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匂いのいい花束。ANNEXE。

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天使と悪魔。

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ご存知のように、ブノワ。の中にはジキル氏とハイド氏がいる。
時として心優しい天使の一面、紳士が顔を出し、
チョッとした隙に天の邪鬼で意地の悪い悪魔の一面が顔を出します。
さらに、ひねくれ者の部分や腹黒い部分が垣間見えたりもします(笑)

京都在住の親友、Yくんから手紙と共に、大好物のアイスクリームが送られて来ました……。
天使と悪魔が同居するブノワ。さん……はたして両者の感想は如何に……。

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 「ピンポ〜ン!」夜の8時過ぎに玄関の呼び鈴が鳴った……。

「おっ!来よった来よった!」

 大きな段ボールを受け取ると、慌ててガムテープを剥がし、中身を確認する。

「あれっ?たった2個?」

 狐につままれたように箱の中を覗き込み、
 思わず箱を裏にして覗き込む悪魔ブノワ。

「フン、2個しか入ってないやん!あれほど誕生日強化月間や言うたのに……。
ンン?何や、手紙が入っているわ……。
「どれどれ、なに?くっ、首は無事ですか?だとぉ!
とっくのとうにロクロ首になっとるわい。しかもキリンのロクロ首じゃい!
あれほど4つ送れ言うたのに、しょうもない奴やなぁ……、
無花果とバナナはどうしたの?無花果とバナナ!
蘊蓄と能書きはいいからその分もっとアイスを送れって。」

 ブツブツ言いながらも手は確実な動きで荷を解き、
 呼び鈴に出る前にチャッカリ用意しておいたスプーンを右手に持っている……。
 いつもカレーを食べる特大のスプーン……。

「どれどれ、これがYくん自慢のグレープフルーツやな……。
ホウ、なかなかイケるやないかぃ。自慢するだけの事はあるわ。
なんや、Yくんにも一つぐらいは取り柄があるんやな(笑)」

 その食べる速度の速いこと……みるみる内にタッパウエアーの底が見えて来る……。

「しかし、美味いのはいいのんやけど、何やら半端な量やなぁ……、
もっと蓋が閉まらんくらい入れなぁあかんよ、閉まらんくらいにな!
何、何、友達にも食べさせろってか……冗談じゃない、独り占めじゃ、独り占め!(笑)
それとも友達に食べさせて金でも取るか、クククク……。」

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 「ピンポ〜ン!」夜の8時過ぎに玄関の呼び鈴が鳴った……。

「アッ!時間通りに届いた……嬉しいなぁ」

 いそいそと玄関に立ち、大事そうに荷物を受け取る天使ブノワ。

「あれ、手紙も入っている……どれどれ……、
何だ、忙しいのにこんなに大変な思いをして作ってくれたんだ……。
しかも、1つでいいのに2つも送ってくれるだなんて感激しちゃうな。」

 台所に行きスプーンを持って来る。
 家で一番いいスプーン、ピュイフォルカのアンティークである。
 この時期、色々と忙しいのにわざわざ手製のアイスクリームを送ってくれた
 親友に対する礼儀である……襟を正すとはこのこと。

「うわぁ、美味しい!この苺のアイスクリーム、
前回の苺のアイスクリームよりもさらにグレードアップしている!
苺の風味がしっかり残っていて、甘すぎず、爽やかだけれどコクがある……。
一番最初に送って貰ったキャラメル・アイスクリーム僕の大好物のラム・レーズン
意表をつく組み合わせのキャラメル&パイナップル、それから、ソルベじゃなくてアイスクリームの白桃!
そのどれよりも美味しいかもしれない……。

なになに、友達にも食べさせてあげて下さい……当たり前ですよ、
皆に声を掛けて食べさせてあげなきゃ。一人で食べたらバチが当たるもの。
この前は器だけの写真なんか送って催促したみたいだけれど、
ここはお礼に綺麗な写真でも撮ってみようかな……。」

