匂いのいい花束。ANNEXE。

カテゴリ:私はカメラ。( 13 )

悲しい性(笑)

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先日の3連休、強風の合間を縫って、
薔薇の手入れのついでにクリスマスローズの植え替えをしました。
先輩の講習会で見た事はありますが、自分でするのは生まれて初めて。
植え替えと同時に花と葉をチョッキィ〜ン!(笑)
勿論、新芽には気を付けて、思い切りバッサリと切ってしまいました。

さて、切った花は、当然、花瓶に挿しますよね。

ここで悲しい性その1(笑)
矢張り、写真に撮りたくなってしまうんですね。
考える間もなくカメラを取り出して薔薇と同じ要領でパチリパチリ……。

そして、悲しい性その2。
もはや普通に花を撮れない体になってしまいました(笑)
素直な見方が出来ない歪んだ心根になってしまいました(笑)
何かチョッとやってみたくなるんですよ……仕掛けたくなっちゃう。
構図とか照明とかをね。奇を衒う訳ではないんだけれど、
だって、皆と一緒、普通じゃ詰まらないでしょう?
それがその花の本当の姿じゃなくてもいいんです。
最も美しく見える方向、角度、光のあて方……あれこれ試してみます。
クリスマスローズは枝垂れて咲いたら綺麗だろうなぁ……。
そう思って撮ったのがこの1枚。
1本の枝に色の変化を見せるクリスマスローズが2輪。

ここ数年、デジタル・カメラの普及と性能のアップで、
誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるようになりました。
だからと言う訳ではないんですが、
矢張り、人と一緒はイヤ。自分色を出したいですもんね。

果たしてこれが僕の色かどうかは分かりませんが、
他の人があまり撮らない構図だと言うことは確かです。
綺麗だと思うか邪道と思うか、こんなのクリスマスローズじゃないと思うか……。
クリスマスローズも品種改良で上を向いて咲くようになりました。
その内、こんな風に枝垂れて咲く品種が出て来ないとも限りません。


草々

2009年3月25日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2009-03-25 00:00 | 私はカメラ。

年内にしておくこと。

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そろそろ12月も中旬、僕も周りの友人達も慌ただしくなって来ました。
忘年会、食事会、クリスマス・パーティ……。
何やら酒池肉団子、暴飲暴食の予定が一杯(笑)
それにしても不思議なもので、まるで年内に会わないと一大事か何かのように連絡を取り合い、
忘年会や諸々の理由をくっつけて会う段取りをします。
別に一日新年に持ち越しても大差ないのに(笑)
日本人独特の習慣?変な「クセ」かもしれませんね。

ご存じ、天の邪鬼右衛門の僕は忘年会、新年会の類には一切出席しません……。
勿論、クリスマスなんてとんでもない!クリスチャンじゃありませんからね。
だけど、矢張り、長く生きていると浮き世の義理っていうものが出て来ます。
しがらみやどうしても外せない付き合いもタップリ……。

忘年会を幾つか……仕方ないですね。
まぁ、あまり深酒せず一年間のあれこれをアルコール消毒、
綺麗サッパリ流して来ましょうか。

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写真は去年の3月のニューヨークで撮りました。
僕の変な「クセ」は、旅の終わりには絶対にお気に入りの店で食事をすること。
若しくは、行きたかった店を必ず訪ねると言うものなんです。
ここは「Bridge Cafe」、ブルックリン橋の袂にあります。
ニューヨークの旅のメインの目的は、映画「ソフィーの選択」の舞台になった橋を訪ねること。
ぼんやりとソフィーとネイサンの世界に浸ったあとは旅の最後の夜を締め括るディナーです。
カフェと言うのは名ばかりで、しっかりとした料理が出て来るんですよ。
薄暗くなって来た合間を縫ってフィルム・カメラで撮ってみました。
自転車の男性がいいアクセントになっています。
春まだ寒いニューヨークの宵の7時……。
デジタル・カメラだとここまでは写せません。


草々

2008年12月11日


ブノワ。


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by raindropsonroses | 2008-12-11 00:00 | 私はカメラ。

