匂いのいい花束。ANNEXE。

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We'll Meet Again……。

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光陰矢のごとし……。

今年も最後の一日、清々しい大晦日の朝を迎えました。
都心は車も少なく小鳥のさえずりが耳に心地いいです。
最近は本当に時間が経つのが早いです。
アッと言う間のタメ五郎(笑)それだけ年を取ったと言うことですね。

さて、今年は本当に色々なことがありました。
僕にも親しい仲間にも、公私ともにさまざまな出来事が次から次へと……。
親しい友人の所に2度目のコウノトリが飛んで来たり、
てっきり独身を通す積もりなんだと勝手に思い込んでいた友人が早春にはめでたくお越し入り。
最愛の人を亡くした友人、彼を思いやる奥さんの大粒の涙の透明なこと。
また、本人のグッと堪える涙、僕の目には美しい軌跡となって映っていましたよ。
本当に大事な大事な友達……哀しい出来事で友情を再確認しました。
そして、いつも陰になり日向になり僕を支えてくれた友人達……。

沢山の新しい出逢いもありました。
いつも明るく闊達な、まるで燦々と降り注ぐ太陽をタップリ浴びたオリーブのような女性。
非常に趣味のいいお宅に住み、教養高く音楽の才にも恵まれたご夫婦。
持っている才能を存分に観せてくれた若き俳優くん。
これらの素晴らしい友人達に囲まれて僕も微かにだけと輝いたかな?
何しろ僕は太陽じゃなくて月、自分では光を発てませんからね(笑)

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僕自身も大きく環境が変わった一年でした。
先ず、仕事で認められるって嬉しいことですね。
それも僕が一番こだわるテクニック面で……。
多くの方に必要とされ相談を受ける……信頼され頼りにされるって有り難いことです。
大変に気を遣い疲れもあるけれど、毎日がこれほど楽しく有意義な一年もありませんでした。

日々の多少の無理が利くのも、僕自身の健康管理に対するこだわりと、
何よりも丈夫な身体に生んでくれた母へ感謝の気持ちを忘れてはいけません。

今年一年、本当にありがとうございました。
そして来年も素晴らしい年になりますように!
皆さまの晴れやかな笑顔が見られますように!


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もう一つご挨拶です。

長らく続けて来ました僕の大事なブログ、「匂いのいい花束。」は、
ここで一先ず休止と言うことにさせて戴きます。
休止と言うと大袈裟かな……全くの不定期更新、
いきなり吹き出す間欠泉?いつ爆発するか分からない休火山?(笑)
今までのように、決まったリズムの更新ではなく、
何か本当に書きたい事があった時だけの更新になります。

僕にとってブログとは、人生の転機に出会った実り多きツール。
毎日〜楽しく更新し、生活にリズムが出来、素晴らしい仲間と出会う事が出来ました。

でも、チョッと疑問に思う事もあるんです。
僕にとってのブログとは、プライバシーの公開と個人的なひけらかし、
自慢話しの他にならないように思うのです。
自分の私生活をこのようなインターネットで公開して何になるの?
はたまた、これ以上書き続けて何かが変わるのか……書き続けても何も変わらないし、
自慢話しは勿論、プライバシーの公開は余り趣味のいいことではないように思うのです。
肝心な所はボカしつつも、書くと言う行為=プライバシーの公開になる……。
初めは猫の名前を書くことすら躊躇していたと言うのに、
今ではそんな惑いもためらいもスッカリ麻痺しまいました。
でも、ここに来て、僕の大事な想い出や経験、宝物や写真、
詰まらぬ意見や感想をインターネットに流すことに、ためらいと疑問を持つようになったのです。
そして、僕が全く知らない人が僕の事を結構、沢山、知っている……摩訶不思議な世界。

それにもう十分すぎるほど書いて来たようにも思います……。
皆さんもそう思いませんか?何しろ1000記事以上ですからね。
「ブノワ。さん、もう十分過ぎるほど書いたよ。」って(笑)
全く書けなくなった作家が聞いたら羨むでしょうけど、
まだまだ書きたいことが湯水のように湧いて出て来るのも事実ですが、
残念ですけれど、ここでチョッとお休みね。

少し時間をおいてブログのあり方を考えてみたいのです。

今まで書き続けて来た1000以上の記事は時間をかけて整理して、
30〜50記事くらいを残して非公開にしたいと思います。

皆さん、本当にありがとうございました。
輝かしくも楽しい毎日でした!
皆さんもいつまでもお変わりなく健やかに!

