「ほっ」と。キャンペーン

匂いのいい花束。ANNEXE。

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恥じらいの感覚。

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 「チッ…………。」

冴子は5本目の煙草をもみ消した。
禁煙……考えたこともない。煙草がなかったらアタシは一体どうなっちゃうんだろう?
一箱1000円になっても煙草だけは絶対に止められない……。
6本目に火を点けて、その温かい炎の色味を見た途端にまたイラっと来た。
この肌寒くなって来た10月に、喫煙と言うだけでテラス席に座らされてご立腹なのだ。
最近、冷え性がヒドい……冷え性=年齢を感じちゃってさらにご機嫌が悪くなる。
そのイライラが消された煙草の吸い殻に現れている。
ロクすっぽ吸ってもいないのに消された煙草……灰皿の中でボロボロだ。

冴子は今日は物凄く機嫌が悪いのだ。朝から猛烈に腹が立って仕方がない。
怒りのあまり大好きな化粧をする手も疎かになってしまった……。
化粧命のアタシなのに……そのことも怒りを倍増させる原因になっている。
その怒りの大元と言うのは、中学校以来、男が切れたことがない冴子だが、
次の男が見付かるまでの積りで軽い乗りで付き合っていた亮二に、
どうやら女がいるらしいのだ……しかも随分と前から……。
浮気されていたことを怒ると言うより、全く気が付かなかったこと……。
勘がいいことが売りの冴子はそのことの方がショックだった。
あの不器用そうな亮二がいとも簡単にアタシを騙していたとは……。
異様にプライドが高い冴子にとってこれは一大事、青天の霹靂なのだ。
この冴子さまが二股かけられた?……まさか、まさか!あり得ない!
男なんてこっちから振るもの、この冴子さまが捨てられるだなんて……。
目の前が真っ白になり、怒髪天を突く……冷静になるまで何日かかったことか。
どうオトシマエをつけてやるか考えていたら化粧の乗りも悪い(怒)

実は冴子は今までに3回の整形手術を受けている。
初めはチョッと軽い気持ちで受けたプチ整形が段々エスカレート。
メスだけは絶対にいれないと決めていたのだが、その決心は何処?
チョッとスッピンでは街を歩けなくなってしまっているのだ……。
どうせ今日、待ち合わせしているのはアホの真二だからどうでもいいけれど……。

 「あっ、アイツようやく来やがった!」

いつものことながら弟分?冴子は舎弟と思っている真二が遅れて向こうからやって来た。
真二がこっちを見ているのを承知で、ワザと時計に目をやる。
まったく、真二の時間の観念って一体どうなっているんだろう?
この前は13分、今日は21分も遅れて来やがった……。
全てにおいていい加減で適当な冴子だが、時間だけは正確だ。
それに、この前あれほど注意したのにまだパンツを腰で履いている!
腰と言うよりはそのもっと下……じゃなくっても短い足が……今度、後ろからズリ下げてやろうか。
また懲りずにオークションで落としたニセモノのアバクロのボクサー・ブリーフ履いてる……。
あんなものどうせ中国で大量に作っているものに決まってる。
もっとも、まがい物の真二にはお似合いだ。本物を履いていたってニセモノに見えるもの。
あの小走りの仕方!まるで指パッチンをするポール牧のように内股でヨロヨロしながら……。
真二が走る姿を見ると足を引っ掛けたくなって仕方がない冴子だった。
冴子のムシャクシャした怒りはさらに沸点が高くなった。


 冴子「アンタ!時計見てご覧!その似合わないロレックス伊達じゃないだろう?
    今、何時だと思ってんのさ。アタシをこんなに待たせてアンタも大物になったねぇ。
    大体そのロレックス、インチキだろ?若いのにロレックスなんてジジ臭いんだよ。」

謝りの言葉を言う前にピシャリと先制攻撃を受けた真二は面食らった。
それに何でニセモノって分かったんだろう……タイで買った偽ロレックス……。

 冴子「ご覧よ、もうコーヒー1杯飲み終わっちゃったからね。
    アタシ、おかわりしようかな……そうだ、本日のケーキ・セットにしようっと!」
 真二「ハイ、お好きなものを頼んで下さい。宜しかったら今日は僕が奢ります。」
 冴子「宜しかったら?そんなこと言わなくても奢るの当たり前じゃん!」

雲行きが怪しい……相当お怒りだ。真二はいつものことながら心底震え上がった。
冴子を怒らせるととんでもない事になるのに決まっているからだ。
早く何とかなだめすかして機嫌を直して貰わないと……。

 真二「冴子さん、今日もお綺麗ですね!」
 冴子「アンタ、もしかしてバカ?そんなの決まってんじゃん。
    それよりズルい魂胆、見え見えだよ。アタシはそんなのに騙されないから。」

キッパリと言い放った冴子、6本目の煙草をグジャグジャにもみ消した。

 真二「イヤだなぁ、冴子さん……アッ!ケーキ何にするか決まりました?」
 冴子「いいよそんな事どうでも、それよりお願いがあんのよねぇ……。」

冴子は思い切りの猫なで声に満面の笑みで真二にシナを作った。
声が1オクターブ高くなっている。まるで猫の目のようにコロコロと態度を変え、
秋の空のように表情を変えるのが冴子の十八番だった。
辞書で「豹変」と引くと「冴子」と出ているに違いない。
アタシは大女優、アタシの手管に全ての男は落ちると思っている……。
 
真二はその言葉に心底凍りついた。
マズい……マジ、マズい……冴子が猫なで声を出すとロクなことはない……。

 冴子「ねぇ、金、貸してくんない?」
 真二「はぁ?!」
 冴子「30万でいいや。」
 真二「いいやって!僕にそんな金あると思います?」

真二は悲鳴に近い声をあげた。税金ゴッソリ引かれて手取り24万円なのに……。
それに冴子にお金を貸すと絶対に戻って来ないのだ。
今までに幾ら貢いだろう……オマケにいつも怒鳴り散らされている……。

