匂いのいい花束。ANNEXE。

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借りて来た猫。

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 「あうあうぅぅぅ。」

お園が猫のクセに蚊の鳴くようなか細い声で鳴く(笑)
ここは病院の待合室。ケージに入ったお園、いつもの元気はどこへやら(笑)
聞こえないくらいに小さな声で鳴いています。
ウチの4匹の可愛い子ちゃんたち、いたって健康、
まるでパンパンに張ったゴム鞠のように健康体です。
殆ど病院知らず、4匹いるのに何年も病院に行かないこともしばしばです。
そんな中、一番、病院の厄介になるのが写真のお園。
元気一杯にバルコニーで暴れた挙げ句に肉球を切ったり、
雑草を鱈腹食べて食道を怪我して血液混じりの唾液を吐いたり……。

詰まり、病気じゃなくてお転婆ゆえの通院なんです。
今回の通院は、自称「世界一美しい瞳」を持っているお園(笑)の目から目ヤニが止まらなくなったから……。
久しく病院に通っていないことの証明に、すんなり自分からケージに入るお園。
ケージ=病院の記憶がなくなっているのでしょう。
さすがに家を出てバスに乗る頃にはおぼろげな記憶が戻ったか、園ちゃん絶叫(笑)
そして病院で借りてきた猫のように小さく大人しくなったと言う訳です。
待合室でのお園は人気者。小さくてスレンダー、弱々しい声で鳴くお園に、

 「まぁ、綺麗な猫ちゃん!」
 
 「本当、雪のように純白ね!」

 「何ていう種類の猫ですか?血統書はあるんでしょう?」等々……。

皆さん口々に美辞麗句を並べ立てお園を褒めそやします。
血統書ぉ?(笑)そんなものある訳ないじゃない(笑)
お園は由緒正しき捨て猫、雑種と言う名の血統書ならあらぁ……(by 寅次郎 車)。
この誉め言葉をお園が理解していない訳がありません(笑)
まぁ、いつものお転婆振りはどうしたの?
小芳やきんを執念深く追い掛け回す意地悪はどこへ行ったの?(笑)

診察室に入ると今度は先生が、

 「まぁ、園ちゃん綺麗になって!すっかりお姉さん!」

バック・ルームに戻った先生がもう一人の先生と……、

 「見た?園ちゃん。一段と綺麗になったよねぇ」

 「本当、綺麗な猫になったわよねぇ」

これらを聞き逃すハズのないお園はと言うと、
診察室で僕にシッカと抱き付き、さらに可愛さを皆さんにアピール(笑)
僕は僕で親馬鹿ぶりを最大限に発揮、診察室のドアのガラス越しに
お園が待合室の皆さんに見えるようにあやす始末(笑)

猫が猫なら飼い主も飼い主(笑)
お園の目ヤニは目薬でケロリと治りましたとさ(笑)


草々


2008年11月30日

ブノワ。


[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

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by raindropsonroses | 2008-11-30 00:00 | 猫が行方不明。

アトピーよさようなら。

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 「あなた、それじゃぁダメよぉ!」

僕の顔を見た宮本美智子さんは開口一番そう仰言いました。
その日はクリスマス。友人と共に、ことある毎にいつも可愛がってくれていた、
宮本美智子さん宅のパーティーに招かれていたのです。

僕はハンサムではないけれど、年に何日かの割合で、

 「今日は顔の調子いいじゃない!」と、思える日もあるのです(笑)

所が、このクリスマスの当日、考えられないほど調子の悪い顔色をした僕……。
実は、物心ついた頃からアトピー性皮膚炎だったのです。
勿論、子供の頃はアトピー性皮膚炎なんて言う言葉は聞きませんでした。
そう、湿疹ですね。先生が僕に下した診断は「重度の湿疹」……。

その湿疹は成長するにつれて日に日に悪くなり、
それにつれて薬は段々強くなって行きました……。
そして、薬を服用すること、塗布することに、
完全に麻痺していく自分がいました。

