匂いのいい花束。ANNEXE。

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生きる。

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生死の問題に直面した時、生きたいと願い、
必死になるのは人間だけだと聞いたことがあります。
でも、果たして本当にそうでしょうか……。


カトリーヌは家に入れてから2ヵ月半でお星さまになってしまいました。
耳の奥の腫瘍は一向に良くなる気配はなく、と、言うよりは、不治の病と診断されましたし、
日に日に悪化していく様子を手をこまねいて見ている自分が歯痒くてなりませんでした。
毎日〜毎日、新しい発見があります。それも悪い方の発見……。
耳から出る膿は止まるどころか日に日に多くなって行きます。もう驚くくらいの量……。
こんなに小さな身体なのに、どこからこれだけの膿が……。
朝起きると僕のTシャツとシーツが膿だらけなんて言うことはざらでした。
ヴァン・ダインの「ベンソン殺人事件」の中にありましたよね。

 「こんな老人のどこにこれだけの大量の血が流れていたのか……。」って一節が。

ついついそれを思い出すくらいの膿……しかも、耳からです。
耳の穴にも詰まり、腫瘍は視神経を圧迫。アッと言う間に片目が潰れてしまいました。
舌も上手く動かせなくなり三度の食事もままなりません。
それでもカトリーヌは最期の最期まで物凄く食欲がありました。
ペロペロ舐めるだけで舐めても思うように飲み込めずにいるのだけど、
まるで食べることが生きている唯一の証であるかのように……。
気持ちだけはやる可哀想な姿を見るのは本当に忍びなかったです。
夜、僕がトイレに立つと、慌ててご飯のお皿が置いてあるキッチンの一角にヨロヨロ走って行き、
ちんまり座って僕の方を期待の籠もった目で見つめるカトリーヌ。

 「プシュ……。」

僕のベッドの上でどんなに熟睡していても、キッチンで猫缶を開ける音がすると、
ヒョロヒョロっと力なく首をもたげるカトリーヌ。
もう、ご飯、食べたくて食べたくて、でも、食べられなくて……。
4キロ近くあった体重は、あれよあれよと言う間に半分以下になってしまい、最期にはたったの1.6キロ。
木の葉のように軽いカトリーヌ……指に当たる肋骨の華奢なこと……。


天国へ旅立つ10日前のこと、仕事に出かけるのでカトリーヌを暫くケージに入れようとしました……。
耳に溜まった膿が気持ち悪かったのでしょう。ケージの中で首をプルプル振ったカトリーヌ。
その反動で倒れてしまいました。体重が軽過ぎて支えられなかったこともあるけれど、
それ程、消耗している証です。 パニックを起こし、ケージに必死にしがみつくカトリーヌ。
ビックリして身体を撫でてあげる僕……その僕を見上げるカトリーヌの真ん丸に見開いた目には恐怖の色が……。

カトリーヌはこの時、初めて自分の死を自覚したのかな?残り時間が少ないことに驚き、

 「生きたい!」

と、心の底から思ったのではないでしょうか。
あの恐怖に彩られた真ん丸の瞳……僕には何もしてあげられなかった。



あれから2週間。心に何だか大きな穴がポッカリ開いたような気分です。
病院の先生は、食べられているのなら夏まで……そう仰言いましたが、
僕は良くて5月一杯……そんな予感がしていました。
食欲は物凄かったけれど、実際に食べられている量は小指の先ほどもなかったですから。
悲しくないといえば嘘になります。涙だって出ます。でも、その涙や感情の揺れは、
虐待にもめげず最期まで頑張った天真爛漫のカトリーヌを哀れんでというよりは、
周りの無責任な住人たち、カトリーヌを取り巻く人間たちへの怒りに変わってしまいます。

先ずはカトリーヌを虐待した前の飼い主。ご飯もろくすっぽあげず、
多頭飼いで病気やノミ、シラミだらけになっても放置していたそうです。
家の外の通りすがりの人もノミとシラミの被害に遭うようになり、
この件は大騒ぎになって、保健所が出動したそうです(苦笑)