 " So long, Farewell, auf Wiedersehen goodbye……………。"


草々

2008年12月31日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-12-31 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(90)

信じて欲しかったのに……Proof。

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いよいよ今年も押し迫ってきました。

バタバタと慌ただしく過ぎ去ろうとしている一年、
日々、忙しくしていたということは、
なかなかプライベートの時間が取れなかった一年でもあります。
好きな映画もあまり観られなかったし旅行にもあまり行けなかった……。
もっとも、旅行はタイミングが合わなかったし、映画は観たい作品が少なかった……。
それから芝居もそう……映画と違って日時が決められてしまう芝居は、
予定をキッチリ立てないとなかなか劇場に足を運べません。

そんな中、矢張り、必ず足を運ぶのは応援している若手俳優の芝居です。
今年最後、観納めに選んだのは、ここ数年、成長を楽しみにしている、
小谷真一が出演しているコロブチカの旗揚げ公演「プルーフ」です。
彼は公演ごとに新しい一面を見せてくれる頼もしい俳優です。
秋も押し迫ったベニサンピットでは、現代イギリスの社会問題と、
壊れかけた家族の再生を描いた「この広い世界のほとりに」で、
出番は少なかったもののロンドン在住の壊れちゃったパンクな青年を好演。
髪の毛を金髪坊主にし、眉を剃り怪演してくれました。

その彼が一転して演じたのは、映画化もされた「プルーフ」の数学者の青年。
そう、映画ではジェイク・ジレンホールが演じて話題になった「ハル」役です。
本人は嫌がるでしょうけど、しっかりと映画を観て予習(笑)
ジェイク・ジレンホールとの役作りの違いを見比べます。

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 「信じて欲しかったのに……。」

主人公キャサリンの心の叫びが痛々しいです。
天才数学者の父の精神的な障害を自分の全てを犠牲にして手厚く看護して来たキャサリン。
自分にも父親譲りの天才と言う「ギフト」がある事を知っています。
そして、父と同じように人と違う所があるのではないか……精神的な脆さ……常に襲って来る恐怖。
内に籠る気持ちとそれを開いてくれた青年の存在。
人が生きると言うことは、人を信頼することの他にありません。
普段は全く意識していなくても、信頼こそ人となりを決める重要な要素。
人を信頼し、信頼を受ける……人の価値が決まると言っても過言ではありません。

その昔、上司の評判ばかりを気にする後輩に、

 「そんなものより同僚の信頼が一番大事なんじゃない?
  あいつに任せておけば大丈夫……それが君にとって一番大事なこと。」

そう言った自分の言葉を思い出したりして……。


出演者はたったの4人、一杯道具の濃密な空間。
満席の客席に迎えられた旗揚げ公演を主催者のコロはさぞかし誇らしく思ったことでしょう。
刻一刻と変わる心の襞を繊細に演じていました。
父、ロバートを演じた鈴木浩司の飄々とした、どこか世俗を離れた感じが、
僕等には馴染みがない天才数学者を身近に引き寄せてくれます。
キャサリンの姉、クレアを演じた こいけけいこ のえも言われぬ不思議な魅力。
僕等が知る「演劇」の枠にとらわれない大きさを感じます。
そして、期待に応えてくれた小谷真一の清々しい青年像。
彼の持ち味であるピュアな魅力がコロ演じるキャサリンの揺れ動く「心」と呼応します。

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年の瀬に素晴らしい舞台を観、舞台が跳ねた後に
友人とテーブルを囲んで美味しい料理に舌鼓を打ちました。
総勢13人(笑)何やら小学校の引率の先生みたいでしたが……。
食後は場所をワイン・バーに移してさらにグラスを傾ける……。
さらに酒豪2人(底なし沼の鯨飲馬食2人)に誘われて銀座のバーへ……。
何やら秘密めいた空間……次回はお気に入りの誰を連れて来ようかな?
これ以上に素晴らしい一年の締め括りはありません。