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皆さんへ。

僕は多重人格じゃありませんけれど(笑)
京都の親友から極上のアイスクリームが届きました。
しかも2つも!ブログに誕生日強化月間って書いて良かったぁ(笑)
早速、味見をして暫し呆然……苺のアイスクリームは
今までの生涯で食べたどの苺のアイスクリームより美味しいかもしれません。
グレープフルーツは普通ならソルベにするところなんですけどアイスクリーム。
この意表をついた素材を選ぶところが面白いです。
思ったよりもグレープフルーツの苦みが少なくて食べやすかったです。
だからアッと言う間にタッパウェアーの底が見えて来ちゃって……(笑)

電話でお礼と簡単な感想を兼ねて少し話ししましたけど、
ついでにあと何種類かのフレーバーのリクエストをしておきました。
彼には頑張って貰わないと困るのですよ。何故なら、このブノワ。さん、
生涯無料でアイスクリームを食べられる約束を取り付けているのですから(笑)
これからはアイスクリームを買わなくても、リクエストすれば幾らでも送ってくれると言う訳です。
ハァ、何と言う幸せ……これを天国と言わずして何と言おう……。

写真は彼に感謝と「もっと送れ!」の気持ちを込めて(笑)
以前、器だけ記事にしたガラスの器には苺のアイスクリームを、
グレープフルーツのアイスクリームはこれまたリッチな味に相応しく、
豪華な金彩も鮮やかなワイン・グラスにいれてみました。
この豪華なグラスは去年の誕生日に親友に貰ったもの……。
だから誕生日は好きなのです(笑)

さてさて、次は何のフレーバーかな?
アレは来るかな?それともあっちかな……。


草々

2008年3月25日


ブノワ


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by raindropsonroses | 2008-03-25 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(28)

水温む……3月はいい……。

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3月はいい……………。

三寒四温、水温み、春への予感を感じさせてくれる月である。
風は暖かくなり、気が付くと暖房を付けないで済む日も多くなって来た。
桜の蕾も膨らんで来たし、薔薇の新芽も随分と動き出したようだ。

僕が3月を好きな理由はまだ他にもある。
だって、何と言っても僕が生まれた月だから!(笑)
友人の中には、年齢とともに誕生日を疎ましく思う奴もいるけれど、
自分が生まれた日は特別じゃない?一年に一日だけの特別な日……そう思います。
自分からお祝いしたっていいじゃない?……そう思うのです。

面白いことに、2月の下旬から4月の頭まで、
友人からの連絡がパタッとなくなるんです……。
何故なら、毎年3月は、僕自身が「誕生日強化月間」と称して、
大々的にお祝いをするから(笑)当然、御飯を一緒に食べれば、
誕生日だからって言う理由でご馳走になりますもんね?
気を遣ってくれる友人はプレゼントまで用意してくれます。
お茶なんて奢って貰うのは当たり前、誕生日強化月間はお茶にケーキが付きます(笑)
レストランに行けば、ワインの代わりにシャンパンで先ず乾杯を!
奇数月に自家製のアイスクリームを送ってくれる京都の友人は(最近サボり気味……)
誕生月には数種類のフレーバーを送らなければいけいなんじゃないかと戦々恐々(笑)
コンサートのチケット代を立て替えていた友人は、
3月に清算を迫ろうものなら誕生プレゼントとすり替えられ……。

連絡がなくたってそんなことでへこたれる僕ではありません(笑)
友人にジャンジャンお誘いメールを送り、ご機嫌伺いの電話をします。
友人は「誕生日強化週間?」と、聞き返すけれど、いえいえ「誕生日強化月間」なのです。
友人達は3月が早く過ぎないかと息を潜めていると言う訳です(笑)

