匂いのいい花束。ANNEXE。

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俯く君は美しい……さぁて、いよいよです。

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前略

穏やかな4月も終わろうとしています。
記録的な日照不足?前半の暴風雨はあったものの、
あとは比較的、暖かで平穏な毎日でした。

年明けからこの方、ラッキーなことに殆ど水遣りをしなかったような気がします。
タイミング良く雨が降ったりして……その水遣りもこのところは毎日あげるようになりました。
毎朝の日課、薔薇を観察するいい機会、水を遣りながら病虫害をチェックするいいチャンスだし、
改めて時間をとる必要もなく一石二鳥です。

さてさて、今年の冬は寒かったので、薔薇の開花がいつになるか気を揉んでいましたが、
園丁の焼きもきをよそに、例年と変わりなく順調に花開き始めました……。
多少の前後はあるけれど、一番最初に開花したのは僕のオリジナルの薔薇。
凄く大事にしている薔薇なんですが、去年の切り接ぎではいい苗が出来ずに
1本も増やす事が出来ませんでした。そんな訳で親木に咲いた2輪の花……。
世界でたった1本しかない薔薇の樹に咲いた美しい花……。
今年、切り接ぎに再挑戦した僕のお気に入りの薔薇です。
匂いは淡いけれど爽やか。細立ちの枝にボッテリした上品なピンクの花が付きます。
実は、忙しさにかまけて冬の剪定をスッカリ忘れ、
伸びた枝先から新芽が伸びて蕾が付いたもの……。
オールド・ローズに良くありがちな特徴です。

薔薇を鑑賞する位置、ポイントは人それぞれの好みがありますが、
僕は薔薇はしなやかな枝に項垂れるように花が付くのが好きなんです。
下から仰ぎ見るような感じ……オースチンも同じようなことを言っていましたっけ。
スクっと天に向かって剛直な枝に巨大輪が一輪ドカンと咲くよりは、
細くて柔軟性のある枝にビッシリ花弁が詰まった薔薇が付く感じ……。
それがベストだと思っています。
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1枚目の写真はある日気が付くと物陰に咲いていた僕のオリジナルの薔薇。
2枚目の写真はそれを室内で貴婦人のポートレートよろしく撮影したものです。
さぁ、今年もいよいよ薔薇のシーズン到来です!
寝不足必至、体力を温存しておかないと……今から覚悟が必要です(笑)


草々

2008年4月30日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-04-30 00:00 | 薔薇の名前。

極上の料理とサービス……トラットリア マチ。

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………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

あれは確か去年の今頃、知り合いに頼まれて薔薇のカタログの翻訳の仕事をした。
しかもフランス語!勿論、僕のフランス語力で翻訳なんて出来る訳もなし、
ハタと思いつき、日本語をはじめ、中国語、英語、ドイツ語、スペイン語に堪能な
フランス人の友人、Wくんに簡単な直訳を頼んだのでした。
それを僕が植物、薔薇の専門用語に置き換えて行く……そんな作業でした。

仕事帰りのWくんを待ったのは、最近ではスッカリご無沙汰で、
最後に来たのは何年前か覚えていないくらい懐かしい東急東横線の学芸大学。
学生時代の大親友が住み、初恋の人が住んでいた街……。
時間通りにやって来たWくんと駅前のカフェに陣取り早速、翻訳に取り掛かって貰う。
さすがに仕事が出来るWくん。アッと言う間に翻訳を終わり、
僕はと言えば後で読めなくなって困らない程度の速記で応戦、
早々に仕事を終わらせ、Wくんがよく通うアジア料理のレストランに夕飯に向かった。

所が!店の前までやって来ると、何と「本日休業」の文字が……。
ガッカリしつつ、学芸大学の街をプラブラして偶然に見つけたのが
1枚目の写真の「トラットリア マチ」だったのです。
入ることに決めた理由は店構え。

 「このレストランは絶対に美味しい!」直感が働きます(笑)

ラベルが素敵なワインや日本酒が美味しいのと一緒で、
入り口が素敵なレストランは絶対に美味しいハズだから(笑)

実は、それまでWくんと僕はお互いの大親友を通じての知り合い程度でしかありませんでした。
当然、二人だけで会うのは初めて(笑)気配りの僕&フランクな性格のWくんなので、
ぎこちなくなる心配はなかったけれど、会話が途中で途切れる心配をしなかったといえば嘘になります。

フラリと立ち寄った「トラットリア マチ」……。
店の雰囲気にすっかりリラックスし、打ち解けて食事と会話を楽しむことが出来ました。
レストランの命は味です。先ず、味がいいことを大前提とすると、
次に重要なのはスタッフの接客態度、感じの良さではないでしょうか。