それから気紛れでご飯をあげていた僕の家の前のお母さん。しかも汚い器で。
あの冬の寒い日、カトリーヌとキク&こうちゃんの寝ぐらに棒を突っ込み

 「ホラ!出て行け!」って……。

その光景を見た衝撃は今でも忘れられません。鬼……そう、人の皮を被った鬼の所業です。

代わりに僕が面倒を見はじめた途端に諸々の責任を取れといい寄って来た病院長夫婦……。
庭をトイレ代わりにされて怒るのは当然だし、申し訳ないと思うけど、
その前にもっと庭の手入れをしましょうよ!裸同然の土が丸見えの庭。
猫が寄り付かないように何か植えればいいのです。



涙というより静かな怒りがふつふつと込み上げてきます。
カトリーヌだって何も望んで野良猫に生まれた訳じゃない。
必死に生きて、必死に子供を育てて……。

 「また産んじゃったみたいよ……。」

院長夫人と前の家のお母さんの立ち話しが聞こえてきます。
認識あったなら地域の猫のボランティアの人に相談すればいい。
地元には熱心に活動している方がいるんだから。
手をこまねいてカトリーヌに出産を繰り返させ、無為に何匹もの野良猫を作った罪は大きいです。
僕の責任を問う前に、己が責任と罪を認識すべき。無関心の罪は大きいです。
無責任な連中……カトリーヌの死を知ったらなんて思うでしょうね?何も思わないかな?

他からやって来た野良猫から身を挺して縄張りを守り、キク&こうちゃんを育て上げたカトリーヌ。
傷だらけになって闘いぬいたカトリーヌを思うと不憫だけれど誇らしいし気持ちで一杯です。
僕もカトリーヌの絶叫を聞き、何回、寒い真冬の深夜に飛び起きて、
箒を持って侵入猫を追い掛けたでしょう(笑)深夜に仁王立ちの怪しい猫オジサン(笑)
あれもこれも楽しい思い出となりました。ここに引っ越してきてから3年と言う短い時間でしたが、
カトリーヌと過ごした時間は何物にも替えられない大切な時間です。

ありがとうね、カトリーヌ!天国でお腹一杯、好きなご飯を食べなさい!
また生まれ変わったら僕のところに来るんだよ!


2013年5月26日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-05-26 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(16)

バーモントの風。

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早いところでは薔薇も盛りを過ぎ、花後の作業に追われている方も多いと思います。
薔薇のシーズン、ガーデニングショウ……夢にまで見たもの、
待ち遠しいものってアッと言う間に終わっちゃいますねぇ……。

さて、今日はガーデニングショウで特に素晴らしかった神田隆さんの、
「ターシャ・テューダー」の庭の写真です。
「匂いのいい花束。」では薔薇以外の素敵なものを、
「Under the Rose。」では薔薇を中心とした素敵なものを紹介しましたが、
神田さんの「ターシャ・テューダー」の写真を入れてしまうと、
膨大な数になってしまうため、別枠で紹介させて戴きますね(笑)
先ずは厳選した写真を御覧ください。
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如何でしたか?神田さんのお仕事……素晴らしいですね。
黄色の使い方が最高に素敵です。長い冬を偲んで漸くやって来たバーモントの春……。
そんな春の風を感じるような風景が広がっていました。

毎年〜テーマ・ガーデンを巡っては皆さん色々と意見があるようです。
それはコンテスト・ガーデンにも言えることなのですが、
よく聞く台詞に「あんなにギッシリ詰め込んで実際の庭ではありえない!」と言うもの。
確かに人工的なドームの空間に「庭」と言う自然なものを作り込む訳ですから、
多少の不自然さも仕方ないこと。気難しく考えず、
植物が自然に生えているように見せるテクニックの妙を楽しみたいです。
建物などの経年感……これを表現するのは非常に難しいと思いますが、
苦心の作を心を広くしてテクニックを盗みたいものです。

反対にそれらを一切合財、捨て去って、「これはショウなんだから」と、花の配色や空間の作り、
頭の中にある庭の「理想」や「遊び」をスペース一杯に表現する方もいます。
自然界に有り得ない「庭」を自らこの機会に楽しんで遊ぶ方も……。
要するに、庭はこうあって欲しい……夢の表現と思えばいいのです。

一方、兎に角、自然に自然に……長年そこにそれがあったかのように自然に……。
とことん「風景」を、そしてそこに吹き込む風までも作り込む方もいます。
神田さんの庭は後者。ガーデニングショウ始まって以来の自然な庭だったように思います。
まるでドームにバーモントの風が吹いているようでした……。