昨日は豪邸を構える超豪華薔薇マダム達が「どうしてもお祝いをさせて」と言うので(笑)
僕の親友と薔薇の大先輩のFさんを交えて素敵な誕生日を祝って戴きました。
レストランは僕が大好きな「ビストロ・プティ・ハナ」
誕生日を祝って戴くに相応しい極上の料理の数々、
心地よいサービスはいつ伺っても温度が変わりません。
それにしても、豪華マダムの皆さん、良く食べ良く喋り良く笑い……。
「ビストロ・プティ・ハナ」の冷蔵庫が空になる勢い(笑)
人気のビーフ・シチューは売り切れのことが多いので、
無理を言って少し取り置いて貰ったのですが(なんて心優しい僕!)
超豪華薔薇マダム達は牛一頭を食べ尽くさんばかりの勢いでした(笑)
僕自身で予約し、乾杯のためのスパークリング・ワインをコッソリ頼んでおき……。

本当に素晴らしい春の宵でした。まだまだ誕生日強化月間は続きます(笑)
友人達はメールの着信の音に怯え、電話の呼び鈴に戦々恐々とするのです……。

写真は薔薇の大先輩のFさんがプレゼントして下さった「English Eyes」。
素晴らしい匂いと花容、何でも切り花品種なのだそうです。
驚くべきことに、この麗しい姿で何輪かのスプレー咲きになります。
元来、スプレー咲きの薔薇は、その姿よりも花数に重きを置かれ、
一輪、一輪を見ると余り綺麗な花はなかったように思うのだけれど、
このボリューム、ポッテリとした姿、純白ではなくクリームがかった豊潤な色……。
それに加えて物凄く花保ちがいいのだそう……薔薇に望むべき全ての美点を備えている薔薇。
Fさんは今の時期に咲いている貴重な薔薇を鉢ごと花屋に持ち込み、
その場で惜しげもなくカットして花束にしてくれたそうです。
僕自身も薔薇を育てているから分かります。満開の花を切るのは辛いですよ。
貴重な薔薇の鉢植えが丸裸になると言うのに……感激する事しきりです。

たった4本でこのボリューム……文字通り「匂いのいい花束。」。
心を籠めてポートレートを撮ってみました。
Fさんの気前の良さに感謝、常日頃の大恩に感謝です。


これだから誕生日強化月間は止められないのですよねぇ……(笑)
今宵は友人と美味しい鮨を食べて来ました。新鮮なニシンのお造りに、すみイカ、ほうぼう、
黒そい、しめきす、黒石鯛、ひらめ、ウニ、イクラ、ウニ、イクラ、ウニ、イクラ……。
生ビールに始まり白ワインに日本酒……いいのです、誕生日強化月間なんですからぐでんぐでんでも(笑)
明日は素敵な女優さん達とイタリアン……まだまだ宴は続きます。


2008年3月10日 


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-03-10 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(54)

果たして本当にそうだろうか……。

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拝啓

三寒四温、暖かい日もありますが、毎日〜本当に寒い日が続きます。
今年は例年に比べて寒さが厳しいですね。Mちゃん、その後、元気にしていますか。
僕は薔薇の手入れもほぼ終わり、チョッと惚けている所です。
この寒さで薔薇の開花もここ数年に比べて遅くなるんじゃないでしょうか……。

さて、先日、お願いされた宿題のレポートに関するヒントですが、
思いつくままに書いてみますので、自分なりにアレンジしてみて下さいね。
先ず、詰まらぬ写真だけれど一枚同封します。

このパスタ、昨晩、自分で作った夕飯の中の一品です。
他にタップリの野菜に鳥肉をソテーしたものを添えたサラダ、
貰い物のスプマンテと一緒に戴きました。
色々な野菜が入っていますが何だと思いますか。
これ、前々日の寄せ鍋の残りの野菜を使ったパスタなんです(笑)
春菊、長葱、小松菜、舞茸、なばな……勿体ないですからね。
パスタが茹であがるチョッと前に野菜を同じ鍋にサッと数秒ほど入れて湯がき、
あとは、バターとオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪で軽く炒めた舞茸と絡めるだけ。
そう、それから湯剥きしたトマトをざく切りにして加えました。
トマトの赤が食欲を増進させるだけじゃなく、甘みと酸味が加わります。
あとは少々の醤油などで味付けです。塩味でもいいですよね。