 「客は店に付くのではなく人に付く」……これが僕の持論です。

さも「食わしてやる」的な気難しくも頑固な親父がいる鮨屋や
「食べさせてやってもいいけど……!」と、言わんばかりに居丈高なラーメン屋……ご免被りたいです(笑)
「トラットリア マチ」は兎に角、料理が絶品なんです。
定番の料理に加えて季節の、旬の素材を使った料理が楽しめるのです。
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写真は上から「駿河湾産新もの桜えびとマッシュルームのブルスゲッタ」
「ホワイトアスパラと生ハムのパルメザンチーズ焼き」
「新筍のグリル空豆のソース」それから「イカスミのパスタ」に
名前を控え忘れた極上のピッツァ……ほぼ、瞬時になくなってしまいました(笑)
「和牛頰肉の5時間とろ火煮込みじゃがいものピューレ添え」。
最後の締め括りはコーヒーとともに「苺のババロア」……もう大満足!
素材と料理法がそのまま料理の名前になった辺りがオーナーの人柄を感じさせます。

先日は、そのWくんと僕とWくんの共通の友人のAくんとTくんでテーブルを囲みました。
日本人2人、フランス人2の友人の輪……何とも不思議な取り合わせだけれど、
考えてみれば、2人のフランス人の結婚式に出席しているのです。
Aくんの時は着物と三味線を持ってオルレアンまで足を運び、Wくんは飯田橋の日仏学院での素晴らしい結婚式。
そんな仲間が集うに相応しいサンバな「トラットリア マチ」、
友人が集う時の店選びには真っ先に頭に浮かびます……ギャルソンのキビキビした動き、
気持ちのいいサービス……味と同じくらいに大事なスタッフの質。
粒選りのスタッフが揃った学芸大学の隠れ家的イタリアンです。


草々

2008年4月29日


ブノワ。

[Trattoria MACHI/東京都目黒区鷹番3-3-19 中村ビル1F/03-3710-3984]

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by raindropsonroses | 2008-04-29 00:00 | バベットの晩餐会。

染香のこと。

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……………………………………………………………………………………………………………………………

不安定な天気が続いた4月も終わろうとしています。
薔薇の開花ももう少し……連休明けにはアッと言う間に満開になるでしょう……。

さて、今年も染香の命日がやって来ました。
3年前の4月24日、春らしい暖かな午後に永遠の眠りに付いたのです。
染香は可愛い可愛い僕の一番最初の猫でした。
今、ウチにいる4匹も比べられないくらいに可愛いと思うけど、
染香は特別……何と言っても僕の一番最初の猫ですから。
それについては他の4匹も何とも思わないでしょう。

染香が僕のウチに来た経緯は前にも書きましたが、
暫らくは一頭飼いのお姫さまとして我儘気儘に暮らし、
朝子とお園が来てからは、面倒見のいいお姉さん猫として穏やかな毎日を送っていました。

染香のお腹に小さなポッチを発見したのは4年前の秋、9月のこと……。
染香のお乳は左右対称ではなく、ランダムにポチポチと付いていましたので
最初は乳首かと勘違いしていましたし、
お乳と同じ大きさだった頃はさして気にもしなかったのですが、
次第にポッチが大きくなるにつれ不安が募って来ました。

病院に連れていくのが遅かったんですね……。
10月に行くパリはどうしても外せなくて、もし手術したとしても、
術後の容体もわからない状態で人に預けるのも憚られる……、
そう思っているうちに手遅れになりました。
僕の我儘勝手な都合で染香を病院に連れて行きそびれてしまった……それが命取り。
病名は乳腺腺ガン、猫にとっては比較的、多い病気で、しかも難病だそうです。
いつもは明るくて穏やかな表情の先生の初めて見る真剣な顔……。
先生が触診の後、ノギスを持ち出した時に

「あぁ、もうダメなんだ……。」そう直感で思いました。

12月の上旬に手術、片側の乳腺を全て摘出する手術を受けましたが、
精密な検査の結果、既に右足太もものリンパ腺に転移、
術後1年の生存率は54パーセントと言われました。
覚悟はしていたんですけどね、その54パーセントに入ればいい……。
そんな安易な気持ちがあったのも事実です。

所が、あれよあれよと言う間に容体が悪化、
2月の中旬には右後ろ足がブヨブヨに腫れて来て(染香本人は自覚なし)
歩くのもままならなくなって来ました。
2月の寒い中、陽だまりを求めてバルコニーに一生懸命出ようとする染香、
ピョコピョコ歩くその姿は、今、思い出してもジーンとします。
次第になくなる食欲、殆ど食べられないながらも、
なんとか食べようとする「生きたい」と言う意欲。
食物の好みがめまぐるしく変わり、僕もあれこれと缶詰を変えてみたり、
染香の好みに合わせて、毎日〜フィレ・オ・フィッシュやチキン・ナゲットを夕飯に食べる羽目に……。