林檎の木や小屋などの大物、ターシャ・テューダーが実際に使っていた長靴やジョウロ、
手押し車など、貴重なものの展示にも目が行きますし、 愛らしいガチョウや山羊に目も奪われますが、
花が終わってたわわに種を付けた菜の花や、落ち葉の一つ一つ、散った花弁の一枚一枚まで、
微に入り細にわたる植え込みとディスプレイ、それから会期中、美しく保ったメンテナンスも見事でした。

僕がガーデニングショウで写真を撮る時は、二つの庭の作り方では撮り方が歴然と違います。
前者は静物画を撮るように。後者は風景画を撮るように……です。
僕が撮った神田さんの風景画、楽しんで戴けたら嬉しいです。


2013年5月23日


ブノワ。


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お星さま。

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皆さんに謹んで報告があります。

5月13日(月)午前7時15分……カトリーヌがお星さまになりました。
真っ黒でお目目が真ん丸なお星さまに。
2月下旬に病院に連れて行ってから2ヵ月ちょっと。
アッと言う間、最期はあれよあれよと言う間の出来事でした……。

お星さまになる前の晩、帰宅して耳の消毒と脱脂綿の交換をしようと、
頭に被せてあるネットを外したら、膿が全然出ていませんでした……。
一日3回、替えても替えても、何度取り替えても溢れ出てくる膿……。
それが全く出ていなくて耳がカラカラに乾いている。
あぁ、もうダメなんだって。その時、死期が近いことを実感しました。

カトリーヌはそれでもご飯は食べたくて食べたくて……最期までご飯が食べたくて。
夜、水飲みの器のところで固まって動かなくなったカトリーヌを抱いて寝ました。
朝はもう虫の息。大変な仕事2件抱えて出なきゃいけない僕の背中を押すように、
出かける45分前に僕の腕の中で息を引き取りました。 苦しまず穏やかな最期。

 「早く支度して出かけなさい。
  沢山、稼いで他の子たちに美味しいもの沢山食べさせて!」

……って。
最後はつぶれていた左の目もパッチリ、真ん丸お目目のカトリーヌでした(笑)
病院の先生も言っていましたが、カトリーヌは本当にいい子。
今の家に越してきてから3年……沢山の元気と親愛の情を貰いました。
朝、仕事に出掛ける時の見送り、帰宅時の出迎え……。
僕が付いて来ていることを確認するように、時々、立ち止まって後ろを振り向きます。
カトリーヌの「なぁなぁ……。」と言う小さな鳴き声。
見送る時、自分のテリトリーぎりぎりまでくっついて来て、
最後に一声鳴く「にゃぁ〜っ!」と言う大きな声。
日々のイヤなことをどれだけ忘れさせてくれたことか分かりません。

今は世話をするカトリーヌがいなくなってチョッピリ拍子抜けです。
一日の結構な時間をカトリーヌと一緒に過ごしていましたから。
寂しいとか悲しいとかより、今はフツフツと沸き上がるある思いもあります。
それはまた日を改めて、落ち着いたら書いてみたいと思います。
今日はカトリーヌを心配してくださった皆さまにご報告とお礼まで……。

皆さん、本当にあがとうございました。
カトリーヌの容体や好みを考えてくださったお見舞いの品々。
下町の路地に暮らした小さな野良猫カトリーヌに対して掛けてくださった、
温かく優しいお言葉。 こんなに幸せな猫が他にいるでしょうか。

翌々日、14日には友人も葬儀に参列してくれて、
カトリーヌは一際高く満天の空に輝くお星さまになりました。
胸にはお星さまに相応しく、また天国でも子沢山であるように、
「群星」のブーケに僕の「Benoit Magimel」。
顔の傍には、あれだけ食べたくて食べたくて一粒も食べられなかったカリカリ、
それから大好物の高級煮干しと鰹節……カトリーヌ、天国でお腹一杯食べなさい!
先に行っている染香と仲良くね! ありがとうカトリーヌ。
キクちゃんとこうちゃん、そして黒豆を見守っていてね!