写真はニューヨークの美術館で出会ったジム・ダインの作品です。
人は信頼し合い、愛し合って協調して生きて行く生き物ですが、
生まれて来る時と死ぬ時は一人なのも事実。
また、その孤独の狭間から素晴らしい芸術が生まれることも事実です。
このジム・ダインの作品に登場する人々の微妙な距離感……。
都会に暮らす人々の孤独をズバリ現しているようです。


草々

2008年12月30日


ブノワ。


[プルーフ(Proof)/コロブチカ 旗揚げ公演 12月25日〜12月29日 王子小劇場にて]

[小谷真一/Shinichi Kotani (1978~ )]
[コロ/Koro ( ~ )]
[こいけけいこ/Keiko Koike (1979~ )]
[鈴木浩司/ Kouji Suzuki ( ~ )]
[Jake Gyllenhaal (1980~ )]

[Jim Dine (1935~ )]

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by raindropsonroses | 2008-12-30 00:00 | 天井桟敷の人々。 | Comments(16)

高嶺の花。

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薔薇が文字通り高嶺(高値)の花になってしまいました。

以前は1万円もあれば、大苗が4本も買えたのに……。
今では1本買ったらお釣りが少々、ハイ、それでおしまい……。
その内、クリスマス・ローズのようにインターネットでオークションに掛かり、
莫大な値段で取引されるようになるかもしれません。

 「薔薇は高貴な花だ……。」 
 「薔薇は花の女王よ。」……。

薔薇の素晴らしさを褒め讃える言葉は色々とあるけれど、
薔薇がここまで一般に普及し、愛されて来た理由の一つが、
他の植物に比べて比較的安くて何年も楽しめる……これだったのに……。

今では財布の中身と相談しながら苗を選ばなければいけなくなってしまいました。
去年までは、カタログや写真集を見ながらペンを片手に、
バンバン、ジャンジャン、予算を考えずに次から次へと薔薇の名前をリストアップ、
国内の薔薇園や販売店、外国にまでメールやファックスを送っていたのに……。

最新品種だからって何でそんなに高いの?
稀少だから?世界的に本数が少ないから?
そんなことは重々分かっています。
少なくても稀少でも、値段が変わらずに手に入る所が薔薇のいい所だったのに。
それをコントロールして薔薇ファンに安定した価格で供給するのが販売する側の使命じゃないのかな。
薔薇だってビジネスです。売れてなんぼ、売れない薔薇はスグに廃れ生産されなくなる……。
そんなことは百も承知だけれど、それを感じさせない所、どこか世俗から超越した所が薔薇の魅力、
商売の匂いを感じさせない所が薔薇の高貴さをさらに高めていたのに……。

そんな訳で(他にも理由はあるけれど……。)、
新しいシーズン、ブノワ。さんのバルコニーに新しい薔薇の入荷予定はありません(笑)
最近の風潮に対するささやかな抵抗かな……。

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今日の写真は、そんな最新品種第一主義の中、
とうの昔に忘れ去られ、リスト落ちしている「The Yeoman」。
1969年作出、イングリッシュ・ローズの初期の花です。
今をときめくイングリッシュ・ローズの中に、
「The Yeoman」と言う名前の薔薇があることすら知らない人が多いのではないでしょうか。
花の写真だけ見ると綺麗ですが、確かに剛直で刺もけたたましい(笑)
今の流行の薔薇の姿からは遠い存在です。
でも、本当に繰り返し良く咲き、丈夫でほんのり甘いフルーツの匂いがします。
僕の超ズボラ園芸でも病気にも罹らず毎年〜綺麗な花を咲かせてくれます。

 「今、持っている薔薇を大事にしよう!」

それが来シーズンの目標……さてさて、そろそろ冬の作業の始まりです。


草々

2008年12月29日


ブノワ。


[The Yeoman (ER) Austin, 1969]

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by raindropsonroses | 2008-12-29 00:00 | 薔薇の名前。 | Comments(8)

Money, Money, Money。

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今年も残すところあと数日……。
発売早々にCDを買ってから耳にタコが出来るほど聴いているのが、
映画「マンマ・ミーア!」のサウンド・トラックです。
PCに取り込んであるのでリプレイした回数が表示されます。
その回数、なんと128回(笑)今も聴きながらこれを書いていますから、
映画が公開される来年1月末までにはさらに回数が増えそうです(笑)
嬉しいのは大好きなメリル・ストリープの歌声を沢山聴けること。
これまた大好きなアバの楽曲で……。