 冴子「アンタ、今、アタシのこと綺麗って言ったよね?
    そのアタシがもっと綺麗になるんだからいいじゃん。
    アタシが綺麗になったらアンタも鼻高いじゃん?30万なんてお安いもんだよ。」

オレの鼻?どうしてオレの鼻?
何で自分の鼻が高くなるのか全く分からない真二だった。

 真二「待って下さい、待って下さい!冴子さんまた整形するんっすか?
    もう十分お綺麗じゃないですか……それに、まだ今月の給料は出ていないんですよ!」
 冴子「フフフフフフ……アタシが何も知らないと思ってんの?
    アンタ、パチンコで幾ら儲けたのさ?」
 真二「うっ…………冴子さんどうしてそれを……。」
 冴子「アタシ、あそこのパーラー・マハラジャの子に粉かけてるから……お見通しだよ!
    それにさぁ、アンタは泡銭入るとスグに金遣い荒くなるし。」
 真二「冴子さん、そんなにお綺麗なのに今度は一体どこをどうするって言うんです?」
 冴子「お綺麗なのは分かってんだよ。アタシねぇ、今度はこの鼻の先をチョッと尖らせたいのよ。
    アゴはやらない。マドンナを見てご覧。失敗すると縄文式土器みたいになっちゃうから。
    それから涙袋を大きくしたいの……潤んだ大きな瞳……。
    どう、それって若く見えると思わない?」
 真二「いやいやいやいや……今のままで充分ですって!」
 冴子「あ・の・ね・! 充分か充分じゃないかはアタシが決めるんだよ!
    貸すの、貸さないの?貸さなくても別にいいんだよ。
    でも貸さなかったら分かっているね?確かこの前一緒に歩いていたのは……。」
 真二「あぁぁぁぁぁ……分かりましたよ……ズルいなぁ冴子さん……。」
 冴子「いいじゃないの、アンタどうせ泡銭をあんな下らない、
    何とか言う群れ群れの小娘たちに注ぎ込むんだろう?
    何だっけ?BCG48?KGB69だっけ?SOB???何つーんだっけ。
    あんな得体の知れないガキに金使うことないよ。」
 真二「違います、違います!AKB48です!それに冴子さんキチンと名前を言って下さい!」
    フォーティーエイトです!シジュウハチじゃありません!
    シジュウハチは冴子さんの実年齢……。」
 冴子「バカ!それ以上言ったら殺すよ!それにね、名前なんて何だっていいのよ。
    アタシには関係ないもん。アタシ好みのイケメンが48人揃ってみなよ。
    そりゃぁ、アタシだってドカンとお金使わせて貰うけどさ。
    第一、アンタ、その何とか48って何の略だか知ってんの?
    アンタたちみたいなおバカに『アッカンベェー・シジュウハチ』っつーんだ。
    所でさ、アンタ、今度の新しいCD、一体、何枚買ったのさ。」
 真二「えぇと……それは……。」
 冴子「もしかしておバカに盛大に50枚くらい?」
 真二「止めて下さい!僕はもっともっと真剣に彼女たちのファンなんです!
    ……100枚……買いました。」
 冴子「アンタ、この前は女の下着買ってオマケのポスター貰ったって?
    ハッキリ言って異常だよね。その若さで薄汚い事しなさんな。
    その面で女の下着売り場ウロウロしたんだ。どう?女の下着の触り心地は?
    どうせウットリ&ニヤニヤしてたんだろ?」
 真二「実は……2回買いに行きました。だってポスター欲しかったから……1枚は保存用。」
 冴子「アンタ、どうしようもないバカだね!そう言うのを金をドブに捨てるっつーんだよ!」
 真二「だって……。」
 冴子「だってじゃないよ。総選挙?応募券?握手会?何だいそれ。
    3000円出してみなよ、アタシが握手してやるからさ。
    大体、女の下着3000円分でポスターをプレゼントって一体!
    第一、そんな企画する方もあざといし金儲け主義露骨!拝金主義見え見え!
   『全く予期しなかったファンが大挙押し掛けて来ました!』つーなら分かるけど、
    初めから男の客を当てこんだ企画だろ?考えたヤツ不潔だわ。
    で、その買った下着どうしたのさ……アンタ、まさか・・・・・・。
    そんなもんに金使って一体、何の見返りがあるって言うんだい?
    アンタさ、金使うからには見返りがないとねぇ……それが世の中の常識、法則ってんだ。」
 真二「冴子さん!チョッと言わせて貰っていいですか?」
 冴子「あらららら、なになに?アタシにタテつく気?戦争になるよ。」
 真二「冴子さん、この前、羽田に行っていませんでした?」
 冴子「………………。」