今日の写真は前に一回お見せしたかもしれませんが、
フォトジェニックなカトリーヌの写真の中でも1番好きな写真。
毎朝、玄関を開けると、こうやって真ん丸なお目目でチンマリ座っていました。
本当に綺麗な子、穏やかで人懐っこい子でした。


2013年5月20日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-05-20 00:00 | 猫が行方不明。 | Comments(40)

第15回 国際バラとガーデニングショウ・データブック/番外編。

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「第15回 国際バラとガーデニングショウ」も最終日を無事に終えました。
 今年は春先の低温で開花調整に苦労した関係者の皆さんも多かったと聞きます……。 
でも、蓋を開ければそんなあれこれも杞憂に終わる……。
薔薇満開、皆さんの笑顔満開の素晴らしいショウになりましたね。
公式発表は分かりませんが、入場者数も可成のものだったのではないかと思います。 
このブログ、面白いことにガーデニングショウが始まるとアクセス数がドカァ〜んとアップします(笑) 
皆さん、アレを期待していますね、アレ(笑)そうですか?見たいですか?見たいですよねぇ……。
でもダメダメ、全てが終わるまでアップしないのは仁義です。
皆さん、新鮮な驚きを期待して遥々会場にいらっしゃるのですから。
ではでは、恒例、吉例、毎度お馴染みの主動スライドショーの始まり始まりでぇ〜す!(笑) 
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如何でしたか?楽しんで貰えましたでしょうか。
2枚目から4枚目の写真、同じ自転車の写真ですが、
行った日でディスプレイが変わると写真も自ずと変わってきますね。
凄く面白い体験をしました。草原に乗り捨てられた自転車……素晴らしいモチーフです。
こちらには薔薇以外がメインの「番外編」をアップしましたが、
もう一つのブログ「Under the Rose。」には薔薇を中心に写真をアップしてみました。
もう、薔薇、バラ、ばら……薔薇の洪水でございます。
そちらも是非、御覧になってみてくださいね。 

それから皆さん、お気付きの事と思いますが、
神田 隆さんの「ターシャ・テューダーの庭」の写真がアップされていません。
あまりにも素晴らしかったので、纏めて後日アップしたいと思います。

はぁ……気持ちは早くも来年の「第16回国際バラとガーデニングショウ」に……。
えっ?早い?早すぎ?鬼も驚いて笑えないって?(笑)

最後に会場でお話しをさせて戴いた皆さん、とても楽しかったです。
それから沢山の差し入れまで戴いちゃって……。
何だか差し入れを貰いにドームに行っていたみたい(苦笑)
皆さんのお陰で悪い体調の中、どうにか乗り切る事が出来ました。
本当にありがとうございました。また来年のドームでも宜しくお願いいたします!


2013年5月17日

ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-05-18 05:55 | Raindrops on roses。 | Comments(10)

ふたたびの命を……。

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3月の誕生日に友人から愛らしい花束を貰いました。
僕の好みを知り尽くしたカントリーハーベストの深野俊幸さんのアレンジメント。
そこにはディナーのテーブルを囲む全員の注目を一身に浴びた花が入っていました。

翌日、早速「カントリーハーベスト」に電話をして花の名前を確かめました。
それが今日の1枚目の写真です。シングルのラナンキュラス!
パールのように花弁が光沢を帯びる美しい花……恐るべし、ラナンキュラスの進化!

電話であれこれ話をしている内に、次の市場で20本、
仕入れて貰うようにしっかりお願いしていました(笑)
通常のラナンキュラスに比べて倍ほどの値段でしたが、
房で付いている蕾が全て花開きますからお得感タップリです(笑)

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シングルということもあり、通常のラナンキュラスよりはそれほど花保ちが良くないけれど、
次々に側蕾が花開くので、長い間楽しむことが出来ました。
考えたんですけどね……やっぱり吊してみました(笑)
だって、ドライフラワーって大好きなんだもの!

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そのシングルのラナンキュラスのドライを使って作ったキャンドルが上の写真です。
かなめさんが親切に作り方を教えて下さいました。
花を愛でたらとことん使い倒す!ホラ、僕ってタダじゃ起きないから(笑)
白くカサカサに乾いたラナンキュラスが蝋の油分を吸って艶っぽく輝きます。
後ろに写っているのはバルセロナ在住の gyuさんが僕の誕生日にプレゼントして下さった、
オーバルの額縁。美しい木彫が綺麗に残っているのは珍しいです。
ラナンキュラスのキャンドル……思いの外、美しいキャンドルが出来たかな?

