匂いのいい花束。ANNEXE。

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虹の彼方に。

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宇宙の遥か長い歴史の中で、地球の寿命なんてほんの瞬きするくらいのことでしょう。
まして人の一生なんて……でも、医療の発達で長生きが期待出来る時代。
生の最後の時に振り返ってみて、あぁ、あの時はこうだった、この時は……。
そんな事もあるかもしれません。でも、バリバリ働いている今、
一々、最近のことを振り返っている余裕もヒマもありません。
だけど、最近チョッと思うのです。もしかして今年って……。

今まではボンヤリ、楽な方楽な方、流されるままに生きて来ました。
何ら目的も持たぬまま、将来の設計もなし(笑)
統計的な日本人の寿命の半分の年齢に近付き(ウソつけ!)
フと今までの我が人生を振り返ってみれば(大袈裟な!)
今年一年は色々な意味でターニング・ポイント、
これから後半生を生きて行く上で重要な変わり目の年になったように思うのです。

先ずは一年間、風邪も引かずに健康に過ごせたこと……有り難いです。
先日の健康診断の結果もピッカピカでした(笑)数値を見て驚く先生に、

 「先生、年齢を考えればって言うことでしょう?」と、聞くと、
 「いやいや、今時のどの若者の数値よりも素晴らしく健康です。」とのお答え。

勿論、仕事で疲れたりもしますが、無理をせず、食事に気を遣い、
自分で日々の健康管理は抜かりなくしています。
そして、何よりも健康な身体に生んでくれた母に感謝です。

公私の公の部分で言うと、本当に充実した一年でした。
自分の中の満足感もありますし、テクニックの部分の向上もありました。
後輩に慕われ頼りにされ、会社の星、宝、エースと言われ(笑)
皆に必要とされる充実感は言葉では言い表せません。
ようやくこの年にしてやり甲斐のあることを見付けた感じかな?

公私の私の部分……。
いやぁ、本当に素晴らしい出逢いが沢山あった一年でした。
今までの親友たちは勿論、新しく出会った仲間の素晴らしい顔ぶれ……。
僕は10代から80代まで幅広い友達がいますが。
今年の特徴は、同世代からチョッと上の友人が出来たこと。
皆さん大人です。それに社会的にも成功されている人ばかり。
僕なんか末席に連なるのもおこがましいのですが、
凄く親切にされていて感謝、感謝……これから時間をかけて恩返ししないとね。

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さてさて、来年は大きな変化が予想される一年になりそうです。
陽春には僕のオリジナルの薔薇がコマツガーデンより発売となります。
やらなければいけないことが山積なのにね……少し焦っています。
大きなうねりや速い流れもあることでしょう……。
でも、自分を見失わないようにしなければ。

健康管理は万全に、丈夫に生まれてはいるけれどメンテナンスも必要。
なによりも先に来るのが健康な身体ですから。

今年最後の写真は5月8日に撮影した美しくも巨大な虹。
あまりに大きくて50ミリのレンズの画角には入りきりませんでした。
夕方、仕事帰りのバスの中から見た街の光景は少し異常でした。
道行く人々が皆、あんぐり口を開けカメラや携帯で何やら空を写しています。
当然、バスの中からは何も見えません。鳥か?飛行船かな?スーパーマン?(笑)
それにしても街行く人全員……アホみたい……チョッとそう思いました。
バスを下り、見上げた空にはそれはそれは見事な丸ぁるい虹。
さっきまでのシニカルな思いはどこへやら、
慌てて家に走ってカバンをぶん投げ撮った1枚です(笑)



時間がなくてあまり更新しなくなったこのブログですが、
ポツリポツリと書き続けて行きたいと思っています。
素敵な皆さんが集うサロン……そんな感じになればいいな。
今年一年、沢山のメッセージ本当にありがとうございました。
また、遊びに来てくれた皆さん、来年もご贔屓のほどヨロシク!


