匂いのいい花束。ANNEXE。

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泥。

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泥……どろどろ、ドロドロ……(笑)最近、泥のように疲れています。

今朝も4時にかけたタイマーに全く気付かず。
起きたのは8時を少し回っていました……文字通り「爆睡」。
しかも、起きてみたら身体中が打撲傷のようにダルい……。

 「ハァ、やっぱり疲れているのかなぁ……。」と、一人ごちる。

ここ数週間、本当に忙しいのです。
馬車馬のように働ける年ではないけれど、
そんじょそこらの若者よりは気力も体力もあるこのブノワ。さま(笑)
「疲れた。」と「暑い。」「寒い。」は言わない主義の僕ですが、
その僕が「泥のように疲れた。」と、言うのですから本当に疲れているのです。

考えてみたら、今月は誕生日強化月間ではありませんか。
しかも、もうスグ終わろうとしている……。
大変……友人達にお誘いメールや電話をしていなかった。
友人達は息をひそめて通り過ぎるのを待っている3月、
僕から連絡がこないのでホッとしているの違いありません(笑)
まぁ、来月は「Apres 誕生日強化月間」だからいいようなものですけど……。

今朝方、久し振りにバルコニーに出て薔薇に水遣りしました。
頂芽優勢……先端から青々とした元気のいい新芽を伸ばしている薔薇たち。
中には小さな蕾が付いているものもあります。
もうこうなったら剪定なんか出来ませんね(笑)
今年はこのまま行く事にしましょう。
下の方はスカスカで上にポツリポツリと花が咲く……。
仕方ないですもんね、余裕がないんだから。
薔薇って本当に優雅な趣味、心に余裕がないと出来ません。

サァて、今日は午後から TPTの「醜い男」を観に行くんだった。
珈琲でも飲んで支度するか……。

 「ピンポォ〜ン!」

と、ここで玄関のベルが……。

 「宅急便です。」

何と、心優しい友人が美味しいパイと珈琲を届けてくれました。
4色のパイは、それぞれ、フランボワーズ、ピスタチオ、蜂蜜、オレンジ……。
北鎌倉の珈琲は薔薇の包み紙に包まれていました。
ハァ、やっぱり持つべきものは友、本当にありがとう!
パイと珈琲を有り難く戴きそろそろ出発です。
今日は観劇の前に友人のポートレートを撮らせて貰うんです。
カメラの準備OK、気合い十分、撮る気満々、悲しい性精神沸々!
果たしてどんな写真が撮れるかな?


草々

2009月3月29日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-03-29 00:00 | いつも心に太陽を。 | Comments(12)

悲しい性(笑)

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先日の3連休、強風の合間を縫って、
薔薇の手入れのついでにクリスマスローズの植え替えをしました。
先輩の講習会で見た事はありますが、自分でするのは生まれて初めて。
植え替えと同時に花と葉をチョッキィ〜ン!(笑)
勿論、新芽には気を付けて、思い切りバッサリと切ってしまいました。

さて、切った花は、当然、花瓶に挿しますよね。

ここで悲しい性その1(笑)
矢張り、写真に撮りたくなってしまうんですね。
考える間もなくカメラを取り出して薔薇と同じ要領でパチリパチリ……。

そして、悲しい性その2。
もはや普通に花を撮れない体になってしまいました(笑)
素直な見方が出来ない歪んだ心根になってしまいました(笑)
何かチョッとやってみたくなるんですよ……仕掛けたくなっちゃう。
構図とか照明とかをね。奇を衒う訳ではないんだけれど、
だって、皆と一緒、普通じゃ詰まらないでしょう?
それがその花の本当の姿じゃなくてもいいんです。
最も美しく見える方向、角度、光のあて方……あれこれ試してみます。
クリスマスローズは枝垂れて咲いたら綺麗だろうなぁ……。
そう思って撮ったのがこの1枚。
1本の枝に色の変化を見せるクリスマスローズが2輪。