ある日のこと、フと塗り薬のチューブのラベルを見た僕は愕然としました。
そのラベルの名前の横には◯の中に劇の文字……そう、劇薬だったのです。
そう言えば、先生も、

 「患部にだけチョッと塗りなさい……。」って言っていましたっけ。

僕は年齢の割には若く見られることが多いです。
同年代の生活に疲れた仲間(?)に比べて、
およそ10歳は若く見られるでしょうか。
それは、お気楽に生きている事もあるでしょうけど、
実は、強い薬によって皮膚が焼け、
体裁のいいケロイドになっているからなのです。
そう、ケロイドになっている事によって皺がなくなっているんです(笑)

そんな頃に件のクリスマスのエピソードになった訳です。
当日は自分でもビックリするほど顔色が悪く、
艶のない土気色の顔はまるで埴輪のよう……。
暗い気持ちで宮本さんのお宅にお邪魔したと言う訳です。
当時の宮本さんは、著書「世にも美しいダイエット」で大忙しの日々。
普段から僕に目を掛けて下さり、可愛がって下さっているのに、

 「世にも美しいダイエット?……僕は知りません!」

と、言う訳にも行きませんよね。
 
 「3ヶ月だけ……。」

そう約束してダイエット本にある通りの食事を始めたのです。


 (1)あらゆる糖分を避ける。
 (2)お腹の中で腐りやすいものは摂らない。
 (3)野菜を『主食』とし、タンパク質と炭水化物を『副菜』とする。
 (4)油脂類は基本をベニ花油とバターの二本立てでタップリ摂る。
 (5)水を大量に飲み、塩分もそれに応じて摂ること。
 (6)カラダを毎日、十分に動かすこと。
 (7)食べたものは速やかに出す。
 
  ※「世にも美しいダイエット メニューブック」より抜粋。  


これが宮本さんが提唱したダイエットの基本です。
今やダイエット方は星の数ほどありますし、
宮本さんのダイエット方に懐疑的、批判的な人がいることも確かです。
でも、元々、野菜が大好きだった僕は何ら苦に思うこともなく、
毎日〜宮本さんのレシピ通りの食事を続けました。
そうそう、アルコールも厳禁でした……これは辛かったかな?
心の中では半信半疑だった僕ですが、何と、3ヶ月で17キロも痩せたのです。
僕の身長は181センチ、食生活を変えた結果、
67キロにまで体重が落ちたのです。
何が変わったかと言えば、腹筋が姿を現し(笑)顔は二周り小さくなり……。
久し振りに会った友人は僕の顔をしげしげと見つめ、
小首をかしげ、半ば、羨望の入り交じった目で言います。
 
 「君、整形したの?」……(笑)

一番、変わったことはと言うと、新陳代謝が抜群に良くなりました。
それまでは全く汗を掻かない体質だったのが汗っ掻きに……。
以降、今までの掻き壊した肌がみるみるスベスベになって行き、
真夏でも風呂上がりに何かを塗らないといけなかった肌が、
水を弾くツルツルの肌に変わって行きました。

その体質が激変する何年か前、どうにも痒みが治まらなかった僕は、
病院で処方された薬の他に、購入してあった市販の痒み止めを一度に服用。
それも寝る前に両方とも倍の量飲んで寝たのです……。
当然、寝起きは朦朧としていますよね。
でも、薬のせいだと思わなかった僕は、
何も考えずに寝起きに同じ量の薬を飲んで出勤しました。
どこをどう歩いているのか全く分からないほどフラフラし、
どうにか仕事をこなして早々に帰宅、
元の身体に戻るのに3日も掛かりました。
もしかしたら死ぬ寸前だったかもしれません……。
直接、薬によってではなくても、
フラリと駅のホームから落ちたかもしれないし、
車に轢かれていたかもしれない……。
それからと言うもの、僕は洋の東西に関わらず薬と言うものに懐疑的になり、
風邪を引いてもどんなに具合が悪くても薬は飲まなくなってしまいました。
病院にも絶対に行かない……勿論、手術を必要な大病になったら、
話しは別、病院には行きますけれどね。