冴子が口ごもった……こんな冴子を見るの初めての真二は勢いに乗って……。

 真二「冴子さん、最近ハマっていますねぇ、チャン・ドン……。」
 冴子「ドンゴン言うな!グ・ン・ソ・ク・!グンソクじゃ!グンちゃん可愛い……♥」

冴子はいきなり30年遡って18歳の乙女に戻ってしまった。
夢見る夢子、タイムマシンに乗った冴子……。
このままどこかに行ったきり帰って来なければいいのに……。

 真二「あの人、整形していますよねぇ……化粧もしてるしっ!
    気色ワルっ!男は目の下にアイラインなんかいれませんよ!」
 
いきなり現実に引き戻された冴子、怒りの沸点が一気に200度に。

 冴子「アンタ、マジ、バカ?化粧?何が悪いの?
    アンタだってその眉どうしちゃったの?女より細くて薄いじゃん!
    眉をイジるって言うことはキチンと描き足すことを前程としなきゃいけないんだよ!
    日本の男だって化粧してんじゃん、スカート履いてんじゃん。
    この前なんかレギンス履いてるヤツ見たわ……しかもその上にスカート!
    すね毛どうなっちゃってんの?脇毛も剃ってる!
    あぁぁぁぁ、薄気味悪ぅ。冴子さま鳥肌もんだよ。」
 真二「でも、冴子さん、この前はヨンさま、ヨンさまって騒いでいませんでした?
    その次がウォンビン!ウォンビンが軍隊に入る時、涙していたでしょ!
    冬ソナのロケ地廻りのツアーに参加して大枚叩き、
    ヨンさまの経営するお高い焼き肉屋で周りの皆に奢って幾ら使ったんです?
    帰りに冬ソナグッズしこたま買い込んだじゃないですか。」
 冴子「バカ!アンタ、本物のバカ!ハァ……アタシのヨンさまにウォンビン!
    アタシ、ウォンビンのお嫁さんになりたい……。」
 真二「冴子さん、いつか僕に言いましたよね。
   『悔しかったらアンタもヨンさまみたいに素敵になってみなさいよ。』って」  
    冴子さんの前の前の彼氏の義晴さんが言っていましたよ、
   『そう言う冴子こそチェ・ジウになれ!』って。」
 冴子「アンタ、よくも言ったね!チェ・ジウ?アタシの方が綺麗じゃん!
    アタシ許さないからね。こうなったら全面戦争だよ!」

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随分と前に書いた記事。覚えていらっしゃいますか?
好評で是非、あの続きが読みたいって言う方が沢山いらっしゃいました。
バリエーションで書いてくれって言うリクエストもありましたので……。
同じ登場人物って言うのも何なので、チョッとアレンジしてみました。



何だか世の中変な事になっていますね。

整形手術……いいじゃないですか、自分の責任でするんです。
ただね、美しさって一体どう言うことなのかもう一度考えてみる必要がありますね。
美しさって外面じゃないんですね。人間はモノじゃない。
血の通った肌を切ったり貼ったりしていればいつか必ず崩れて来ます。
修正を施した基本の部分が老いて崩れて行くんですもん、当たり前です。
全てにおいて言えることですが、真の美しさとは「澱みなく次に繋がるもの」
特に人に関して言えば「恥じらいの上に立った自信」のことを言います。
今はあまりにも短絡的に結論を求め過ぎる。「自分を磨く」って言うことをしないんですね。
それにね、恥を知らない人は決して美しくなれません。
電車内で化粧するヤツ、切った爪のカスを下に落とすヤツ、
梳った髪の毛を下に捨てるヤツ、辺り構わず大声で話すヤツ……美しくないです。
綺麗になりたいと思うあまり、自分が汚いことをしているとは露程も思わない。

 「何が悪いの?」「それがどうしたの?」

化粧しているヤツなんて周りに対して挑戦的な態度のことが多いし、
大きな勘違いして「アタシはイケてる女」と思っている節があります。
「内面の美しさ」……死語ですかね?そんな面倒臭いものに構っていられない?
人生は短いし、人間っていとも簡単に楽な方に流れますから。
昔はね、顔を直すって結構、恥じて、絶対にバレないようにしたものだけど、
最近は全然、平気なのね。男も女も整形バレバレの顔で街を闊歩している。
勇気あると思います。僕には絶対に出来ないや……だからしない(笑)
昔のハリウッドでも整形手術は当たり前のことでした。
でもそれって、デビュー前に歯並びをチョッと直したり、高過ぎる鼻を少し削ったり、
狭い額を美しくするために、1インチ(2.5センチ)ほど生え際の髪の毛を抜いたり……。
バーグマンは眉毛を弄るならデビューしないと言い張ったそう。
だけど、そんなチョッとの手直しに負けないほど彼等には強烈な個性があった。
今は個性も取り柄もないクセに顔だけ直しちゃうもんだから、
右を向いても左を見ても同じ顔、没個性のオンパレード(苦笑)


今の韓国を廻る騒動……僕にも色々と考えや意見もあります。
僕、韓国は嫌いではありません。ソウルには2回、旅行しましたしね。
ただ、こちらに反感を持っている人たちとはなかなか上手にお付き合いは出来ない……ですね?
並々ならぬ反感と敵意……反感と言うよりも底知れぬ憎しみ?
国を上げてそう言う教育しているんだから仕方ないです。
勿論、旅先では親切な人々と温かい想い出もあったし、楽しく過ごしても来ました。
その反面、物凄く強烈な反日感情を見せつけられもしました。
地下鉄で僕等一行3人をねめつける憎しみのこもった視線、視線、視線……。
何だかドキドキしちゃうのね。普段、普通に暮らしていれば、
そんな敵意に出会うことってなかなかないじゃないですか(笑)
もうね、ビックリしちゃうんですよ。何?何?一体、僕等があなたに何をした?って。
一対一の時はいいけれど、国単位となるとおかしな事になっちゃうのかな?

いいモノは国を超えて流行る……芸能文化だったり食べ物だったり……。
お互いの国の文化を尊重し、吸収して自分の物として昇華する。
要は、そこから新しくオリジナルの素晴しいものが生まれればいいんです。
優れた技術はそれぞれに提供し合ってお互いを高められればベストなんですが……。
チョッと前に中国の高速列車の大事故がありましたね。
悲しいことに沢山の犠牲者が出てしまいました。そこに見え隠れする今の中国の問題点。
彼等は技術供与して貰ったのにも関わらず、自分達独自の技術と言い張ります。
恩を仇で返す……盗人猛々しいとはこの事ですよね。「恥」と言う感覚がないんでしょうね。
日本が世界に誇る新幹線の最も優れた点は、分刻みの過密ダイヤで、
列車を安全に走行させるシステムのことなんです。
時速◯◯◯キロ!世界一!早さを競う?そう言うことじゃないんですよね。
世界一の速度で列車を走らせた=世界一の国……まるで子供みたい(苦笑)
先ずは乗客の安全が一番はじめに来る。国家の威信?そう言うことじゃないんです。
考え方の根本が全く違う。今では神話にまで昇華した新幹線の安全性、
それだって試行錯誤、ローマは一日にしてならず……。
関係者の皆さんが何十年もかけてコツコツと積み上げて来た歴史です。
何千年の歴史だか知らないけれど、人さまの技術のいいとこ取りしてもダメなのね。
知的所有権を全く無視した厚顔無恥な人たちとはお付き合い出来ないです。
オマケに始末におえないのは、プライドだけは高いと来ている。
全てを承知で技術提供するんだから、盗まれてから騒ぐ方が悪い。
初めから相手にしないことです。軒下貸して母屋を取られる……じゃない?
彼等に声高に叫ぶ独自の技術があるらしいです。勝手にやらせておけばいいんです。
世界に素晴らしい技術を売り込み、泥棒まがいに盗まれる事はないです。
僕は中国製品は絶対に買いません(農産物も)
庭用の照明4つ買って全部壊れていた経験あるから(爆)
4つの内1つ壊れていたって25%……全部ですからねぇ……。
一事が万事、まさにこのことじゃないですか。