ここ数年、デジタル・カメラの普及と性能のアップで、
誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるようになりました。
だからと言う訳ではないんですが、
矢張り、人と一緒はイヤ。自分色を出したいですもんね。

果たしてこれが僕の色かどうかは分かりませんが、
他の人があまり撮らない構図だと言うことは確かです。
綺麗だと思うか邪道と思うか、こんなのクリスマスローズじゃないと思うか……。
クリスマスローズも品種改良で上を向いて咲くようになりました。
その内、こんな風に枝垂れて咲く品種が出て来ないとも限りません。


草々

2009年3月25日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-03-25 00:00 | 私はカメラ。 | Comments(18)

突然やって来た!

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外は春の嵐…………それは突然やって来た。

例年、今年の春は暖かいとか寒いとか、
交配した薔薇の種から出た芽が霜にやられることを畏れて寒の戻りに戦々恐々とし、
薔薇の新芽の出具合に一喜一憂していましたが,、
今年は新年が明けたと思ったら春が突然やって来ました。

突然、春がやって来る訳ないですよね。
春の気配はそこここにあったハズ、
ただ、忙しさにかまけて僕が見逃していただけでしょう。
新年早々に終わらせているハズの薔薇の手入れもまだ済んでいません。
剪定した枝、膨らみつつある新芽……決まった作業もあります。
いつもはそんなこんな、薔薇とともに春の到来を待っていました。
次第に緑がかって来るバルコニー……何とも心躍ったものです。
春一番が吹き荒れ、梅の花が咲き、沈丁花の匂いが街に溢れる頃、
本格的な春の気配を感じたものです。
桜の開花予想?……本当だ、あんなに蕾が膨らんでいる!

今年はその「薔薇カレンダー」がありませんからね。
身体の中の季節が狂ってしまっていたのでしょう。
ここ数日20度近くまで気温が上がり、
慌てて毎日薔薇に水遣り、暖房も入れず、Tシャツ1枚で過ごす日々。
現金な猫は気温の上昇とともにパッタリ布団に入って来なくなりました(笑)
あれだけ我れ先、競って場所取り合戦していたと言うのに……。
朝子もお園も小芳は影も形もありません……きんだけが僕の枕元で、
まるで茶色く苔むした漬物石のように丸くなって寝ています(笑)

さぁて、明日から久し振りの3連休……。
相変わらず休む間もなく予定ギッシリです。
手紙を何通か書き、新しい名刺のデザインを起こし、写真の整理に映画鑑賞、
書かなければならない大事なメールが数通……。
そして、明日、土曜日は可愛がっている女の子の結婚式!
危ないことに、彼女が40歳まで伴侶を見付けられなかった場合、
このブノワ。さまが嫁に貰わなければいけない約束でした。
ホッ……これで独身貴族が通せる(笑)
日曜日は大女優 麻実れいの「ストーン夫人のローマの春」の千秋楽、
23日には応援している小谷真一が出ている、TPTの「醜い男」を観に行きます。
29日には友人達を引き連れて「醜い男」を再び観に行きます。
どんな芝居に仕上がっているかな?凄く楽しみです。
結婚式と観劇の前には泥だらけになって、野・良・仕・事・!
いい汗掻いて疲労困憊……グッスリ寝てしまわないようにしなければ……。


草々

2009年3月21日


ブノワ。


[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

[麻実れい/Rei Asami (1950~ )]
[ストーン夫人のローマの春 The Roman Spring of Mrs. Stone/2月28日〜3月22日 PARCO劇場]
[小谷真一/Shinichi Kotani (1978~ )]
[醜い男/TPT公演 3月22日〜29日 Bank ART Studio NYK]

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by raindropsonroses | 2009-03-21 00:00 | 何処からともなく。 | Comments(14)

Blackmail。

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 3月のある暖かい午後のこと。
 超豪華薔薇マダムのスペシャル超豪華リビングでの光景である。
 象眼の豪華テーブルを挟んでブノワ。と超豪華薔薇マダム。
 超絶技巧を施したテーブルの上にはわざわざ北海道から取り寄せた超極上ケーキと、
 陶磁器ファン垂涎の最高級マイセンの器に入った超美味紅茶…………。

