……アッと言う間に新年になってしまうのでしょう。
お互いに忙しくならないうちにご飯でもどうですか。
また連絡しますね、Cちゃんにヨロシク伝えて下さい。
赤ちゃんに僕の代わりにチュウを!(笑)J.J.もお元気で!


敬具

2007年11月13日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2007-11-13 00:00 | いつも心に太陽を。 | Comments(14)

レミの美味しいレストラン。

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拝啓

比較的、暖かな秋になりましたね。
Kさん、先日はパリのお土産をありがとうございました。
チョッと早いけれど素敵なマフラー、
お陰さまでこの冬が楽しみになりました。

さて、ビックリしちゃったのは、僕が教えて差し上げた
友人が経営するレストランに行ってくれたんですね!
ラ・デファンス(新凱旋門)の近くですから
チョッと街の中心から離れているのにありがとうございました。
どうでしたか、僕の友達だって言ったら大サービスしてくれたでしょう。
あいつ、レミはそう言う奴なんです。

レミは香港生まれのパリジャンです。
ニューヨークに住んでいる時に今の奥さんと出会い、
結婚してパリにやって来ました。広東語、英語、フランス語が話せます。
僕が彼と知り合ったのはかれこれ7年前、
新世紀をパリで祝うために1ヵ月滞在した時に、
今のレストランの前に勤めていた中華レストランで知り合ったんです。
まだそれほどパリに慣れていない頃、フランス料理に飽きると、
いや、美味しい料理とレミの温かい持て成しを求めて頻繁に通いました。
一人で行ってよし、友人揃ってワイワイガヤガヤ行くのもよし。
先ず「元気?」から始まり、力強い握手……席に案内されると
必ずライチの食前酒が出て来ます。
沢山食べて浴びるほど飲んで可成安い会計(笑)
お米が恋しい時にも重宝しました。集まる客の人気者、
誰彼、分け隔てる事なく温かい持て成しをするレミでした。

そんなレストランの顔だったレミが奥さんと二人で独立して
レストランを始めるに至った理由は長くなりますから割愛させて戴きますが、
新しいレストランに行って思ったのは、
レミを中心に従業員が明るく楽しげに働いていることなんです。
決して若いとは言えないマダム達も本当に楽しそうに働いています。
驚くのは、テーブルにレミと二人、旧交を温めていると、
入れ代わり立ち代わり客がやって来て僕に握手を求めるんです。
カウンターでカフェを楽しむムッシュはウインクして合図します。
運ばれてきた料理はこれ以上は盛れないほど山盛りになっていて、
サービスで美味しいワインを開けてくれるレミ。
全ては彼中心に店が回り、彼の人柄、
雰囲気が店の色となり親しみ易さになっているんです。

心にダイヤモンドを持つ僕の親友。
心のダイヤモンドは無くすのは簡単だけれど、
一度、無くしたら二度と手には入りません……。
遥か昔にダイヤモンドをすっかり紛失した僕なんかは、
レミを見ていると羨ましいと同時に、ジルコニアでもいいから(笑)
なんとかレミを見習って心優しい人間になりたい……。
そう常々思っています。レミの美味しいレストラン……。
そんなタイトルのアニメもありましたっけ……。

今度は僕がレミの所にご案内しますね。
いつか一緒にパリに行かれますように!


敬具

2007年11月9日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2007-11-09 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(14)

涙流して声かすれさせず。

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拝啓

清々しい11月の風が気持ちいいですね。
Rさん、先日は時間を割いて下さってありがとうございます。なかなか良く出来た芝居でしたね。
僕が最近、気に入っている女優のTさん、どうでしたか……将来有望だと思うのですけど……。

観劇後、二人で飲んだくれて言うのをスッカリ忘れてしまいましたが、
芝居のラスト近く、主人公が涙ながらに思いのたけを告白するシーンがあったじゃないですか。
あそこでXさんが本物の涙を浮かべで顔をグジャグジャにして熱演していました。
周りもそこを絶賛していたし、確かに一番のハイライト、見所かもしれません。
でも、僕はあれじゃダメだと思うんです。涙声で台詞が全く聞き取れなかった……。
矢張り、しっかり演技で泣き、涙は流しても台詞が聞こえるようにしないと。
あれではただの自己陶酔、自己満足の域を出ません。