ある俳優のつぶやきをキッカケにしてなんでしょうけど、
これだけ韓国に反感を持つ人がいて、それを声高に訴えている……。
コンビニエンス・ストアのキャンペーンが右へ倣えで韓国一色って?
テレビのスイッチを入れれば韓国のドラマや歌手が溢れ出し、
フィギュアスケートのテレビ中継の表彰台において我が国の国旗掲揚をカットしたり、
インタビュー時にワザと転倒した写真を大伸ばしにし、
国の宝とも言うべき選手をないがしろにするような事をしたり……。
韓流ですか……本当に見たい人がどれだけいるんでしょう?
先日の「アジョシ」なんて客席パラパラ、しかも可成りの高齢。

マスコミの情報操作なんて今に始まったことじゃありませんしね。
春先の大震災、原発事故以降、テレビでは連日のように関連の報道がされています。
空気中の放射線量の報道。各県の主だった都市の数値を発表していましたが、
ある時から神奈川県は川崎市じゃなくて茅ヶ崎市になった……。
それは、連日、川崎市の数値だけ他の街に較べて飛び抜けて高かったから……。
川崎市には日本有数の焼却炉があります。阪神淡路大震災の時も瓦礫を運んで消却していました。
今回もそう……意味、分かりますよね?数値が高い訳です。
市民から市 or テレビ局に抗議が来たか、安全性を捏造したいテレビ局側の自主規制か……。
報道されなくなったからって数値が低くなった訳じゃない。

そんなこんな、マスコミの情報操作も含めて、
報道の捏造、流行のでっち上げにいい加減ウンザリしている人が多いのでしょう。


それからアルファベットの少女ユニット……思い切り吐き気がします。
なぜ群れる?いい年した大人がどうでもいい個性のない少女たちを十把一絡げにして売る?
テレビ、雑誌、どこを見回してもアルファベットの少女たちが出ずっぱり。
それに大挙して押し掛ける大人たち……握手会って一体なに?
それって体のいいお触り。金で少女たちの身体に触らせる……それってどうなの?(笑)
そんな商売に乗っけられてCDがミリオンセラーになったって意味ないじゃない。


総じて言えるのは「恥じること」の欠如。
「恥ずかしい」とか「恥じらい」とか……文化、人の根幹だったりします。
厚かましく恥知らずが横行する社会は住み辛いです。
基本的には今の時代、コンピューターやゲームの世界にどっぷり浸かり、
人と付き合うのが苦手?下手になって来ているんでしょうね……。

日本の芸能界、テレビの世界にとどまらず、
諸々、日本を取り巻く世界が何だか薄気味悪いことになって来ました。


草々

2011年10月30日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-30 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(10)

アールデコ?オールデコ?(笑)

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 「大丈夫、任せておいて!」

と、声高に宣言して、
地下鉄の出口を上がった途端に反対に歩いて行っちゃう人いますよね(笑)

僕の悪友(女性)がそう。
かれこれ20年チョッと前、確か僕の心細くも怪しい記憶では、
ヘルムート・ニュートンのポートレート展を、
東京都立庭園美術館に観に行った時がそうでした。
散々、山手線の線路のまわりをウロウロした挙げ句(笑)
上品なご婦人に道を尋ねてようやく美術館に辿り着いたんでした。

 「庭園美術館?・・・・・あぁ、オールデコの!」

そのご婦人は親切にも美術館の前まで案内してくれたんですが、
話し好きらしく、道すがら「オールデコ!オールデコ!」を連発するので、
僕と友人は笑いを堪えるのに必死……そんな懐かしい想い出があります。

さて、ボンヤリとインターネットを見ていてビックリ!
何と、その懐かしい庭園美術館が11月から長期の閉館&改修工事になるとか。
予定をみて2度ビックリ……昨日しか行けないんだもの。
慌てて行って来ました。しかもカメラ持参で!
特別に館内が撮影OKとのこと。3度ビックリしちゃいますよね。
欧米の公立の美術館は写真撮影に関して凄く大らかなのに、
(個人美術館は禁止なことが多い)
日本の美術館って殆ど撮影禁止だものね。
謹んでデジタルとフィルムの一眼レフを持って行って参りました。
いやぁ、館内は黒山の人だかり。朝一から はとバス3台(笑)
しかも皆さん漏れなくカメラ持っている(笑)

撮る気満々で駆け付けた割にはいい写真が撮れなかったのだけれど、
その中から少しだけ編集してみましたので見てやって下さいね。

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どうですか?館内はそれはそれは素晴らしい意匠で溢れているんですが、
矢張り、アールデコの華と言えばガラスと金属……その辺を中心に集めてみました。
カメラを持った人たち、皆、同じモチーフでどんな感じに撮ったんでしょうね。
庭園美術館のHPに応募された方々の写真が掲載されますので、
興味がある人は見比べてみて下さいね。