パスタと言えばイタリアン、それからフレンチに中華にインド料理、
韓国料理……最近では可成り珍しい国の料理が東京に居乍らにして食べられます。
そう、日本ほど世界各国の料理が食べられる国はないでしょうね。
しかも、もしかしたら本国よりも美味しいのではありませんか?
少なくても本場の味じゃなくても日本人なりにアレンジした
オリジナルの料理になっていると思うんです。
パスタを例に取ってみると、パスタに絡めるソースや入れる具のバリエーションたるや、
おそらく本国イタリアでは考えられないくらいあるのではないでしょうか。
本国にはないのにいつの間にか日本で市民権を得た「ナポリタン」(笑)
明太子、海苔、納豆など、和風のパスタもなかなかいけるし、
中華風だったり、ナンプラーやコリアンダーをふんだんに使った
タイ風の冷製パスタ……バリエーションを挙げればキリがありませんね。

何でこんな事を書くかと言うと、
一般に日本人はオリジナリティーに乏しいと言われています。
技術はいいのだけれど(勿論、世界の最高水準!)応用力がないと言うか、
素晴らしい技術を生かす術を知らないと言うか……そんな風に言われていますね。
確かに、それはある程度、的を得ている意見かもしれません。
でも、可成り前になりますが、映画監督のピーター・グリーナウェイが
「プロスペローの本」を撮った時、インタビューに応えて、

 「日本のハイビジョンのテクニックがなかったらこの映画は撮れなかった……。」

そんな意味の事を言っていました。
当時の最先端のデジタルの技術をもって何重もの合成をしたんです。
そのお陰で、グリーナウェイとシェークスピアのおどろおどろしい世界が
スクリーンに繰り広げられることになったのです。
日本が世界に先駆けて作り出した技術は枚挙に暇がありませんね。

それから、既にあるもの、技術を租借して、
さらに素晴らしいものにアレンジする能力は素晴らしいものがあると思うんです。
先程のパスタの例もそうですし、例えば洋服!江戸幕府が鎖国を止め、
開国と同時に西洋文明がどっと流れ込んで来ます。
女性も男性も日本髪に弁髪、着物だったのが「洋服」を着るようになり、
頭もチョンマゲや日本髪から西洋式の髪型になります。
鹿鳴館では夜毎の舞踏会、悪いスタイルに似合わぬドレスとタキシード、

 「まるで猿が踊っているよう……」と、

三島由紀夫の「鹿鳴館」にあったようななかったような……。
それがどうでしょう、アッと言う間に上手に着こなすようになり、
日本人デザイナーのコレクションがパリコレを賑わすようにまでなりました。
日本人の平べったくて足が短い体形を夢のように見せられるまでなりました。

言われているような日本人の特質って果たして正しいでしょうか。
僕は日本人ってそんなに捨てたものじゃないと思うんですよ。
己を卑下し、過小評価するのは日本人の美点でもあり欠点でもあります。
もっと自信を持って胸を張って生きればいいのに……これが僕の考え方です。

どうですか、少しはレポートの役に立ちますか。
また何かあったらメール下さい。レポートが出来たらお茶くらい奢りなさいよ(笑)
では、長くなりました、精々、頑張るように!お元気で!


敬具

2008年3月5日


ブノワ。


[Peter Greenaway (1942~ )]
[Prospero's Book/プロスペローの本 (1991)]
[三島由紀夫 (1925~1970)]
[鹿鳴館 三島由紀夫 著(1956)]

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by raindropsonroses | 2008-03-05 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(14)