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以前、チョッとお約束した、
アトピー性皮膚炎だった頃のエピソードを書いてみました。
アトピー性皮膚炎の症状は人それぞれ、原因もまた然りです。
僕が「治すにはこれ!」と言えることは何もありません。
ただ、原因を突き止め、外からではなく、
内面から身体を改善しないとダメ……これだけは言えます。
そう、好きな食べ物を断ってみるのもいいかもしれません。
その人の嗜好物って意外に弱点だったりするのです。
アトピー性皮膚炎に苦しんでいる人を見るのは本当に辛いです。
僕は魔法の棒を一振りしたかのように完治しましたから余計です……。

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写真は恩人の宮本美智子さんから戴いた記念の品々。
左側の美しいポートレートは、宮本さんの著書、
「世にも美しいダイエット メニュー・ブック」の、
扉に使われた、写真家、峯竜也さんのオリジナル・プリントです。
僕がとても美しく撮れていることを褒めたら誕生日に下さいました。
写真にピッタリの額縁が見付からないまま今に至っています。
その隣り、標本箱のような額縁に入った猫のポラロイド写真は、
宮本さんの愛猫「あさり」です。
サインは「March '95」になっていますね。
僕がデザインした額縁に入っています。
これはオリジナル・プリントに添えてあったカードとともに。
右端に写っている赤いゼラニウム、
宮本さんが僕にプレゼントしようと株分けし、
大事に育てて下さったもの……猫のあさりは娘さんと一緒にニューヨークへ。
赤いゼラニウムは僕の手に渡る事はありませんでした……。


草々

2008年11月23日


ブノワ。


[宮本美智子/Michiko Miyamoto (1945~1997)]
[世にも美しいダイエット/講談社 1994年刊]
[世にも美しいダイエット メニューブック/講談社 1995年刊]

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by raindropsonroses | 2008-11-23 00:00 | 向き向きの花束。

貴妃酔酒。

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晩秋の清々しい朝、暖かさに釣られてバルコニーに出てみた。
きんが僕の足元をすり抜けるように、そう、脱兎のごとく一足先にバルコニーへ。
猫にとっても日向ぼっこは健康の大事な一要素なのでしょう。

そう言えば、このところ薔薇に水をあげていませんでした。
ウィンド・ブレーカーを羽織り、長靴を履いて再びバルコニーへ。
晩秋のこの時期でも、朝の陽射しでも顔に当たるとジリジリ感じられます。
太陽って本当に有り難いですよね。
薔薇に水あげ終わる頃、フト目の端っこに七色の鮮やかな虹が……。
もう一度同じように水を撒いてみて、虹がはっきりと目に映るのを確認、
部屋に取って返してカメラを持参、写した写真が今日の1枚です。
美しい虹の軌跡……まるでティンカー・ベルが飛び立った後のようです。
間違ってもエンドラがサマンサの元にやって来た跡ではありません(笑)
僕はこう言う写真をわざわざブログのために撮る事はありません。
そう言う意味でも珍しい1枚かもしれませんね。

光って本当に不思議だし有り難いです。
光がなければ何も見えない訳ですからね。
虹の原理は分かっていても、こうして写真に捕らえてみると
改めて自然界の不思議、光が目に映る仕組みを考えてしまいます。

薔薇は夏以降にシュートを伸ばした「Tipsy Imperial Concubine」。
中国で発見されたティー・ローズ、若しくはチャイナ系の薔薇と言われています。
しかし、ティー(紅茶)の匂いは希薄で、もしかしたらヨーロッパ産の薔薇が、
遥々大陸を渡って中国に根付いたものではないかと想像を廻らせてしまいます。
「皇帝の微酔い気分の寵妾」……何とも色っぽい名前の薔薇です。

百花亭での花見の宴を玄宗皇帝から命じられた楊貴妃は、
愛する皇帝のために万全の支度でもって酒宴を準備します。
しかし、事もあろうか玄宗皇帝は貴妃のライバルの梅妃の元へ……。
一人、皇帝を待ちながら寂しく杯を傾ける貴妃の心内は……。
「貴妃酔酒」……京劇の名優、梅蘭芳(メイ・ランファン)の当たり役の一つです。


草々

2008年11月21日


ブノワ。


[Tipsy Imperial Concubine ( T or China ) Introduced by Hazel le Rougetel in 1982]
[楊貴妃 (719~756)]
[玄宗皇帝 (685~762)]
[梅蘭芳 (1894~1961)]