芸術の秋のお話し……まだまだ続きます!(笑)


草々

2011年10月26日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-26 00:00 | 展覧会の絵。 | Comments(14)

僕の友達の法則。

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僕のブログを見て下さっている皆さんがよく下さる質問。
開設以来ズゥ〜っと同じオレンジ色のハートの写真がプロフィールの所にあります。
これは何?ご存知の方も多いと思いますが、バカラのペーパー・ウエイトなんです。

今から随分と前になりますが、
詩人の高橋睦朗さんに案内を戴いたんです。

 「この度、自宅の書庫をリフォームするためのバザーをしますから是非!」

今となっては記憶の彼方なんですが、あれは確か物凄く暑い日の午前中でしたっけ。
電車を乗り継ぎ会場になっている逗子に向かいました。
高橋さんは知る人ぞ知るコレクターです。ありとあらゆる貴重なもの、
変わったものが所狭しと並べられていました。
そんな中から僕が選んだのがこのペーパー・ウエイトと小さなぐい飲み?
ぐい飲みと言うには繊細で美しい器。高橋さんに窺うと、
どうやって手に入れたか皆目記憶にないとのこと。勿論、誰の作かも分からず。
ただ、裏を見ると、そこには「HARVEY」と刻印がされていました。

忙しい仕事の合間に時間が出来ると、本棚から本を取り出してパラパラやっています。
今、読んでいるのが、高橋睦朗 著「友達の作り方」です。
高橋さんの物凄く広い交友関係をユーモアタップリに書いた一冊。

高橋さんのコレクションのごくごく一部を僕が受け継ぎました。
それはきっと高橋さんの記憶の断片、友人との交際の欠片かもしれません。

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友達……生きて行く上で掛け替えのないものですよね。
人は結局、最期は一人さ!ごもっともですけど、
友人、仲間、家族……いなくてはならないもの。
僕ね最近、気付いたんですけど、「友達の法則」ってあるのね。
これは僕だけに当て嵌まるのかもしれないけれど、歴然とした法則……。

それはね、友人を紹介してくれた友人は次第に消えていく……と言うもの。
紹介してくれた当の本人がいつの間にか疎遠になっちゃう。
これ、可成りの確率で言えることなんです。
あの人もそう、あぁ、この人も……笑えるくらいに法則が当て嵌まります。
別に喧嘩別れする訳じゃないんですけどねぇ……何故でしょうね。
ことごとく間に入って紹介してくれた友人は疎遠になってしまいます。
僕は大好きな友人は他の友人に紹介したいタイプの人間なんですが、
その僕もいつの間にか友人達の間で消えて行っているのかなぁ(笑)
知らない間にね……そんな事も思います(笑)

皆さんにもありますか?友達の法則。
可成りの確率で僕と同じ法則を持っている人いるんじゃありませんか?(笑)

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今日の写真はクラシック・アコーディオンのヤンネ・ラットアくんの1枚。
数年前、録音で来日した際にフィルムで撮らせて貰いました。
彼ね、物凄くいいヤツなの。純心で素朴でね。僕、大好きなんです。
最後のお別れの時、握手をした後、ギュゥッと僕のことを抱きしめて来ました。
それには色々と理由があります。僕は録音時に撮影で付ききりで数日間お供したのだけれど、
慣れない異国での録音に加え、言葉の問題、食事の問題……。
ディレクターと共演者の藤原真理さんと上手く意思の疎通が取れず、
半ば、チョッと険悪なくらいに意見が合わず……。
どうしていいか分からずに落ち込んでいる時に、僕が何かと励ましてあげたから。
それは勿論、言葉だったり、視線が合った時のアイ・コンタクトだったり、
通りすがり、スレ違い様に肩をポンポンって叩いたり……。
僕もある意味では彼と同じ部外者だったから。
そんなこんな、随分と心強かったのだと思います。

スッカリ連絡しなくなっちゃいました……元気にしているかな?


草々

2011年10月16日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-16 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(8)

謹んで選んで参りました(笑)

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芸術の秋でごザいます。行って参りました美しい食器を見に。
ね?綺麗なティー・カップ&ソーサーでしょう?
どこに見に行ったかって、銀座の和光じゃありませんからね(笑)
実は僕の大ファンのクセに「天敵」と言って憚らない、
あけぽんが通っている、アトリエ モンブラン チャイナペインティング 作品展です。

去年、仕事を独立して時間的に自由がきくようになりました。
ザッと開催期間を見たところ、行かれる日がないので、
仕事を詰め、時間をやり繰りして行って参りました……国立へ。
そうですよ、こう言う時に、精々、恩を売っておかなきゃね!(笑)
恩はタップリ売るもの、ドッサリ着せるものと相場は決まっております(爆)

これまた友達って氷のように冷たいものと相場が決まっていますから、
どうせ誰も来ていなくて寂しい思いをしているだろうと、
変に友達甲斐をタップリ出しちゃったりしましたが、
あれあれ、会場はあけぽんのお友達で溢れ返っていました。

 「むむむむむむ……何かで釣ったな?
  それとも脅したか……あっ!皆、サクラだっ!」(笑)



実はね、この日の目的は2つあったんです。
先ずは、青年の頃、アウガルテンの絵付け師になりたかったブノワ。さんですから、
あけぽんのやっつけ仕事&手抜きをしっかりチェックしに行くこと(笑)
所がね、豈図らんや、どう見ても器用には見えないあけぽんですが、
意外や意外、一つ一つ丁寧に絵付けがされていてビックリ!
どれどれ、やれば出来るんじゃん!(笑)やっぱりK先生のご指導が宜しいのか?(笑)
若かりし頃、大倉陶園に就職したくて仕方がなかったブノワ。さん、
どうせブログの記事同様、突っ込みどころ満載だろうから、
思い切り沢山、謹んで突っ込ませて戴こうと思って行ったのにぃ……。
何だか銀座の和光で買って来て並べたかのように素敵な器が沢山でした。
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それからね、2つ目の目的はね。
あけぽんが、去年、薔薇デビューした僕にお祝いをくれるって言うのね。
豪華ディナー・フルセットをくれるって言うから謹んで辞退。
でも、どうしてもって言うので、図柄や色味などを選びに行ったと言う訳です。
で!決まりました!一番最初の写真のグリーンのカップ&ソーサー、
それからその後ろに写っているケーキ皿!これらをそれぞれ6客ずつ。
5客ではありません。和食器じゃないんだから6客セットで戴く事になりました!
オレンジのものも非常に惹かれたんですが、矢張りグリーン!