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濃い紫のキャンドルは先日、お見せしたチューリップのドライを使ったキャンドル。
こうして蝋の中に閉じ込められ、シングルのラナンキュラスとチューリップは、
ふたたびの命、永遠の命を授かったのでした……。


2013年5月12日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-05-12 22:00 | 儚いもの。 | Comments(10)

ブノワ。さん、浦島太郎になる。

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ブノワ。さん、浦島太郎になっちゃいました(笑)
連休前にプリンターが壊れちゃったのね。6〜7年使ったし、面倒臭いから新しいのに買い替えよう!あはは!
軽い気持ちで最寄りのヨドバシカメラへ。
使っていたプリンターはエプソン……そうそうインクを沢山、買い置きしてあったんだっけ……。
プリンター売場でざっと商品を見渡すと、何だか黒いプリンターばかりなの……チョッと驚き。
ブノワ。さん、先ずメーカーと商品のデザインから入る人なのね。
オーディオもそう。カメラもそう……先ず、形から入るタイプ(笑)
メーカーはエプソン。色はホワイト。インクはひまわりのパッケージが使えるヤツ……呪文のように唱えていたんだけど……。
写真は家ではプリントしないけど、スキャナーが付いているヤツが欲しいかな……。
鼻歌混じりで見て回っていた足取りが段々、重くなります(笑)
何だかイヤな予感……お店のお兄さんに聞くことにしました。
こちらの希望と使用条件を伝えて選んで貰った方がてっとり早いものね。

メーカーとデザインから入るブノワ。さん、エプソンでホワイトで……と、伝えると、
先ず、エプソンは非常に在庫が薄いとのこと。何だよ、今日、持って帰る積もりだったのに……。
他のメーカー?なになに、ブラザー?ブラザーってミシンじゃないの?(笑)
あっ!キヤノンがあるじゃん、キヤノン!ピクサス!ピクサス!
でもね、色がブラックしかないの……でも仕方ない、選り好みしていられないよね。
明日からの仕事に困っちゃうものね。でも、デザインが……また悪い虫が頭をもたげます。
背に腹は替えられず、キヤノンのブラックのプリンターに決めたんですが、
ここで僕が会話の中で「Mac」と言う単語を口にした途端、
お兄さんが、「そうだお客さま、念のためOSは?」って。

OS……OS?あぁハイハイ、確か10.411……。
ガラガラと目の前の階段が崩れていくような感じでした(笑)
あのね、要するに、ブノワ。さんの今のパソコンで使えるプリンターは非常に少ないんだって……。
アレもダメ、コレもダメ……「愛の水中花」のメロディーで歌い始めるブノワ。さん(笑)
結局、非常に少ない選択肢の中から、スキャナーは付いていないけど辛うじてカラーでプリントできるヤツを購入。
たったの4700円だって……40000円の予算を見ていたんだけど。
プリンターは今や消耗品らしいです。

こんなことだったら誕生日に新しいMacを買って貰えば良かった……。
プレゼントしてくれるって言う方がいたんですよ。ほほほほほほほほほ♪
だけど、Macも一見、安そうに見えるけど(15万弱?)ハードディスクの容量を増やしたり、
あれこれバージョン・アップすると40万近くなっちゃう。
幾ら何でも、図々しい僕でも誕生日に40万のプレゼントはねぇ……(笑)
はぁ……でも、お願いしちゃえば良かった!(笑)
結局、新しいMacを購入した後にキチンとしたプリンターを買うことにしました。

最近の携帯電話事情といいプリンターといい、何だかブノワ。さん浦島太郎になった気分(苦笑)
あのね、よく聞かれるんですが、携帯電話をスマートフォンにしないただ一つの理由は、
docomo から iPhone が出ていないから。韓国製は死んでもイヤなのね。あと中国製。
デザインから入ると同時にそこも譲れない(笑)
えっ?浦島なのに大丈夫か?って。大丈夫ですよ。iPhone は簡単に使いこなせるハズ。
触っている内に使えるようになる……そこが Macintosh の最も優れた点だもの。
使いこなせなくてガラケーに戻しちゃった有名育種家のTさまとは違うもん(笑)
しかしイヤな言葉だねぇ、ガラケーって(苦笑)
何れにせよ浦島太郎感をひしひしと感じたブノワ。さんでした……まる。

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さて、今週末、5月11日より16日まで、
西武ドームで「第15回 国際バラとガーデニングショウ」が開催されます。

今のところ決まっている在ドーム日時は……。

 ●5月11日(終日)
 ●5月12日(終日)
 ●5月15日(終日)


この3日間になります。朝一はいますが、夕方は早めに上がるかもです。
コマツガーデンで大して戦力になりませんが販売のお手伝いをしています(笑)
見掛けたらどうぞ声を掛けて下さいね。ダメですよ、後ろからコッソリは(爆)
皆さんとお話しをするのが楽しみ!