超豪華薔薇マダム 「ねぇ、お願いよ。誰にも言わないで頂戴ね。」
ブノワ。     「…………。」
超豪華薔薇マダム 「ねぇ、ねえってば。約束だからね。」
ブノワ。     「…………。」
超豪華薔薇マダム 「まぁ、どうして黙っているの?何とか仰言いな。」
ブノワ。     「…………。」

 ブノワ。……ここでメリル・ストリープばりの眼力を込めて
 瀟洒なフランス窓ごしに素晴らしく手入れされた庭に目をやる……。
 庭には豪華な薔薇をはじめ、シックな山野草、稀少なクリスマスローズ……、
 一年中花が絶えないように、また、色合いのバランス良く、
 伸びた時のことを良く考えられて配置されている。
 無言で眉を一つ上げて、ある一点を見つめるブノワ。……。
 ブノワ。の視線を追った超豪華薔薇マダム……ハッと息を飲み一言。

超豪華薔薇マダム 「えっ?まさか!
          なに?なによなんなのよ!
          まぁ!……分かったわ。あれがいいのね?」
ブノワ。     「…………。」
超豪華薔薇マダム 「その代わり、誰にも言わないって約束して頂戴!」

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こうして6株目のクリスマスローズがウチにやって来ました(笑)
脅迫?ゆすり?とんでもない!チョッと目で Blackmail してみただけ(笑)
僕は何も言ってはいません。超豪華薔薇マダムの独り相撲。
僕はチラリと目線を窓の外にやっただけ(笑)
アハハハハ、ケケケケ、クククク……目は口ほどに物を言い……。


ある日、仕事関係の友人を超豪華薔薇マダムに紹介しました。
僕は少し話しを取り持ち、お相手のメール・アドレスをお教えして、
あとはそちらでヨロシク進めて下さい……そんな感じでした。
ただ一言、超豪華薔薇マダムに釘を刺したのは、

 「相手は忙しいし、なかなか自宅にいません。
  何よりもPCはあまり触らない人ですからね。
  メールを送ったからってスグに返事が来るなんて期待しないで下さいね。
  あまりヤキモキしないで下さいね。」

所が!その翌日。
 
 「あっ!モシモシ?ブノワ。さん?◯◯さんからお返事がないのよね……。」

と、不満げな声でお電話がありました(笑)
あれだけ気を長く待つように釘を刺しておいたのに……。
苦笑するしかないでしょう?もう可笑しくて可笑しくて。
そんなこんなで1週間が経ち、さすがの僕も何だか変だと思い立ち……。
超豪華薔薇マダムが友人に送ったメールのアドレスを確認してみると……。
何と!@以下が全然、違うじゃありませんか!
これでは返事が来ないどころか相手に届いてもいない(笑)
二人して大爆笑ののちに前出の光景に至った訳です。
超豪華薔薇マダムのズッコケ(いつもなんですけど)
ご本人は、見目麗しいお姿通り綺麗、綺麗でいたいでしょうからね。

はいはい、クリスマスローズは口止め料……分かっていますとも!
でも、既に数名に話しちゃった!(笑)
ブノワ。さんはハマグリのように口が堅いけれど、
チョッと茹でるとスグに口が開いちゃうんです(笑)
油紙に火がついたようにペラペラペラ、立て板に水の如くペラペラ……。

クリスマスローズ……まだお金を出して買った事がありません……イヒヒ(笑)


草々

2009年3月14日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-03-14 00:00 | Raindrops on roses。 | Comments(18)

ダウト 〜あるカトリック学校で〜。

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 おそらく……何かがあったのだろう…………。

「不適切な関係」……おそろしく迂遠でいかようにも受け取れる表現。
見たくないもの、聞きたくないものをオブラートに包む便利な言葉。
目撃者もいない、確かな証拠もないし、告白もない。
黒人少年と神父の間に起こったことは闇から闇に葬られてしまった…………。