「マンマ・ミーア!」のサウンド・トラックの中で一番のお気に入りは、
フリーダがリード・ボーカルをとった「Money, Money, Money」です。
美しいソプラノのメリル・ストリープが1オクターブ下げて歌う「Money, Money, Money」、
フリーダのものとはまた違った味わいと魅力があります。

歌のテーマ、題材って色々なものがあります。
日本だと「Boy Meets Girl」的な題材が多いのだけれど、
お金がテーマになっている曲があるって、いかにも外国らしいですね。
数はそれほど多くないけれど、どれも名曲揃い。
僕が思い出すのは、このアバの「Money, Money, Money」と、
シンディ・ローパーのデビュー・アルバムの中から「Money Changes Everything」
それから映画「キャバレー」の中からライザ・ミネリとジョエル・グレイの
強烈な個性がぶつかり合う「Money Makes The World Go Around」の3曲。

「昼も夜も支払いのために働く……。」と、歌う「Money, Money, Money」、
「お金が全てを変えてしまった……。」と、恋人を金持ちに奪われた男の悲哀を
シンディ・ローパーが絶叫する「Money Changes Everything」、
「お金が世界を回している……。」と、歌う「Money Makes The World Go Around」。
何れも名曲、「You Tube」の画像を貼付けるのは本意ではありません。
クリックすると映像が見られますから試してみて下さい。

お金、お金って言うのは憚られるけれど、
お金があればある程度のことは出来るし、ある程度の幸せも買えます。
「世の中、お金が全てじゃないよ。」そう言うのは簡単だし、綺麗だけれど、
そう言い切れないのも確か……。
例えば、終バスに乗り遅れないように友人と飲み、
さて、運賃を払って帰りましょうか……その時に1円足りなくてもバスに乗れない訳です。
たった1円のために寒空の中、朝まで震えながら過ごさなければならないのですから。


友人の誰だったか……。

 「貧乏なのは恥ずかしくないけれど、貧乏臭いのは恥ずかしい……。」そう言っていましたっけ。

確かに、財布に10万円入っていれば気も大きくなろうと言うもの。
反対に小銭のみジャラジャラじゃぁ心細くもなろうと言うもの。
だけれど、そんな時こそ心を大らかにしたいもの。
「ボロは着てても心の錦。どんな花より綺麗だぜ……。」
何事にも左右されない豊かな心意気を持っていたいものですね。

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今日の写真は一見、お金には全く関係ないように見える瀟洒な中庭の写真。
実はこの中庭はフランスの港町、ラ・ロシェルを訪れた時に泊まったホテルで撮りました。
そのホテル、「Hotel de la Monnaie」は、その昔、造幣局だった建物をホテルに改築したもの。
なかなか雰囲気があって素敵でした。

お金、人を優雅にも卑屈にも変えるもの……。
なくては困り、沢山あっても感覚がズレてまた困りもの(笑)


草々

2008年12月27日


ブノワ。


[Mamma Mia !/マンマ・ミーア! (2008)]
[Meryl Streep Online/Meryl Streep (1949~ )]
[ABBA]
[Cyndi Lauper (1953~ )]
[Liza Minnelli (1946~ )]
[Joel Grey (1932~ )]
[Cabaret/キャバレー (1972)]

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by raindropsonroses | 2008-12-27 00:00 | いつも心に太陽を。 | Comments(10)

草臥れる。

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「草臥れる」と書いて「くたびれる」と読みます。
草が伏せる、横になると書いて「くたびれる」……なかなか好きな漢字です(笑)

今年の後半、生活がチョッと変わって、日々、突っ走り、
余裕の「よ」の字もないままに、息つく暇もなく年末になってしまいました。
先日の記事で「青年のような健康体」と書きましたが、
以前より首がウィークポイントの僕、慢性化した肩こりがしんどい今日この頃です。