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by raindropsonroses | 2008-11-21 00:00 | 薔薇の名前。

愛らしい空豆の繰り返し……Claude Viallat。

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旅人は貪欲だ…………。

数年前、僕の大親友と初めてパリを訪れる友人の3人で、
新年のパリを旅しました。パリ初めての友人のためにサービス満点、
分刻み&極上のスケージュールを立ててみました(笑)

旅人の朝は早いです。
アパルトマンで買って来たばかりのバゲットとクロワッサン、
卵にハム、野菜、カフェなどの簡単な食事を摂り、
先ずは美術館へと向かいます。買い物もしたいけれど、
大体の店がオープンするのが午前中の遅い時間、
混まないうちに美術館を観て歩き、ランチをした後に買い物…….
それが僕の旅のパターンです。

自分が立てた分刻みの予定表……。
勿論、あまり張り切り過ぎて疲れないように考えてあるものの、
何しろ旅先のこと、予期せぬ出来事も沢山起きるし、
目にするもの耳にするものが目新しく、ついつい寄り道も多くなります。
買い物をすれば荷物も増える、身軽にした積もりのショルダーバッグの他に、
戦利品が入った紙袋が1つ2つ3つ……。
アッと言う間に両手が塞がってしまいます。
カフェで休み休み歩いても夕方にはドッと疲れが溜まり、
運ぶ足取りも重たくなり、言葉も少なくなる……。
でも、「まだ夕飯までには時間があるから……。」と、
欲をかいてもう一つ美術館に入りでもしたら大変なことになります(笑)

その日は、夕飯までに1時間30分ほど時間があったので、
どうする、どうする?相談の結果、
折角だしスグ近くのポンピドー・センターに行くことにしました。

 「軽く代表作だけ観て……。」

ポンピドー・センターを甘く見ていますね(笑)
ご存じの通り、パリの3大美術館、ルーヴル、オルセー、ポンピドーは、
一部の例外を除き、基本的には2月革命があった、
1848年までの古典作品をルーブルに、
1848年から第一次世界大戦があった、
1914年までの印象派を中心とした作品をオルセーに、
それ以降の現代作品をポンピドーに収蔵しています。
代表作品だけ軽く流して……の積もりが、
大好きなマチスの夥しい数の傑作や、
尊敬するブラック、その外の現代作家の作品を観ているうちに、
とうとう疲れ果てて一歩も動けなくなってしまいました(笑)

 「はぁ…………。」

声にならない大きなため息を一つ……息も絶え絶えとはこのこと、
初めて見る傑作の数々を呼吸を忘れるくらい真剣に見入って、

 「もうダメ、一歩も歩けない…………。」と、

フロアの真ん中にある休憩用の大きなソファーにドッカリと腰を下ろして
壁を見上げた僕達の目に飛び込んで来たのが、
フランスの現代作家で一番大好きなクロード・ヴィアラの、
壁一面を覆うような巨大な作品でした……。

東京でも実物に触れ、
作品の購入を考えるくらい大好きなヴィアラの作品、
時間がある時は図録をパラパラ捲るのが習慣となっているくらいです。
予期せぬ場所で出会ったことに加え、
視界を覆い尽くすかのような大きな作品に驚き、
何か旧知の親しい友人に会ったような感覚とでもいいましょうか……。
3人とも暫し放心。ホッと一息、
疲れがスゥ〜っとどこかに消えて行くような、
そんな不思議な感覚がしました……。

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僕達が「空豆」と呼んでいるヴィアラ独特のモチーフ。
これは実は、あとから僕等が愛称として付けたもので、
ヴィアラが洗い汚れてしまった大きなスポンジを、
漂白剤に漬け置いた時に漂白剤で角が取れ、
その中心を「ぎゅ!」と握った時に偶然発見した形だそうです。

そのヴィアラの代表作が今、東京で観られます。
僕がいつもお世話になっているパリ在住の大親友のご両親の画廊
「ギャラリー五辻」で年末まで「パンチュール」と題し、
数は多くないけれど質の高いヴィアラの作品が展示されています。
気候も良くなって来ました。時間を作って気軽に足を運んでみて下さい。

写真は現在、展示中の「パンチュール」の中から色鮮やかな作品と、
手前の額装は購入を考えている作品群……。
さて、どの作品を我家にお迎えしようかな?