去年からズゥ〜ッと楽しみにしていた、メリル・ストリープ主演の
「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」を初日に観に行く。
約一年前、今回の映画化を知り、文学座による日本初演を観に行ったんでしたっけ……。
こんなに長い間映画を見続け、映画ファンを自認しているけれど、
初日にまで無理をしても駆けつけようと思う作品は少ないし、
そう思わせる女優も少なくなりました……メリル・ストリープ……僕のヒロイン。

ブロンクスにあるキリスト教学校の校長、シスター・アロイシス。
おそらく、結婚に失敗した後、神に支えることのみに救いを求めて来た老女。
その厳格さは学校の生徒全員、そして、仲間のシスター達からも畏れられている。
時はケネディが暗殺された翌年、人々が希望を見失い、
心の拠り所をなくしている時代背景も忘れてはいけないでしょう。
シスター・アロイシスは厳格さでもってそれを切り抜けようとしています。

一方、現代の神父、革新的なフリン神父は、
その卓越した話術でもって人々を魅了しています。
ミサで話して聞かせる寓話は時にユーモアが盛り込まれ人々を引き付けます。
それを心のどこかで疎ましく、苦々しく思い、
キリスト教に新しい風が吹き込むことに畏れを抱くシスター・アロイシス。
テレビで歌って踊って啓蒙しないまでも、フリン神父に懐疑的で批判的なのです。
厳格さのみがキリストの教えを皆に説く術であるかのように、
ユーモアはもってのほか、個人的な温情なんてとんでもない……。
そんなこんなもフリン神父を厳しく見る原因です。
そう言えば、ショーン・コネリー主演の中世のミステリーの傑作でも、
この「笑い」が重要視され、謎を解く大きなキーワードになっていましたっけ。
キリスト教に限らず、神聖なものと相対するものを作り上げて(地獄や悪魔など……。)
神聖なる存在をさらに高める宗教の手法はいつの世になっても変わりません。



そんな彼女の心に宿ったある「疑念」…………。
その「疑念」は恐ろしい早さで彼女の心に巣食い、
やがて、何の確証もないままに確信へと変わって行きます。

 フリン神父と黒人少年の間に何があったのか……。

シスター・アロイシスのかけている老眼鏡は、
一滴の「疑念」と言う毒によって、もはや透明ではなく色眼鏡になってしまいました。
シスター・アロイシスの毒が感染したかのように、
純心で人を疑うことのなかったシスター・エリザベスも変わって行きます。
生徒に辛く当たり、彼女自身も神父と黒人少年の関係を疑いの目で見るようになる……。
シスター・エリザベスが涙ながらに言います。

 「あなたはただフリン神父が嫌いなのです!
  長く整えた爪も、紅茶に砂糖を3つ入れることも、
  ボールポイント・ペンを使うことも……。」

それが何?だからどうしたと言うの……。
人の意見に耳を貸さないシスター・アロイシスは既に完全に常軌を逸し、
フリン神父への疑惑、憎しみは狂気と言えるほどに激しくなります。
彼女の願い、目的はただ一つ、神父をこの学校から追い出すこと。
彼女のどす黒く染まった「疑念」に満ちた心は、
ラスト・シーンの素晴らしい名台詞へと繋がります。