一時期は「デブ染」のあだ名が付くくらいおデブだった染香の体重が
5キロから3キロを切るようになり、抱き上げると紙のように軽くなった時、
染香の体中の骨が指に感じられるようになった時には、
そろそろ最後の準備をしなければ……そう決心をしたのでした。
病院の先生にペットの葬儀をしてくれるお寺を紹介して貰い、
電話で確認、予約。それが4月の上旬で、この調子じゃ暑い夏を越せるかな、
そんな風に思っている矢先に急に容体が悪化、
4月24日未明、一緒に寝ている僕の布団の中で
苦しそうな鳴き声をあげ呼吸が止まってしまいました。
ダメかもしれないけど小さな鼻をつまんで人工呼吸と心臓マッサージを施し、
スッと気管に酸素が入るのを感じた時にはホッとしたものです……。
それが朝の4時、それからは身体に力が入らない染香をバスタオルで包み、
ズッと抱っこして半日、少し動かすだけで苦しそうな声を上げます……。
猫は痛みをあまり感じないと言われていますが可成り痛かったのでしょうね。
その間に知らせを受けた親友が最後のお別れにタクシーを飛ばして来たり……。
いよいよお別れの時がやって来ました。

遅い午前中からは添い寝して様子を見ていましたが、
午後2時過ぎに呼吸が苦しそうになり、大きく数回、痙攣したかと思うと、
最後に一声弱々しく「にゃぁ」と鳴いたまま僕の腕の中で天国に旅立ちました。
少し湿気のある4月の穏やかな午後のこと……不思議な静寂に包まれた昼下がりでした。

葬儀は2日後、親友と僕の二人で見送りました。
綺麗な布に包まれた染香を箱に入れ、好きだったエビとハムとカリカリでお弁当を作ってやり、
バルコニーに咲き出した薔薇で小さなブーケを作って一緒に入れました。
友人や病院の先生からは花束が沢山届いたんですよ……なんと言う幸せな猫!

その年の薔薇のシーズンには一日と置かずにお客さまの予定が入っていました。
その慌ただしい時にゴタゴタしないように……染香がそう配慮してくれたものと勝手に解釈し、
6月のパリ行きを急遽決めて、染香の遺灰の一部を僕が大好きなパリ郊外の秘密の場所に撒いてきました。
人知れず、季節の草花が咲き小鳥が囀る場所……パリに行くと染香に会いに行くのが常となりました。
僕のPCの机の上には染香の小さな遺骨、
携帯電話の落花生形の銀製のキーホルダーには、染香の抜けた牙や歯、爪が入っています……。
常に一緒、永遠に忘れられない僕の一番最初の猫です。

写真はお姫さま時代の染香……。
僕の椅子の上に陣取りスッカリご満悦。こうなるとテコでも動きません(笑)
つくづく永遠ってないんですね……あんなに早く染香が旅立つとは……。
染香……いつまでも心の中に生きている僕の最愛の猫です。


草々

2008年4月27日


ブノワ。


[染香・Someka (1997~2005) Domestic Short Hair,
    Brown Mackeral Tabby and White]
[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]

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by raindropsonroses | 2008-04-27 00:00 | 猫が行方不明。

心に巣食う……ダウト ー疑惑をめぐる寓話ー。

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拝啓

Dさん、その後、元気にしていらっしゃいますか。
暖かながら不安定な天気が続きますね。今年は雨が多いかな……。
風も強いですね……でも、バルコニーの薔薇の蕾も夥しいくらいに付き、
来る満開の時のことを考えるとコワイくらいです。

さて、先日のこと、以前より楽しみにしていた文学座のアトリエ公演を観て来ました。
舞台のタイトルは「ダウト ー疑惑をめぐる寓話ー」。
ジョン・パトリック・シャンリーがメリル・ストリープに当てて書いた戯曲だそうです。
残念ながら、ブロードウェイの初演は、時間的に拘束されることが多い
舞台の仕事を制限するストリープの都合で叶いませんでしたが、
この度、ハリウッドでメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの共演で映画化され、
今は撮影が無事に終了、編集に入っていると聞きます。

物語はストーリー上の楽しみが減りますから詳しくは書けませんが、
文学座のベテランと若手の程よいアンサンブル、
文学座のモットウとする言葉の美しさ、台詞を大事にする伝統が
上手く生かされたなかなか内容の濃い出来上がりでした。

キリスト教に限らず、宗教における欺瞞、おそらく皆も感じているだろうけど
決して口に出来ない闇の部分……聖職者にも他の人々と同じように心の弱い部分があり、
神につかえる身だからこその頑さ、傲慢さ、孤独……。
そんなセント・ニコラス・カソリック系の教会学校の校長、
シスター・アロイシスを演じた寺田路恵の大きさ。
時に厳しく、時にユーモアをたたえ(彼女のユーモアのレパートリーは少ないのだけれど……)、
キリスト教における「善」の牙城を一人守ろうとし、
また、心の奥底に巣食った「疑惑」に翻弄される校長を七色の声で演じ分けました。
僕がまだ演劇青年だった頃に文学座の若手のホープだった清水明彦の逞しさ。
いつの間にか中堅、いや、それ以上の安定感とテクニックを持ってフリン神父を熱演。
渋谷はるかの初々しさはまだ何も色がついていない女優の将来を感じさせ、
山本道子の絶妙なる黒人女性はおそらく本人のキャラクターに寄る所が多いのでしょう。
出番はワン・シーンでしたが、非常に印象深く説得力のある役作りでした。

しかし、つくづく思うのは、
今回のシャンリーとメリル・ストリープの場合にも見られるように、
優れた芸術家どうしの出会い、相乗効果、つまり、当てて書く……。
この行為の意味を考えてしまいました。