草々

2008年11月19日


ブノワ。


[ギャラリー五辻/〒113-0022 東京都文京区千駄木 1-22-30 ヒルハウス 201/03-5685-4786]
[クロード・ヴィアラ展 [Peinture パンチュール]
11月7日〜12月13日 11:00〜18:00/土曜日17時まで、日・月・祝日休廊]
[Claude Viallat (1936~ )]

[Musee du Louvre/ルーヴル美術館 オフィシャル・サイト]
[Musee d'Orsay/オルセー美術館 オフィシャル・サイト]
[Centre Pompidou/ポンピドー・センター オフィシャルサイト]

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by raindropsonroses | 2008-11-19 00:00 | 展覧会の絵。

ブノワ。さん、ガリヴァーになる。

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 「どどどどどどど……。」

天国の染香(5キロ)は僕が寝ていようがお構いなしに僕の上に乗っかって来る。
染香の手はしっかりとした大きな手、たとえ寝ている時でも染香とスグに分かる。
「どどどどどど……。」僕の上に乗っかり、居心地のいい場所を探す……。
それは大概、僕の胸の上、僕の寝ている顔を上から見下ろす位置に陣取ります(笑)


 「たたたたたたた……。」

現在、最年長の朝子(4.5キロ)は決して僕の上には乗っかって来ません。
常に控えめ、僕の様子を窺っている朝子。
そして、絶対に上半身には来ないんです。下半身専門の朝子(笑)
「たたたたたた……。」そっとベッドに上がって来て、
他の猫との兼ね合いを見ながら慎重に居場所を探します。
落ち着く場所は僕の股間(笑)布団の上からスッポリ嵌るのが好きなようです。


 「ととととととと……。」

現在6歳、もっとも油が乗った、自称「世界で最も美しい猫」のお園(笑)
お園(3.6キロ)は飼い主の僕を何とも思っていないようで、顔にこそ乗って来ないけれど、
まるでそこにモノが置いてあるかのように自由に僕の身体を踏んづけて歩きます(笑)
染香と違ってお園の手は小さいです。一歩踏まれるとスグにお園と分かります。
「クッルックッルックッルックッル……。」何とも言えない声を出して
僕の周りをウロウロ、定位置の右脇の下の落ち着きます。そしてスグに鼾(笑)


 「さささささささっ!」

未だに匍匐前進、臆病者の小芳(3キロ)、他の3匹の猫に遅れを取りがちです。
いつもは押し入れの中にお気に入りの場所を作って寛いでいますが、
僕が電気を消すと瞬間移動でやって来て僕の左側で「み〜み〜……。」鳴きます。
布団を持ち上げるとサッと入って来て、暫くフニフニフニフニ……僕の二の腕をマッサージ(笑)
僕が寝入ってどれくらいしてからでしょうか……満足すると押し入れに戻って行きます。


 「どすどすどすどすどす……。」

きん(4.5キロ)は全くの無頓着。こんなに可愛がっている僕を踏みにじり(笑)
足蹴にして自分の場所を陣取ろうとします。基本的には左脇の下がお気に入りなんですが、
先に小芳がいたりするとウロウロウロウロ……挙句の果てには、両足の下から布団に入り込み、
僕の太ももの間に丸くなります(笑)たまに触ってみると仰向けになって腹を出していることも……。
既に冬毛仕様になっているきん、こんもりと毛の生えたキーウィ・フルーツ状態のきん、
太ももの間で丸くなられると物凄い違和感です(笑)

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電気を消して数分で猫の陣取り合戦は終了です。
ここ数週間、気温が一気に下がりましたから熾烈な争いになっています。
左右脇の下、布団の上下から股間に2匹……もう磔状態ですね。
陣取り合戦が終わると僕は小人に括り付けられたガリバーみたいに身動きが取れなくなっています(笑)

写真は朝子近影(笑)
応援している俳優くんを撮影した余りのフィルムで撮りました。
朝子は黒白の猫ですからあまりいい写真が撮れないんですよねぇ……。
でも、久し振りに可愛らしく撮れました。天井まで持ち上げられて緊張はしていますが……。