…………………………………………………………………………………………………………………………

映画、演劇において、観客が主人公の役柄に一気に引きずり込まれる瞬間があります。
舞台「ドレッサー」では、三國連太郎が、舞台と客席の境目にあるドレッサーに座り、
客席に向かって、実際にはない鏡がまるでそこにあるかのように、
つまり、虚空に向かってメイクをするシーンで一気に観客を役に引き込みます。
「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」では冒頭にその瞬間があります。
ミサの時にふざけている少年の頭をシスター・アロイシスが叩くシーン、
シスター・アロイシスがまるで自分が叩いたのではないように、
神が鉄槌を下したかのように、自分が立っている反対側、
つまり、手を少年の後ろに回して叩くシーンがそれです。
恐ろしい恐竜の口から発せられた鳴き声のような発声で居眠りしている少年を起こし、
轟くような声でシスターの体に触れた少年を呼びつけます。
冒頭の数シーンで、教室を見回り生徒を監視する下りで一気に役に血を通わせます。
なんと言う卓越した役作り。今更ながら彼女のテクニックに脱帽です。
野太い声、時に大声を張り上げ、声高に恐怖のシンボルとして、
絶対的な「善」として、教区、そして学校内に君臨するシスター・アロイシス。
メリル・ストリープがこんなに声色を使うのは珍しいです。
「プラダを着た悪魔」の鬼編集長、ミランダ・プリーストリーを演じる時、
誰しもが想像した役作りを大きく裏切り、まったく声色を変えず、
大声で怒鳴ることをせずに低い小さな声で周りのスタッフを恐怖に陥れたのとは大違いです。
シスター達が着る黒い衣装、被る帽子によって、殆ど顔だけでしか演技が出来ない今回、
メリル・ストリープはその目の演技によって全てのこと、あらゆる感情を表現します。

大女優、大俳優は悪役をやらせると抜群に上手いです。
小津安二郎や木下恵介の作品で市井の人のいいおばさんを演じた杉村春子。
彼女が悪役を演じたら凄かったです。黒澤明の「赤ひげ」の因業な置屋の女将、
成瀬巳喜男の「晩菊」の元芸者で高利貸しの倉橋きん……絶品でしたものね。

フリン神父役のフィリップ・シーモア・ホフマンはこれ以上は考えられない適役。
厳格なシスター・アロイシスに対する純真なシスター・エリザベスを演じた
エイミー・アダムスがメリル・ストリープを引き立てます。
黒人少年の母を演じたヴァイオラ.デイヴィスの達者振り。
素晴らしい演技のアンサンブルを見る喜びはひとしおです。
「プラダを着た悪魔」と「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」によって、
また新な境地を開拓してみせてくれたメリル・ストリープは矢張り凄いです。

…………………………………………………………………………………………………………………………

写真はニューヨークならぬロンドンで撮りました。
厳寒のロンドン、友人とキングス・ロードから裏街をプラプラ……。
突如、目の前に現れた教会……教会、大聖堂とは本来そう言うものなのでしょう。
突如目の前に大きな姿を現し、見上げる我々に、ある種、畏敬の念を感じさせる存在。
夏でも暗くヒンヤリとした中の暗闇で神の慈悲にすがり許しと祝福を貰い、
そして、外部の偉容は人々の神への畏れを感じさせるように建てられている……。

「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」……誕生日にもう一回観に行きます。


草々

2009年3月10日


ブノワ。


[Meryl Streep Online/Meryl Streep (1949~ )]
[ダウト 〜あるカトリック学校で〜 /Doubt (2008)]
[プラダを着た悪魔/The Devil Wears Prada (2006)]
[Philip Seymour Hoffman (1967~ )]
[Amy Adams (1974~ )]
[Viola Davis (1965~ )]

[Sean Connery (1930~ )]
[三國連太郎/Rentaro Mikuni (1923~ )]
[杉村春子/Haruko Sugimura (1906~1997)]
[小津安二郎/Yasujirou Odu (1903~1963)]
[木下惠介/Keisuke Kinoshita (1912~1998)]
[黒澤明/Akira Kurosawa (1910~1998)]
[赤ひげ (1965)]
[成瀬巳喜男/Mikio Naruse (1905~1969)]
[晩菊 (1954)]

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by raindropsonroses | 2009-03-10 00:00 | 映画館へ行こう。 | Comments(18)

如月弥生。

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如月弥生…………。

何やらどこぞの作家か芸能人の芸名のようですが、
今年もアッと言う間に3月になってしまいました。
この前、年が明けたと思ったばかりなのに……。

最近は忙しくて、2月に何があったのかスッカリ記憶喪失状態です。
「重ぉ〜い腰を上げる」なぁ〜んてことを言いながら、
気が付けばその後まったく薔薇の作業は捗っていません(苦笑)
さぁさぁ、一体どうするブノワ。さん。
可愛い顔の薔薇の専門家に「このまま冬の作業をしなかったら花は咲きますか?」
なぁ〜んて聞いているようじゃ先が思い遣られますな(笑)