時代とともに。

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拝啓

Yさん、すっかりご無沙汰しております。
先日は個展にお招き下さってありがとうございました。
今回で3回目の個展、既にYさんの世界が出来上がっていて
見応えタップリの作品の数々でした。

さて、Yさんの写真を見ていて思ったのは、
矢張り、フィルムで撮った写真はいいなぁと言う事です。
僕は今、デジタルとフィルムカメラを用途によって使い分けていますが、
時間と予算、その他諸々が許せば全てフィルムで撮りたいと思っています。
先日の残念なニュース……コニカミノルタが写真事業から撤退するとか。
ご存知の通り、僕は超ド近眼です。初めてカメラを買ったのは
ミノルタが世界に先駆けて作ったオート・フォーカス第一号機
α-7000でした。このカメラ、記念にまだ持っていますよ(笑)
確か、写真博物館とかにも入っているんでしたよね。

フィルム・カメラの人口が年々少なくなって来て
採算も取れないのでしょうし、儲からない商売は止めてしまう……。
当然の事ですね。僕等の世代は、レコードからCDへの変換期も体験しています。
所謂、アナログからデジタルへの移り変わりです。
今や、CDどころか、大手量販店にいくと訳の分からない物が沢山売っています。
そうそう、先日、グッチのカバンを見ていたんです。
把手の所に、同じ革製の小さなポシェットがくっ付いていました。
店員さんに「これが携帯電話入れですね?」と聞くと
「いいえ、iPod入れなんですよ」って……まさに、今を象徴するエピソードです。

実は先日のこと、ようやくフィルム・スキャナーを買いました。
これは、チョッと作品をウェブで写真を公開したいと思ったのと、
フィルムで撮った何千枚と言う夥しい作品の中にこそイイ物があって
そのまま埋もれさせておくのは勿体無いと思ったからなんです。
面白くて、次々とスキャンしてみたものの、矢張り、アナログで撮った写真を
デジタルに変換するのは無理。まぁ、モニターで見る分には何ら支障はないけれど。
例えば、アナログは漉いた和紙のようなものと言ったらいいでしょうか?
それか、細かい筆致の点描画?それに引き換え、デジタルは、いくら細かくても
まるでトイレのモザイクのようです。モザイクで表現したようなデジタル写真。
果たして、1と0に置き換えた信号でどこまで表現出来るか大いに疑問ですね。

この写真は、2001年のミレニアムのパリ、新年早々。
一台前のフィルム・カメラ、α-9000で撮影しました。
場所はパリ4区の rue des Archives。真っ直ぐ右手先に進むとBHVですね。
並木が終わって建物が出っ張っている所が有名なブルゴーニュワインの専門店。
店の前には樽が二つ置いてあり、季節にはそこから葡萄の木が生い茂ります。
傘を差して散策中に撮った一枚は、ベンチの所のビニール袋は片付けました(笑)
これをプリントする時の指定は、ノートリミングでわざわざフィルムの縁を残して
手焼きで焼き付けて貰いました。ほら、ヘボ写真も
何となく良く見えるから不思議。額縁の原理ですね。
普通は面倒臭がるんですが、いつも無理を言ってお願いしちゃいます。
ある日、ラボから直接電話が掛かって来て、細部の確認です。
てっきり、文句や愚痴でも言われるかと思いきや、電話口のNさんは
「いやぁ、最近はこう言う仕事がめっきり減っちゃってねぇ……」と、
電話口の口調は満更でもない様子。
もっと沢山プリントを発注してくれるように頼まれちゃいました(笑)
こう言う、人の手でしか出来ない仕事も減りました、
その内、技術を持った人もいなくなるでしょう……。 

何でもかんでも、また、誰でもが簡単に自分を表現出来る時代です。
だからこそ、自分らしさを出して行きたい、そんな風に思っています。


敬具

2006年2月17日


ブノワ。


[Konica Minolta]
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by raindropsonroses | 2006-02-17 00:00 | 私はカメラ。