いつもだとマメにメンテナンスするのですが、
それすら出来なくらいに多忙を極めた毎日……。
新年になったら少しは余裕が出来るかな?
ゆっくり休んでいられないくらいに予定がギッシリの正月休み(笑)
北海道から傾城の美女が遊びに来るのでお付き合いをしなければ(笑)
まぁ、仕事と遊びでは疲れ方が違いますからね……。
来年こそは、何事にももう少し余裕を持って取り組みたいです。

写真は先日ご紹介した「Tipsy Imperial Concubine」。
あの虹の写真の一つ前の花になります。つまり初夏に咲いた2番花ですね。
写真を撮ったあと、スッカリ忘れていて花瓶の水が減っていて……。
チョッとクッタリしています……蕾も葉も項垂れて……。
薔薇はどの段階も美しいですね。でも、人間はそうは行きません。
来年こそ栄養と休養をしっかりとって元気溌剌にならなければね(笑)


草々

2008年12月25日


ブノワ。


[Tipsy Imperial Concubine ( T or China ) Introduced by Hazel le Rougetel in 1982]

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by raindropsonroses | 2008-12-24 19:27 | いつも心に太陽を。 | Comments(6)

From " Swan Lake " to Asada Mao。

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僕の友達はそれぞれに魅力的で美しい人が多いのですが、
特に麗しい美女からボリショイ・バレエの「白鳥の湖」のチケットを貰いました。

バレエ……どうしたことか、僕はバレエに全く縁がないのです。
バレエ、歌舞伎、宝塚……今までの人生、すり抜けて生きて参りました(笑)
僕のバレエ経験は高校の課外授業で観た「白鳥の湖」と、
今となっては懐かしい、トロカデロ・モンテカルロ・バレエ団の日本初公演のみ。
20000円もするチケットを2枚ポンっ!とくれちゃう友人も凄いけれど、
一言「ありがとう!」と貰っちゃう僕も僕(笑)有り難く謹んで拝見いたしました。

バレエと言えば「白鳥の湖」……。
オーボエが旋律を奏でる美しいメロディーを知らない人はいないでしょうね。
32回のフェッテや道化が踊る超絶技巧が沢山盛り込まれ、
僕も友人も陶然、唖然、呆然としながら鑑賞。
特に友人にとっては「就職祝い」としてお誘いしましたから、
非常に想い出深い有意義な「白鳥の湖」になったのではないでしょうか。
それにしても、貰った20000円もするチケットを、
就職祝いにタップリ恩着せがましく転用する僕って凄いですね(笑)

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人間業とは思えない跳躍を見せるダンサー達……しかも優雅!
厳しい鍛錬の末に身に着けた強靭な筋肉、バランス感覚、
足の爪先から指先まで、時に一体となり、時にまるで別の生き物のように優雅に動きます。
バレエに限らず、美しいものの陰には並大抵ではない努力が伴います。
優雅に泳ぐ白鳥もそう、水面下では必死に足で水をかいているのです。
優雅に、そして華麗に舞うバレリーナの足……変形し、打ち身や痛みが絶えないのでしょうね。
「白鳥の湖」は有名な話しですからここでは割愛させて貰いますが、
ストーリーを追う内に、オーボエが奏でる有名なメロディーを聴く内に、
僕の心はあらぬ所に彷徨い始めました……。

そう、映画界はバレエの世界がお好き(笑)
バレエを題材にした映画は枚挙にいとまがありません。
一番印象に残っているのはハーバート・ロスの「ニジンスキー」。
アラン・ベイツのスノッブで冷酷なディアギレフは秀逸でした。
「リトル・ダンサー」の少年、ジェイミー・ベルは今では立派な青年になって活躍しています。
少年を導いた先生役のジュリー・ウォルターズは、
「マンマ・ミーア!」でABBAの曲を歌って踊って弾けています(笑)
「リトル・ダンサー」のモデルになったアダム・クーパーの「白鳥の湖」……。
期待して観たのですがこちらは全く戴けませんでした……。

「白鳥の湖」と言えば、白鳥と黒鳥を同じバレリーナが踊ることがお約束になっていますが、
この度のフィギュア・スケートのグランプリ・ファイナルで、
黒鳥を思わせる衣装でフリーを滑った浅田真央。
実はこの僕、ブノワ。さんは採点系のスポーツにめっきり弱いのです。
フィギュア・スケート、体操、新体操、シンクロナイズド・スイミング……。
別に水着やレオタード姿が好きな訳ではありません(笑)
力勝負のスポーツや、速さを競うスポーツよりも採点系の競技に惹かれます。
身体能力+芸術性……そこがお気に入りの点なのではないでしょうか。

