匂いのいい花束。ANNEXE。

驚愕の技巧……アントニオ・ロペス展。

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今年は随分と早く梅雨入りしたようです。
皆さん、如何お過ごしですか?元気にしていらっしゃいますか?

僕は例年の如く薔薇でバタバタの5月を過ごしました。
何だか1ヵ月、記憶喪失状態(笑)まぁ、いつものことなんですけどね。
さて、このブログ、当初の頃の書簡形式から随分と形が変わりました。
綺麗なものに関して上っ面の、そして通り一辺の賛辞や美辞麗句を並べるだけのブログから、
僕のダークな部分、毒のあるシニカルな性格の部分が表に出るようになりましたが(笑)
美しいものを皆さんと共有したい、僕がいいと思ったものを皆さんにも知って貰いたい……。
その気持ちは昔も今も全く変わっていません。

良く皆さんに言われるのが、
展覧会や映画、演劇に関しては、なるべく早く紹介して貰いたい……と、いうものです。
確かにそうですよね。感動した気持ちの高鳴りや、震える胸の内を、
ない才能を駆使し、貧困なボキャブラリーを引っ掻き回して、
いくら言葉巧みに素晴らしさを並べても、その展覧会や映画、
芝居が既に終わっていたら皆さんと感動を共有できませんものね。

と、言うことで、今日は5月のバタバタでスッカリ書き損ねていた、
素晴らしい展覧会に付いて書いてみようと思います。


ある日偶然、山手線の車内刷りのポスターで渋谷文化村のミュージアムで開催されている、
「アントニオ・ロペス展」
のポスターを見たんです。

 「アントニオ・ロペス?あのファッション・イラストの?」

知らないって怖いですね……メインの絵を見て愕然としました。
余程ビックリしたんでしょう。いつもは「その内に、その内に……。」言っている間に、
アッと言う間に展覧会が終わってしまっている……毎度のことなんですが、
今回は翌日、渋谷に向かっていました。貪るように観て参りました「アントニオ・ロペス展」。

前にも書きましたが、僕は技巧、テクニックに非常に弱いのです。
アントニオ・ロペスの技巧には舌を巻きます。
ただ細密に街や人物を捉えるだけではなく、流れる空気や匂い、
移ろう「時」がキャンバスに刻まれています。
実はスグに2回目の鑑賞と相なりました(笑)
シアター・コクーンに友人が出る芝居を観に行くついでにもう1回、足を運んだのです。

実はの実は(笑)会期中にもう1回、時間を作って渋谷に足を運ぶ積もりにしています。
同じ展覧会に3回も足を運ぶのは稀です。
皆さんも是非、お時間を作って渋谷に足を運んでくださいね。
何をもって素晴らしいと思うかは人それぞれですが、
僕が感嘆したアントニオ・ロペスの世界、テクニック、
感激を共有出来たら嬉しいと思います。


写真は感激して茫然と出口に向かった僕の目に飛び込んで来た白薔薇。
文化村の入り口にある花屋で売っていた薔薇をアントニオ・ロペス風に静物画にしてみました。

制作方法から寡作な画家と聞きました。
日本でこれだけの作品を観られるのはこれが最初で最後?
6月16日までやっています。皆さんも是非、渋谷まで足を運んでみてくださいね!


2013年6月5日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2013-06-05 00:00 | 展覧会の絵。