そんな記憶喪失状態に近いほど忙しかった2月から3月の初めにかけて……。
幾つか印象深い出来事や考えさせられる出来事がありました。

先ず、3つほど印象深い撮影の仕事をしたこと。
写真……シャッターを押せば誰でも写すことが出来る芸術……。
狙っていなかったのに偶然が素晴らしい効果をもたらすこともあります。
カメラなどの機材も充実して来て誰でもいい写真が撮れるようになって来ました。
自分らしさを出すにはどうしたらいいか腐心の日々が続きます。
仕事で受けるのは責任が伴って大変なのですが、
特別な空間で好きな被写体を撮る愉しみは格別なものがあります。
ロケーションはそれぞれに瀟洒な邸宅。
スタジオでセットを組んでの撮影とは一味も二味も違います。

それから忙しい最中を縫って観劇です。
同行のメンバーは可愛がっている役者くんと鯨飲馬食&酒池肉団子な姐さん、
それから、最近とても懇意にして下さっている紳士の4人です。
演目は書きますまい……僕が思っている演劇とは遥かに違う代物でしたから。
今回はミュージカルだったのですが、各界の人気俳優を揃えていながら、
歌はもとより、セリフに至るまでマイクロフォンを通した発声は如何なものか。
巨大なドームで国歌を斉唱する訳ではないのですよ。
たかだか1000席にも満たない中劇場で肉声は当たり前。
客席の最後部まで声が通るように鍛えるのが役者だし、
音楽の方も役者の声が消えないように音の強弱をつけるのがプロ。
僕の席からすると左上のスピーカーから全ての音が聞こえて来て、
誰がセリフを言っているのか歌を歌っているのかチンプンカンプン。
演劇が映画やロックのコンサートと大きく違うのは、
そして、その最大の魅力とは役者の肉声を我耳で聴くことに他ないのです。
こんな愚かしいことをやっていたのでは日本の演劇の先は暗いです。  

それから楽しみにしていた、第81回アカデミー賞の授賞式がありました。
何日も前からお祝い用のシャンパンをキンキンに冷やして、
メリル・ストリープの輝く笑顔を楽しみにしていたのですが、
これは残念な結果に終わりました。「ダウト〜あるカトリック学校で〜」は今週末公開です。
前後して日本のアカデミー賞も放映されましたね。
偶然、その時間に家にいたので久し振りに見てみる事にしました。
所が!何でしょう、あのスタジオの進行役は!(苦笑)
お寒いギャグしか言えないお笑いタレント(あれがギャグと言えればですけど……。)
あまりにもヒド過ぎてその時点でテレビを消してしまいました(笑)
日本のアカデミー賞が歴史を重ねた今でもさほど重要視されないのは、
候補者全員が「優秀賞」として表彰され、中から最優秀が選ばれること。
ご本家、アメリカのアカデミー賞のように「All or Nothing」、
勝つか負けるか、その厳しさが華やかな中にも威厳と権威をもたらすのとは大違い。
何となく仲良しこよし的な雰囲気、さらに進行に下らないタレントを起用して台無しです。
皆さんご覧になりましたか?ヒュー・ジャックマンのパフォーマンス!
オープニングの素晴らしい歌と踊り……言葉も出ません。
どんな才能が束になってかかって来ても彼の才能には太刀打ち出来ないでしょう。
何でもかんでもアメリカが凄くて日本はダメって言うつもりはありませんけどね……。

最近は年のせいかな……時間が経つのが本当に早いです。
薔薇はどうする?タイムリミットはもうスグそこだよ、ブノワ。さん!