さて、浅田真央が凄いのは、天性のものもさることながら、
3回転フリップ2回転ループ2回転ループのコンビネーションジャンプの最後に手を添えること。
手を添えると言うのは、ジャンプの時にスケーターは空気の抵抗を少なくするために
なるべく身体を一直線に、軸を真っ直ぐに、腕を身体に引き付けジャンプします。
浅田真央は最後のジャンプで片手を高々と上に持ち上げ、しかも指先に表情を持たせるのです。
それに加えてプログラムの最後の方で見せるストレート・ライン・ステップの凄さ!
少女の時代から輝く才能の片鱗を見せ、世界女王になった今もまだ10代。
隣国に素晴らしいライバルを持ち、お互いに切磋琢磨して技術に磨きをかける……。
少女から女性に変わりつつある今、キツいアイラインで武装しても、
破顔一笑、笑みがこぼれるとどこか少女の面影を残す浅田真央。

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「白鳥の湖」から浮遊した僕の心はあらぬことを色々と思い、彷徨って、
ようやく舞台に戻って来た時には悲劇のエンディングを迎える所でした。
バレエってプリマが超絶技巧で踊るごとに拍手をもって応えるのですね。
晴れやかな笑顔の陰には血の滲む努力と想像を絶する鍛錬があるのです。

写真はパリ郊外の馬の街、シャンティイで撮りました。
そう、チョコレート・シャンティイのシャンティイね(笑)
冬のヨーロッパは寒いですね……雪の中の散策は骨までしみる寒さ。
でも、白鳥だか分からないけれど、水鳥は元気一杯です。


草々


2008年12月23日

ブノワ。


[Nijinsky/ニジンスキー (1980)]
[Herbert Ross (1927~2001)]
[Alan Bates (1934~2003)]
[Billy Elliot/リトル・ダンサー (2000)]
[Jamie Bell (1986~ )]
[Julie Walters (1950~ )]
[Mamma Mia !/マンマ・ミーア!(2008)]
[Adam Cooper (1971~ )]
[浅田真央/Mao Asada (1990~ )]

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by raindropsonroses | 2008-12-23 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(18)

Bebe。

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師走も中旬を過ぎる頃、
いつものカメラ屋に焼き増ししたプリントを受け取りに行った。
僕の趣味は色々あるけれど、写真もその中の一つ、
旅の折々に思い出を、季節の移ろいを美しい薔薇たちをフレームに収めています。

今回、引き伸ばしたのは去年の3月にニューヨークのメトロポリタン美術館で撮った一枚。
この秋にめでたく2人目の赤ちゃんを出産した友人夫婦への贈り物です。
何事であれお祝いは楽しいです。友人の明るく幸せそうな顔は僕の幸せでもあります。

友人宅に招かれた日、プレゼントを渡すその日は、
おそらくクリスマスも兼ねてのパーティ……。
天の邪鬼右衛門の僕もこう言う時は素直に参加します(笑)
しかも、この日はフランスから旦那さん側のご両親がわざわざ孫に会いに来日していました。
(友人夫妻は旦那さまがフランス人、奥さまが日本人の国際結婚。)
ご夫妻には友人の結婚式がフランスで執り行われた時にも随分とお世話になっていて、
久しぶりの再会、変わらぬ姿に、またお元気そうな様子に安心をしました。
それにしても、いつ会っても朗らかで穏やかな人柄には感心してしまいます。
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息子夫婦や孫たちへのお土産でスーツケースが重たいでしょうに、
友人と僕にフランスからわざわざプレゼントを持って来てくれていました。
僕の薔薇好きを知っていて、美しい薔薇の写真集とカレンダー、
それに、彼らが住む街の美味しいチョコレート……。
僕好みの紫の小箱の中には、これまた薔薇の花弁をかたどったチョコレート。
こう言う優しい心遣いには頭が下がる思いがします。
おばあさまと呼ぶには美しい友人のお母さまと、
いかにもフランス人っぽいイタズラっ子がそのまま大人になったかのようなお父さま。
孫に「ジジ」「ババ」と呼ばれて嬉しそうでした(笑)
日本的な呼び方も何やらフランス的に聞こえるから不思議です。