草々

2009年12月31日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-12-31 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(48)

Bon Appetit !……Julie & Julia。

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自他ともにメリル・ストリープ・ファンを自認する僕。
今年は嬉しいことに3本もの公開作品がありました。
新春に待ちに待った華やかなミュージカル「Mamma Mia !」、
春先、オスカーに合わせてメリルが新境地を開拓した、
厳しい修道女を演じた「ダウト/あるカトリック学校で」が、
そして、今年、最後を飾るのは、既に賞レースで各都市の評論家賞総なめ状態、
ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされている、
「ジュリー&ジュリア」が公開されました。
お笑いを狙った純然たるコメディーではないけれど、
観ていてここまで幸せな気分になる映画は久し振りです。
自然に漏れる笑い声……観ながら自分の顔がニンマリしているのが分かるんです(笑)

実在の二人の女性、ジュリーとジュリアを題材にしたこの作品、
演技的に言うと、思ったよりも難易度が高い作品なのかも知れません。

「I'm Julia Child……Bon Appetit !」

メリル・ストリープはいつもの発声よりも半オクターブ高い声で全編台詞を言います。
ほぼ、ファルセット・ヴォイス。しかも、可成りのオーバー・アクション。
ジュリアは喜びを表す時に身体を左右に大きく振ってそれを表現するのですが、
それが全然大袈裟には見えない演技のマジック。
かつてメリル・ストリープは大物映画批評家女史に「顔だけの演技」と言われ、
映画史上に残る偉大な大女優に、
「彼女の頭の中でチクタク歯車の音が聞こえる」と言われた事があります。
実在の人物を演じる難しさ、ジュリア・チャイルドの甲高い発声と、
大柄に見えるように体全体を化けさせる共演者やセットの工夫。
今までかつてないほど大仰なオーバー・アクションを披露するメリルですが、
それが不思議とジュリア・チャイルドの人物像の創造にピッタリとマッチしています。
これまた計算高い演技?演技するのに計算しない俳優がどこの世界にいるでしょう(笑)
各賞に軒並み候補になり受賞し、演技的に目覚ましい技巧が凝らされているかと言うと、
そうは見えない技術と、またそれを見抜くプロ、専門家の眼力に脱帽です。

その昔、ソフィア・ローレンは言いました。
「人々を泣かせるのは簡単よ。でも、笑わせるのは難しい。」と。

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夫の仕事の都合でパリに住む事になったジュリア・チャイルド……。
元来の明るく物怖じしない性格、何事も前向きに捉える天真爛漫な明るさ、
そして何よりも食べることが大好きなジュリアが、
パリを好きにならないハズがありません。
焼きたてのパンの匂い、新鮮な野菜を売る市場の屋台、
チーズヤワインの専門店……1にバター2にバター、3、4がなくて5にバター……。
素晴らしいフランス料理とパリはスグにジュリアを魅了します。

一方のジュリーはジュリア・チャイルドの料理本の524のレシピを、
一年365日で作り、それを実践をブログで公開し達成することで、
物事を諦めずに最後まで頑張り抜くことを学びます。
ジュリアもまた然り、何年もかかって書き上げた本、
その膨大な原稿量が原因で次々に出版社に断られてしまいます。
でも、諦めずに本の出版にこぎ着けます。
出版の依頼の手紙を読み欣喜雀躍するジュリアの後ろ姿。
映画でこれほど嬉しさを身体をもって表現したシーンが他あるでしょうか。
この作品の中でメリルが一番オーバー・アクションな瞬間。
そして、もっともジュリアを体現した瞬間です。

映画って様々なことを僕等に教えてくれますね。
声高に反戦を訴える映画も良し、政治の矛盾をつく映画もまた良し。
そして、こうして「ジュリー&ジュリア」のように、
ホンワカと観ながらにして幸せな気分になる映画もまた良し。
しかも、観る人によって様々な解釈が出来、
メッセージを受け取ることが出来るんですから。

写真は21世紀になる新年にフィレンツェで撮った1枚。
たしかフェラガモのショー・ウィンドウだったかな……。
フィルム・カメラ一台、肩から下げて夜の街を散策した時に撮りました。
ポーチド・エッグ……ああして作るんですね?僕は食べるだけでいいや(笑)


草々

2009年12月20日


ブノワ。


[Meryl Streep Online/Meryl Streep (1949~ )]
[ジュリー&ジュリア/Julie & Julia (2009)]
[マンマ・ミーア!/Mamma Mia !(2008)]
[ダウト 〜あるカトリック学校で〜 /Doubt (2008)]
[Sophia Loren Official Website/Sophia Loren (1934~ )]

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by raindropsonroses | 2009-12-20 00:00 | 映画館へ行こう。 | Comments(24)