はぁ……あけぽん、太っ腹!お祝い事ですもんね。
お断りしては失礼に当たりますから謹んで!(笑)
出来上がりは何時かなぁ……納品はクリスマス頃?(笑)
ほほほほほほほほほほほほ♪


会期は今週の土曜日まで。皆さんも是非!
Sさんの、まるで今にもさえずり出しそうな愛らしい小鳥が描かれたお皿や、
まるで、そこに窓があるかのようなK先生の美しい風景画が描かれたティー・セットなど、
素晴しい作品が沢山並んでいます。そうそう、手描きの器が格安の値段で売られていました。
数に限りがありますので早い者勝ちですよ!

全然、繊細じゃないクセに繊細な絵付けを何とか誤摩化してこなした(笑)
あけぽんの力作も是非、ご覧になってみて下さい。
自らを「ぺーぺー」などと謙虚なことを言っていますが、
入口をドカぁ〜んと塞ぐように陣取って作品を置いてありました(笑)
あけぽん、東奔西走、あれだけ美しい庭を沢山見ているんです。
次はその目にした美しい風景や草花を作品に生かして貰いましょうぜぃ。
芸術の秋、日々の忙しさを忘れて目の保養をさせて戴きました。
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アトリエ モンブラン チャイナペインティング 作品展

 10月12日(水)~10月15日(土)/11:00~19:00(最終日16:00)
 アートスペース「わとわ」
 東京都国立市中2−17−2 B1 ☎042−580−1047
 JR国立駅南口より徒歩8分


草々

2011年10月13日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-13 00:00 | 展覧会の絵。 | Comments(4)

茶の湯の心。

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珍しくブログの記事のために写真を撮ってみました。
僕がコレクションしている器類の中からこれまた珍しく抹茶茶碗を二客。
僕、古伊万里などの磁器は集めていますが、土物はあまり興味がないのです。

奥の茶碗は、今は袂を分かってしまいましたが、かつての友人が僕に譲ってくれたもの。
友人宅でお茶を戴いた時に茶碗を褒めたら気前良くくれたものです。
一般に「呼び継ぎ」と言われる技法で大きく欠けた部分を修復してあります。
「呼び継ぎ」とは欠けた部分を本来の破片じゃないもので継ぐことを言います。
この場合は、土物の器の欠けの部分を磁器の破片で継いだもの。
茶碗の厚みやアール(円弧)がピッタリで非常に良く出来ています。

それから手前の茶碗はチョッと前にオークションで落とした茶碗。
こちらも珍しく「かすがい継ぎ」と呼ばれる高度な技術で修復されています。
ただ単に漏れないように直してあるだけでなく、
その技術、繊細な美しさにおいて一級品だと思います。
この器、無傷の完品だったら全く興味を持たなかったかもしれません。
本来、傷はそのものの価値を下げるものですが、
傷が価値を高める事もある珍しいケースだと思います。

映画が好きな人なら覚えていらっしゃるかもしれませんが、
チャン・ツィイーのデビュー作「初恋のきた道」の中で、
水餃子を入れた器を転んで割ってしまい、行商の職人が、
かすがい継ぎをして直すシーンがありましたね。少女が焦がれた人の想い出の器……。
映画の中でももっとも印象深いシーンだったように記憶してます。

「利休七則」の ” 花は野にあるように……。" に則って、
近所で拾って来た芙蓉の落ちた花を彩りに撮影です。

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友人達は僕のことを多趣味だと言います……まぁ、確かに(笑)
でも、何れも一つ一つはそんなに深くはありませんし、極めたものもありません。
身体を動かすこと……スポーツ系の趣味は全くありませんが、
三味線、香道、絵画、読書、写真、音楽鑑賞、映画鑑賞、観劇……。
所謂、文科系?それからコレクションする事にかけては筋金入りだと思っています。
そんな僕がこの年になって心残りに思っている事が一つだけあります。
それは茶道と全くいい縁がもてなかったこと。
親友の中には稽古に励み、季節季節の茶事を楽しんでいる人もいます。
日本人の精神文化の基本とも言える茶道……興味は津々です。
僕が茶道に縁がなかった理由……と、言うか、
今日は、チョッと批判的になった理由を書いてみようと思います。


茶の湯の心って一体、何でしょう。
一般的な答え、要約してみれば「人を持て成す心」ですよね?

初めに写真の説明をしましたが、奥の茶碗をくれた友人。
随分と前に止めてしまいましたが、彼はバーを経営していました。
そのカウンターで1人グラスを傾けている時に小耳に挟んだ会話の断片……。

 「宗匠に頼んで箱書きをして貰ったんですよ。◯◯万円お包みしました。」

 「このお軸は◯◯円で買ったんですよ……おほほほほほほ。」
 
 「この茶碗はお高かったのでねぇ……君の給料の2ヶ月分くらいかなぁ。」 

なぁ〜ンだ、何事も金かい……そう思っちゃいました。
持て成しの心どころか、先ずは形や見栄ばかり?
日本の伝統文化は形を重んずるところが往々にしてあります。
先ずは形から入る。その形を何遍も稽古に稽古を重ね自分のものにして行く。
その「形」も決して訳なくあるものではありません。
そうでなければならない理由があっての「形」なのです。
季節、季節の草花、茶碗や掛け軸、出席するにあたっての着物もそう。
決まり事や形は大事です。それなくしては成り立たない部分もあります。
だけど、本質を忘れてその形の上澄みだけを珍重するようになっていやしない?