それから、今、実は非常に体調が悪いのです……。
4月の猛烈な忙しさで疲労困憊……このところの朝夕の寒さで風邪引いちゃいました。
8日に始発から終電まで頑張っちゃったので高熱だよぉぉぉぉぉぉぉぉ!(苦笑)
オマケに左足の踵が疲労骨折ね。右膝の後ろのスジが思うように動かない。
疲れると必ず顔に出るヘルペス増殖中。同じく疲れると出やすくなる鼻血ブ〜っ!
何だか満身創痍、ボロボロでございます(笑)初日まで時間ないものね。
取り敢えず、今夜は薔薇餃子を食べてシャンパンでアルコール消毒。
一に睡眠、二に睡眠、三四がなくて五に睡眠……熱湯風呂に入ってっと!
僕、病院には絶対に行かない人なのです。そんな訳で、
ドームもちょっと怪しい日があるかもしれません。悪しからずご了承下さいね!


2013年10月28日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-05-09 00:00 | 儚いもの。 | Comments(18)

心の中の薔薇。

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4月下旬のうららかな日、再びかなめさんにキャンドル教室を開催して戴きました。
今回の目的は、前回、仕事で泣く泣く参加できなかったMちゃんを連れて行くこと。
薔薇の仕事をしているMちゃんの心の中の薔薇を見てみたいと思ったから(笑)
それからもう一つ。かなめさん宅の見事な白のモッコウバラを見るためです。
スケジュール調整は済んだものの、さて、今年の薔薇は?春先の天候が不順でしたからねぇ。
こればかりは運を天に任せて……だったのですが、
何とバッチリの開花でした(嬉)僕の普段の行いのせいね!

前回同様、カフェで腹拵えして、いざ、かなめ邸へ!
Mちゃんの他に、今回も漏れなくヒマな主婦がオマケでくっついてきます……ハァ、やれやれ(苦笑)
今回は、かなめさんのご好意に甘えてドライフラワーを使ったキャンドルと、
それが固まる間の時間を利用して前回同様ローズキャンドルを作らせて貰いました。

うぅ〜む……2回目だといって上手く出来るとは限りませんね。矢張り、なかなか難しいです。
ただ、僕なりに2回目の工夫はしてみましたけど……果たして出来の方は如何かな。
かなめさんに色々教わりながら、今回も目からウロコがボロンボロン落ちることが一杯!
先駆者の閃きと豊かな発想、創意工夫……色々と勉強になりました。
職種は違っても物を作る作業は一緒、参考になることは沢山ありますからね。

今日の1枚目は、チャッカリかなめさんのお宅で出来上がった作品を撮影したもの(笑)
自分の家で撮るとワンパターンになっちゃうじゃない?(笑)
かなめさんのコレクションのアンティークのお皿と白いローズ・キャンドルがとてもマッチしています。
今回は特に僕の薔薇ということではなくて、僕の頭の中にある漠然とした薔薇の理想形?
そんなものを形にしてみましたが、アンティークのお皿のせいか、
蝋で出来た薔薇というよりはアラバスターで出来た薔薇みたいに見えます。
そうそう、Mちゃんの心の中の薔薇は「Iceberg」と見ました!
本人はそれに対して何のコメントも言いませんでしたけど……。

それから、かなめさんのお許しを得たので、
何度見ても素敵なかなめさんのインテリアの写真を何枚か御覧ください。
今回、ドライフラワーを使ったキャンドル制作ということで、
矢張り、目はドライフラワーに行っちゃいますね(笑)
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うぅ〜む、何て素敵な空間!愛らしい妖精になってここに住みつきたい!(笑)
キャンドル制作は奥が深いですね。たまにまぐれでいい作品が出来ることもあるけれど、
なかなかどうして、思うように行かない所も面白さではあるのでしょうけど……。
あれだけのクォリティの作品を次々に作り出すかなめさんは凄いです。


2013年5月6日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-05-06 00:00 | 儚いもの。 | Comments(10)