友人の叔父が自分で作っていると言う「Cremart de Bourgogne」で乾杯のあとは、
これまたフランスの知人が手作りしたと言うフォアグラのパテと無花果のジャムとソーテルヌ、
赤ちゃんの世話で忙しいでしょうにわざわざ焼いてくれたロースト・ビーフ、
フランス人のお義母さんが作ってくれたポテトのグラタンを添えてサービスされます。
嫁と姑が相談しながら台所に立つ姿を想像すると微笑ましいです。
チーズのあとのデザートはこれまたお義母さんの手作りのチョコレートのムース……。
全て手作りの宴、極上のお酒に色鮮やかで美味しい料理、弾む会話と友人達の笑顔、
可愛らしいべべ、赤ん坊の安らかな寝顔……。
一人が二人に、夫婦から家族に……家族の団欒って本当にいいものですね。


草々

2008年12月22日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-12-22 00:00 | バベットの晩餐会。 | Comments(12)

極めてこそ……。

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 「あのね、ダメダメそれじゃ……。
  違うの、うぅ〜ん、もう少し丁寧に仕上げなきゃダメだよ。
  いい機会だからね、今日、僕がやるところを見て覚えて行けばいいよ。
  焦ることはないんだからね。一度に沢山覚える必要はないよ。
  一つだけでもいいからさ、今日、何かを自分のものにして行ってよ。
  大丈夫、そのうちに簡単に出来るようになるから。
  だって、誰もがいきなり天才的な才能を発揮する訳じゃないんだもの。」

 「先ずね、兎に角、一つ一つ丁寧に扱うこと。
  時間がなくてもすることが山ほどあっても焦っちゃダメ、
  そう言う時こそ深呼吸してゆったりと、
  急がば回れって言うでしょう?段取りをキッチリして、
  準備万端、整ってから作業を始めるといい。
  慌てて作業を始めて途中で失敗すると時間も勿体ないし、
  元に戻すのも一苦労じゃない?だから慎重に慎重に。
  そうすれば結果として早く終わるし綺麗に出来る。
  昔の人はいいこと言うじゃない、急がば回れって……僕はそう思うの。」

 「君は前にピカソを引き合いに出して、
 「ピカソみたいにサッサッとコツでやっちゃえばいい……。」
  そんな風に言っていたけど、それは大きな間違い。
  例えばピカソやマチスのデッサンや線画が美しくて人の心を打つのは、
  彼らの完璧に物事を観察し、しかも圧倒的な表現力に裏打ちされているからなんだよ。
  サージャントの太い絵筆が一刷毛サっとカンバスを走っただけで
  人物の正面から横、後ろ側まで立体的に描き切ってしまうのも
  サージャントが夥しい数のデッサンをこなし、
  完璧にモデルの人となりを把握しているからに他ならないの。
  偉大な画家だってキチンと基礎を学び、苦心しながら表現方法を学ぶんだからね。
  100パーセント完璧に描ける描写力があってはじめて、
  80パーセントの力でも100パーセントで描いたのと同じ効果で描くことが出来る……。
  つまりそれがコツ、肩の力を抜いて描くことが出来るの。」

 「今の君の力でそれをやったらただの手抜きだと思わない?(笑)
  だから、先ずは仕事を100パーセントでこなせる力を身に付けて、
  それから次のステップに進めばいいよ。100パーセント出来るようになれば、
  自然に簡単に同じように出来るコツが見えて来ると思うけど……僕はそう思うよ。
 
  兎に角、チョッとずつはじめてみようか……。
  先ずはそこにある四角いのを取ってくれる?」

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草々

2008年12月18日


ブノワ。


[Pablo Picaso (1881~1973)]
[Henri Matisse (1869~1954)]
[John Singer Sargent (1856~1925)]

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by raindropsonroses | 2008-12-18 00:00 | いつも心に太陽を。 | Comments(11)

僕流、友達の作り方。

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 「すみませぇ〜ん!こちらの薔薇園、入り口はどちらかしらぁ?」