人の歴史の中で、芸術は自然の模倣だと言われています。
自然に限らず作者が美しいと思ったものを形にしていく作業……それが芸術です。
さらに、優れた表現者、素晴らしいテクニックの持ち主に
触発されて様々な芸術が生まれて来ました。
文学、絵画、彫刻、音楽……第七芸術と言われる映画もまた然り……。
お陰で僕達は素晴らしい作品に出会うことが出来ます。

三島由紀夫が杉村春子に当てて書いた「鹿鳴館」、
有吉佐和子が書いた「ふるあめりかに袖はぬらさじ」……。
何れも現代日本演劇史に残る傑作です。
マーガレット・ミッチェルは「風と共に去りぬ」のレット・バトラーを
当時ハリウッドで「キング」と呼ばれ君臨していたクラーク・ゲーブルを念頭に書いたそう。
ベンジャミン・ブリテンをはじめ、現代の優れた作曲家達が
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチのために書いた夥しい数のチェロの曲………。
お陰でヴァイオリンに比べて独奏の曲が少ないチェロにレパートリーが増えたのです。

優れた芸術家の出会いは1+1が2ではなく、3にも5にもなりうる可能性を秘めています。
例えば芝居で言えば、その俳優の普段の言葉遣いを念頭に台詞を書く……。
自ずと生きた台詞が書ける訳です。

僕にも才能があったら好きな俳優や尊敬する俳優に当てて戯曲でも書いてみたいのですけどね……(笑)
いかせん、ブログに駄文をつらつら書いているようじゃ無理ですか。
書いてみたい俳優は沢山いるんですけどね……。

そちらでは12月の映画版の公開も楽しみですね。
メリル・ストリープ……。15回目のアカデミー賞ノミネートは必至ですね。
ノミネートどころかきっと受賞かな?この先、「マンマ・ミーア!」と共に楽しみが続きます。

写真は数年前の正月にフィレンツェの教会の中庭で撮ったフィルム写真。
「ダウト ー疑惑をめぐる寓話ー」の中で、
シスター・アロイシスが手入れをする修道院の中庭の薔薇に因んで。
名札は付いていませんでしたが、おそらくハイブリッド・ティーの「Victor Hugo」。
薔薇はいつの世も人間と共にあり、そして愛されて栽培されて来ましたが、
中世のキリスト教世界では薔薇は「快楽」の印、唾棄すべきものとして迫害され徹底的に排除されました。
そんな中、不思議なことに修道院の中、人知れず中庭などで密かに栽培され、
現代に貴重な品種が残ったのです。それは、実を薬として用いた薬用を目的としたものかもしれませんが、
修道院の中庭にヒッソリと咲く薔薇の花……僕は何故かロマンを感じてしまうのです。
穏やかな表情で薔薇を手入れするシスター・アロイシスの胸に去来する物は一体なんだったのでしょう。
若いシスター・エリザベスを厳しく導き、己の存在を賭けてフリン神父と対決する
シスター・アロイシスの揺るぎない自信と信念は陰も形もありませんでした。

近々、観てみたい舞台もあります。その時は声を掛けますので一緒に如何ですか。
季節の変わり目です、体調管理に留意して下さいね。お元気で!


敬具

2008年4月22日


ブノワ。


[ダウト ー疑惑をめぐる寓話ー/2008年4月12日〜22日、文学座アトリエ公演]
[寺田路恵/Michie Terada(1942~ )]
[清水明彦/Akihiko Shimizu (1962~ )]
[山本道子/Michiko Yamamoto (1950~ )]

[Doubt (2008)]
[John Patrick Shanley (1950~ )]
[Meryl Streep Online/Meryl Streep (1949~ )]
[Philip Seymour Hoffman (1967~ )]
[Gone with the Wind/風と共に去りぬ (1939)]
[Margaret Mitchell (1900~1949)]
[Clark Gable (1901~1960)]
[杉村春子/Haruko Sugimura (1909~1997)]
[三島由紀夫/Yukio Mishima (1925~1970)]
[鹿鳴館 (1956) 文学座 初演]
[有吉佐和子/Sawako Ariyoshi (1931~1984)]
[ふるあめりかに袖はぬらさじ (1972) 文学座 初演]
[Edward Benjamin Britten (1913~1976)]
[Mstislav Leopol'dovich Rostropovich (1927~2007)]

[Victor Hugo (HT) Meilland, 1988]

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by raindropsonroses | 2008-04-22 00:00 | 天井桟敷の人々。

前門のお園、後門の小芳。

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前略

早いもので今年も4月中旬、一年の1/3が過ぎ去ろうとしています。
Nさん、スッカリご無沙汰していますが元気にしていますか。
新しく来た猫ちゃんの様子はどんな感じなのでしょう。
可愛いですよね、生後2ヵ月くらいの猫って(笑)
さて、我家の猫達も相変わらずです。微妙でそこはかとない仲の悪さ……。
だけど、元気一杯、病気知らず……何よりも健康が一番ですもんね。