箱書きして貰うことにより、一見、価値のなかったものが、
物凄い価値を持つようになる(そう見える)
今の世の中、全般に言えることなんですが、
名もなきものは優れていないか?……さにあらず。
名を成したもので下らないもの、価値の無いものは沢山あります。
反対に、名もなき素晴しいもの……それは見る人の目……次第ですね。
まだ名は成していないけれど、そのものの持つ光輝くダイヤモンドの原石の価値。
それを見抜く目、世評に左右されずに本物を見抜く目が必要になります。
美に対する自らの確固たる信念……是非、持ちたいものです。

僕はね、会話を聞いていてその辺の諸々が凄く下らなく思えたんです。
精神よりも既に形骸化した「茶の湯の心」が可笑しくて仕方なかった。
権威主義?上のものにオベッカ使って取り立てて貰って……。
断っておきますが、茶道にいそしむ方、全てではありませんからね。
ごくごく一部の「茶の湯の心」を見失った連中のエピソードです。

それから、これは実際に体験したことなんですが、
僕が習っていた香道の教室。毎回、とてもいい感じで稽古をしていましたが、
年に1回、香道と茶道の普及とお披露目を兼ねて会が催されていたんです。
チケットは香席とお茶席がセットになって1枚5000円でした。
チケットを買った人は漏れなく香席とお茶席に出ることが出来る……そんな気軽な催し。
勿論、正式のものではなかったけれど、そこはご愛嬌、
香道と茶道を広く一般に知って貰って、その人口を増やすのが目的です。
参加者は未知の世界に少しの気後れと不安を胸に抱いて会場に来ていた訳です。
だって、皆、初めての体験です。日本人だって知らない伝統は沢山あるんですから。

僕は香道の方の会の雑事がありますね。準備からお客さまのご案内まで。
そうは言っても友人知人も沢山、呼ぶ訳です。皆に広く知って貰い楽しんで貰いたいから。
香席が終わり、時間を作ってお茶席に友人達を連れて行った時のこと……。
既に前の回のお茶席が始まっていて、茶室の周りには誰もいませんでした。
係とおぼしき男性を見付け、次の回に4人で参加したい旨を伝えようと思ったのですが、
その、係の男性の見下すような態度、視線、小馬鹿にしたような様子に、
二の句がつげませんでした。勿論、大変に混雑しているのは知っていました。
香席もアッと言う間に一日の定員が一杯になってしまっていたくらいですから。

その係の人の態度は茶道の「客を持て成す心」から大きく外れてはいませんか?
「茶の湯の心」の精神から大きく逸脱していませんか?
仮に、既に一日の定員が一杯でも、他にもう少し接しようがあったハズ。
こちらは失礼のないように精一杯、襟を正し、着飾って来ているのですから。
敷居が高く慣れない茶道を経験したい……純粋な好奇心を踏みにじられました。
続けて出て来た、その係の目上の人も物凄く感じ悪かった……。
まるで下々の者を見るかのような上から目線で全く取り合ってくれません。
僕等は正規の代金を払ってお茶席に出席する権利があるのです。
言わば、お客さまなのですよ……少なくともそのお客さまに対する態度ではなかった。


呼び継ぎの茶碗をくれた友人の面白いエピソードがあります。
僕と同じく骨董大好きの彼は、足繁く懇意の骨董店(茶道具の)に日参し、
一目惚れした茶碗を清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入しました。
分割の支払いはキツいけれど、心は羽根が生えて今にも飛び立たんばかり(笑)
後生大事に家に茶碗を持ち帰り、腫れ物にでも触るように包みから取り出し、
そうだ、汚れを落とさなきゃ……と、ばかりに中性洗剤で洗ったところ……。

な、な、な、何と!その茶碗を美しく彩っていた古色が綺麗サッパリ落ち、
まるでその辺のスーパーで買って来たような新品の茶碗になってしまったそう(笑)
結局、返品どころか返金にも応じて貰えず泣き寝入りだったとか……。
古色と汚れは紙一重?聞いていた仲間は大笑いだったけど本人は悲しいですよね。
そんなこんな、僕の茶道に関する印象は物凄く芳しくないのです。
もしかして、きっと素晴らしい出逢いで茶道を楽しむ事が出来ていたならば、
人として尊敬の出来る師匠と出会う事が出来たのなら……。
人生において掛け替えのない経験をし、精神的な成長をしていたかもしれませんが、
こればかりは仕方ありませんね。出逢いがなかったのですから。

ここに書いた僕が経験した茶道の世界に限らず、
今の世の中、人のことを思いやる気持ちが大きく欠如していますね。
自分さえ良ければそれでOK。先ず、自分。I love me !
自分の子供を差し置いても自分……残念かなそんな風潮が蔓延しています。
簡単なことだと思うんです。自分がされてイヤなことは人さまにしない……です。


この茶碗も何れはお茶を楽しんでいる親友に譲ってしまう積もりです。
大酒飲みの彼女……これで茶碗酒など飲まないことを願います(笑)


草々

2011年10月10日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-10 00:00 | 向き向きの花束。 | Comments(20)

スッカリ……。

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10月に入りスッカリ秋の気配です。
過ごしやすい毎日が続いていますが、皆さんお元気ですか?
今日は猫の日曜日なので猫の事を書いてみたいと思います(笑)