その声の方向を見上げてみれば、
小柄だけれど上品な出で立ちのマダムがこちらを向いて小首を傾げて立っていた。

僕が苦手なことの中に「大声を出す」と言うのがあります。
薔薇園のフィールドにいる他の人たちは苗を選ぶのに夢中……。
誰もマダムの問いに答えようとはしません。
仕方ないので、目が合った瞬間に指で入り口の方を指差し、声には出さず口パクで

 「あちらです」と、僕。

その後、自分の苗選びに夢中になっていると、件のマダムがやって来て、
上気した顔で目をパチクリしながら……。

 「先程はご親切に本当にありがとうございました。
  本当に助かったわ……あなたご自身が薔薇をおやりになるの?
  あら、そぉ……所で、薔薇は何本お持ち?」
 
 「300本です。」と、僕。
 
 「あらぁ……今度、拝見しに行ってもよろしい?」

二言三言のやりとりののち、
マダムは数週間後に友人数名を引き連れて我が家に薔薇を見にやって来ました(笑)
僕が持っていた薔薇が300本と言うことは……今から何年前のエピソードでしょうか。
マダムとはそれ以降、大変懇意にして戴き、折々に親切にして戴いています。
本当に人の縁って分からないものですね。

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男でも女でも……年令性別関係なしに、僕は素敵な人には積極的に声を掛けます。
今、僕が付き合っている友達、親友の殆どがそうやって仲良くなった人たちです。
縁とは奇なるもの……どんなに長年知っていても連絡先を知らない知り合い程度の人もいます。
反対に、一目で気に入り猛アタックの果てに無二の親友になった人もいます。
ダメで元々、最善を尽くして仲良くなれないならきっとそう言う運命だったのです。
当たって砕けろ、諦めも付こうと言うもの。
反対に、切っ掛けを逸し、イジイジしていて生涯の友を逃すこともあります。
初めは奇異な目で見られ変な奴だと思われても、とって喰われるんじゃないかと警戒されても、
遅かれ早かれ、何れは人柄さえ分かって貰えればいいんですからね。

僕は勇気と誠心誠意を持って新しい「お気に入りさん」に突進します(笑)
決して外れはありません。人を見る目は確かですから……。
写真はその時のマダムの豪華邸宅の庭先のテーブルの上。


草々

2008年12月14日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-12-14 00:00 | いつも心に太陽を。 | Comments(22)

年内にしておくこと。

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そろそろ12月も中旬、僕も周りの友人達も慌ただしくなって来ました。
忘年会、食事会、クリスマス・パーティ……。
何やら酒池肉団子、暴飲暴食の予定が一杯(笑)
それにしても不思議なもので、まるで年内に会わないと一大事か何かのように連絡を取り合い、
忘年会や諸々の理由をくっつけて会う段取りをします。
別に一日新年に持ち越しても大差ないのに(笑)
日本人独特の習慣?変な「クセ」かもしれませんね。

ご存じ、天の邪鬼右衛門の僕は忘年会、新年会の類には一切出席しません……。
勿論、クリスマスなんてとんでもない!クリスチャンじゃありませんからね。
だけど、矢張り、長く生きていると浮き世の義理っていうものが出て来ます。
しがらみやどうしても外せない付き合いもタップリ……。

忘年会を幾つか……仕方ないですね。
まぁ、あまり深酒せず一年間のあれこれをアルコール消毒、
綺麗サッパリ流して来ましょうか。

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写真は去年の3月のニューヨークで撮りました。
僕の変な「クセ」は、旅の終わりには絶対にお気に入りの店で食事をすること。
若しくは、行きたかった店を必ず訪ねると言うものなんです。
ここは「Bridge Cafe」、ブルックリン橋の袂にあります。
ニューヨークの旅のメインの目的は、映画「ソフィーの選択」の舞台になった橋を訪ねること。
ぼんやりとソフィーとネイサンの世界に浸ったあとは旅の最後の夜を締め括るディナーです。
カフェと言うのは名ばかりで、しっかりとした料理が出て来るんですよ。
薄暗くなって来た合間を縫ってフィルム・カメラで撮ってみました。
自転車の男性がいいアクセントになっています。
春まだ寒いニューヨークの宵の7時……。
デジタル・カメラだとここまでは写せません。


草々

2008年12月11日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-12-11 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(18)