草々

2008年11月16日


ブノワ。


[染香・Someka (1997~2005) Domestic Short Hair,
    Brown Mackeral Tabby and White]
[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

[Jonathan Swift (1667~1745)]
[Gulliver's Travels/ガリヴァー旅行記 (1726)]

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by raindropsonroses | 2008-11-16 00:00 | 猫が行方不明。

♪ タララッタッタッタッタ、タララッタッタッタッタ……。

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 「料理とは、食べて貰う人への愛情と手際の良さ、
       素材に関する知識で決まると言っても過言ではない……。」

決して高価ではなくても(高価なことが多いのだけれど……。)
旬の素材を手際良く料理した一皿ほど贅沢なものはない。

僕の親友で、夫婦揃って人気カメラマンのKちゃんとMちゃんのカップル。
少し前に事務所兼スタジオを新しく設けました。
このスタジオは普通の撮影スタジオとは違って、
所謂、キッチン・スタジオと言われるもので、その場で料理をし、
明るい陽の光の中で写真に撮れる絶好のロケーションなんです。
時間がなくてなかなか遊びに行けなかったのですが、
折しも、一年に一度、パリから一時帰国する親友のマダムが
東京に滞在しているいい機会なので、
親しい友人に声を掛け、一席を設けて貰うこととなりました。
約一年ぶりに再会するマダムは相変わらずの元気&美貌でホッとします。
美味しい和食や焼き肉……いつもは日本でしか食べられないものや、
パリでは味が今一つと言うものを食べにレストランに行くのですが、
この日は久し振りにMちゃんの手料理のご相伴に……。

生憎、旦那さまのKちゃんは仕事で不在だったのだけれど、
Mちゃんの手際いい包丁さばきを見ることとなりました。
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兎に角、手際のいいこと……。
ポテトを茹ででいる間に椎茸をコンロで焙り醤油を少々垂らして前菜に。
小茄子のお漬け物、小豆島のオリーブの浅漬け……どんどんテーブルに並びます。
新鮮なキュウリは軽く包丁で叩いて塩と胡麻油を掛け回し白胡麻を振ります。
薄切りにした蕪はサッと塩揉みして柚子の皮を揉み込みます。
蕪の葉っぱは決して無駄にはしません。あとで水菜や長葱とともに鍋の緑の彩りに。
今夜のメインは鍋。先ずは美味しい豆腐だけを先に熱々で戴き、
その後に豚肉と野菜を大根の鬼下しと共にタップリと戴きます。
〆はうどんをお好みの味付けで少々。僕は塩胡椒だけで戴きました。

皆がワイワイ箸を動かしている間に茹だったジャガ芋「インカのめざめ」。
僕とマダムが熱々の内に皮を剥き、Mちゃんがアッと言う間にポテトサラダに変身させました。
ブロッコリーの茹で加減も絶妙で、生ハムの風味を消すことがないマヨネーズの量は
程々に材料を繋ぐ程度……アッと言う間の3分クッキングです。

二人はいつも仲睦まじいカップルなのだけれど、
僕が羨ましいと思うのはそのライフ・スタイル。
先ず、自称カメラマンが多い中、二人とも仕事が順風満帆。
華美ではないけれど、本当にいい物、質が良くてシンプルな洋服を好み、
食生活に関しても季節季節の新鮮な素材をササッと料理してしまう料理自慢なんです。
新しいキッチン・スタジオは機能的で清潔で、まるで二人そのもののようでした。
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写真はそんな素敵な宵の料理を数点と、
スタジオの備品や何気ないスタジオ内の様子など……。
本来の目的の他にもパーティーなでどにも活用出来そうな空間でした。

友人の成功、順調な仕事ぶりを見るのは自分の事のように嬉しいものです。
こうして友人皆が仲良く幸せに暮らして行けますように……。


草々

2008年11月14日


ブノワ。


[Kitchen Studio macchina]

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by raindropsonroses | 2008-11-14 00:00 | バベットの晩餐会。

16世紀イングランドから現代イギリスへ……。

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口の悪い友人は僕の早起きを称して「年寄りだから」と言います。
またある友人は「貧乏性ねぇ……。」と半ば呆れ顔で言い放ちます。