Nさんもご存じの通り、僕は去年の夏以降、チョッピリ忙しくしていました。
お陰さまで薔薇も猫もあまり構ってあげられず、
随分、可愛そうなことをしたと思っています……反省しきり。
でも、猫のいいところ、楽なところはあまり構ってあげなくても大丈夫なところですね。

最近、チョッと時間が出来て改めて猫達を観察してみると、
あれほど大騒ぎをして生きるの死ぬのと大喧嘩していた小芳&お園 vs きん、
何と最近ではスッカリどうでもよくなってしまったかのように、
一つの部屋に放しておいても大丈夫になりました(笑)
一時は一体どうなることか、この先、何か方策を考えなければならないんじゃないか……。
そんな風にも思っていたんですが、お園はきんにスッカリ興味をなくしたようで(笑)
小芳こそ今だにきんを付け狙うものの、どうやら「ぎゃぁ!」と
死にそうで大袈裟な悲鳴を上げているのはきんの方で(笑)
実は、それほど大したことはないみたいなんです……。
まぁ、たまにお園とバッタリ出くわして、
きびすを返して反対に逃げるとそこには小芳が……。
そんな、前門の小芳、後門のお園……的なこともしばしばありますけれど(笑)
よく言いますよね、何事も時間が解決してくれるって……。
ウチの猫達の場合は慣れ?僕だけ心配してオロオロしていたのが馬鹿みたいに思われます(笑)
飼い主の心配はまったくの杞憂に終わりました……。

写真はきん近影(笑)こうしてPCの前に座る僕の膝の上に仰向けになり(笑)
暫らくすると腹を出してスゥピィスゥピィ寝息を立てはじめます(笑)
スッカリ心の底からリラックスしているんでしょうねぇ……。
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直線&くびれが全くないラインでデザインされた
きんの丸ぁ〜るい身体(笑)本当に愛しくてなりません。


草々

2008年4月20日


ブノワ。


[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

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by raindropsonroses | 2008-04-20 00:00 | 猫が行方不明。

櫻は終わって……薔薇色のソルベ。

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………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

比較的、雨が多い4月のある日曜日の午後……。
霧雨舞うバルコニーから部屋に戻ると同時に京都の友人から宅急便が届いた。
そう、京都の料理人大親友のやすくんからだ。
自分の極上アイスクリーム作りのルーツはソルベなので、
是非、僕に食べて貰いたいとのこと(笑)

そうですか、そうですか、そこまで言われては仕方がない!
僕はアイスクリームに比べてソルベは苦手なのですが、
やすくんの自信作と言うのだったら仕方がない!
その代わり点数は辛いですよぉ〜だ(笑)
早速、箱を開けてタッパウェアーを取り出しました。
何と、今回もタッパウェアーが2つも入っているではありませんか。
ンンンンンン?何やら色が微妙に違う2種類のピンクのソルベ……。
林家パー子とペーみたいにも見えるけれど……(笑)
どれどれ、フムフム……ソルベの氷っぽさがなくて非常に滑らかで美味しいじゃありませんか。
お味はと……手前の色の濃い方が柘榴、奥の幾分淡い方は何だろう……。
微かに漂う花の匂い……きっと、花の匂いがするリキュールを使っているのかな?

このピンク色に花の匂い……そうかっ!
このソルベを薔薇の時期にお使い下さいって言うことかっ!

実は、今年の薔薇の時期に、我家のバルコニーはクローズと決めています。
何故なら、交配を本格的にするので、とても人さまにお見せ出来る状態じゃないから。
それでも、仕事の関係の方とか、薔薇でお世話になっている方とか僅かですが来客があります。
その時のディナーに、「是非、僕のアイスクリームをお使い下さい!」と、
やすくんから申し出があったのは今年の1月……。
そこまで言うのならと、苺やキャラメル、桃、バナナなど、4種類をリクエストしてあります。
そこにこれらのソルベを加えて欲しいのですよね、きっと……。
と、言うことは、このピンク色は薔薇の花に見立てている訳なんですね。
そう言えば「Chant rose Misato」みたいなピンクじゃありませんか!
なかなかやるじゃないですか!前記の4種類にこの2種類も追加しましょう!

はぁ、それにしても持つべきものは友……。
一生涯タダで美味しいアイスクリームとソルベを食べられれるのですからね。
これを薔薇色の人生、ラ・ヴィ・アン・ローズと言わずして何と言いましょうか(笑)

所で困った事があります………………。
お客さまの中には「薔薇の匂いを楽しみたい!」と、殊勝なことを言いつつ、
実は本当の目当ては薔薇じゃなくて僕の餃子だったりシャンパンだったりする不届きな輩がいます(笑)
NのOさんとかBRさん、TTさんとか、数え上げたら結構いる!(笑)
我家の冷蔵庫を食い尽くさんばかりのその食欲。
その調子でソルベを食べられてしまっては困るし、
食べ放題、おかわり自由と思われるのはもってのほか。
何か効果的にアイスクリームやソルベの量を減らすいい方法はないものか……。
そびえ立つようなパフェを期待されては困るし、
底なし沼のような食欲を満足させる義務もないし……。