僕が凄いなぁ……と思ったのは美空ひばり。
「悲しい酒」を歌いながら感極まって大粒の涙を流しての歌唱です。
でも音程一つ変わらず、オマケに涙は完全な球体のままポロリと頬を伝うのです(笑)
完全にコントロールされた涙……これと同じことを引退間近の山口百恵がやりました。
谷村新司作の「ラスト・ソング」を歌いながら美空ひばりと同じことをしてのけたのです。
チョッとビックリ、山口百恵は女優としても凄かったけど、ただ歌を正しい音程で歌うだけではなく、
さらにドラマとして昇華した……美空ひばりと山口百恵を二人並べて評論する人もいるけれど、
我が意を得たり!そんな感じがしたものです。

惜しまれて亡くなった杉村春子の当り役の一つに「近松女敵討」があります。
夏の宵、一人夕顔が咲く縁側で酒をたしなむ主人公おさい。
その後にドラマは急展開、心中への道行きとなるのですが、
あまりの見事な酔いっぷりに、杉村さんに楽屋で聞いたことがあるんです。
「先生、お酒、可成、行ける口ですね?」と。所が杉村さんは破顔一笑、僕に言いました。
「あらあなた、ウチ(文学座)には大酒飲みが沢山いますからねぇ……。
イヤでも見てりゃあ自然に覚えますよ」ですって(笑)

俳優や歌手に限らず表現者たるもの、入魂してなお、
どこかに心を残して冷静に観客や自分を見つめる目を持っていないといけません。
自己陶酔されたのでは観客は酔いから覚めちゃいますから(笑)

また一緒に芝居に行きましょうね。実は観たい作品があるのですよ。
幾つか候補日をあげてメールしてみます。
段々、気温が下がって来ました。風邪など召しませんように。


敬具

2007年11月5日


ブノワ。


[美空ひばり/Hibari Misora (1937~1989)]
[悲しい酒 (1966)]
[山口百恵/Momoe Yamaguchi (1959~ )]
[ラスト・ソング (1978)]
[谷村新司/Shinji Tanimura (1948~ )]
[杉村春子/Haruko Sugimura (1909~1997)]

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by raindropsonroses | 2007-11-05 00:00 | 天井桟敷の人々。 | Comments(8)

収穫の秋……バケツ2杯のオリーブ。

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前略

Tさん、先日は留守番電話にメッセージをありがとうございました。
すみませんね、スッカリ忘れていたので早速、手配しました。

さて、よく世間では「実りの秋、収穫の秋」って言いますが、
Tさんとホームセンターや園芸店に行くと面白いですよね。
僕は一直線に薔薇の苗コーナーへ。Tさんは迷うことなく果樹コーナーへ。
Tさんは花より団子系、二人とも趣味が違いますからね(笑)
お互いに「ねぇ見て見てっ!」と、後ろを振り向くと誰もいない……なぁ〜んてね(笑)

実はウチのバルコニーには薔薇だけじゃないんですよ。
実が生る樹としては、唯一、オリーブがあります。
2メートルを越すオリーブが12本、全部で18本のオリーブがあります。
毎年〜バラつきはありますが、そうですねぇ……バケツ2杯は採れますかね。
友人は、オイル漬けにしたり塩漬けにしたりして楽しめるからいいねって言いますが、
何しろ東京のど真ん中ですからね、排気ガスのこともあるし、
少なからず、年に数回、薔薇に薬を撒くこともありますから……。
穫れたオリーブを口にする積もりは毛頭ありません。

穫れたオリーブは友人の店やお気に入りの花屋の秋のディスプレーとして使って貰っています。
オリーブってね、あまり日持ちしないんですよ。スグにシワシワになってしまいます。
ヨロシかったらお裾分けしましょうか。秋らしい感じがして素敵ですよ。

写真は今年の収穫の一部。矢張り、バケツ2杯ほど採れました。
全体の1/2は収穫して友人に配り、残りの1/2は樹に付けたまま冬を越し、
小鳥の餌として活用します。春、暖かくなる頃にはスッカリ食べ尽くされ
コンクリートのバルコニーにはオリーブの種が散乱します。
運良くテラコッタの土の上に落ちた種の中で、
さらに運のいい種は発芽してブノワ。さんに発見され鉢上げとなります。
タップリと実ったオリーブ、まさかトスカーナになったとは思わないけど
なかなか素敵な光景、秋を実感する瞬間でもあります。


草々

2007年11月3日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2007-11-03 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(21)