Land……客は人に付く。

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僕の今年の目標は、なるべく家でご飯を作って食べること……。
軽々しく外食はしない。店屋物は取らないでなるべく自炊する……。
自分でも偉いと思います、可成りマメマメしく守っています。

外食する時は友人と楽しいテーブルを囲みます。
誰かの誕生日だったり記念日だったり、興奮醒めやらぬ観劇の帰りだったり……。
前にも書きましたが、友人と集まる時、ほぼ100パーセント僕が言い出しっぺで幹事です。
幹事たるもの、全ての面において、微に入り細に渡り手際良く、
万遺漏なく段取りをしておかなければなりません(笑)

当然、観劇後の食事の場所も含めてトータルで段取りをします。
デキる男は素晴らしい花屋を知っていること、
そして、街ごとにカフェとレストランを知っていなければなりません(笑)

僕が今、大層、気に入っているのは、三軒茶屋にある「Land」です。
この2月にオープンしたばかりの出来たてのホヤホヤ、
季節の旬の野菜や、とびきりの肉を串焼きで食べさせてくれます。
料理担当のMくんと、バーを担当するKくんの若い2人で店を切り盛りしています。


「Land」に行く切っ掛けはMくん、Mくんとはかれこれ1年の付き合いになります。
三軒茶屋で芝居や映画を観た後は、決まって行きつけのイタリアンだったんですが、
ある日、そのイタリアンに向かう道すがら、通り馴れた道を歩いていると、
外で開店(当時、勤務の焼き鳥屋)の支度をしているMくんとバッタリ……。
一旦、通り過ぎたんですが、気になり戻って店について幾つか質問をしたのが始まりでした。
通り過ぎた左の目の端にMくんの姿が……引っ掛かったのね。
観劇後に纏まった人数で予約できること……これ、非常に大事なのです。
4人までだったらどうにかなります。テーブルが1つ空いていればOKだから。
ただ5人以上になると話が違ってきます。4人掛けのテーブル1つじゃ済まなくなる。
行き当たりバッタリで店には入れる確立は可成低くなります。
必ず予約が必要になる……幹事ですから、ここ大事なのね。
僕達もいい大人だから空いている店を探してウロウロもシンドイ。
芝居が終わるのは早くて9時、遅いと10時を回ってしまいます……時間がない。

Mくん、いつも明るく接してくれました。
いつ遊びに行っても接客の温度が変わらないのね。
折々に季節季節の美味しいものを提供してくれました。
残念ながら去年の10月に諸般の事情で焼き鳥屋がクローズになり、
満を持しての「Land」開店です。

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いつも思うのは、客って店に付くんじゃないのね。客は人に付く。
初めて擦れ違った時……僕がMくんに付いたのね……背後霊か(笑)
食べ物屋ですから食物が美味しいのは当たり前として、
そこにどんな付加価値があるか……大事なことです。
食事をして1人5000円だったとしましょう。 店員の感じか悪い店……もっての他ですね。
料理がなかなか出てこない……これも困ったちゃん。
清掃は行き届いているか、食材の鮮度は?トイレは綺麗?……幾つかポイントはあります。
同じ値段だったら客はどっちに行く?客って浮気性ですからねぇ……。

「Land」はいいです。Mくんの料理に対する真摯な態度、
もっと美味しいものをどうやって提供するか?
常に試行錯誤、創意工夫の跡が見えます。焼き物に対する熱い思い……伝わってきます。
飲み物を担当しているKくん、知識だけじゃなくて、
自分の言葉で客と会話が出来るのがいいです。
押し付けがましくなく、適当な距離感と温かさ。

客は人に付きます。
カウンターだけのこじんまりした店です。
次も大事な友達を連れて行きましょう!
今日の写真はMくんの心の籠もった料理の数々です。
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如何でしたか?新鮮な素材をシンプルな調理法で……美味しそうでしょう?
1軒の店が生活を変えることがあります。
一人の人間が生活を明るくしてくれることがあります。
なかなかそういう店、人に出会うことは稀ですけどね……。


2013年5月2日


ブノワ。


肉と野菜 串焼き 「Land」
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂5-15-13 コーディスハウス1F
TEL 03-6805-2090/18:00 〜 02:00(日曜定休)


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by raindropsonroses | 2013-05-02 17:24 | バベットの晩餐会。 | Comments(12)