そこで思いついたのが通常のアイスクリームのグラスに入れずに、
骨董品、それも僕が大事にしている染付けの小さな器に入れて出すと言うもの。
これだったら話題を器の方に持って行って注意をそらせるし、
ここまで綺麗に出されたら、さすがの酒池肉団子系の友人達もおかわりは要求しないでしょう(笑)
早速、お気に入りの染付けを引っ張り出して来てソルベを盛付けてみました。
ウンウン、これなら最小限で満足して貰えそうかな……。

写真に使った器は、いつも美味しい氷菓を送ってくれる京都のやすくんに敬意を表して、
京都に旅行の時には必ず立ち寄る老舗の「てっさい堂」で買い求めた蛸唐草と菊唐草の器……。
この2客から僕の骨董狂いは始まりました(笑)
下に敷いてあるのはパリで買った超大判のシルクのストール……ペルシャ製です。
いつか羽織の羽裏として使おうと思っているのですけどね……。


2008年4月18日


ブノワ。


[Chant rose Misato/Soeur Emmanuelle (S) Derbard, 2004]

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Fly me to the Moon……ミステリア・ブッフ。

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………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

桜の花が満開になるころ、以前より楽しみにしていた舞台を観に行く。
タイトルは「ミステリア・ブッフ」。ロシア(当時はソビエト連邦)の作家、
ウラジミール・マヤコフスキーの処女戯曲です。
耳慣れない謎のタイトルは「神聖なる道化劇」とでも訳すようだ。
会場は森下のベニサン・ピット。質の高い舞台を次々と送りだすことと、
客席と舞台の距離が非常に近くて密な空間が僕のお気に入りの劇場です。

原作者のマヤコフスキーの意図は、
自分の戯曲を時代に合ったように書き替えること……。
この戯曲が書かれたのは90年前のソビエト連邦である……。
勿論、テーマは「革命」でしょう。
貴族を初めとする支配社階級のものだった芸術が一般市民の手にも渡るようになる……。
両方から流れ込む潮流が融合し合い、
えも言われぬ新しい芸術を作り出して行く。書かれてから90年、
今回の脚本はオリジナルとは全く異なったものになっているだろうけど、
今の僕には確認する術はない。しかし、作品の持つテーマである相反する二つの対立、
すなわち、ブルジョアとプロレタリア、権力者と支配される者、搾取する者とされる者、
天国と地獄、天使と悪魔……そう言ったオリジナルの戯曲の本質は変わっていないハズ、
それらは見方を変えれば、どちらも善となり悪となる。
何事もそう、物事は表裏一体なのです。

 「綺麗は汚い、汚いは綺麗……。」

劇中に引用されていたシェークスピアの「マクベス」からの一節、
有名な台詞は荒野の魔女3人が口にするもので、
「マクベス」のテーマの1つでもあります。
そう、立場が変われば見方も変わる、白が黒に、黒が白にもなるのです。
権力者を追う立場の時はヒーローで、権力者を倒し頂点に立った時、
時代のヒーローは追われる立場になり悪になる……マクベスまた然り。
フランク・ハーバート著「Dune/砂の惑星」のポール・アトレイデスまた然り。

演出・台本の木内宏昌の、韻を踏んだ言葉遊びは可成り練られていて秀逸でした。

 「地球に穴があいている……。」

今の日本や世界を取り巻く環境問題や宗教問題、人種間の対立を浮き彫りにし、
少し遡って僕らの記憶に生々しい大戦にまで世界を広げ、
オリジナルの戯曲に「今」をクッキリ浮かび上がらせた素晴らしい手腕に脱帽です。

いつも思うのだけれど、映画やテレビと違い、舞台の最大の魅力はその臨場感、
俳優と観客が同じ箱の中で息づき、ある決まった時間、
濃密な空間を共有する醍醐味でしょう。
俳優の息遣い、震える筋肉、躍動する身体、隅々にまで響き渡る肉声……。
観客は五感をもって感じ取り、俳優と一体になろうと努力する。
俳優のかける魔法に心地よく騙される快感、素晴らしい俳優と同じ時期に生き、
その舞台を観ることが出来る幸せは何物にも替えがたい。
偉大な俳優の朗々たる美声や台詞回し、
老練なるテクニックに酔いしれるのも一興だけれど、
まだそれほど名も知られていないけれど、
才能豊かな若手俳優によるアンサンブルを観るのも楽しみの一つです。
彼らが一丸となった時のパワーたるや若者のみが持つエネルギーの燃焼に似た輝きは、
その夜、一瞬だけれど何ものにも代えられない鮮やかな残光を残す。

「ミステリア・ブッフ」……演技をサポートする生のドラムスと
ウッド・ベースの音楽は贅沢そのもの、
ある意味で、今回の舞台の中で一番神経を使う作業だったかもしれない。
白と黒、グレーとベージュを基調にした豪華で手の込んだ衣裳、
そのシンプルな色使いに呼応するような
セットの真っ赤な螺旋階段が一際目を引きます……。