このところズゥ〜ッと忙しくしていて久し振り(3週間振り!)の休み。
ゆっくり寝ていればいいのにいつものように早起きをしました。
4時……日の出は何時?最近では6時頃にならないと明るくなりません。
寝ぼけ眼で風呂に入り、きんとお園に湯船からお湯を飲ませます。
最近ではスッカリ仲良しになり、2匹並んで湯船の縁に乗ってゴクゴクゴクゴク……。

忙しさにかまけて、ハッと気付けば冷たい珈琲は辛い季節になりました(笑)
思い立って引き出しからカフェ・オ・レ用の容器を取り出し、
約半年振りに温かいカフェ・オ・レをいれます。
薔薇に水をあげていてビックリしたのは、
何と先日播種したオリジナルの種から芽が出ているではありませんか!
しかも、双葉の間から薔薇を思わせる葉がチョコッと出ています。
生命の神秘を感じると同時に、植物の逞しさを感じます。

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折角の休みです、何事も分刻みで計画を立てるのが趣味の僕は、
朝一番に映画を観る事にしていました。タイトルは「ブーリン家の姉妹」。
生まれ故郷の街にバスで行き、9時25分開映の作品を観るために暗闇に身を沈めます。
16世紀イギリスの物語。ヘンリー8世と6人の妻の話しは有名ですね。
アン・ブーリン……イングランドの処女王、エリザベス一世の生みの母としても有名です。

終映後、大手カメラ量販店でお気に入りのモノクロ・フィルムを買います。
終演後に応援している俳優のポートレートを撮らせて貰うためです。
近年、段々フィルムを買う事が難しくなって来ました。
昔のようにフィルムの種類をあれこれ吟味するのは至難の業、
まだ愛用のフィルムが手に入るからいいものの、
その内買い占めしなければいけなくなる時が来るかもしれません。

電車を乗り継ぎ、森下のベニサン・ピットへ……。
夏頃から楽しみにしていた「広い世界のほとりで」を観るためです。
この日は親しい友人達に声を掛け、総勢10人での観劇と相成りました。
久し振りに会う友人、いつも飄々と変わらぬ雰囲気の友人……。
観劇後は銀座に場所を移してビストロでテーブルを囲みました。
会うのが初めての友人同士もいたけれど、全員、僕のお気に入りの友人です。
話しが合わないハズがありませんね(笑)連絡先の交換が始まり、
和気藹々とした雰囲気の内にお開きと相成りました。



久し振りにゆっくり出来た一日……。
16世紀イングランドが舞台の映画に始まり、現代イギリスが舞台の芝居まで。
一日でイギリスの歴史を駆け足で走り抜けた感じ(笑)
しかも、面白いのは映画の主演の3人も、舞台に出ている日本人の役者陣も、
誰一人としてイギリス系の俳優がいないと言う事。
非イギリス人俳優によって演じられたイングランドの歴史とイギリスの問題点。
映画と舞台の感想は追ってその内に書きたいと思っています。
今日の午後は「広い世界のほとりに」を再度、観劇しに行きます。

段々、日が短くなって来ました。
友人達が暮らすフランスでは冬時間になり、
今日の午後には一時帰国の親友を迎え、夜には軽く夕飯の予定です……。

写真は演劇の歴史にその名前を刻んだベニサン・ピットの入り口近くの巨大な蝶番。
ここの劇場で非常に質の高い芝居が夜毎、上演されて来ました。
その劇場も近々、幕を閉じるかもしれないとの噂……。
噂が本当でも、観客の僕等にはそれまでに出来ることは沢山あるハズです。
取り敢えず、一度でも多く足を運ぶとしましょうか……。


草々

2008年11月5日 


ブノワ。


[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

[The Other Boleyn Girl/ブーリン家の姉妹 (2008)]
[Henry Ⅷ (1491~1547]
[Anne Boleyn (1507(?)~1536)]
[Elizabeth Ⅰ (1533~1603)]

[広い世界のほとりで (10月29日〜11月9日/ベニサン・ピット)]

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by raindropsonroses | 2008-11-05 00:00 | Raindrops on roses。