写真の蘭……撮影で訪れたお宅の奥さまが、
友人のお祝いのパーティーのために外国で買って来たもの。
仕事での旅行です。大きな荷物に加え、家族へのお土産もあるでしょうに、
友人のお祝いの席のために蘭を溢れんばかりに買って来る心遣い。
そして、おそらくはその事実を本人には伝えていないのです。
本当の品の良さ、僕にいつも変わらぬ温度で接して下さることに感謝です。

さてさて、今月はブノワ。さんの誕生日強化月間……。
シィ〜んと静まり返った丑三つ時のように友人からの連絡が途絶えています(笑)


草々

2009年3月5日


ブノワ。


[Meryl Streep Online/Meryl Streep (1949~ )]
[Doubt/ダウト〜あるカトリック学校で〜 (2008)]
[Hugh Jackman (1968~ )]

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by raindropsonroses | 2009-03-06 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(18)

猫の地図。

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前略

三寒四温……日に日に春めいて来ました。
Sさん、その後、元気にしていらっしゃいますか?
風の便りに聞きましたが、少しの間、入院なさっていたとか……。
どうやら以前お話しされていた持病の手術だったようですね。
仕事でバタバタしていて入院した事も知らず、お見舞いにも伺えませんでした。

TちゃんからSさんが我家の猫達に会いたがっていたと聞きましたので、
今日は駄猫達の近況報告を兼ねてお園の写真でカードを作ってみました。
きっとお聞きになりたいと思ていると思い、駄猫達の近況報告です(笑)

猫と暮らしている人達が口を揃えて言う冬の猫の素晴らしさ。
勝手気侭と言われている猫達、普段は付かず離れず、
ゴーイング・マイ・ウェイの猫達も冬場だけは我れ先争って僕の所に寄って来ます。
特に寝る時は「椅子取りゲーム」状態(笑)一瞬の攻防が笑えます。
決して冷める事のない猫湯たんぽ(笑)その絶妙の温度加減と来た日には!(笑)
僕の場合、冬場でも毛布1枚で寝ているんですよ。

先日、猫の勢力地図に大きな変かがあったとお話ししましたが、
最近ではさらに大きな変化があって、僕が布団に入ると、
先ず、きんが、どどどどどど「nるるるるるる!」とやって来て僕の右脇の下に陣取ります。
つぎに小芳が、たたたたたた「きぃ〜っ!」とやって来て僕の左脇の下へ。
この間、たったの1分もかからないのではないでしょうか。
いつも寝る時に2時間のタイマーをかけるヒーターが切れた頃に、
焦げんばかりにピッタリとヒーターに張り付いて寝ていたお園が、
ハッと起き出し、とととととと「うぅ〜ん!」と僕の枕元で右往左往(笑)
結局、迷った末にきんの方に入って行き、2匹揃って僕の腕の下に丸くなります。
朝子はスルスルスル……無言で僕の両太ももの間に潜り込んで来て丸くなり……。
アッと言う間に4匹の寝息が聞こえて来ると言う訳です。

 「ぐるるるるるるるる……。」
 「すぅぴぃすぅぴぃすぅぴぃ……。」
 「ぷすぅぷすぅぷすぅ……。」
 「nごごごご、nごごごご……。」

まぁ、その賑やかな事と来たら(笑)
僕もまるで子守唄を聞いて眠る子供のようにアッと言う間に眠りに落ちます。
この幸せな時間も来月一杯でお仕舞い……。
暖かくなる4月からはパッタリと寄り付かなくなります(笑)
10月から4月まで……半年間、期間限定の幸せです。

写真は山口百恵のシングル盤「初恋草紙」の
ジャケットを気取ったお園の美麗ポートレート(笑)
早く元気になって一緒にご飯を食べに行きましょうね。
猫に会いたいのならウチで簡単ディナーでも構いませんよ。
何れにせよ、また近いうちに連絡しますね。お元気で!


草々

2009年3月1日


ブノワ。


[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

[山口百恵/Momoe Yamaguchi (1959~ )]
[初恋草紙 (1977)]

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by raindropsonroses | 2009-03-01 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(18)