「14人のキレイナひとびと」を演じたゴージャスな女優陣は粒よりで達者、
「14人のキタナイひとびと」を演じた地に足付く女優陣は労働者の汗を感じさせた。
男優陣、池下重太はいつの間にか若手を引っ張る牽引者、柱になるほどの成長ぶり。
田村 元の日本人離れしたノーブルなしなやかさは見るものの目を見張らせ、
岸田研二の無駄を削ぎ落としたワイルドさは思わず階段で握手を求めるほどでした。

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そして今回、俳優陣の中で最も光を放っていたのは、
僕が今、注目している小谷真一でした。
4年前の「エンジェルス・イン・アメリカ」で初めて出会い、
去年の再演で目を見張るばかりに成長し、
堂々とした姿にビックリとしたものだけれど、
立て続けにTPTの「ここからの距離」では準主役ながら、
ラストではサッと主役と入れ代わり、幕引きの締め括りをさらう好演、
未来に希望を感じさせるラストを観客側に引き寄せました。
そして今回の「ミステリア・ブッフ」では、大挙して出演している俳優陣が、
一人、何役もこなす中で、たった一人、劇を通しての傍観者となる大事な役。
物語を外から眺める観客と同じ立場だったり、時には神となったり、
「キタナイ人々」に道を示す預言者となったり、
対立するあらゆる二つのもの、階級、貧富、思想……。
そういったものの接点になる重要な役を
決して背伸びする事なく伸び伸びと演じていたました。

  小谷真一の最大の魅力は爽やかさだ………。

一言で爽やかさと言うけれど、彼の爽やかさはチョッと陰りのある爽やかさ、
少しハスキーな声と端正な顔立ちが相まって、
映画史上に名を残した俳優達に思いを馳せます。
ジェームズ・ディーンリバー・フェニックス……青春の光と陰が交錯する複雑な心のありよう。
映画、演劇、名だたる名優達がテクニックの全てを注ぎ込んで表現して来た
あらゆる個性的な役柄、キャラクターは常に人々の話題に上るけど、
彼等、偉大な俳優がどんなに逆立ちをしてもテクニックを駆使しても
決して創造する事が出来ないもの、それが爽やかさなのです。
それは限られた人にだけ与えられる「ギフト」。
演劇の神から授けられた「ギフト」……。
小谷真一はそれを持っていると思うのです。
選ばれし者だけが受ける素晴らしい「ギフト」、
決して演技では創造出来ないもの……。

「エンジェルス・イン・アメリカ」の時に微かに見えた成功の翼
今、ハッキリとした形を伴って力強く羽ばたけるほどとなりました。
まばゆく輝きを発する才能、これから先の活躍が楽しみでなりません。

メリル・ストリープケイト・ブランシェットエミリー・ブラントを愛する僕、
この確かな目で見たのですから間違いありません。僕の目に狂いはないのです(笑)


2008年4月7日 


ブノワ。


[ミステリア・ブッフ (1918) 2008年 TPT初演]
[Vladimir V. Mayakovskii (1893~1930)]

[小谷真一/Shinichi Kotani (1978~ )]
[Angels in America (1989)]
[William Shakespeare (1564~1616)]
[Macbeth/マクベス ( 1606)]
[Frank Herbert (1920~1986)]
[Dune/デューン 砂の惑星 (1965)]
[James Dean. com/James Dean (1931~1955)]
[River Phoenix (1970~1993)]
[Meryl Streep Online/Meryl Streep (1949~ )]
[Emily Blunt (1983~ )]

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by raindropsonroses | 2008-04-07 00:00 | 天井桟敷の人々。

ブログって?……ことの次第。

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今年も早いもので桜の4月になりました。
先日の事、それまで非公開にしていた記事888通を再び公開の設定にしました。
非公開にしたことの次第は遡って読んで下されば嬉しいです。

再び公開にしたのをキッカケに、自分でもあの頃の事を振り返ってみました。
当時、どんな気持ちでいたのか?感情的になっていまいか?などなど……。
この件にはもう触れない積りでいましたが、丁度、2ヶ月ですし、
矢張り、いい機会なのでもう少し考えを纏めておきたいのです。
暫しお付き合い下さいね。

実は「花泥棒」の記事を書くキッカケとなったのは、
その直前に入ったメッセージだったんです。
僕の写真をPCの壁紙にしていると言うその無邪気なメッセージ……。
あれほどお願いし口を酸っぱくしているのにどうして後を絶たない不法コピー。
その後、スグに小芳の写真を丸々コピーして記事にした方のサイトを訪れたのでした。
僕がどんな気持ちになったかは前の記事を読んで戴くとして、
そのキッカケとなった壁紙の人はブログの更新をパタリと止め
(僕とのやり取りによってネット上で冷水を浴びたような気持ちになったらしい……。)
小芳の写真を無断で記事にした人は、抗議した直後に即座に謝罪を下さるも
残念なことにブログを閉鎖してしまいました……。