こうちゃんとキクちゃん、おそらく去年のこの時期に生まれた子です。
スッカリ大きくなりました。初めて見た去年の冬のコロコロと小さかった体形が、
今ではすっかりスレンダーになり、ウチの先住猫たちと大きさも変わらなくなりました。
こうちゃんは約一ヶ月半、キクちゃんは一ヶ月。保護してから経ちましたが、
ようやくウチの猫としての覚悟が出来て来たようです(笑)
こうちゃんはスンナリ大人しくなりましたが、キクちゃんは暫く凄かったですから。
もう朝から晩まで「外に出たい!」「自由にして!」の絶叫(笑)
今では鳴くこともなくなりました。それはそれで可哀想ですけど……。

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カトリーヌと一緒にご飯をあげる事にした、
こうちゃんとキクちゃんの兄弟の黒猫(多分)まだまだ警戒心が強いですけど、
その距離は確実に縮まっているように思えます。
少し前までは僕の姿を見ただけでサッと逃げていましたが、
最近は近くで見ていても御飯を食べるようになって来ました。
多分、男の子?女の子だと1才にならない内に出産する可能性がありますが、
お腹とかを見てもその兆候はなし……保護、手術まで時間が稼げそうです。
2枚目の写真は、ある日の朝、携帯電話のカメラで撮ったチビ・カトリーヌの写真。
僕が塀の上に顔を出すと逃げちゃうので、カメラだけ差し出して撮影。
そのデータをパソコンに移して見やすいように加工しました。
どうですか?なかなかの美猫でしょう?

今日は一ヶ月振りのお休み。
朝一番でマッサージを受け、カトリーヌに快適な家を作ってあげました。
2月に作ってあげたカトリーヌの家、ボロくなっていましたから。
今回は防寒対策バッチリ&頑丈で住みやすいハズです。

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さてさて、ここでチョッと先日の呆れ果てたエピソードを一つ……。
頭に来るやら笑えるやら……僕の胸にだけ仕舞っておくのはイヤなので(笑)
皆さんも一緒に読んで驚いてみてね!


ある日の午後、仕事から早めに帰って来て荷物を置き、
珈琲をいれて2階の僕の部屋に上がった瞬間、下の玄関のチャイムが鳴りました。
なんだろう……こんな時間に。宅急便のお兄さんかな?
訝しく思いつつ、モニターのスイッチを押すと、いきなり何の前触れもなく……。

 「チョッと話しがあるから出て来てくれない?」って。

話しがあるからって……出て来てくれない?……って。
何、何、何なの?一体どこの誰?何の用事?その前に挨拶は?

 「ン……今、チョッと取り込んでいるんですけど……。」と、言うと、
 「………あぁ、お宅白黒の猫飼っているでしょう?」って。

この一言で僕の警戒心にスイッチが入り、ググッと身構え、
身体の周りにバリヤーを張り、いきなり戦闘モードになりました(笑)
カッカと血が煮えたぎり、さてさて、今度はどんな苦情かな?受けて立とうじゃん!

仕方ないので下まで下りて行って玄関を開けてみると……。
そこにはステテコのような物を着たサンダル履きのオヤジが立っていました。
初めて見る顔、どこのどいつだか全く見当もつきません。
そのオヤジ、僕の顔を見ると、

 「お宅、白黒の猫飼っている?」って、いきなり。

何だこいつ、突然、人の家にやって来て……。
俄然ムッとし、思い切り感じの悪い人間に変身したブノワ。さん。
終始、能面のような無表情に氷のような冷たい声で対応(笑)
いとも簡単にそう言う人間になれるのです……僕(笑)

 「っと!その前にアンタ一体、誰?先ず名を名乗れよ、名を。無礼なヤツだな。」
 「…………あぁ、スグそこの◯◯だけど……白黒の猫飼っている?」
 「あのね、いきなり人さまの家にやって来て何なんだい。
  見ず知らずのアンタに何でそんなこと答えなきゃならない。
  それに、アンタ酒臭いね……昼の日中から酒飲んでよく人の家に来られるね。」

思い切り顔をしかめて手で大きく臭い匂いを扇ぐジェスチャーしてやりました。
だけど、白黒の猫は、朝子と こうちゃんの2匹の面倒を見ています。
何でこのオヤジがこんな事わざわざ言いに来たかチョッと気になりますよね。

 「その白黒の猫がどうしたって?」
 「ウチの部屋で仔猫生んじゃったんだよ……お宅、飼っているでしょう?」

ウチの部屋で仔猫生んじゃった……って(爆)

 「2匹飼っているけど、1匹はオスでもう1匹はメスだけど12才。
  第一、外に出さずに飼っているし、両方とも手術済みだよ。
  白黒のチビは野良だったのを捕まえて病院で手術して……。」

そこまで言ったらね、そのオヤジったら、

 「あ………そんなこと関係ないから。それを確認し……。」

言い終わる前に思い切り玄関の扉を鼻っ先で閉めてやりました。
鍵?勿論、盛大に大きな音を立てて閉めてやりましたとも!(怒)

しかし、初めて訪れる人さまの家にステテコにサンダル履き。
しかも、日中から酒臭くて礼儀の「れ」の字もない無礼者。
デカイ声で下品で……塩でも撒いてやれば良かった。
つくずく、ああ言う大人にはなりたくないなぁ(笑)
それにしたって、いきなり野良猫が部屋に来て仔猫生んじゃうって一体どんな家?(爆)
野良猫ちゃん、そこを通りがかった時にいきなり産気づいたってか?
普段から気まぐれでエサとかやっていたんじゃないの?

庭にされたフンを全て僕のこうちゃんとキクちゃんのせいにする夫婦。
いきなり部屋で野良猫に仔猫を産み落とされちゃうオヤジ……。
一体この町内はどうなっているの?何か猫の呪いでもある?(笑)
何でもっと普段からキチンと管理しないんだろう。いつも何かあってから大騒ぎ。
チョッとウンザリだわ……ハァ、ブノワ。さん、前のマンションに戻りたい(苦笑)

だけど、その野良猫の親子はどうなったのかな……。
時間が経つに連れてそのことが非常に心配になって来ました。


草々

2011年10月2日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2011-10-02 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(14)