匂いのいい花束。ANNEXE。

心の中で何か大事なものが一つ一つ死んで行く……。

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お園 「はぁ……………。」

朝子 「何よ、深い溜め息ついちゃって。」
小芳 「朝子姐さん、どうせいつものアレよ、アレ。」
朝子 「あぁ、耳タコの奴ね(笑)」
お園 「何よ、アナタ達……そうよ、いつものアレで悪うございました。
    だって本当に園ちゃん綺麗なんだもん。」
朝子 「アタシもアナタみたいに自信家で傲慢になってみたいわ(笑)」
お園 「あら、聞き捨てならないわね!アタシのどこが傲慢なの?」
朝子 「だってアナタくらいでしょう?いつも鏡を見てウットリ溜め息ついているのは。」
お園 「あら、本当のことだもの。アタシが世界一美しいのは。」
小芳 「あっ!いつの間にか日本一から世界一になっている(笑)」
お園 「ウルサイ!小芳!だってこの世にアタシより綺麗な猫はいないじゃないの!」
朝子 「本当、いいわよねぇ……お気楽で(笑)」
お園 「フンっだ!アナタ達も悔しかったら整形でもして綺麗になってみれば?」
朝子 「あら、お言葉ね。いいのアタシはこのままで。自然体が一番よ。」
お園 「フゥ〜ん……アタシは皆さん必要だと思うけどなぁ。
    朝子姐さんは不細工じゃないけど平凡(笑)パぁ〜っと華やかな二重にして……。
    埋没方は止めた方がいいわよ、あれはスグにバレるから(笑)
    小芳は先ず曲がった尻尾ね、アレなんとかしないと嫁には行けないな。
    それから何となく情けな気に垂れた目尻をキュッとアップして……。
    きんは先ず『たかの由梨』だな(笑)痩せてから貧弱で短い尻尾を長くしなきゃ(笑)」
きん 「nるるるるる!フンぎゃあ!」
3匹 「お園、アナタはやっぱり地獄行きだよ!」

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若き日のスティーヴィー・ニックスにそっくりな親友にあることを聞きました。
中国でペットの整形手術が流行っていると言う。
チョッと調べてみたところ、中国のみならずブラジルでもだそうだ。

施術された犬の写真を見て言葉を失いました。
ペットの整形手術……思いつく飼い主の気持ち、頭の中って一体どんななんでしょうね。
犬、猫、小鳥……小さな体だけれど生きるために必要なパーツを全て揃え、
生意気に(笑)感情があって完全ではないけれど僕達と意思の疎通も出来ます。


 「毎日トイレの掃除をしてエサをあげているから何をやってもいいの?
  その代わり、僕達は彼らから掛け替えのない物を貰っているじゃない。」


ウチの場合はペットと呼ぶにはあまりにも存在が大きく、
何物にも変えられない大事な大事なパートナーなんです。
そりゃあ、お園のようにほぼ完璧な美しさを持った猫もいます(笑)
でも、お園が言うように朝子は平凡、小芳は尻尾が鍵尻尾、
きんはデブでカリントウのような短い尻尾……どの子も絵的には欠点があり完璧ではありません。
だけど整形手術とは!なぜありのまま、そのままの全てを受け入れないのでしょうか。
僕には全く理解不可能、人の形をした異次元の生き物としか思えません。
整形手術をするのなら、思う存分自分の顔でなさい!

飼い主の勝手でどこも悪くないのに体にメスを入れられてしまう可哀想な小動物……。
手術が必要な時にでさえ、その負担は小さな体にはしんどいはずなのに、
飼い主の勝手な思惑で体を切り刻まれるとは!

何もペットの整形手術に限ったことではありません。
何故もっと相手に尊敬と慈しむ心を持たないのか。
小さな命だけど、彼らだって生まれたからには必死に生きようとします。
矢が刺さった鴨や針金で首を括られた犬……。
いつになっても消えることのない動物虐待のニュース。
小さな命に日頃の鬱憤をぶつけて気持ちを晴らす人の心の内側は一体どんななのか……。

つい先日、生まれた子猫を崖から投げ落として殺す女流作家の話しがニュースを賑わせました。
詳細は知りません。胸くそ悪くなるから敢えて目を通しませんでした。
また、僕の知っている人がお世話になったフランスの家では、
生まれた中で貰い手のない子猫を水に沈めて殺すそうです。
殺すくらいなら親猫に避妊手術をすればいいじゃない……そうも思うけど、
避妊手術と水に沈めて殺すこと……彼らは殺すことを選んでいるのです。
野良猫を増やさないために去勢や避妊の手術をボランティアでやっている人たちがいます。
猫はそんなことは望んでいない、人間のエゴだと言う人もいます。
人と猫が共存するには必要なことだと力説する人もいます。
この件は皆さんそれぞれの反応で、これって言う答えはないのかもしれません。

でも、そうやって小さな命を自分の手で殺める行為、
飼い主の勝手な解釈、趣味の域を出ない軽率な考えや思いつきで、
小さな生き物に残酷なことをする行為……僕には全く理解不可能です。

一つの命が消えていく度に自分の心の中の何か大事なものが一つ消えていきます。
慣れるって恐いですよね。子猫たちを水に沈める時、一体何を思うんでしょうね……。
施術され目の周りに縫った後が痛々しく残る、
自分の可愛がっているであろうペットを見てどんな感想を漏らすのでしょう。
僕は自分で交配した薔薇はどんなにショボくても捨てられません。
6年も経って一度も花を見せてくれなくても、爪楊枝のように細くて小さな株でも、
自分で作った薔薇を枯れてもいないのに捨てるなんて出来ません。
薔薇の邪魔になる雑草もそう、余程じゃない限り枯れるまでそのまま(笑)
害虫も致命的な被害が出るある特定の虫を除いて放ったらかしておきます。
命を消すって凄いことですよね。軽々しいこととは違います。
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写真は自他の他は大いに疑問だけれど、自称世界一美しい猫であるお園(笑)
それから飼い主の気まぐれでドラえもんに変身したきん。
ドラえもんが猫だって知った時の驚き(笑)鼠に耳を齧られたんでしたっけ?
この広い世界の中で、いくらドラえもんが好きだからって
自分の大事な猫の耳を取ってドラえもんにしようと考える人はいませんね?
仮にいたとして、そんな手術をする先生がいるとは思えません(笑)
ペットの整形手術、しようと思い立つバカもバカなら手術をしちゃう先生もバカ!
きん、全然、可愛くありませんね……それにきんの不機嫌そうな顔!


草々

2008年10月26日


ブノワ。


[Stevie Nicks (1948~ )]
[ドラえもん]
[朝子・Asako (1998~ ) Domestic Short Hair, Black and White Bicolor]
[お園・Osono (2002~ ) Domestic Short Hair, White]
[小芳・Koyoshi (2004~ ) Domestic Short Hair, Red Tabby]
[きん・Kin (2005~ ) Domestic Short Hair, Tortoiseshell]

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by raindropsonroses | 2008-10-26 00:00 | 猫が行方不明。