今回の悪気はないけれど、してはいけないルール違反で、
二人の人間が楽しみに更新していたブログを閉鎖、または休止にしました。
僕はと言えば、取り敢えずそれまでの記事を非公開にし、
毎日の更新を日課にしていた自分のルールを破り、少し時間を空けて更新するようになりました。
それがいいのか悪いのか分からないけれど、生活のリズムが大きく狂ったのは確かだし、
僕自身も、また、読んで下さっている皆さんにも多少なりとも不快な思いをさせた事は事実です。
人間って自分で作ったルールって破りたくないものなのですよ……。

申し訳ないけれど、僕はブログを閉鎖、休止した人達に何の感情も湧いて来ません。
嫌いな言葉ですけど、それこそ自己責任で後始末をなさったのでしょう。
自業自得、インターネットの世界は自由で便利だけれど非常にコワいのですよ。
自由って何がしかのルールがあってこその自由……、
自由でいるための代償って非常に大きなものなんです。皆さんも承知のことですよね。
インターネットは上手に使えばこれほど便利な物は無いと思います。
反面、ブログに関して言えば、いい加減な事をしたり、
顔が見えないからと言って滅茶苦茶をするといつか自分の頭に降り掛かって来ます。
人の写真や文章を無断でコピーしたり盗作したりしていると、
いつか必ずバレるものだし、バレた暁には責任を取らなければなりませんよね。
メッセージのやり取りをしているだけでも分かってしまうのですよ。
その人が知ったかぶりをしているのか嘘を付いているのか……。
例えば、綺麗な写真を立て続けに公開している人がいたとして、
あちこち他からコピーしたものを使っていると、見ている側からすると一目瞭然、
同じ人が撮っているのではないことがバレてしまう……。
綺麗だけれど統一感がなくなるのですよ。矢張り、一人の人間が撮った写真には
どこかに必ず共通点がありますし、一人の人間が撮れる写真には限度があります。
美しいけれど全く統一感が取れていない写真の数々……。

 便利なインターネット、生かすも殺すも使い方一つだと思うのです。

友人の一人はブログをやってみたいけれど、今一、コワくて出来ないと言います。
僕はそう言う人達には是非やってみるべきと勧めています。
自分の気持ちに素直に、誠心誠意込めて文章を書く。
表現する媒体としてはこれほど素晴しいものもないと思うのです。
自分のブログにメッセージを貰う喜び、直接お目に掛かる事は稀だけれど、
メッセージのやり取りから生まれる友情は何ものにも代え難いです。

簡単そうなブログですけれど、幾つかルールもありますね。
先ず、拙くても自分の言葉で綴り、自分の写真を使う……これが一番肝心です。
それぞれが、等身大の自分を表現する……トルストイやキャパになる必要はないのですから。
表現する事はそれぞれでも、自分の言葉で書かれた文章は気持ちのいいものだし、
読者もメッセージを入れやすいと思うのです、イコール、素敵な関係を築けます。

メッセージを入れる時もそう、顔が見えないからと言って、
人に唾するような事を書けば、いつか必ず自分の頭の上に降り掛かって来ます(笑)
相手が嫌がる事は書かない、文章中に書いていない事には触れない、詮索しない……。
何かの都合で管理人が意図して触れていない事も考えられますからね。
それから、知っているからと言って、個人的な情報をむやみに書かない事も大事です。
また、自分の意見と違う時には原則としてメッセージは控えた方がいいですね。
どうしても反論する時には言葉を選び、決して議論を吹っかけたりしない事……。
それから、どんな時にも相手に尊敬の念を抱かなければダメです。
記事を書くにあたって、記事や文章の一節を引用させて貰う時もそう。
相手の文章に同感し、共感して初めて引用の意味があります。

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お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
このブログのスタイルも随分と変わって来ました。
果たしてこのままでいいものなのか?
お気楽に手紙風の記事なんかをつらつら書いていて何になるのか……。
たまに疑問が大きく頭をもたげる事もあります。
一旦、ブログを立ち上げ、皆さんからメッセージを戴くようになり、
他のブロガーの皆さんとお互いにリンクするようになる……。
そうすると、飽きたからと言って簡単にやめることは出来なくなって来ます。
責任が出て来るのですよ。何かを始めるには責任が伴うのです。

 自分のブログだから何をしてもいい……。

そうかもしれませんけど責任と言うものは歴然とあります。
少なからず僕の記事を楽しみにして下さっている人もいます。
僕自身も創作の喜びを感じるし、いい写真が撮れたり文章を書けた時には
物凄く気持ちがいいものです……。

 幕引きは鮮やかに……それもまた大事なんですけど方法が……。

呆れるほど創作意欲はあります(笑)次から次へと言葉が迸ります。
スランプに陥った作家が聞いたら歯ぎしりをして悔しがるでしょう……(笑)
どんどん形を変えて行くかもしれませんが、今の僕のブログに対する姿勢はこんな感じです。
もうスグ薔薇の季節です、お伝えしたいことが山ほどあります。
拙いブログですけれど、皆が集うサロンみたいな場所になればなぁ……そう思っています。
一つ、これからも末永くお付き合い下さいね。


2008年4月4日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-04-04 00:00 | 向き向きの花束。