シャーロットのおくりもの。
「またいた……シャーロット。」
僕の長年の親友で、心優しきオネエさんのT姐ちゃんは、
どこで犬を見ても「ラッシー」、どんな猫を見ても「たま」と呼びます(笑)
犬は「ラッシー」、猫は「たま」……日本の犬だろうと、血統書付きの猫だろうと、
種類は全く関係なく「ラッシー」と「たま」育った環境、年代が良く分かりますね(笑)
所で、僕はクモを見ると「シャーロット」と呼びます。
別に見ていないのですよ、アニメーションの「シャーロットの贈り物」。
実写版の「シャーロットのおくりもの」もありましたっけ……。
毎朝〜薔薇に水をあげようとバルコニーに出るといるのです。
水を撒きはじめてスグの所に巣を張ったクモが……薔薇に水をあげる通り道に。
まるで通せんぼうをするかのように道を塞いでいる。
初めの内は悪いと思いつつ巣を壊してズンズン進み、
奥の方の薔薇に水をあげていましたが、こう毎日、同じ所に巣を張り直すクモに脱帽、
根負けし、何だかいじらしくなって来てしまい、最近ではそこを通らないようにして、
ジィ〜っと視線を合わせつつ、遠回りして薔薇に水をあげています。
僕がドアを開けると走る緊張……一瞬、クモは身構えます。
「シャーロット、大丈夫、もう巣を壊す事はしないから。」
心優しきブノワ。さんは声を掛けながら通り過ぎます。
「どう?獲物引っ掛かる?繁盛してまっか?」
それにしても芸術的なクモの巣……。
あの中心に至るまでの芸術的な線の集まりは一体!
クモの巣にかかってしまった時の気持ちって一体どんななんでしょうね(笑)
草々
2009年8月2日
ブノワ。
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